2012年4月11日

かわいすぎ

待ちに待った旦那の妹に会うことができました。トンサからの道がブロックされていたので、インドの方に周って来たので、かなり疲れたそうです。ブータン人は恥ずかしがり屋が多いのですが、この妹は目を合わせるのも恥ずかしいようで、私が色々質問しても、応えは他の兄妹にしていました。一番聞きたかったのは、どうして尼さんになったのか。ちゃんとした応えはきけなかったけど、姉のリンジンを見て、学校を出ても仕事を得るのは難しく、色々と人生を悩む姿を見て、仏教の勉強をしたいと思ったそうです。瞑想をしている時は本当に幸せで、終わった今は勉強をたくさんする必要があるので、少しストレスに感じているそうです。上の写真はちゃんと撮れなかったですが、かなりの美人でIDカードのロングヘアーの姿は本当に美しく、兄妹の誰もが、髪があった頃は美人で男性が取り合うぐらいもてた、と言っています。昔は短気だったそうですが、修行や瞑想をして、それはなくなったとのこと。彼女のおかげで、昨日はチベット人のリンポチェに会うことができました。ブータンに招待され来たリンポチェで、ホテルについた時、お茶と甘いご飯を出すセレモニーがあり、そこにも参加させてもらえました。今日はまた別のリンポチェがいらっしゃるそうで、会わせてくれるそうです。最近はリンポチェずいています。リンポチェに会ったり、ワム(ブレッシング・祝福)してもらうことが、どれだけすごいことなのか、私にはまだ理解が出来ていませんが、周りの方々の態度をみていると、きっとすごいことなんだろうと、ありがたいな、と思っています。昨日は妹のショッピングに付き合い、もう一人の妹リンジンと、警察官の弟と一緒に、サンダル・シーツ・靴・ジャケットを買うのに、何箇所も店を回りました。尼さんの場合は、服の色がエンジか赤と決まっているので探すのが大変でした。昨日は他にも従姉妹の尼さんに会ったり、買い物から帰ったら、別の従姉妹が遊びに来ていたりで、ブータンに住み、一気に家族と親戚が増え、たかが買い物で大騒ぎする彼らに、縁あって一緒に居れることが、とても嬉しく、それだけでも結婚してよかったなぁと感じます。私自身は家族関係が薄い方だったので、ブータンの濃い家族仲は面白く、助け合う生き方が素敵だなって思います。
(写真:左の尼さんが末妹)

2012年4月9日

悲しみ

サブジマーケット(野菜市場)に行こうとした時、すぐ横のラカンの様子がいつもと違い、中に入ってみると、リンポチェがいらっしゃいました。尼さんが気をきかして、リンポチェに通してくれ、ワム(ブレッシング・祝福)をしてくれました。このリンポチェのお父様が昨年末に亡くなり、先日、プジャで使う大量の道具を用意するのを手伝ったので、きっと、その縁で繋げてもらえたのかも。ありがたいですね。
旦那は9人兄弟の長男で、まだ会っていない兄妹がいます。19歳の末妹は尼僧でチベットのリンポチェの僧院にいます。昨年はメディテーションで1年間、誰とも話さなかったそうです。瞑想の最中、家族の死後について見たとか・・・。彼女がもうすぐ首都ティンプーにやってきます。ほか、残るは2人です。いつ会えるでしょうか・・・。
昨日は悲しい出来事がありました。昼過ぎからティンプー川の向こうで山火事が発生し、その消火のために向かったトラックが山から横転し、2人が亡くなりました。昨年の国王ご成婚の際と似たような事故で、トラックの荷台に23人載っていたそうです。ブレーキの故障が原因と言われてますが、どう考えても載せ過ぎです。ブータンではバスの代わりに、トラックの後ろに乗ることがあります。軍隊やスクールバスとして、そういう使い方をしていますが、やはり危ないですね。ただでさえ危ない走りなので、人数は守らないといけません。山火事は多くのティンプー市民が見ています。悲しい煙を上げ続け、夜の今は、火の手がどこなのか、赤々とハッキリ見えます。雨が降りますように・・・。
(写真:家から撮影。手前はメモリアル・チョルテン)

2012年4月6日

運命?

おとといは元気だったアンゲ(大家さん家のおばあちゃん)がたくさんの血を吐き、病院で輸血をしています。早くよくなりますように。ちょうどプジャの最中だったので、何か関係があるのでしょうか…。義妹もお腹が痛いと会社を早退してきて、病院に行く前にご飯を食べるというので急いで用意し食べ終わったら、お腹の痛みは消えていました。昼食抜きで仕事していたそうで、きっとお腹の赤ちゃんが栄養を欲していたのでしょう。ルピーの金融クライシスは政府によると23ヶ月で回復するので、パニックにならないようにと。原因についてや詳しい対策などなく、シンプルで楽天的な政府見解でしたが、ブータンはこれでいいんでしょうね。被害がないことを祈るばかりです。大家さんのところにプジャをしに来ているのは僧侶ではなくスィパと言われる人で、生まれた年月日と時間から、その人の人生や前世や次の生まれ変わりなどを読むことが出来る人です。義弟によると、逆に病気にさせたりする力も持っているそうですが、普通は使いません。前にテンちゃんの生まれからライフヒストリーを作ってもらいました。その方が、たまに家に来ます。ライフヒストリーを読みながら、テンちゃんは8歳から3年間は病気になる可能性があるので、プジャ(法要・祈祷)をするようにとか、持っておいた方がいい仏像の種類など、教えてくれます。牛のように寝て、トラのように起きるんだそうです。義弟曰く、テンちゃんは寝たら起きないから牛で、起きる時は泣きもせずにむくっと起きるのでトラなのだと。ありがたいことにテンちゃんは運勢レベルでは一番良い運を持っているそうで、来世も人間に生まれ変わると決まっているそうです。占いみたいな感じですが、良いことは信じることにしちゃいます。私も見て欲しい気もしますが、恐ろしい気もするので、やめておきます。生まれにより運が決まっていて、国王はそれがあまり良くないので、何かと国をあげプジャをするんだそうですよ。
(写真:メモリアル・チョルテンに行くと五体投地をするテンちゃん)

