「ブータンってどんな国?」とよく聞かれ、仲が良い人には「明るい北朝鮮」と応えたりしていました。殺生は厳禁国なので粛清のようなことはありませんが、民主主義とは思えない面を多々感じます。何かと「それは国が認めない」とか、「あの人はBigだから」など。日本以上に権力社会でお金を持っている人が強く、権力を振りかざす人も、それに従いヘイコラする人を見ても、どうもブータンが民主主義国家とは思えない節を私は感じます。まだ民主化されて、そう時間が経っていないこともあるでしょう。ブータンがドラッグ天国であることを言うのは止めた方がいい、と周りに言われたことがあります。ブータンは国のイメージを大切にするので、例えば番組制作などで汚い部分や知られては困るようなことは国が許可をしません。昨年、ブータン女性がバンコク空港で、大量の覚せい剤を密輸し、捕まった為、そのニュースが世界に知られました。ドラッグ天国といっても、ハードドラッグではなく、それが問題で大きな事件が起きるようなことはなく、少しハイになる感じの軽いタイプのドラッグがブータンでは主流です。バンコクで発見された物はハードな物。捕まった女性曰く「インド人に運ぶように頼まれた」と。もちろんブータンで覚せい剤の精製はできませんので、インドから入って来たのでしょう。この覚せい剤のようなハードな物は、ブータンでは使われていないと思います。若者がはまっているドラッグはインドからの物で、インドとブータンはパスポートはなくとも、往来が自由です。ブータンは法律で、煙草の販売が禁止されているので、タバコがキャッチされることはありましたが、これまではドラッグの密輸で捕まる話はあまり聞かなかったので、チェックは緩かったのでしょうね。煙草は大きなニュースになるのに、ドラッグはニュースであまり見ることもなかったので、上の方にも常習者がいるのかな・・・と勝手に勘ぐったりしていました。ブータンの国際空港は大量の覚せい剤を、簡単にスルーさせてしまい、その甘さもあって、「ドラッグの問題はブータンの恥」だと思い始めたようです。それまでは隠していた問題を表に出すよう方針転換をしたように感じます。テレビで頻繁にドラッグの問題を扱っていたり、先月はドラッグ密輸、販売、利用者などの刑罰を重くするよう、たくさんの署名が政府に渡りました。やっとブータンも、この問題に本気で取り組み始めました。
2014年1月3日
2014年 今年も宜しくお願いします
ご無沙汰なブログです。ブータンは暦が違うので、新年を特にお祝いはしませんが、ブッダポイントと呼ばれるクエンセル・ポダンに初詣に行ってきました。ブータンは穏やかに時間が過ぎていきます。娯楽もそうありませんので、家族やご近所の方々と、お話したり、お茶を飲んだりしています。生産性はブータンにはありませんが、心の平和はたくさん得られると思います。
子どもは4歳になりました。今日からデイケア(幼稚園)に通っています。本当は旦那の実家であるトンサで、長い冬休みを過ごす予定でいましたが、水力発電のプロジェクトの為、実家の側を大型トラックが頻繁に往来し、砂ぼこりがひどく、行かない方がいいだろう、と判断しました。ご近所の子ども達と遊べるので問題はありませんが、親の方は3ヶ月間、少し大変です。ですので、デイケアに通わせることにしました。子どもは3人と少ないそうですが、フランスも子もいて、息子にとっては面白いようです。旦那はもっぱらタージ・タシホテルのガイドで忙しくしています。タージホテルにはインドの富裕層のお客様が泊っており、インド語が流暢でガイド歴も長いので、インド人に人気のガイドだそうです。1日も休みませんが、本人は楽しく仕事しているので、問題ありません。そんなこんなで、ブログはなかなか書けませんが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
子どもは4歳になりました。今日からデイケア(幼稚園)に通っています。本当は旦那の実家であるトンサで、長い冬休みを過ごす予定でいましたが、水力発電のプロジェクトの為、実家の側を大型トラックが頻繁に往来し、砂ぼこりがひどく、行かない方がいいだろう、と判断しました。ご近所の子ども達と遊べるので問題はありませんが、親の方は3ヶ月間、少し大変です。ですので、デイケアに通わせることにしました。子どもは3人と少ないそうですが、フランスも子もいて、息子にとっては面白いようです。旦那はもっぱらタージ・タシホテルのガイドで忙しくしています。タージホテルにはインドの富裕層のお客様が泊っており、インド語が流暢でガイド歴も長いので、インド人に人気のガイドだそうです。1日も休みませんが、本人は楽しく仕事しているので、問題ありません。そんなこんなで、ブログはなかなか書けませんが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
2013年5月7日
ご無沙汰なブログ
ブログの時代が終わりつつあるのか、すっかり忘れていました。ただ、ブログって色んな人が見ているんですよね。
ブータンブームは少し終息しつつあるようで、旅行の問い合わせも、少なくなってきました。というより、なくなりつつあります。旅行に来てもらいたいとは思いますが、正直、このままブームが終わり、元の状態に戻って欲しい、というのが本音です。かつて「ブータンってどこ?」と言われていましたが、国王夫妻の来日で、多くがブータンを知るようになりました。ブームになって、「行ってみたい」という人は増えましたが、むしろ「質の高い旅」を考えると、悪い影響が多かったと思います。日本は震災があって、旅行業は落ち込む一方。そんなときに「ブータン」は、旅行業にとって、光がさしたようだった、と聞きました。かつてブータンを扱う旅行社は数少なかったですが、今では、色んな会社がブータンを扱っています。日本では、ブータンマーケットが、雑な感じで育ってしまったように思えます。ブータンの現地旅行社に頼まなくても、日本の近くの旅行会社にいけば、気軽に行ける地になりました。団体旅行は増え、日本人の乗ったバスを見かけますが、ブータンの旅は、ハッキリいって、団体では良さを味わえないと思います。