2009年10月5日

GNHって

ブータンのGNHを私は分かっているようで、なんとなくしか分かっていません。なので、GNH研究会に参加させてもらっています。その集まりが先日あり、参加してきました。社会人もいれば、学生もいるし、元JICAブータン所長もいたり、楽しいお話を聞くことができます。整理するとGNHのコンセプトは、「国民が幸福を実感できる社会環境整備」で、4つの指標で精査します。1.持続可能かつ公正な社会経済発展 2.環境の保全 3.文化の保全と促進 4.良い統治(政治) です。幸福を実感できる・・・というのは、幸福感は人によって違うものだから、とても難しいことだなぁと感じます。例えば同じ条件を与えられたとして、ブータン人は大満足しても、日本人は不満に思うこともあるでしょう。その差ってなにかなぁと思う時、大きなものとして仏教的価値観と情報量があると思います。日本は仏教国といいますが、形だけという気がしています。妊婦ということもあって遠出を出来る限り控えていますが、たまに電車に乗った際に9割方、妊婦に席を譲ってくれませんね。情報の数が多ければ多いだけ、欲望は拡大していくと思います。元々持っている情報量の差が欲の大きさに比例すると思うので、日本人の方が欲望が明らかに大きいと思います。欲望が達成されないと不満足感が増すと思います。ブータンにいると確かにみんなほのぼのしていて、幸せそうにしています。なので、その波動のせいか、こっちまで幸せになってきます。幸せとは数値にできないし、何が要因とはハッキリは言えないけど、複合的になんとなく幸せというのが、幸せの定義なのでしょうね。幸せな人は益々幸せになり、そうでない人は益々そうでなくなる気がします。なぜかは分かりませんが、それは真理のように思えます。GNH研で同じ班になった大学生2人が尊敬できる人がいない、と言っていました。完璧な人間なんていない、というのは年を取ることで分かることなんでしょうかねぇ・・・。完璧好きは苦労しますね。

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