2012年4月4日

寂しい・・・

義妹が引越していきました。やっぱり涙・・・。家族は大勢で一緒に暮らすのが一番いいですね。うちのお古をたくさんもらっていったので、生活に困ることはないでしょうが、お湯はないし、場所も街から離れていて、ビルのてっぺんで階段が大変など、今までの暮らしとかなり違い、“sad”と言って毎日遊びに来ています。シャワーはうちで入ればいいし、好きな時に泊まりに来ればいいです。新居に合うカーテンがないので、ミシンでリメイクしてあげたら喜んでいました。ブータンはモノをとても大切にします。トイレの掃除道具を買い替えたら、お古はトンサの実家にと。こんなボロでも、と思うモノも喜こんでくれます。先日、ブータン首相の国連スピーチでは、国の70%に電気が届いていないそうです。幸せの国は貧困国でもありますが、貧困と幸せは比例しないように思います。首都に住む我が家はお風呂こそ若干の不便がありますが、日本の生活とそう変わりません。トンサの実家やタシさんの兄妹の話を聞くと、本当に貧困の国なんだと実感します。格差は広がっていくばかりです。首都ではルピーによる金融クライシスが起きていますが、電気のない地域に住む人々には、あまり関係ない話かもしれません。病院などでは必要な物が入ってこないと困りますね、インドはブータン銀行に、スイス銀行のようにブラックマネーに使われてもいたようです。インド人が大勢、この国で働いており、ブータンに口座を持っています。税金は徴収できないので、管理面で多くの問題を抱えています。現在は、色んな問題が起きますが、急速な近代化やそれに伴えない知識の乏しさ、計画性がない楽天的な人間性、そして近代化と共に膨らむ欲望など、要因でしょう。しかし、当のブータン人は危機感は持たずに、いつものままです。政府は車とアルコール、そしてジャンクフードの増税を検討していて、ルピークライシスに対するコメントは、2~3ヶ月で回復するという、これまたいかにもブータン的な感じ。パニックにはならないようにと…。
先日、タシさんのお客さん達とご飯を一緒にさせてもらいました。ブータンは本当に人気なんですね。すごいツアーで、入出国は陸路です。インド国境のサムドップ・ジョンカから入り、東西を大横断し、出国はプンツォリン。たぶん70歳を超えた方も多いと思われる男女18名で、クネクネの道を長いことバスに揺られ、体力的に皆さん、かなりハードと思います。日本のご年配の方は、パワフルですね。お菓子やタオルなど色んなものを下さいました。日本食を手に入れるのは難しいので本当にありがたいですね。みなさん、残りのブータンをエンジョイして、無事、帰国出来ますように…。


2012年4月2日

バブルはじけて

先日はWWFの世界キャンペーンで、ブータンも1時間停電すると周りが言っていたので、懐中電灯を用意し、まだかまだかと待っていたら、停電しませんでした。ライトアップしているメモリアル・チョルテンでは電気を消してイベントをやっていました。普段から停電しているブータンなので、停電させる意味もないか・・・と、後から考えておかしくなりました。ブータンにWWFの事務所があって驚きましたね。世界にとってもブータンの自然は重要な存在だし、ブータンはGNHにもあるよう環境保全の力をいれています。自然、といっても首都ですが、緑に囲まれ、家の素材など、自然に近いもの中で暮らすことが、こんなに気持ちいいとは思ってもみませんでした。魂のレベルでこの心地よさを感じているので、ブータンが好きなんでしょうね。前にWWFのジャパンとは仕事で関わっていたので、ブータンの家の中にも服や文具、まな板など、グッズが結構ありますね。パンダのマークが可愛いので、販売キャンペーンをやりながら、私が一番買っていたかも。
さて、ブータンは金融クライシスで、バブルが崩壊しました。野党党首が言っていましたが、ブータン人の多くがインドの大学に通っているそうで、ルピーの制限で学費を払うことも困難になり、様々な影響が出てくるだろうとのこと。今日か明日には、首相からのコメントがあるようです。信用を失ったブータンのお金は、インドルピーと等価で無くなり、ルピーを手に入れるのは日に限定された状況です。商店などは安いインドの物を仕入れて売っているので、輸入制限からインドは外れていても、ルピーがなければモノを仕入れることはできないので、状況が長く続くようなら、倒産もあるかもしれません。様々な商品が値上がりし、多くに影響がありそうですね。隣のビルと隙間もないほどに乱立しているビル群は、欲望の塊なのかも。普段は反省をしない人間性のブータンですが、今回ばかりは政府・国民も立ち返り、原因を考えた方が良いと思います。これ以上、美しい国ブータンを汚す前に、生活が苦しくなる人はお気の毒ですが、バブルがはじけ、急速な近代化に歯止めが掛かってよかったのかもしれません。
ブータンには100名くらいの日本人が住んでいるそうです。多くがJICA関連ですね。中には私もですが結婚してブータンに住んでいる人が何人かいます。このブログを見てお問い合わせいただいてますが、マスコミへの露出は興味ありませんので、お断り致します。ドキュメンタリー制作に関わっていたこともあり、制作の大変さを存じていますが、意義を鑑むと別の形が私には適していると思うので、申し訳ありません。
(写真:4年間お世話になったブータンのキッチン家具。義妹の家に行きます)