ブータンの旅の特色である、ガイドが旅の間、ずっと一緒に旅します。旅が終わる頃には、ガイドとドライバーとの別れがつらくなる程で、一緒に旅をした仲間のようです。ブータンの旅は、チベット仏教だけが魅力なのではなく、やはり人間が最大の魅力です。団体だと、どうしても関係は薄くなるでしょうし、レストランなど、トイレの数が多い訳ではなく、待ち時間が多いでしょう。個人旅行であれば、希望を言って、優先順位をつけながら、自分がしたいように旅が出来ます。高いお金を払っていますので、希望をかなえられるよう、ガイドは努力します。団体旅行で、実際に旅された方の感想を聞けば、少しづつ、ブータンへの旅行者は減っていくでしょう。そして数年経てば、また質の高い旅ができるブータンに戻るのではないか、というのが希望的観測です。団体であろうが個人旅行であろうが、国が決めた公定料金があるので、旅行代金は、さほど変わりません。バスで移動するような団体旅行ではなく、どうぞ個人旅行を選んでくださいね。
ブータンブームは少し終息しつつあるようで、旅行の問い合わせも、少なくなってきました。というより、なくなりつつあります。旅行に来てもらいたいとは思いますが、正直、このままブームが終わり、元の状態に戻って欲しい、というのが本音です。かつて「ブータンってどこ?」と言われていましたが、国王夫妻の来日で、多くがブータンを知るようになりました。ブームになって、「行ってみたい」という人は増えましたが、むしろ「質の高い旅」を考えると、悪い影響が多かったと思います。日本は震災があって、旅行業は落ち込む一方。そんなときに「ブータン」は、旅行業にとって、光がさしたようだった、と聞きました。かつてブータンを扱う旅行社は数少なかったですが、今では、色んな会社がブータンを扱っています。日本では、ブータンマーケットが、雑な感じで育ってしまったように思えます。ブータンの現地旅行社に頼まなくても、日本の近くの旅行会社にいけば、気軽に行ける地になりました。団体旅行は増え、日本人の乗ったバスを見かけますが、ブータンの旅は、ハッキリいって、団体では良さを味わえないと思います。ブータンの旅の特色である、ガイドが旅の間、ずっと一緒に旅します。旅が終わる頃には、ガイドとドライバーとの別れがつらくなる程で、一緒に旅をした仲間のようです。ブータンの旅は、チベット仏教だけが魅力なのではなく、やはり人間が最大の魅力です。団体だと、どうしても関係は薄くなるでしょうし、レストランなど、トイレの数が多い訳ではなく、待ち時間が多いでしょう。個人旅行であれば、希望を言って、優先順位をつけながら、自分がしたいように旅が出来ます。高いお金を払っていますので、希望をかなえられるよう、ガイドは努力します。団体旅行で、実際に旅された方の感想を聞けば、少しづつ、ブータンへの旅行者は減っていくでしょう。そして数年経てば、また質の高い旅ができるブータンに戻るのではないか、というのが希望的観測です。団体であろうが個人旅行であろうが、国が決めた公定料金があるので、旅行代金は、さほど変わりません。バスで移動するような団体旅行ではなく、どうぞ個人旅行を選んでくださいね。
2013年3月4日
Free TIBET !!
すっかり春なブータンです。ピンクや赤、白い花があちこちで咲き始めました。6月の雨期まで、色んな花を楽しめそうです。
さて、今週の日曜に、チベット民族蜂起記念のデモが渋谷であります。苦しみ続けるチベット、抗議の焼身自殺者は100名を超えてしまいました。非暴力を貫くチベットの方々。自分を犠牲にして、中国へ、そして世界へ向け、訴えています。彼らの死を無駄にしてはいけないですね。
よろしければ、ぜひ、デモへご参加ください。
さて、今週の日曜に、チベット民族蜂起記念のデモが渋谷であります。苦しみ続けるチベット、抗議の焼身自殺者は100名を超えてしまいました。非暴力を貫くチベットの方々。自分を犠牲にして、中国へ、そして世界へ向け、訴えています。彼らの死を無駄にしてはいけないですね。
よろしければ、ぜひ、デモへご参加ください。
2013年1月20日
初雪
昨日、首都ティンプーで初雪でした。といっても、すぐにみぞれから雨に変わり、今日はまた、太陽がすぐそこに感じられる日差しです。初雪だとブータンはお休みになると聞いていましたが、昨日は土曜。あんまり支障なく良かったと思っていたら、月曜に振替休日だそうです。これっきしの雪で、わざわざ国を休みにするなんて、正直びっくり。雪がひどくて、仕事に影響があるから、休みにする・・・というなら理解できるんですけどね。基本的に仕事はしたくない国民なんだな、ってことが分かります。急いで取りたいお客さんのビザがあったのですが、1日待たなくては。日本だったら、損失が何億円って所でしょうが、ブータンはこれでいいんですね。
ブータンの銀行にいくらか預けていますが、びっくりするほど利率がよく、増えていきます。だから日本の貯蓄もブータンの銀行に・・・なんて思いますが、そうはいきません。ブータン現地通貨をドルに両替するのに、外国人は1ヶ月にいくら、と制限があるんですね。そこに目をつけたのはインド人。インドの企業がたくさんブータンに口座を作って、どんどん貯蓄を増やしていったそう。インドのルピーとブータンのヌルタムは等価で、ブータンではルビーが使えます。それも原因して、昨年4月にルピークライシス(金融危機)が起きたんですね。未だローンは停止されていて、車は買えない状況です。どこの車の会社も、売れる車がありません。HONDAはとっとと、退散してしまい、ショールームは家具屋に変身していました。SUZUKIは昨年、インド工場での事件があって、ブータンのSUZUKIのショールームは、牛乳の販売店に変身しています。なんだか、面白いですね。車が欲しくてずっと待っていましたが、どうも無理そうなので、中古車を探そうかとも思っています。ローンを組んで車は買ったけど、返済ができない人が結構いて、新車を手放す人がいます。本当はAT車がいいのですが、マニュアル車の練習をしなければ・・・。
