2009年11月12日

なぜ、そこまで強欲になるのだろうか

明日の集会は仕事で残念ながら行かれないと、わざわざお返事をいただき、ありがとうございます。急ですし平日なので、もちろん無理は承知ですので、お気になさらずに。この問題を気にかけていて下さるだけで、嬉しいです。さて、法王様は日本からインドに戻られ、住まいのダラム・サラではなく、そのままタワン(インド東北端アナチャル・プラデッシュ州にある標高3,500m)に行かれました。このタワンはインドではありますが、ブータンのすぐ右、そしてラサ(中国が牛耳っている)すぐ下に位置します。なので中国とインドの関係が、このことで問題になっています。この地は50年前、法王がインドに亡命した際に最初に立ち寄った街で、400年の歴史を誇る巨大なゲルク派の僧院があります。インドは自国の一部として主張していますが、中国軍が62年の中印国境紛争で中国軍がラインを超え、このタワンを含む州を一時占領し、現在も領有を主張しています。なので、中国は今回の法王訪問に断固反対をしていますが、インド側は「ダライ・ラマはインド国内、どこへでも行くことが出来る」と言っています。タワンの人々は法王様を大歓迎し、ブータンからも多くの人が訪れているそうです。ブータンの国土は九州の1.1倍と聞いていましたが、現在では0.9倍だそうです。なぜかと言えば、中国側に国土を取られてしまったからです。国王と中国が話し合いをして、そうなったといいますが、相手国は強欲でルールなんかない国ですね。

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