2012年3月31日

急がなくていいよ

首都に住むブータン人の夢はビルを建て家賃収入で暮らすこと。ビルの土台部分を自己資金で作ることが出来れば、銀行からローンでお金を借りることが出来ました。アメリカやオーストラリアなどの英語圏に出稼ぎに行き、そのための資金を作っている人が大勢います。オーバーステイで稼げるだけ稼ぎ、2度とその国には行かなくていいそうです。ブータン政府は送金から事実を把握していますが、外貨が入るので黙認しています。今の金融問題でインド人労働者の支払うルピーが手に入らなくなり、ローンの全面停止や輸入制限など、さまざまな影響が出ています。トイレットペーパーが手に入らなくなったらどうしよう…と家族に言ったら、手で拭けばいいと、みな同じ応えに笑えました。ブータン人には容易ですが、そこまでブータンに染まれない私です。なので2パック、買い占めておきました。値上がりするものも出てくるでしょうか、サラダオイルとか石鹸とか。でも、いざとなればブータン産もあるし、スパゲティもしばらく食べなくてもいいし、何ら問題はないでしょうね。返済の真の意味を知らないブータン人にバンバンとローンでお金を貸した銀行・政府の判断ミスで、ブータン人が悪いとはいえない気がします。銀行のローン制度がなかった頃は親戚や友人のお金を借り、口約束で返済が思うよういかない場合、その訳を話し頼みこめば、貸した側も「仕方がない」と受け入れてくれます。現在の問題はブータン人の寛容さと近代化のギャップが生み出したものだと私は感じます。第4代国王の「情報量と欲望は比例する」は真理だと思いますが、情報化社会で欲望のコントロールは難しいですね。いつも驚くことが多いブータンですが、またまた驚きました。義妹が妊娠4カ月と言ってたのに母子手帳を見せてもらったら717日が出産予定日と書いてあります。現在6ヶ月です。アバウト過ぎて笑えますね。妹本人もビックリしていました。それともうひとつ。日本人が仕事を終え帰国しましたが、男友達の家族ぐるみで仲良くしていると聞いていたら「日本人はセルフィッシュだ」と。義妹はみんなが利己的なのではないと反論したそうで、理由を聞いたら食事をご馳走になったりしたのにお返しが無いと・・・。食事やパーティに招待されたら同等のお返し(物やお金)が常です。常識的なことは日本に比べ少ないですが、貧困国だけあって口減らしのため僧侶にさせたりシビアな面があり、したたかでもあります。関係は知りませんが、男友達の奥さんを妹ということにし、日本人が近くや親戚にいると潤うので、みんなで口裏を合わし、この奥さんとは親が離婚をするようにと。犠牲になる子どもがかわいそうですが、欲には勝てないのでしょうね。ブータン人の欲に怖さを感じる時があります。ブータン男には注意がいりますね。いずれはバレルだろうことも平気で、あんまり深くは考えないんですね。まぁ、驚くことは山ほどありますが、モノも考えようで私の物差しでは測りきれないのは、私の小ささで教えだと思い、そうすると進んでいけます。
(写真:うしろはブータンのお笑いで俳優。メモリアルチョルテンをぐるぐる)

2012年3月29日

仏教って?


テンちゃんのオマルに奮闘中です。出来る時もありますが、他に夢中になるとなかなか。子育ては気長にやるしかないですね。昨日はお隣のお家にちょっと顔を出したら、両親はブムタンに行っていて、高校3年生の女の子が留守番。義妹はチャットで男の子に「今晩来ない?」ってやっていたとのことで、隣のことですがハラハラしてました。そうしたら、昨夜遅くに両親が帰ってきたのでホッ。すぐに妊娠してしまうブータン人で、このアパートだけでも今は3人の妊婦がいますよ。父親のいない子はやはりかわいそうですね。昨日は夜中に震度1くらいの地震が2度ありました。夢なのかと思いましたが、義弟も朝方、地震があったね、と。日本で何度か体験していたので、義弟も地震には慣れっこですね。
大家さんのおばあちゃんが家にやってきて、孫が大変なことになったと話をしにきました。大家さんのお子さんで旦那と同じ名前のタシ君は、最近になってようやく仕事(バイクショップ)を持ち、大家さんも喜んでいました。彼女も出来たときいていました。その彼女が彼が2週間、インドに研修に行っている間、他の男の人と・・・。それはよくありそうな話で、怒ったタシ君は相手の男をボコボコにして、留置所に・・・。相手の男が入院したので、タシ君の姉は食事の差し入れに病院に行ったり、気をもんでいました。無料ホテル(留置所)には2泊して出てきましたが、仕事が解雇されないか、みんな心配しています。あとから分かったのは、彼女は常習犯でお金を持っている人に近づく、悪女?だと分かりました。大家さんのおばあちゃんも彼女は田舎の貧困家庭の出身なので、良い子だろうと期待していたそうですが、裏切られて怒り心頭で家にきてぼやいていました。この手の話は世界共通かもしれませんが、ブータンの場合は世間が狭いので、知り合いがこういった被害にあったり、何でも話すブータン人なので、噂はあっという間に街に広がり、毎日、色んな意味で驚きが多い国だな、と感じます。良いか悪いか分かりませんが、本能のままに生きる人が多いですね。
もうひとつ、身内の恥になってしまうのかもしれませんが、遠い親戚ということで・・・。義妹が結婚する彼は、お姉さんの旦那さんがリンポチェで、かなりのお金持ちです。王族はそれぞれに親しいリンポチェを持っていて、このリンポチェもプリンセスと仲が良くしています。リンポチェは腎臓が悪く、この冬に香港で腎臓移植をしました。でも、世間には内緒にしています。海外にもリンポチェに崇拝している人がいますが、ちょっと仏教徒ぽくないな、って感じます。移植後、具合がよくない日が続き、頻繁に病院に行っていますが、近々カルカッタの病院に行くそうです。義妹によればリンポチェにはガールフレンドが居て、義妹のリンジンが勤める会社に、その相手の女がいるらしく、お手伝いの子どもに、探りを入れていたそうです。義妹の彼は何度も姉(リンポチェの奥さん)に言おうとしましたが、リンジンが止めています。ブータンって不思議ですね。リンポチェ(高僧の生まれ変わり)と言ったもの勝ちのような・・・。本当に仏教に帰依しているの?と思える僧侶がたまにいます。義妹はもうすぐ結婚するので、一応、親戚になるので、やんちゃなリンポチェの具合が良くなるよう祈りますよ。

