こういう体験はめったにできるものではないですね。タシさんは少し怖がっていたようです。皆既になる前に、夜が急にやって来たように暗くなり、寒くなって身震いがしてきました。急激な天候の変化にちょっと怖いと思ったところで皆既になり、その瞬間、太陽のコロナがバァーっと光って、細いリングのような状態になりました。鳥肌は立つし、自然と涙があふれました。そんな状況でみていると3分くらいした後に、ダイアモンドリングがキラッと光り、その後は思ったり早く辺りが明るくなって、暖かくなってきました。普段、太陽のことを意識的に考えたりしないけど、太陽の影響をどれほど受けて生きているのかということが分かりました。太陽が欠けて皆既に近い状態は何とも言えない恐ろしさが襲ってきましたが、ブータンでは皆既日食は不吉なこととして捉えられています。昔の人は情報がないので、太陽が隠れて行くことにものすごく恐怖心を感じたと思います。チベット仏教はその影響を受けているのだと思います。ここブータンでは、そんな理由もあって今日は一日中、祈りが捧げられていました。学校はお休みとなり、近くのメモリアル・チョルテンは人々であふれかえり、皆が一心に祈りを捧げていました。日本に帰ったらビデオ鑑賞会をしますね。さすがブータン、音もスゴイので。大家さん一家は信心深いので、今日はたくさんの寺院に行きました。チョルテンでは高僧の方に頭を触っていただいたり、今日はあまりにも内容が濃く、朝5時には起きたので頭がまとまりません。以上。
(写真:水色の方がお妃さま)
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