彼がブータンへ帰り、やっと自分の時間がとれた気がします。昨年末の退職から年末年始、そして彼の来日と、目が回るとはまさにこの状態。ブータンで必要なものは何かなぁと漠然と考えながら、まだ時間はあるので、少しづつ用意しようと思います。と言ってるとあっという間にブータンなんでしょうね。ブータンで私は何するんだろうと、フト思いました。まずは最低限、2人の生活が送れるように基盤を作ることですね。でも、これってそんなに時間が掛からない気がします。適応力と要領ではやや自信があり。しかし肝心なことを忘れてました。英語がねぇ・・・。彼の日本語の吸収力があまりに早く、もしかして英語は要らない!なんて訳にいかないでしょうね。トホホ。ただ今までより、時間が出来ることは間違いないと思う(願う)ので、仏教の本が読めればなぁ・・・なんて思っています。ほんと不思議な流れで彼と結婚し、ブータンに行くことになりましたが、ブータンはインドからチベットへ仏教が渡り、仏教の濃いエキスが詰まった国ですね。日本は中国から朝鮮を経て、日本独自の仏教が成り立っていった訳で、ブータン仏教と日本仏教は明らかに違う部分もあります。儀式的なものもあれば、建築などの文化形式、更には思想も違っています。どちらが先だとか、悪いとか、そういったことはありませんね。宗教もその国の文化と結合し、変化して行くものだと思います。日本の神道の要素が、ブータン仏教には入り込んでいるようです。そのあたりを更に探っていきたいと思いますが、なにせ言葉の壁がありますので、私は私の分かる範囲での仏教、ブッダの教えや親鸞の思想的なものを読んでみたいと思います。学生の時、僧侶になる道もありましたが、働きながらの通学だったので必須課程が取れませんでした。今は神道にも興味があります。廃仏毀釈でムリムリ分かれさせられましたが、神仏合体の在り方はとても気持ちがいいと感じます。9.11を含め、世界は今なお戦争があり、難民は絶えません。それらは人為的なものばかり。宗教間の争いは原理主義的思想から発生しますが、仏教はそうではないとハッキリ言えますね。互いを尊重し、慈悲の心から、真の光が生れると信じています。彼が来日中、五木寛之さんの「仏教の旅」を見ていたら、ロバート・サーマン教授が登場。2人して思わず“サーマン”と声を上げてしまいました。チベット学の世界第一人者で、昨年やったダライ・ラマ法王を洞爺湖サミットへというフリーチベット運動を、サーマン教授はとても良いアイデアだと、協力して下さいました。私の彼はガイドの仕事をしていますが、サーマン教授は何度もブータンを訪れ、彼は案内をしているそうです。驚きました。大学院での続きをブータンの地、まさしく仏教国で出来ることや、不思議な人との繋がりなど、見えない風を感じます。(写真:彼と明治神宮へいきました)
2009年1月31日
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3 件のコメント:
毎回楽しく拝見させていただいています。
もう旦那さんは戻られたのですね。
お会いしてみたかった!でもお人柄が伝わって来るようです。
お2人とも機会があればと思ったのですが、この場をお借りして、仏舎利の展示(日本で言う仏舎利とは意味合いが異なりますが)のご案内させていただきます。ご縁があって少しばかりお手伝いをさせていただいていますので・・・。
http://www.fpmt-japan.org/
新宿文化センターにて2月6日(金)から12日(木)までです。
ブムタンに滞在されたと言われる、ロンチェンパの仏舎利も展示致します。
Rika さん
ご案内有難うございます。
新宿文化センターは法王事務所の先ですね。ブータン行きが少し先になったので、ぜひ、伺いたいと思います。
7日(土)8日(日)でしたら受付にいると思います。
しかしお忙しいでしょうから、お会い出来たらラッキー、という感じですね。
素晴らしい展示だと思います。
よろしくお願い致します。
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