2012年3月28日

値切る

昨日は久々に泳ぎました。歩くより泳いでいた方が楽なので、私のエクササイズには水泳が一番。ウォーキングもしたいですが、排気ガスがひどいのでティンプーでは無理です。日本から水着を3着持って来ましたが、2着は入らなくてビックリ。妊娠中は17キロ太り、だいぶ戻ったものの、妊娠前から4キロ増。テンちゃんの食べ残しももったいないと食べているのも原因でしょうね。ブータンの病院にかかりたくないので、病気にならない身体を作らないとと思っています。山を見ながら泳ぐのは不思議な体験でした。続くかなぁ・・・。
いま、外で犬の大合唱が聞こえてきます。ベランダに出てみると更にビックリ。街中で吠える犬の声で大音響でした。どれだけ野良犬がいるんでしょうね。夜、外を歩くには勇気がいりますね。昨日はブータンのニュースで日本人観光客のインタビューなど、日本人旅行者の増加についてやっていました。義弟は一緒にニュースをみながら、「日本は人がいっぱいで、みんな早く歩いて、いつも忙しくしているから、ブータンに来たら、人も少ないし、急いでいる人はいないから、平和な気持ちになって、ブータンが好きになるんだろう・・・」と言っていました。緑も多いし、今は特にピンクの花をつけた木があちこちで咲き、日本のような花の群衆もいいけど、自然の中にポツポツあるのもきれいですね。日中は初夏と言った感じで、日陰に入らないとジリジリしてきます。日本女性は日傘が必須ですね。でも、さしている人はいませんが…。いま、チャンリミタン競技場の横でトレードショーといって、インドの出店が期間限定でやっています。そこで花を買い、ベランダが一気に春色に変わりました。魅力的な物はなかなか売っていませんが、口のうまいインド人がテレビショッピングのような感じで、物を売ってるのは、見てて面白いです。義妹はシャンプー2本、安いと買っていましたが、ビニール袋の代金を取られてプリプリと怒っていました。特に変わったことが少ないティンプーなので、トレードショーはかなり賑わっていした。キッチンのガス台を替えようか迷っていて、最終日は安くなるそうなので、安くなっていたら買おうかなぁ…。キッチンの家具を買い替えたいと言っていたら、義妹のボーイフレンドのお姉さんがききつけ、家具屋に連れて行ってくれました。ただ、ブータンは思った物が手に入るようなのは稀で、中国からの家具はセット売りで、棚を一つだけ買うのは難しく、4件周りましたが、気に入ったのもはありませんでした。週末にサブジ・マーケット(野菜市場)に買い物に行きがてら、プラプラ店を見ていたら、ジャストサイズの物を発見!急いで家に帰り、タシさんを連れて店に来て値段交渉。そんなにまけてもらえませんでしたが、ブータンで定価で物を買うことは滅多にありません。義妹はまけない店では絶対、買い物はしません。かなり交渉上手でもあり、ひとつの物を買うのにあちこち周って比較し、買っています。金銭面ではしっかりした主婦になるでしょうね。いま4ヵ月なので、9月くらいに出産ですね。楽しみです。産休はたった2ヶ月だそうです。まだ身体も全然戻ってないでしょうから大変ですね。ブータン人は元々、体力があるので、それで済むのでしょうか。今は夜勤もこなして、6ヶ月にならないと夜勤は外してくれないそうです。公務員は産休が3ヶ月で、6ヶ月に変更になったら、妹の会社も1ヶ月増やしてくれるそうです。産後、職場復帰したら、赤ちゃんの面倒はトンサから両親が出てきて見る予定です。9人育てた両親なので安心して任せられますね。お母さんがたまに具合が悪くなりますが、子どもに夢中な時は病気が逃げてしまうかもしれません。明日は、再度、義妹のアパートに行き、最終チェックをして契約書を交わします。一緒に来て欲しいと頼まれたので、少し怖さもありますが、行ってきます。
(写真:ブータンのスカイ・ツリーならぬ、メモリアル・チョルテン。ブータンも発展し、夜はライトアップ。部屋から良く見えます。)

2012年3月26日

GNH

  

前に書いたかも覚えてませんが、ブータンの指標であるGNHは、幸せでないこともあるからこそ、目指すもので指針に掲げているのだと思います。当のブータン人はGovernment needs helpと面白く言っていますが、ドラッグやアルコールなどの問題の他、最近は銀行がローンでお金を貸すことを全面ストップしたそう。借りたら返すという習慣はないと言っても過言ではないブータン人です。バンバン音が聞こえてきそうなほど、ローンでお金を貸し、ビルを建てたり、車を買ったりバブルでしたが、決まった金額を期日までに返すことなんてブータン人には不可能でしょう。計画するといったことを教育で受けていなく、今に生きる彼らです。計画性が無いという面で、ローンを使わせようとしたブータン政府が一番、計画性が無いですね。そのあおりもあって日本車が欲しいのですが、時期未定で輸入がストップしています。インド通貨と同貨であったブータン貨幣は、信用を無くしてしまいました。バブルは、とうとう弾けだしたのかも・・・。銀行にお金を預けるより、持っていた方が安全なのかと考えてしまいす。ローンでお金を貸し出す際のデメリットを読めないのは、ブータン人が普段から物事の良い面だけしか考えないことが原因だと私は思います。彼らは猜疑心がなく無邪気で、言葉を変えれば知識に乏しい面があります。デメリットについて考える習慣がないので、問題はよく起きますね。
おととい義妹が引越しをする家をチェックしに行きました。ビルが乱立する場所で、価格が安い最上階に今月末に引越すことになっていました。オーナーがやたらと多弁で、目に輝きがなく、口調も変だったので、後から妹にどうだったか感想を聞かれても「良いアパート」とは言えずにいました。入居日も決まり、引越しのトラックもオーナーが出してくれると言ってくれたのに、昨日になって貸すのはキャンセルと。そして、今日になって、またOK。オーナーの青年はドラッグ中毒だそうです。私としてはキャンセルになって良かったと思ってましたが、階下にドラッグ中毒がいても妹は気にしないそうです。貧困や仕事がないことからドラッグやアルコールに依存する人も多い国ですが、今回のようにビル2つ持って、お金の使い方を知らない若者もいて、夢を持てない人々は快楽に走ってしまうんですね。格差社会で差が激しい今は欲望やジェラシーも生まれ、有る程度、年齢を行った人は気にしないでしょうが、若者は翻弄されてしまうのでしょうね。近代化の波による悪影響を先読みできる能力を持っていないと思います。GNHでブータンが幸せの国だと思っている人もいると思いますが、この国の人はGNHが無くっても、なんら変わりないでしょうね。意識している市民はほとんどいません。日本に里帰りした際、知ったのですが「不安遺伝子」というのがあって、セロトニンという神経伝達物質がストレスに対応する物質が日本人は不安定で、うつにもなりやすく、日本人はこの「不安遺伝子」が世界でトップだそうです。いつも不安で心配したりして、不満も持っていることと関係あるんでしょうね。アフリカはこの不安遺伝子がが少ないらしく、同じアジア人でもブータン人は少ないんじゃないかと勝手に思います。けど、顔は似ているので、遺伝子的には日本人と一緒だとしたら、チベット仏教への帰依と情報が少ないから、楽観的で何でも受け入れることができるのかもしれません。ドラッグ中毒者も受け入れてしまうのは、明らかに日本人と違いますね。先日、妹が友達の旦那を病院に運んだと帰りが遅くなりましたが、7年やっているそうで、ドラッグの過剰摂取でおかしくなり病院に運んだそうです。奥さんはたまにナイフを持ったご主人に追いかけられていたとか・・・。そんなでも一緒に暮らしているのは、器が大きすぎますね。ブータン人はピュアで、現在の様々な問題はピュアだった故、警戒心や猜疑心なく、近代化のスピードと、人格のミスマッチで様々な問題が起きているのだと想像しています。


