朝からブータン人並みのごはん量を食べました。食欲は元気になった証でしょう。たくさん書いておきたいことがあるけど、まとまらず、けどこれは私用の記録ブログであるので、気にせずに書いておくことにする。作家じゃないんだしね。もっと先になって、あの頃の私はこんなだった…と読んだりするのが楽しみなのです。今朝6時から織物の“ゴ”の経糸を大家さんのお嬢さんとジュミママが作っています。完成には3時間近くかかります。普段はおとなしいジュミママが昨日、うちに来てウキウキしていました。お婆ちゃんがアパートの部屋を財産としてジュミママにくれたそうです。お母さんが喜んでいるのでジュミも嬉しそうだけど、後で聞いたら意味があまり分かっていませんでした。若いうちにジュミを産み、お母さん曰くお父さんが交通事故で死んだと言っていました。ブータンは財産を女性が引き継いでいくようで、女性優位な国のようです。ただ私の場合は外国人なので、家を買って私の名義にするってことはできません。ジュミママは大家さん一家の家事全般を担当し、昼間はほとんど織物をしています。45キロあった体重が織物エクササイズのおかげで42キロになったそうです。すごくよく食べるお母さんですが、案外と織物は重労働のようですね(織物も色んなタイプがあります)。経糸作りをしていたら近所の人達も集まって、楽しい話をたくさんしていました。昨日、お買いものに行ったところ、若い女の子がミニスカートをはいていたそうで、それを見てどこかのお婆ちゃんがこれは本物の足かと、女の子の足を触って確かめていたそうです。ブータンは女性が足を出すことはしませんので、珍しかったんでしょうね。いつもキラのロングスカートなので、意外や意外、色黒の女性も足は日本人くらい白かったりしますよ。経糸作りをしている大家さんのお嬢さんは大家さんの性格そのもので、とても明るく、決断力があって賢い感じです。大家さんに年齢を聞いたところ25歳だそう。そこから話が拡がり、今は婚活中だそう。私がこの家に来た最初の頃はお嬢さんはいませんでしたが、出戻ってきたそうです。一度結婚していますが、旦那さんの暴力と浮気が原因で離婚したそう。先日見た映画に女性への暴力シーンが結構あって、嫌になりましたが、この国は結構多いでそうです。なのでお嬢さんは結婚を怖がっているそうですが、大家さんとしては結婚して幸せになって欲しいと言っています。大家さんも何回か結婚した内にそんな経験もしているので、体の痛みより心の痛みが大きいと言っていました。なので、大家さんのお子さんはお父さんがバラバラだったりします。これはブータンでは珍しくないようで、結婚も離婚もいっぱいするようです。お父さんがきちんと養育費を払い続ける人は5%くらいだと言っていました。大家さん自身はいまは一人身で自由に仕事が出来るし、人生がすごく楽しいと言っています。でも子供のこととなると別なんですね。タシさんが結婚する前にやたらと自分は一人だけを生涯愛する・・・みたいなことを言っていたので、そんなの当たり前なのにと思ったけど、ブータンでは全く当たり前ではないんですね。妊娠中のお隣さんも、やたら兄妹と年齢が離れた妊娠だなぁと思っていたら、前妻のお子さんだそうです。日本人の感覚からするとちょっと驚きな感じもしますが、計画性とかなくって、後先を考えない“今だけ主義”のブータン人なので、結婚も離婚も多くなるのでしょう。日本人は逆に先ばかり考える人が多いので、なかなか結婚に踏み切れないのかもしれません。大切なのは先を見極めながらも今に集中し、精一杯仕事をしたり、遊んだり、休んだりすることだなぁと私は思います。
昨年のブータンでのGNH国際会議に出席された枝廣淳子さんがインタビューしている興味深いサイトがあったので、「世界のエコイスト」をご紹介します。
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