2009年3月25日

開眼!?

ブータンのオンラインニュースを見ていたら、アルコールや薬物中毒のリハビリセンターが設立されるとありました。今月8日にはブータンの学生が薬物乱用で大勢逮捕されたそうです。インドから簡単に手に入れられるため日本同様、ブータンでも深刻な問題になっています。就職するのが難しいということも日本と同じです。こっちは日本よりも貧富の差があるような気がします。差といっても政府や軍・警察関係者や土地を持っている人、観光業でうまくいっている人などの一部が益々リッチになる仕組みに思えます。まだ詳しくわかりませんが、国民の9割である農家が多くの日本人が思い描くブータン的な生活をしているのかなぁと思います。彼がブータンにはホームレスはいないと言っていましたが、物乞いをする人が街にいました。ブータンは変化している最中なのでしょうね。
さて“寂しくなったら電話をくださいね”と言っていた彼の妹が、電話もしないのに毎日のようにやってきます。こちらは一向に構わないのですが、ちゃんと学校に行ってね!昨日はお姉さんにスペシャルな料理を作ってあげる、と台所で手際良く作ってくれました。、ものすごい量のエマ(唐辛子)を入れようとしているので、思わず声をあげてしまいました。3本ほど減らしてくれましたが、鍋の中が真っ赤です。辛さにはそんなに強くない方ですが、せっかく作ってくれているので少しは口にしようと恐る恐るいただきました。最初は“からっ”と思って、どうなるかと思いましたが、“あれれ、もしかしたら美味しいかも”と、お漬物のような感覚でご飯と一緒に食べると、止められないのです。普段、自分で作るペペロンチーニも鷹の爪を2本で辛いと感じていたのですが、ブータンに来てエマの美味しさに目覚めてしまったようです。結局、すべて食べきってしまいました。鼻の上に薄らと汗が出て、しばらく体がポッポとしていました。唐辛子もコーラと一緒でクセになる美味しさなのかもしれません。コンピュータの学校に通っているという義妹ですが、さほど詳しくなく、学校もサボっているので、これはイカンとパソコンに強くなるよう、ブログを作ってみました。何でもいいから書けばいいんだよ、といっても最初は浮かばないようでしたが、授業中の書いた詩のようなものノートから写して書き込んでいました。失恋日記のようです。21歳で若いんだから大丈夫だよ、と言ってもまだまだ引きずっている様子でした。お兄ちゃんには決して言わないで、とだいぶ恐れているようです。15歳も年が離れていれば、彼も親のような心境なのでしょうか。彼は9人兄弟のボス的存在で、両親も彼にかなり頼っているそうです。そして、その彼のボスは私です。本人が自分のボスは妻である私、といっているので間違えないでしょう。ブータンでは奥さんの言うことすべてを旦那さんが聞くのだそうです。私は強いつもりで言ってる訳ではないのに、何気なく言ったこともちゃんと守ってくれ、あまりの素直さに驚きます。ボスなんてちょっと気分がいいです。ヤッター。(写真:我が家よこの伝統的なお家)

2 件のコメント:

Makoto Sasa さんのコメント...

これ、火鍋みたいに料理するのですか?

T&M さんのコメント...

ブータンではエマ(唐辛子)は調味料というよりも、野菜感覚で使うようです。っていうか、普通の野菜が日本でいうところの肉の役割で、唐辛子の影にちょこっと野菜が見え隠れしています。おかず量は少なく、唐辛子料理(辛くてしょっぱい)をおともに大量にご飯を食べてます。辛さでご飯が進みます。寿命の短い理由がここにありますね。