今日は昨年末に亡くなった高僧ドゥンツェ・ティンレイ・ノルブ・リンポチェのプジャで使う5000個のブンパ(小さなチョルテン)を箱から出して洗う作業をお手伝いしました。テンちゃんが遊ぶのに安全で緑があるラカンにいつものように顔出すと、3人の尼さんが箱に囲まれ大変そうだったので、一度、テンちゃんの家に連れて行ってから、義弟と共にお手伝いしました。服もびちゃびちゃになり疲れましたが、労働の後のご飯が美味しかったです。
(写真:親バカ写真館)

2012年3月25日

帰ってきたぞっ!

5日間くらい高山病で頭痛がしていましたが、大家さんの弟さんに、デチェン・チョリンの法要に行くから一緒に行こうと誘われ、大家さんのおばあちゃんが「具合が悪い時こそ行くべき」と、いつも言われているので、キラを着て、祈りに行きました。日中は何時間も待ったようですが、陽が落ちた後だったので、1時間もせずに中に入れました。干支の人形や国王始め、王族の人形などあり、そこへお布施をします。私はどこへお布施をしたらよいかわからなかったので、取り合えず、タシ&テンちゃんの干支の丑と、私の戌にお布施し、あとは一番大きな像、なんだったか分かりませんがお布施しました。後になれば、全部纏められるお金なので、どこでもいいのですが、こっち側に満足なのかもしれませんね。行く時に妹からテンちゃんのお古と、妹の毛&爪を預かり、それを持って行けば1年の病気除けになるとこのとで、持って行きましたが、すっかり旦那の分を忘れました。ごめんね。タシさんは47日まで日本人18名のガイドで、今日はインドのプンツォリンに行き、そこから明日、ブータンに東南の国境へ車で向かうそうです。今日は妹が引越すアパートを見に行きました。ビルが乱立する場所で、ブータンとは思えない場所です。ブータンのビルは一番上の階が天井が低い部屋になっていて、妹は安いその部屋を借りるそうです。見晴らしはいいのですが、周りが工事中のビルだらけで、トンサの両親には気の毒な気もします。いずれ将来的には、ティンプーの北、少し静かなところに移ろうとも思っていて、妹からも、可能なら一緒に住みたいと言われていて、私も家族は多い方が楽しいので、親戚の住む、郊外に家を探そうかとも思っています。ただ、今のアパートは見晴らしも、キレイさも言うことなしなので、よっぽど良い物件でなければ引越せなそうな気もしています。今のアパートの他の部屋が空いたら、都合がいいので、大家さんには、空いたら即、入室させてとお願いしています。
今日は義弟とテンちゃんとタシ・チョゾンに花見に行ってきました。ブータンでは桜は自生していないそうですが、あちこちにピンク色の桜が満開で咲いています。白はほとんどみませんが、アパートのガーデンも白、タシ・チョゾンにも白の桜があります。梅だという人もいますが、香りと花弁は桜でした。1本の白い木に、ピンクや赤が交じった珍しい木で、継げ木でそうなったのでしょうね。義弟はブータン人なのに、タシ・チョゾンの中に入るのは初めてと私の案内に喜んでいました。入口では国旗を掲揚していて、それを守る警察が2名、人が見ているとちゃんと立っていますが、去ると携帯をいじったりしてました。建物の入り口にも警備がたくさんいて、警察の制服がカッコよく変身していました。守衛がいると少しドキドキしますが、さすがブータン。テンちゃんを「baby」と呼んで、手を振ったり、おいでおいでしたり、抱き上げたりと仕事の最中とは思えない、でも、これって普通かも・・・、ブータンに帰ってきたぞーと感じています。


