2012年4月9日

悲しみ

サブジマーケット(野菜市場)に行こうとした時、すぐ横のラカンの様子がいつもと違い、中に入ってみると、リンポチェがいらっしゃいました。尼さんが気をきかして、リンポチェに通してくれ、ワム(ブレッシング・祝福)をしてくれました。このリンポチェのお父様が昨年末に亡くなり、先日、プジャで使う大量の道具を用意するのを手伝ったので、きっと、その縁で繋げてもらえたのかも。ありがたいですね。
旦那は9人兄弟の長男で、まだ会っていない兄妹がいます。19歳の末妹は尼僧でチベットのリンポチェの僧院にいます。昨年はメディテーションで1年間、誰とも話さなかったそうです。瞑想の最中、家族の死後について見たとか・・・。彼女がもうすぐ首都ティンプーにやってきます。ほか、残るは2人です。いつ会えるでしょうか・・・。
昨日は悲しい出来事がありました。昼過ぎからティンプー川の向こうで山火事が発生し、その消火のために向かったトラックが山から横転し、2人が亡くなりました。昨年の国王ご成婚の際と似たような事故で、トラックの荷台に23人載っていたそうです。ブレーキの故障が原因と言われてますが、どう考えても載せ過ぎです。ブータンではバスの代わりに、トラックの後ろに乗ることがあります。軍隊やスクールバスとして、そういう使い方をしていますが、やはり危ないですね。ただでさえ危ない走りなので、人数は守らないといけません。山火事は多くのティンプー市民が見ています。悲しい煙を上げ続け、夜の今は、火の手がどこなのか、赤々とハッキリ見えます。雨が降りますように・・・。
(写真:家から撮影。手前はメモリアル・チョルテン)

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