ブータンの銀行にいくらか預けていますが、びっくりするほど利率がよく、増えていきます。だから日本の貯蓄もブータンの銀行に・・・なんて思いますが、そうはいきません。ブータン現地通貨をドルに両替するのに、外国人は1ヶ月にいくら、と制限があるんですね。そこに目をつけたのはインド人。インドの企業がたくさんブータンに口座を作って、どんどん貯蓄を増やしていったそう。インドのルピーとブータンのヌルタムは等価で、ブータンではルビーが使えます。それも原因して、昨年4月にルピークライシス(金融危機)が起きたんですね。未だローンは停止されていて、車は買えない状況です。どこの車の会社も、売れる車がありません。HONDAはとっとと、退散してしまい、ショールームは家具屋に変身していました。SUZUKIは昨年、インド工場での事件があって、ブータンのSUZUKIのショールームは、牛乳の販売店に変身しています。なんだか、面白いですね。車が欲しくてずっと待っていましたが、どうも無理そうなので、中古車を探そうかとも思っています。ローンを組んで車は買ったけど、返済ができない人が結構いて、新車を手放す人がいます。本当はAT車がいいのですが、マニュアル車の練習をしなければ・・・。
2013年1月18日
お知らせ
親戚は伝統治療院の薬草の専門家です。その親戚がインセント(お香)を作っています。質の高い「ブータンのお香」を、日本で販売されたい会社の方は、ご連絡を下さい。送料や振込手数料はご負担いただきます。冬虫夏草のタブレットも扱っています。
申し訳ありませんが、個人へ販売はしません。それと、過度に儲けようとしている会社とは取引はしませんので、ご了承ください。
申し訳ありませんが、個人へ販売はしません。それと、過度に儲けようとしている会社とは取引はしませんので、ご了承ください。
2013年1月15日
ブラック・マジック
警察の義弟は今、インド・コルカタの病院に入院中。どうやら近親婚が原因で身体に不具合があるようです。義母の弟である伯父は人の病気を治すヒーラー、シャーマンです。義弟はブラック・マジック(黒魔術)を掛けられていると伯父が読み、伯父はブラック・マジックの呪いによる病気は治せないので、専門の人に頼み、呪いを解くプジャをしてもらいました。祈りが佳境に入ると、鏡に呪いを掛けた人が現れ、そこにいた義弟の嫁と、もう一人の義弟は、すぐに誰か分かったそうです。入院中の義弟の予想していた人でした。そして、その呪いの紙の在りかが鏡に映り、言われた場所をかなり深く掘ると小さなパイプが見つかり、泥を避けたら、義弟への呪いが書かれていました。これを燃やし、それを封じるプジャをしてもらいました。少しこれで安心です。プジャの帰りに伯父さんと、マジックを解く専門の人が、私のことを観てくれた所、な・ん・と、私にもブラック・マジックが掛かっていると・・・。原因は旦那のタシで、タシの元彼女が、タシ・ファミリーに呪いを掛けていると分かりました。タシの両親、本人、妻である私、そして義妹のリンジンです。元カノは旦那にいつも「結婚して~」と言っていたそうです。別れた後も何度もやってくるので、義妹リンジンは何度もケンカしたとか…。義弟のプジャの翌日に、我が家でもプジャをしました。初めてのプジャで、しかもブラックマジックを解くプジャは、皆な初めて。伯父さんの指示に従い、色々用意した所に、マジックを解く専門の方が、助手と共にやってきました。軍人さんだけあって、動きがよく、マジックを解くための準備をしていました。机には方位が書かれた布や、何だかよく分からない動物の骸骨があり、目には光る石がはめ込まれ、たくさんの独鈷もあって、少し恐ろしい感じ。プジャが始まると、私はあまりのお香の煙たさで気持ち悪くなり、昼寝をする息子の所へ退散。サイコロを旦那が持って来て、祈って触れと。義妹はあまりの恐ろしさからか、手が動かせなくなり、解く人に、「トイレに行って祈って来なさい」と言われ、祈った後にサイコロを振りました。その後、昨日と同じように鏡に人が映り、旦那と義妹は、すぐにそれが元カノだと分かりました。義妹は民族衣装の柄や色までハッキリ映った鏡に、相当驚いていました。その後、呪いの紙が置いてある場所が鏡に映り、方位を読み、マジックを解く人と助手、旦那と義弟は車に乗って、紙を探した所、3ヶ所目にして、鏡と同じ風景の場所に、紙はありました。岩と岩の隙間の奥の方にその紙はあったそうです。タシはその紙が、マジックを解く人の袖口から出て来ないか、疑いながら見ていたそうですが、その紙の上には苔がむし、周りの土の状況からも、最近に仕掛けられたものではないと感じたそうです。紙が見つかり、庭で燃やし、封じる祈りをしてもらいました。実はその前2ヶ月くらい、私は股関節が刺したように痛く、生活にも支障をきたしていましたが、翌日、その痛みが消え、周りの筋肉痛だけ残っていました。しゃがむのが、あれほど痛かったのに、痛みはどこへ…。ブラック・マジックは針の穴の大きさくらいづつ、人を傷め、最終的には死に至るそうです。私は数年後、死んでいた、と言われましたが、痛みが消えたせいか、本当だったように思えます。身体の不調は、同じく針の穴くらいづつ、良くなっていくそうで、義妹も体中が痛いと言っていたので、少しづつよくなるかもしれません。タシは元カノを殺してやりたい、なんて言っていましたが、無視するのが一番ですね。マジックを解いたことを知られてしまうと、再び掛けられることもあるとか。まぁ、恐ろしい。マジックを解いてくれた方は、有名な人だそうで、ジェ・ケンポ(大僧正)に認められているそう。なんとジェ・ケンポはこれまでに27回、ブラック・マジックを掛けられて、すべて彼が解いたそうです。仏教界で一番偉くなると、そんなにも呪われなくてはいけないのか、と不思議に感じます。義弟曰く「なにがGNHの国だ。こんなに人を病気にさせ、殺そうとするなんて」と、憤慨していました。ブラック・マジックについては、映画で何度か観たことはあり、チベットだけの話だと思っていましたが、ここブータンもチベットカルチャーなんだな、と感じましたね。新年の驚く出来事でした。
(写真がアップ出来ず残念)
(写真がアップ出来ず残念)
2013年1月12日
新年!!