2012年3月18日

やはりブータン

かげさまでブータンに着きましたが、大変な旅になりました。飛行機はヒマラヤの山々をぬうように飛び、航空管制はないのでパイロットに高度な技術要求されるブータンの空港です。飛行機はパロ空港近くまで来たものの、山火事の煙と悪天候で何度かブータンを旋回した後、着陸は困難とカルカッタへ。空港の待合では偶然にもカトマンズからのブータン便に乗っていらしたSogyal Rinpocheとご一緒できたので、むしろラッキーだったのかもしれません。昼食のリクエストを聞かれたものの、昼食なしで4時まで待ち、再度、日没5時までにトライするとのことでブータンへ向かいましたが、機長からの“bad news”。出発地であったのダッカへ引き返すという、すごい体験をしました。初めてのインドとバングラディッシュに興味津々でしたが、天候待ちの際にDrukairスタッフに、空港待合には荷物を持っていかないよう言われたので、食べ物も水もなく、ちょっと困りました。ブータン人は困った様子もなく、いつものごとくベラベラおしゃべりで楽しそうに待っていました。日本人のツアーのお客さん達とも仲良くなり、機内アナウンスがわかならいこともあったようで、驚きながらも「これがブータン」とブータン人のごとく、色んな人と仲良くなっていたご様子。テンちゃんも遊んでもらって、お互いに時間潰せた感じでした。ブータン人も「テンジン」とみんなに遊んでもらい、テンちゃんはグズルこともなく、1日遅れで無事?帰国しました!
ブータンは桜の花があちこちで咲き始めてきれいですよ~。やっと家について、まぁ、驚くことがたくさんあります。妹リンジンのお腹が・・・。タシさんには内緒にして欲しいけど4ヶ月と恥ずかしそうに告白。結婚より先に妊娠したら家を追い出すとタシさんに言われていたそうで、今月末には彼と一緒に暮らすため、リンジンは引越します。トンサから両親がやってきて一緒に住みます。なので、いまは引越しの準備で、うちの要らないもので使えるモノを譲ったりしています。そして、私が旦那よりも会いたかった大家のチミさんは、いま深い瞑想と修行でシッキムに居て、夏ぐらいまで掛かるそう。しかも、戻って来ても、場所を変え、祈りの日々に入ることも考えているそうで、チミさんのこれからの人生は仏教三昧になるかもしれないそうです。少し寂しいですが、大家さんは熱心な仏教徒で、ずっとやりたかったけど、アパートの管理やおばあちゃんのお世話などで出来ないと嘆いました。おばあちゃんから「もし自分が死ぬことになっても帰ってこなくてもいい」、と修行をするようOKを出したそうです。昨日、大家さんから電話をもらい、思わず涙がでてしまいました。五体投地をし続け、きっと次に会う頃には身体が半分くらいに痩せているでしょう。頑張って欲しいです。
大家さん一家の妊婦さんは、警察官の男が結婚はしたくないそうで、妊婦さんはかわいそうに見えます。ブータンではざらにある話ですが、2回も同じ目に合い、気の毒です。他に旦那が結婚手続きをしたがらないと悩んでいた知り合いも妊娠3カ月。大家さんの息子は昨年大学を卒業したものの仕事はなく、僧侶になることを考えているそう。戻って久々にブータンのテレビを楽しもうとしたら、知り合いの日本人が号泣。驚きましたが歌合戦のようなに出たお子さんについて泣いていたようです。ボーイフレンドが妻子持ちの日本人は結局、離婚になったそうでモラルがありそうだったので残念。そして、王妃の今日の写真を見て、お腹のあたりがふっくら。男の子なら第6代国王ですね。まぁ、ブータンには驚かされることばかりで、こんな日々がまた始まります。
(写真:空港到着)

2012年2月19日

海外の生活

テンちゃんがたぶん、一番大変な時期に里帰りしたので、大変。自我が芽生え始め、主張も多く、多言語な生活が原因か、元々おバカなのか分かりませんが、言葉の習得が遅いようで、本人も大変なのかもしれませんね。でも、今の訳の分からないテンちゃんワールドのテンちゃん語を話しているのも、可愛くて言葉を話し始めたら、聞けなくなってしまうと思いうと、今も良いなと思いますが、私の家族はそうでもないようですね。義弟は亀の歩みで日本語を勉強していて、友達もたくさんできたようで楽しく生活しています。日本語は仕事に出来る程ではなく、若いわりに憶えがタシより悪いようで後1ヶ月後にどうするのか聞いてみたら、勉強は続けたいので、実家のトンサに帰って農業をして農作物を売り、お金を貯め日本語学校へ通うと言っています。お金を稼ぐ苦労はした方がいいので、本人がそう決めたなら、応援してあげたいと思っています。義弟曰く、日本は「全てが美しい」だそうです。人も食べ物も全て・・・。ブータンとは世界が逆と思えるほど、生活が違うので、彼はそう思うのでしょうね。日本とブータンの色々な違いを彼も学んでいるようです。もし、チャンスがあるのなら、海外での暮らしはしてみるとことはぜひお勧めしたいですね。外にいると日本がどんな国なのかを考えることが多くなり、多くの素晴らしいことに気づきますね。家族への思いも一層強くなるように感じます。海外での暮らしは難しいことも多く、周りの助けが絶対に必要だと思います。私も旦那の家族やアパートの大家さんなど、たくさんの人が外国から来た私も思って助けてくれるので、生活出来ていますが、これはブータンに限ったことではないと思います。ただ国際結婚となると大変なことも多いので、かなりの覚悟がいると思います。ブータンに限ったことかもしれませんが、文化や風習の違いは時には受け入れがキツイ面もあるでしょうね。前にブータンの友人が遊びに来た際、驚く話を聞きました。外国人(アジア系)が日本のビザ欲しさに、まずは日本人と結婚し、何年か日本で暮らし働き、それが軌道に乗ると離婚して、雇ってくれている会社からビザを出してもらうようにするんだそうです。日本のちょっと歳をいった女性と結婚し、母国にはちゃんと家庭があったりするとか。そんな人が山ほどいると聞いて驚きました。何年かは結婚状態にある、巧妙な偽装結婚ですね。日本は他の国に比べればお金持ちで、ブータン人もですが、アジアの人と限らないかもしれないけど、結構したたかだなと感じますね。

