同じ仏教でもブータンと日本では大きな違いがあるようです。死んだら生まれ変わると考えている人は日本にも居ますが、ブータンの場合、そこに“必ず”が入るようです。彼との会話の中に「死ぬまでは・・・」という言葉がよく出てきます。ブータンはチベット仏教が国教で、その教えが個々に根付いています。「チベット死者の書」にもあるように、死後49日でバルドゥ(中有)という状況に入り、他に生まれ変わるのだそう。説はいろいろあるようですが、ブータン人と日本人では“生まれ変わり”を信ずる度合いというか、思いの強さが断然違い、“生まれ変わること”は揺るぎない感覚のようです。死んだら生まれ変わるのだから、死に対する不安が遥かに日本人と違うんですね。不安が少ないことは、単純に良いことに思います。そして、もうひとつの違いは、日常の中に「祈り」があることです。
2008年9月7日
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