ブータンは今日が新年のロサルで、お粥を食べ祝い、親戚の家に行ってご馳走になりました。西暦の新年は、笑えることにCLUBで年を越しました。親戚のリンポチェ夫人が「街へ行こう」と。暇だったのか、お付き合いしました。「江南スタイル」で、かなり盛り上がりましたよ。たまにブータン・ソングも掛かって、ほのぼのした感じ。ぜひ、ブータンに来た際は、夜も遊んでみてくださいね。最近はネット環境が悪く、唯一あるブーロードバンド会社がシステムを変えたとかで、使えない日があったり…。日本なら損失何億円と大変なことになるでしょうが、ブータンなので問題なし。この国でシステムについて1番詳しいのではないか、という旦那の友人に助けてもらいました。クリスマスにタシさんがスマートフォンをくれたので、あちこちのCaféでWi-Fiも出来たりします。ブータンって、不思議な所だけ進んでますね。
最近はガイドの質が落ちていると聞いていますが、今度はドライバーにも問題発生。お願いしていたドライバーが、走行距離を偽って、報告してきました。タシさんはずっと昔はドライバーもしていたので、都市間の走行距離は把握しています。ブータンでは車を手配した時、1キロいくらと決まっていて、距離でお金を支払います。ケチなタシさんは、その距離がオカシイことに気づき、ドライバーに確認したら、行っていない都市に行ったと・・・。一緒にいたガイドに確認したら、そんな所は行っていないと。これは問題ありと、オーナーであるドライバーのお姉さんに報告したら、またか、という感じで、2度と弟に車を貸さないと。常習犯だったのか、他で問題を起こしていたのかもしれませんね。最初は応じなかったものの、タシが顔が広く、ごまかしていたことが拡がったら不利になると気づいたのか、最後には謝っていました。ブータンの若い子に、ウソついて儲けようとする人が結構多いですね。
まっ、色々あるブータンですが、本当にここで生活できて、幸せですね。時間に追われないし、色々と余裕があるので、何をするにも満足感が大きいと感じます。次回は、年始にあった、とんでもないことを書きます。それでは、本年も宜しくお願いします!!
(写真はなぜか貼れない・・・)
(写真はなぜか貼れない・・・)
2012年12月14日
お金に目がくらむ!?
ブータンに来て、日本にいた時よりもお金について考えることが多くなりました。貨幣価値が違うということもあるし、何しろ周りがいつもお金の話をしています。お金で欲しい物が手に入るようになって歴史が浅いブータンは、お金も怖さは知らないのか、様々な問題が起きていますね。
昨日は旦那の従兄弟が私に会いたいと、遠くから来てくれました。従兄弟の中でも一番年上で53歳。大家族なので兄妹・いとこの年齢幅がとても大きいですね。携帯会社の支店長を退職し、旅行会社を始めるので色々教えて欲しいとのこと。既に事務所を構え、2人雇い3台のPCを用意し、簡単ですがホームページも出来ていました。うちよりも既に立派なオフィスですね(笑)。義妹が笑って「お金儲が好き」と彼を言ってました。働くのが趣味という彼は、携帯会社の支店長時代も朝4時に起き、タクシー運転手をしてから、会社に行っていたそうです。ひっきりなしに電話が掛かってきて、見ていると日本人のような働きっぷり。ブータン人にしては珍しいタイプに感じました。70歳まで一生懸命に働くんだそうです。意欲的に働く彼をみていると、同居している22歳の義弟がお爺さんに思えてしまいました。53歳のいとこの方が断然、生きていく意欲を感じました。義弟は最初から諦めている感じ・・・。今時のブータンの若者には夢がありませんね。
義妹は娘が産まれ、友人が保険に入っていると聞き、自分も慌てて結婚手続きをし、子どもに戸籍を作り、保険の手続きを。よく聞くと学資保険のようです。お金を支払ったのに領収証をくれなかったと怒っています。よくよく話を聞くと、友人は2年間、お金を支払い続けているのに、領収証も保険証書もないと。別の友人は支払い請求をしたら「すでにお金は渡している、忘れたのか」と言われたそう。そんな話を知ってい、何で保険契約するのか不思議ですが、そこはブータン。人を疑わないし、物事を知りません。RICB (Royal Insurance Corporation of Bhutan Limited)のスタッフと言っているのも、ウソでしょう。確かめたのか、と聞いたら、確かめていないと・・・。義妹は今日、絶対にお金を返してもらう!と意気込んで行きましたが、さて、どうなるやら…。
(写真:桶から衣装ケースに発展した湯船)
2012年12月12日
3歳 おめでとう!
テンちゃんが11日で3歳になりました。家族と家族のようなアパートの方々と、ささやかなパーティをしました。ロウソクに火をつけたら、音がすると思ったのか、耳を押さえていたので笑えました。ケーキはBig Bakeryというパン屋さんで、注文。昨年は美味しかったんですが、今年は甘さ倍増で、ちょっと失敗。こっちのケーキはメチャ甘いですが、原因が分かった気がします。大勢で切り分けるので、1人の渡るケーキは薄さ1センチくらい。だからあれくらい甘くていい訳なんですね。3歳になって成長したかと思いきや、義妹の赤ちゃんがいま、一緒に住んでいるので、テンちゃんは赤ちゃん返りしたようで、私に抱きついてキス攻撃で参ります。来年3月から幼稚園行きを目指してますが、やってけるのか、毎日ついて行ってしまいそうでコワイ。警察官の義弟が近々、心臓手術をすることになり、あさってインドのコルカタへ。本人も相当参っているようで「生きてブータンには帰れない」なんて、弱気なことを言っています。薄給なのに大勢家族を養う義弟、とても良い子ですが、ブータン人なのに心配性。若い頃、13歳くらいからドマとタバコをやっていたので、身体を悪くしたのかもしれません。半額は政府が、半額は自己負担だそうです。首相の警備をしているので、首相にも相談したそうです。一緒に親戚が付き添いで行きますが、タシさんもツアーが終わったら、コルカタへ行く予定です。ちょっと心配ごとがありますが、祈るしか出来ません。
2012年12月6日
ここだけの話
12月の師走ですね。でも、ブータンなので、そんな感じはゼロです。お正月は特に祝うことはありません。日中はポカポカで、3時半くらいに陽が山の向こうに行く頃、急激に気温が下がります。石油ストーブを使ってましたが、新品なので不完全燃焼ということはないと思いますが、その内に目が痛くてどうしょもないので、ストーブは止め、パネルオイルヒーターを使っています。電気をかなり使うようで、電気代は高くつきます。冬は2倍はしますね。調べたら石油ストーブは身体に害が大きいようなので、止めて正解でした。
テンちゃんはもうすぐ3歳。なかなか言葉が難しい感じのテンちゃん。私があくびをして涙を流したら、「あめ」と。キュンと親バカしています。いちごの絵を見て「strawberry」とナイスな発音。彼の頭はどうなっているのでしょうね。可能であれば、春からは幼稚園にと思って、色々と見にいきました。どこも人数が多すぎるので、今なら幼稚園を経営すれば儲かるでしょうね(笑)。
ブータンは相変わらずで、毎週火曜のNo Car Dayが12月からいきなりなくなり、月に1回だけに。ルールをコロコロ替えられるのが、ブータンの良さ?でもあります。学校が冬休みに入る頃で、3月まで長い冬休みです。その代わり、夏休みは短いですね。就職難は続き、若者はゴロゴロ…。ツイッターにはあまり書けませんが、ドラッグの問題は想像以上に深刻で、親戚も今、リハビリ施設にいます。笑えますが、ブータンってまだまだ独裁国家的な所もあって、自由にモノは言ったら、お咎めが・・・。不思議ですね。私が日本に帰省している間、ロイヤル内で発砲殺人事件があったそうですが、決してニュースにはなりません。コソコソです。建築ラッシュのバブルなティンプーは、金融危機でローンは停止になりましたが、すでに建築中の場合は、引き続きローンは可能で、新規は難しいそうです。これでバブルは崩壊し、いま建築中のビルがすべて出来上がったら、需要と供給が逆転し、土地や家賃は下落して、ビルオーナーはローン返済が厳しくなるんじゃないかな、と思っています。1~2年後でしょうか…。2020年にはジグミ・ティンレイ首相が海外支援から卒業といっているので、訳の分かんない気持ちが悪くなるような発展の仕方に歯止めが掛かり、自分達の力で国を作らざるを得ないので、職も増えて、いいんじゃないでしょうか。あとはインドからのドラッグ持ち込みをどうやって阻止するか、ですね。
(写真:お鼻にカエル)
(写真:お鼻にカエル)
2012年10月15日
ホームシック!?