ブータンの心地いい時間の使い方や生活に慣れてしまい、なかなか日本的になれずに今回は苦労していますが、大きなことに気づくことが出来た気がしています。ブータンの生き方は、めちゃくちゃ心地良いのです。どう心地良いか説明するのは難しいけど、本来、人間が生きて行くのに、理想である心地よさなんだと思います。魂のレベルが喜んでいる感覚です。日本は経済優先で、お金や物に価値を置き、競争社会で負けないよう、人間にとって最も重要なことを疎かにしてしまい、次第に忘れて社会全体が生きる心地悪くなってしまったように思います。ブータンに来て多くの方が「懐かしい」という感覚になり、「昔の日本」といいますが、私たちの小さい頃は既に合理化優先の社会でした。多分、祖父母の代くらいから、変化したと思うので、その上の代くらいの日本でしょうか…。私たちのDNAにはブータン的な生き方・考え方は心地良いと感じる力を持っていて、普段の生活をしていると気づけないけど、ブータンに来て、ブータン人と触れ合ったり、ブータンの暮らしを感じることによって、本来自分がどう生きるのが心地よいかという感覚を覚醒させる国なんだと思います。なので、多くの方にブータンに来て、覚醒して欲しいですが、ちょっと最近はミーハー的で、情報が先走った観もあって、覚醒させる感覚をにぶらせないか、若干の懸念もあります。日本の報道のくだらなさは極まりないですね。ブータンは国営放送は1局で、民放は1局です。これは少ない気もしますが、でも、充分。日本は競うようにブームを追って、エグザイルがブータンでチベット仏教の祭りで踊るという、ストーリーありきのドキュメントに残念な気がしました。ブータンのGNHをまともに追うメディアはなく、注目されている所ばかりをミーハーに流すのではなく、なぜGNHがあるのか、なぜブータンは幸せで、日本に何が問題なのかを真剣に考えるような番組が作れないのが日本なんですね。テレビ(情報)のくだらなさに、今回の帰国で見た番組は、紅白歌合戦とニュースだけです。情報あり過ぎは人間を腐らせる気がしますね。
ブータンに帰る日まで、あと1ヶ月を切り、早く帰りたい気もしますが、家族や友人との可能な限り楽しみたいですね。
(写真:上・日本語教室のお友達に囲まれニヤ。中・親バカを極め、またまた写真館へ。下・雛人形の道具を持ちさるテン)


2012年1月8日

新年


先月16日に帰ってきて、あっという間に1ヶ月経ちそうです。テンちゃんは魔の2歳児に入り、そして義弟は日本語が一切分からないので、日本の生活を教えたり、日本語の指導もあって、2人子どもを抱えているような・・・。テンちゃんはこっちに来て、すぐに結膜炎になりました。ブータンのアパートで7人が罹患した結膜炎と思い、速攻で眼科に行きました。アパートの人達は次々に移り、お岩さんのようになり一ヶ月間くらい治りませんでした。移らないように気をつけましたが、帰国前日に大家さん一家が夕食にご招待してくれたので、それで移ったのでしょうね。でも、さすが日本。目薬で2日間でスッカリ治りました。こういった面でブータンはやはり遅れているんですね。医療は無料ですが、病気になるとブータンではキツイことになるので、しっかり管理しないといけないな、と今回のことが教訓になりました。

テンちゃんと義弟を連れ、多摩動物園に行った時、テンちゃんは寒かったせいか、ほとんどベビーカーで寝ていましたが、義弟の反応は面白かったです。柵がしてあるのに「かまないか?」と何度聞かれたことか。ライオンやトラに喜んでました。ワニも見たかったそうですが居ませんでした。年末、義弟に紹介と思って、初めて紅白歌合戦をちゃんと見ました。ユーミンが熱唱していたので驚きました。義弟は松田聖子と神田沙也加を親子とは信じず、姉妹だと言い張っていました。25歳にしか見えないと、聖子ちゃんに聞かせてあげたいです。

日本に帰り驚いたのは、しつけの違いですね。ブータンでは悪いことをしたら、バチッと叩いておしまいですが、日本は細やかですよね。ただ、ダメなことが多くて、子どもにしてみれば窮屈なことも多いかも。三つ子の魂百まで、というので、小さいときにキチンとしつけることが大切なのかもれませんが、おおらかなブータンと対照的なので、つくづく日本はスゴイ国だなぁと思います。子どもをしつける目的は、どう育って欲しいか、将来どんな人間になって欲しいかだと思いますが、ブータンは「優しい」で、日本は「賢い」が目的なのかもしれませんね。日本ではバカでは困る訳です。生き抜くため、勝ち残るための人間にしなくてはいけませんね。私には日本的に2歳でキチンとできるようにするようなしつけは出来ませんし、やりたいとも思いません。むしろ強迫的にも見えてしまいます。お菓子をきちんとお友達と分け合えるとか、食事は親と一緒でなければとか・・・。あまり神経質にならず、子どもと居れる喜びを味わおうと思います。

落ち着いたら友達に「遊びに来て~」とメールしようかと思っていましたが、落ち着くなんて無理そうです。なので、良かったらメール下さい。世の中、ブータンブームで、私もブータンの日本人妻として紹介したいと女性誌やテレビなどの申込みがありましたが、ミーハーはお断りです。ヨン様ブーム的なブータン・ブームは早く静まって欲しいですね。タシは旅行会社なので反響は嬉しいですが、短い行程でアチコチ周るような希望で、本当にブータンの良さを知るには無理があります。とりあえずブームに乗った感じでブータンに来るのは残念な気もしています。せめて5日くらいは滞在して欲しいですね。こんな感じで忙しいので、会える日程をいくつか連絡下さい。こっちからせずにゴメンナサイ。最後になりましたが、今年も宜しくお願いします!
(写真:自転車に夢中です)

2011年12月14日

明日、日本に立ちます。本当にあっという間で、親戚が入れかわりしていたのもあって、こっちの友人に会う余裕もありませんでしたね。タシさんと妹リンジンはテンちゃんから離れません。きっと空港で泣くだろうなぁ…。ほんと、子どもの持つ力、存在そのものですが大きいですね。逆に日本の家族はまだか、まだかと心待ちにしています。アパートの皆さんも「テンちゃん、テンちゃん」と、とても大切にしてくれるし、幸せな子だなぁと思います。妹が「なんでテンちゃんはこんなに力が強いの?」と。おじいちゃんはアジア柔道の金メダル、お父さんはアーチェリーの国のチャンピオンです。「怪力」の遺伝子を持っています。私も家族から「怪力ミコちゃん」と呼ばれてました。夢はオリンピック柔道の金メダルでしょうか・・・。

