昨日、何気なくNHKのワイドショーのようなものを見ていたら、いきなりブータンの氷河湖について詳しくやっていました。相当やばい状態です。氷河湖なので本当は凍っているはずなのに、融けてダムのようになっている場所が2700もあるそうです。中でも地震や土砂が崩れたらダム決壊の可能性のある湖が9つあって、それらが決壊した場合に流れる川は、ひとつに集中しているそうです。15年前にも一度被害があったそうで、プナカ・ゾンに土石流が押し寄せ、21名が亡くなっています。日本もこの問題に協力しています。湖の水位を5メートル下げるという対策を取り、ブータン人が一生懸命に働いていますが、今年は17センチしか下げられなかったそうです。もちろん地球温暖化が原因です。ブータン人はそれほど温室効果ガスを出す生活をしていませんが、他国のことがこんな風に影響しています。海に沈みつつあるツバルだって、原因は我々でツバルの人のはずかありません。ブータンでは確実に土石流がやってきます。国が破たんするような大きなことになるかもしれません。前首相が会見で「空から落ちてくる津波」と表現しています。ブータンでは川の側には近寄らないに限ります。しかし、少ない平地は川の側です。残念ながらプナカ・ゾンも移設しない限り、流されてしまうでしょう。
(写真:1993年から急激に氷河湖か変化しています)
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