9月中旬から日本に帰省しています。またまたブータンのキシ(ノミ)にやられ、自分だけならどうにか我慢できたかもしれませんが、テンちゃんがやられ、対策を講じても毎日、指される個所が増え、皮膚を休ませないととんでもないな、と思って、バンコクに1週間、しばしバカンス・・・と思っていたら、バンコクまで来たのなら、またブータンに戻って、虫にやられるとキツイので、そのまま日本に里帰り。だから、何も持って来てないので、秋の日本を未だビーチサンダルで過ごしています。帰国後は台風の影響とブータンへのホームシック!?で、体調を崩しました。姉にカッピング(吸い玉)をやってもらったら、背中から肩が、紫色の丸がたくさん。血行はかなり良くなったと思いますが、背中は入れ墨状態、大阪市長には嫌われそうです。先日、虫対策に買った「ポイズン リムーバー」も同じで、痕が少し残りますが、効果あるようで蚊にさされた後、早めにスポイトで吸い取って、その後にキンカン塗っておくと、痒くありません。というか、ブータンの虫に刺された時の痒さに比べたら、蚊はカワイイもんですね。皮膚科の先生曰く、「ブータンのノミ、凄すぎて想像つかない」と言われてしまいました。ノミにもポイズン・リムーバーが効果有ると良いんですが…。年々、刺されていく内に強くなっていくそうで、まだまだブータンは自然が残っているということで、仕方がないですね。バルサンのような物は郵送はできないけど、自分で持って行く分には可能なので、トランクに忍ばせで11月9日に帰る予定です。それまではしばし、親孝行で孫を可愛がって貰おうと…。が、しかし、テンちゃんが、とんでもない怪獣に変身しております。ブータンの子には反抗期がないと聞きましたが、テンちゃんは自分の思い通りにならないと暴れまくり、その暴れ方が、逆に可愛くて仕方がありません。「よぉ~し!」と気合いを入れて悪さします。よぉ~しと、お煎餅を靴箱に入れたり、よぉ~しと言って、障子2枚ぬき。疲れますが、カワイイです。
(写真:先日は久々にチベットのデモに参加)
2012年8月10日
プロパガンダじゃん
先日の中国とブータンの首脳会談は、噂によれば、予定外で中国側からの突然の申し出だったとか…。昨日の報道で中国との国境に関する話し合いが本日行われるとのこと。その映像が、あまりに友好関係を築こうとしている積極的な感じで、驚くほど中国が柔らかい路線を出しています。で、ほんと、自分の馬鹿さの呆れますが、いまさら気づいた。中国の狙いは、こんな小国ではなく、世界中から叩かれている「チベット問題」に対する対策であって、ブータンは「チベット仏教」が残る世界唯一の国。しかも、世界から注目される人気国。友好関係を築きたい理由、それは、中国はチベット仏教を認めていると見せかけるための中国の「プロパガンダ」なんですね。中国の宣伝用に、この国を使おうとしてる訳です。チベットは資源がドッサリ。ブータンなんか目もくれず、中国が良い国であると見せようとする広告になる国。そっか・・・、そういう作戦なのか…。
2012年8月1日
産まれました(私でないよ)
まったく見たことがない虫を発見。新種の虫かと調べたら、普通にいる虫でした。埃にしか見えないくて、埃が移動しているので、最初はビックリ。新種でなくてガックリ。日々忙しいとツイッターとFBで終り、ブログの時代は終わったのか・・・とも思うけど、別に期限がある訳でないので、たまにはね。ブータンには慣れ、なんて思ったましたが、タマゴの食あたりを私1人お越し、あまりの痛さに、ブータンの病院で初めての治療。義妹の旦那のお姉さんが看護婦さんなので相談すると、食中毒の場合は、すぐに注射した方がいいと。救急に掛かりました。お医者さんは米国の先生で、とても丁寧でホッ。注射しで、薬を一回飲んだら、それ以降は全く痛くありませんでした。ブータンの薬は強いと聞いていましたが、まさしく。タマゴは採れた日が分からないので、売っている人に聞くしかありませんが、その人が採った訳ではないので、たいてい「フレッシュ」と応えますね。サブジマーケットで売っているのは新鮮ですが、街の店ではいつのか分からずおいてあるので、怖いですね。プジャ(法要)などで人のお宅にお邪魔する際など、そういった店のタマゴを大量にプレゼントしたりもします。ブータンではタマゴの販売は常温保存です。まだまだ難しい問題がありますね。さて、最近考えるのは日本のこと。ブータンは幸せな所で、これといった大きな問題はなく、貧困国ですが、心が充足しています。日本の報道やFBをみると、本当に悲しくなりますね。大規模なデモは、NHKを始め報道がコントロールされ、地方では、このニュースを知らない人もいるとか。今年は子どもたちの川崎病が増え、セシウムとの関係がどうなっているのかもしれないそうです。福島の子ども達は既に体調が悪化しているとのこと。こんな報道は東京新聞と赤旗だけ…。電力が足りていることも、原発か稼働し始めた後に報道されています。まだ、電力が足りないと思っている人もいるとか。教授がデモの際に「たかが電力で命を危険に」みたいな、あげ足取りの報道はあるそうですが、ものすごく慎重な人の発言の一部を、コントロールし、報道は原発稼働・民主首脳の政府寄り。知事選では原発推進の知事が当選する始末。この問題は時間がかかるでしょうが、諦めてはダメですね。あと何年かすれば、ガンは増え、かわいそうな子ども達が大勢いることになるでしょう。次の選挙は本当に難しい。こんな政権嫌だけど、自民党で反原発は河野太郎オンリー。ブータンは物事がトップの意向で決まり、あっという間に国を動かせるけど、日本はそうは行きませんね。ブータンは生きていることが安心です。これって絶対必要。自然現象は仕方がない面があるけど、人が関わって安心できない環境は嫌でたまりませんよ。あっ、義妹に先月25日女の子が産まれました。会社に行かず、歩かないで家でゴロゴロしていたので、全然、産気づく気配はなく、予定日を1週間過ぎ、陣痛促進剤で。前日まで子どもは養子に出すなんて言っていたのに、絶対に出さないと言ってます。アパートの水が出ないらしく、苦労しています。なので、こっちへおいでと言っていますが、旦那付きだときにくいのかもしれませんね。産休2ヶ月でどうなるか、少し心配です。
