2010年11月18日

還る

寒いですねぇ。紅葉がとてもきれいです。去年は妊婦だったので、そんなに寒く感じませんでしたが、今年は骨身にしみます。なので、夜中にテンちゃんにくっつくとあたたかいので、湯たんぽのようです。おとといは助産院のサロンで、さらしの柿渋染めをやりました。妊婦に必須のさらしですが、これがおんぶ紐や抱っこ紐の代わりになります。重たくないし、嵩張らないし、とても良いアイテムです。使わなくなったら、適当な大きさに切って、手ぬぐいにもなるし、お弁当包みにもなるし、色々な使い方がありますね。2人目のお子さんの時も使えるでしょう。染めるのは簡単で、煮出したり火を使わず、お日様の陽を使います。干すと色がいい具合に変化し、定着していきます。今回のデザインは麦茶の麦を輪ゴムで留め、たくさんのドットを作ってみました。今日、干しているところで、もし、染め具合が足りなければ、もう一度、柿渋に浸し、日に干します。思ったようにはならないかもしれませんが、どうなるか分からないところが面白みでもあります。お2方に教えながら一緒にやりましたが、どんな風になったか、次回お会いするのが楽しみです。
さて、最近は裁判員裁判で重い量刑に裁判員も関わりますね。ニュースで詳しくやっていますが、ちゃんと新聞を読んでいると、途中で気持が悪くなります。新聞やニュースをちゃんと見ようとすると、その後、とても憂鬱になってしまいます。真実を知ることは大切だけど、信じられないような悲しい辛いことが多すぎて、しんどくなってしまいますね。そうすると自己防衛なのか、情報に対して鈍感になろうとして、しだいに感じなくなってしまうことも怖いなぁと思います。情報ってあったらあったでいいところもあるけど、今の情報はほとんど必要ないものや、むしろ弊害の方が多いなって感じます。情報があふれすぎると、それにふれている時間もモッタイナイですね。時間は大切なことにかけ、じっくりと味わいたいです。昨日は映画「げんぴん」をテンちゃんと観て来ました。テンちゃんはスクリーンが大きすぎて映像の存在に気づいてなかったようで、一人でごきげんに遊んでいました。映画については、ぜひ、観に行ってください。自然の出産に人生をかけた吉村正さんと、そこに関わる女性達のドキュメンタリーです。自然に近づけば近づくほど、身体が気持ちいいし、こころも安らかになるのは、人間も自然の一部だからですね。楽しかった出産を思い出し、たくさん涙がでました。

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