(写真:テンちゃんトイレ訓練。犬のように部屋をマーキングする日々。失敗か!パンツマン・ポーズ。ボディビルのつもり。)
2012年6月29日
目に見えないものが(ウォンディポダン・ゾン火災)
先日も書きましたがウォンディポダン・ゾンの全焼について。電気的なショートが原因とは分かっていても、どうしてこういうことが起きたのか、意味を考えました。報道では、大切なものは救出できたように言っていて事実とは違うので、国は損失を隠したいんだなぁと感じます。トンドルも焼けてしまったとか。国の甘さ、防火対策なしについては大いに反省し、再建よりも先に、他のゾンに目を向けた方が良い気もしますが、先を考えることが苦手なブータン人、そういった考えは全然出ていないようですね。これだけの火災で死者ゼロで、煙を吸った2人も酷くはないそうなので、本当に守られているように感じます。でも、なぜ火事なのか。信じるか信じないかはそれぞれですが、私はこのゾンを作ったシャブドゥンやチベット仏教の警告のような気がしてなりません。火災の3日前にブータンのジグミ・ティンレイ首相は、中国の温家宝と仲良く握手。そして、中国側によれば、ティンレイ首相は「両国の政府首脳が初めて会談したのは重要な歴史的意義がある」と応じ、「ブータンは『一つの中国』政策を支持する」ことを確認した、との報道。「一つの中国」とはチベット政策のことを指していますね。
中国はチベット仏教が大嫌い。中国側が首相会談を持ちだしたとしたら、それは下心いっぱいで、かなりやばいです。国連にブータンは加盟していたとはいえ、国境はなんだか曖昧で、年々、ブータン国土は中国の言い分によって小さくなってますね。このブログを見る人は、ほどんどの人が知っていると思いますが、チベットはブータン人口70万人の倍くらい、すでに虐殺されていて、チベットの僧院95%は破壊され、仏像や経典など貴重なものは略奪され、たくさんの経典は焼かれ、ダライ・ラマの写真を持っていただけで逮捕・監獄・拷問の国です。ブータンという国を作ったチベット僧のシャブドゥンは、ゾンを各地に作りました。今回燃え尽きたゾンも、その一つ。私はウォンディポダンの火災と、ティンレイ首相の動きが、まったく別の物だと思えません。頭の良い首相なので、絶対に分かっているはずですし、首相アドバイザーで、首相の親戚にもなったペマ・ギャルポ氏は、だれよりもチベットの苦しみを分かっているはず(元ダライラマ・法王事務所のトップ)。普通の国なら国交を持ち、仲良くした方がいいですが、中国は人権を無視して、その中国と仲良くしようとする行為は、人権無視を認めたことになります。同じ顔をしている、ブータンの多くのルーツでもあるチベット人が、気軽に殺され、今なお、反人道的な扱いを受けているのに、仲良くしては絶対にいけません。仲良くし、今、国交を持つことになれば、人権無視を認めたこととイコールです。中国は歴史もあって、文化も素晴らしく、中国残留孤児を殺さずに育ててくれて素晴らしい国。でも、トップたちは半端でなく酷い人達です。国民を騙し続け、抵抗すれば、すぐ刑務所で、場合によっては「ないもの」にされちゃいます。火災に一番早くに到着した第4代国王は気づいたでしょうね。
2012年6月27日
急いで下さい
ウォンディ・ポダン・ゾンというブータンでは、と~っても重要な建物が全焼しました。ゾンは行政と寺院の合体したところで、日本の政教分離とは真逆な感じで、国のすべてとも言える場所です。昨年の震災でダメージがあり、修復している最中でした。原因は電気系統のショートか漏電みたいです。ブータンだから仕方がない面もあるかもしれませんが、でも、あまりに重要な場所なので、全焼は国に問題があると思います。高い場所で風が強く吹く場所なので、火のまわりも早かったんだと思います。被害が大きい割に、死者はなく、2名が煙を吸ったそうですが、それほど酷い状況ではないので、そういう点ではさすがに守られているという気もします。首相がブータンを不在にすると大きなことがあるので、タシさんと「今度も何かあるかもよ」とNYで国連のパン・ギムンと会談しているニュースを見ながら話していました。大地震に金融危機、そしてゾン全焼です。首相はパワーを持っていると感じますが、首相不在時は、現国王だけでだと、見えないパワーが足りないのかもしれません(こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、正直な所。)希望を抱かせるために、再建の話が多いですが、今、急いでやるべきことは、それではありません。ブータンの人は、危機管理はゼロに近いので、火事について、バターランプなど気を付けはしますが、いざ火事になった場合を想像する人はいないように思えます。消火器は見たことないし、テレビのCMで消火ボールみたいな宣伝をしていますが、実物は見たことありません。ゾンは行政の資料はもちろんですが、寺院ですので、仏像や経典など、国家財産の宝庫です。建物は再建できても、経典などは古く、チベットから来た貴重なものが多いでしょう。チベタンは中国に、仏像や経典などの大切なものを、奪われ、こわされているのに、何もない状態で火事とはいえ、消滅させるのは、チベタンに申し訳なさ過ぎます。チベット仏教は国だけではなく、世界の宝と言えるかもしれません。全てのゾンに対し、早く防火対策をして欲しいです。火事を起きてしまった場合に、初期の段階で消火できることが大切です。それまで、見栄えは悪くとも、水をはったバケツをあちこちに配置して欲しいです。貧困国ではありますが、必要な所にはお金を掛けなくてはいけませんね。国王は、今こそ力を発揮して下さい。タイの大きな別荘を売ったっていいじゃないですか。前に勤めていた会社で、同じ部署に消防庁出身の方がいました。やはり火に対してはスペシャリストでした。日本にはそんな人が結構いると思うので、日本とブータンを状況は違いますが、防火の技術面で、日本に支援を要請すれば良いと思います。一般の家でも、火事が起きた場合にどうすればいいのか、基本的な知識を広めて欲しいですね。地震がきたら、机の下に避難すると、最近、知ったブータン人なので、防火については知識はゼロに近いです。諸行無常を一番理解している国ではありますが、責任と言う面で近代化をはかなければいけませんね。
2012年6月23日
また次の世で
おととい大家さんのお母さん(アンゲ・・・おばあちゃん)が亡くなりました。1ヶ月ちょっとの間、ツライ日々でしたが、やっと楽になったと思います。かなり具合が悪かった時は、断固として病院に行かないと、3日間くらい家族を始め、色んな人が説得し、病院に行き、そこでは点滴の針が入らずかなり苦労したそうです。退院後、食事はほぼできず、寝たきりの状態でしたが、一時的に良くなり、ソファまで歩き、そこに寝転んでテレビを見れる状況でしたが、その後、また悪くなりました。心臓と腎臓が悪く、オシッコが出にくくなり、水が体中にたまって、手足もパンパンでマッサージも出来ないほどでした。日に何度もアンゲの部屋に行き、何もできる訳ではないけど、そこで大家さんと話したり、他にお見舞いに来ている人と話したり、アンゲのそばにはいつも誰かがいる状況でした。大家さんは毎日私に「どうすればいいのか・・・。」と、私も「水が溜まっているから、薬で出すしかないと思うから病院に行くか、それがダメならお医者に来てもらえないか」と。でも、大家さんは「病院に行っても針が入らないし、医者には何もできない」と。毎日同じ会話でをしていましたが、こうやって、家族も周りも死を受け入れていくしかないんだと、アンゲが亡くなった今、気づきました。日本の病院だったら、きっとすぐに治せる状況だったと思いますが、アンゲは絶対に病院に行きたくなかったので、アンゲ自身も、家族も、少しづつ身体が弱って死んでいくことを受け入れていたんだと思います。ここ1週間は重篤な状況だと、たくさんの人が見舞いに来て、毎日のようにプジャ(祈祷)がありました。夜通しのプジャもあり、階下の私達の家には、いつも何か音が聞こえる状況でした。10日くらい前にガーデンのシンボルツリーであったプラムの木が、たくさんの実を付けたまま、根本から折れました。ブータンでは不吉なことだそうで、誰もがアンゲの死を予感しました。亡くなった日も、1時間くらい前に私は顔を見て、息苦しそうで、苦しまずに往かせてあげる方法は無いのか…と、答えのないことを考えていた時、一番上の階に住む先生が、手でサインし「come」と。アンゲの部屋に行くと、僧侶がお経を唱え、部屋には入りきれない程の人が手を合わせていました。私の顔を見て家族が中に来いと入れてもらい、私も祈りました。そして、ある時までお経が唱えられると、さっと皆外へ。悲しくて仕方がありませんが、苦しみから解放されたと思うと、少しホッとした心境にもなります。最後にアンゲに触れたかったけど、女性は死者にふれてはいけないそうです。その後、男性によりアンゲはお風呂できれいにしてもらい、棺に入れるため、身体を折り曲げた状態ですが、直接は見えないようになっています。昨日は棺が造られ、日曜までアパートの入り口に置いてあります。
大きな声でシャウトするアンゲは、大変な人でもありましたが、誰もが心優しさからそうなるのを分かってます。昔は大酒の飲みで、ドマもするし、身体に悪いことばかりしていたアンゲ。斜め前の家が大臣の家でしたが、大臣とは対等に言い合うアンゲでした。うちの旦那もたまに怒られたりしていましたが、ガミガミ婆さんは必要ですね。標高が高い場所、アパートの4階まであがるのは、かなりしんどく、外に出るのも少なくなったのも、身体を弱める原因だったかもしれません。昨日も今日も訪問客がいっぱいです。日曜の火葬まで日があるので、アンゲに扇風機で風をあてています。プジャは続くので、僧侶のためや訪問客のために、みんなして料理を作ったり、亡くなる時は寂しさいっぱいでしたが、みんな助け合いなあがら、アンゲを送ろうとしています。アンゲは残された家族が困らないよう、プジャのためにかなりのお金を用意しておいたそうです。大家さんのところの赤ん坊は風呂に入れて貰える時間がないので、私がお風呂に入れています。久々の新生児でドキドキしますが、もうすぐ義妹も出産なので、経験できて良かったです。ブータン人は生まれ変わりを信じる割に、死者をえらく怖がるので、ビックリしました。特に女性は怖がります。家族がふさけて、アンゲが来るかも・・・と言いますが、話したいから私が嬉しいというと、逆にビックリされました。一緒に往こうと誘われるのが怖いとか。アンゲがくれた花がピンクに可愛くさいています。アンゲの部屋に行くと、いつもベッドの脇に座れ、といって、言葉はほとんど通じなかったけど、すごく楽しかったです。アンゲ、ありがとう。
(写真:色んな所に連れていってくれました。)
2012年6月1日
覚醒の地
近くのバラ園が満開です。近くを通るとバラの香りが漂ってきます。欲しい気もしますが、基本的に切り花も殺生につながるので、ここではあまりしませんね。ミニバラも可愛く咲き始めたので、コッソリといただいちゃうことにしましょう。日々、後悔なく生きたいと思っても、そうはいかないのが人生ですね。昨年、今年と尊敬して大好きだった方が亡くなり、子育ての大変さを理由に会いにいかなかったことを、今も後悔しています。したって仕方がないけど、そうやって何度も思いだし、涙して偲んでいます。ここにいると、みんなが自分の気持ちを大切にしているので、自分も同じように生きることができますが、日本ではどうも「迷惑をかけるのではないか」が先立って、やらないことを選んでしまいがちです。人の命は自分も含め、いつ終わるか分からないので、思ったら行動した方がいいですね。といっても独善的でない限り、後悔するのは人間の性ですね。ブータンに来ると多くの人が郷愁を覚え、ここが好きになるようです。それは個々が持っているブータン的な価値観や、ここに生きる人の生き方が、心地良いと感じる力を持っていて、それがブータンに来ること、ブータンを知ることで開花するんだと思っています。私もそうで、最初はほとんど知らず、五木寛之と養老孟司の本だけの知識で、あれよあれよと結婚し、幸せな国ブータンの幸せなところとその要因、幸せでないところとその要因を知り、生きること、死ぬこと、そして仏教の本質である縁(因果)を常に考えるようになりました。生死一如だからこそ、ここで生きることは、自己の理想へ近づくように生きられるような気がしています。大学院で仏教の死生学を研究しましたが、一生が研究だなぁと感じますね。大きなものに委ねて生きることを日本だと許されない感がありますが、ここでは尽力して、あとはお任せしていいので、後悔が少なくてすみます。本当に周りのおかげで有り難いですね。私の場合は環境の影響を受けやすいので、良い環境にいられることは重要だなぁと思います。義弟に「お姉さんは怖いものがないのか?」と聞かれ、考えて見ましたが、自然の脅威など怖いけど、人間が怖いとは感じませんね。権力社会のブータンで、義弟はその地位に怖さを感じているようで、ただ人間として、その生き方はあまりよくないので、「国王だって、高僧だって、すべて同じ人間。素晴らしい人は尊敬すればいいのであって、人間に大きい・小さいはない」と言ってみましたが、権力社会にどっぶりな環境で育っているので、彼の場合はなかなか、そういう感じにはいかないようです。ダライ・ラマ法王がいつもおっしゃるのは、自分もあなたがたと何も変わらない人間で、特別なことができる訳ではない、と。智慧を持つことがどれだけ大切かを法王様自身が体現して教えてくださったいるように思います。智慧は本だけではなく、生きる場から多く学べるなって感じます。ブータンに来て、たくさんに智慧が拡がり、そして日本・ブータン・世界がより良くなればいいなって感じます。ブータンにはその力があり、それを感じることを潜在的に多くが持っていると思っています。
(写真:いたずらで服をちらかされ。桶のお風呂。)
2012年5月28日
番組案内
フジテレビで今晩(28日)11時~、「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」がありますよ。3週連続だそうです。さて、実際はどんな所だったんでしょうね。
(写真:第4代国王と異母兄弟のインドの方だそうです。ブータンはすごいなぁ。)
(写真:第4代国王と異母兄弟のインドの方だそうです。ブータンはすごいなぁ。)
2012年5月27日
夏
日本に比べれば全然でしょうが、暑くなってきました。ティンプーは半袖でいいくらいです。日中に日傘なしで出かけたら、その後に頭痛がします。太陽がすぐそこなので陽差しが強いです。室内は窓を開ければ済みますので、クラーや扇風機は要りません。オフィスでは扇風機を使っている人もいますね。男性の民族衣装「ゴ」はさすがに夏は暑そうです。見ている方が暑くなります。先日、お土産やさんで一番儲かっているであろう店に行ったら、クーラーが付いていました。ブータンでクーラーは珍しいですね。ブータンに来て窓にガラスがないのに、とても驚きました。ハワイなどでは見かけたことがありますが、ここは常夏でなありません。たぶん、私の衝撃、第一弾だったと思います。これで私の価値の枠をとっぱらいました。きっとブータンはもっとすごいぞ、と。本当に驚くことが多いのですが、これは私が小さいだけのこと。驚きはするけど、すーっと受け入れることがブータンに暮らすにはいいかと思っています。勉強になることだらけの国ですのでね。周りのおかげで腹立つことも全くないし、幸せをたくさん頂いていますね。
暑くなりハエも多くなってきました。大家さんとの共作「フライ・キャッチャー」は、なかなか進みません。でも、これもブータンですね。うちは網戸をしているので、たまにしかハエは入ってきませんが、窓もなければ、ハエにとっては天国ですね。ハエ以外の虫、とくにキシと言われるノミにも注意が必要です。これさえなければ、ここは天国。本当にここは幸せの国だと感じます。あくせく働かないので、家族との時間がいっぱいあって、アパートも、大きな家族のようで、行き来が自由で、子ども達もアパートのどこかで、遊んでいます。今は大家さんのおばあちゃんが、かなり容態がよく心配ですが、ここのところはプジャ(祈祷)が続いています。産まれて間もない赤ちゃんは名前を高僧につけていただき、少し大きくなったのが目に見えて分かります。義妹は大きなお腹を抱え、フーフー言いながらも仕事に通っています。夜勤はありませんが、出産ギリギリまでは休みは貰えないそうです。トンサの両親は具合が良くなく、トンサでもプジャが続いています。首都ティンプーの病院に近々来るようですが、農作業が忙しい時期なので、それがひと段落したら来るとか。本当に働き者の両親です。ゲレフというインド国境近くに住む義弟の子ども2人が深刻な病気で、そこで見るのは難しいとのことで、チランに向かっているとか。そこでも難しい場合は、ティンプーに来ます。病気になるとこの国は辛いですね。医師は180人しかいないそうです。なので病気でない状態というのが、幸せなことだとつくづく思います。
旦那は先日、僧侶と祈りの旗を片付けに行きました。自分の中のbad mindを無くしたいと、手伝ったそうです。あとから聞いて驚いたのは、僧侶はエリート僧院の先生でしたが、終わった後にはビール、そして彼女も居るんだそうです。ブータンの僧侶は変わりつつありますね。旗を片付ける作業を旦那が友人に話したら、おととい、自分もやりたいと電話があり、2人では大変だから他を探したら・・・。30分後に7人が集まったそうです。平日の昼間に、bad mindと思っている人が一気に集まり笑えました。アン・ラッキーなことが続くのは、自分の心が悪いから、と思っているそうで、中には、いつも女性にお金を持って逃げられる、というにには笑っちゃいました。今日はそのメンバーとタシ・チョゾンへ祈りに行きました。女性も加わったそうですが、bad mind メンバーだということは、内緒で最後に言うんだ、と喜んで出て行きました。bad
mind ばかり集まって、batにならないといいですね。
来月10日からExplorerの皆さんがブータンに来ます。農家に3泊もします。さぁ、どうなるやら。楽しみです。
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