ブータンに暮らして分かったことがひとつあります。この国の色んな問題の根本に「仕事がない」ことがあるんですね。テストを盗むために学校管理人を殺しかけた事件も、大学を出てなければ絶対に就職は出来ないし、大学を出ていたって仕事に就けないくらいです。なので、仕事のない人が大勢いて、でも、土地バブルでトンデモナイ金持ちがいることを知っているので、心の中で「いいなぁ」と思う気持ちと、自分にはお金を稼ぐ術がないという、将来の不安の両方を持った、夢のない人がたくさんいます。日本と違って職種がいっぱいあるわけでもなく、アルバイトだってなかなか就くのは難しかったり、しかも、仕事はツマラナイ・・・。ブータン人と日本人の大きな違いは、仕事に対する価値観もあります。仕事って成果をあげた達成感で、益々、仕事が楽しくなり「やりがい」を感じたりしますが、ブータン人で仕事に「やりがい」を持っている人は、ほんの一握りのように思います。仕方がないからやっている・・・、日本人もそういう人も多いかもしれないけど、そう思いながらも、きちんと仕事はこなしますよね。仕事って楽しいものだと思っている人は少ないと思います。政府がもっと仕事を与えてあげればいいのですが、政府もそんな余裕もないし、なんの仕事を与えて良いのかアイデアも浮かばないでしょう。外国人の私から見ればこの国は問題だらけ。問題があるといことは、それは仕事になるし、ビジネスチャンスでもありますよね。そこのところにうまいこと外国に支援が入るといいのになって思います。グラミン銀行のようにはいかないかもしれないけど、仕事とはどういうものか、仕事をつくるにはどうすればいいのか・・・など、日本なら得意とするところですね。お金を貸したら返さない人が多いので、特に男性は遊ぶことばかり考えているので、注意が必要ですが、チャンスさえあれば頑張れる人もいるでしょうし、それを見て自分も頑張ろうと、夢を与えてあげることが、この国に必要ですね。

そして、この国をよくするために、もうひとつは土地バブルを政府がコントロールする術を持った方がいいですね。でも、これには難関が。王族の多くが土地を持ち、バブルの極みにいるから、無理でしょうね。国王や先代国王は質素であることを気にされてますが、おんな・子どもはそういう訳にはいきませんね。妹の彼氏の家はプリンセスと仲が良いのですが、毎年旅行に行きます。今年はカルカッタへ11人、旅費はすべてプリンセスのおごりのお買いもツアーです。昨年は24人で香港だったそうです。だからといってブータンがGNHの国ではないとは思いません。幸せでない部分があるからこそ、GNHは必要なんですよね。本当に奥の深いブータンです。
(写真:皆既月食。ゴーストが月を食べるという風に思っているので、「月を返せ~」と、街中でシャウトする声が聞こえ、まるでサッカーの試合のような盛り上がり)

2011年12月12日

未来は・・・

ここ最近はネットが繋がらず、銀行なども全部ダウンして大変でした。繋がったり切れたりはストレスになるので、パソコンから遠のきました。さて、ティンプーの北はとても好きな場所で先日タシさんとドライブに行きました。黄葉が進み、とてもきれいで、少し奥まった静かな所にあるワンチュクリゾートに寄ると、静かどころではなく、警察がぞろぞろ。ウェディングパーティをしていていました。有名歌手が歌っていたので、しばらく聴き、トイレを拝借しました。大臣も大勢いて、私たちは民族衣装を着てなかったので陰で見てましたが、民族衣装だったらドサクサにまぎれ、ご馳走にありつけたのに・・・と、2人同じことを。200人くらいはいたでしょうね。昔は結婚披露宴はなかったそうで、益々、貧富の差が拡がるブータンを垣間見た気がします。首都と首都以外では、世界が違うと思える状況になってますね。日本のような相続税が掛からないので、土地持ちの豪族はバブルにのって、益々リッチに、そうでない人は貧乏なままです。妹とそんな話をして、「どっちがいい」と聞けば、もちろん「リッチ!」と応えましたが、「この国は貧しい人がいっぱいいるのに、自分だけ幸せになれば良いの?」と聞いてみたら、「やっぱりリッチだと、益々リッチになることやスタイルばかり考えるようになるから、このままでいい」と。可愛い妹です。ブータン人の中には、GNHは形だけで国にうまいこと騙されていると考える人もいますが、基本的には心に重きを置く人が多いと思います。ただ、今の若者は真からの仏教徒ではなくなりつつあります。情報化社会で育った彼らは、仏教の教えを基本として生きるのではなく、自分の欲望を満たすことに傾きかけているのは確かですね。先日の統一試験前に学校にテストを盗みに入ったグループは、管理人の頭蓋骨が骨折するまで殴りました。手術で一命はとりとめたものの、場合によっては死に至ったかもしれません。蚊さえ殺さない、殺生絶対禁のこの国で、テストを良い点数にしたいがために、盗みに入り集団暴行をした事件に国民はかなりショックを受けているようです。その後、他の学校でも類似のことがあったり、先日は警官と言い合いになり20人以上の若者が3人の警官を暴行し、2人は危険な状況にあります。幸せの国で、心の豊かさ、自由度が日本よりも高い分、欲が出ると歯止めが効かないような気がしますね。情報化社会は真の仏教徒を作り出せなくなる可能性があるように思います。国王や政府は外へのアピールは充分出来たと思うので、ブータンの今の問題について、何か策を打たないといけませんね。

日本と違うな、と感じるのは恋愛についてです。結婚していても他と付き合ったりする率が断然高いですね。自由恋愛の度を超えた感じです。日本の場合は「不倫」として隠しているから分からにのかもしれませんし、ブータンの場合は人口が少ないので、噂話で情報が入って来るから率が高いと感じるのかもしれませんが、周りにとにかく多いです。元々、重婚OKだし、一夫多妻とその逆もありなので、ベースの違いがあるかもしれませんね。ちなみに既に結婚していて、更に他と結婚する場合、黙っていることが多いので後で問題になります。日本がブータン人と付き合う場合は、そういったベースの国だと思っていた方がいいですね。日本人も重婚の家があったり、妻子があるのを知ってか知らずか付き合っている人もいます。日本人はお金がある、またはお金を作り出せる能力があるため、それを期待し結婚したり、付き合ったりして、他の妻子を養うために日本人との結婚をしている人もいます。たぶん、日本の人が考えているより、ブータン人はかなりしたたかです。それと男性は付き合って、子どもが出来ると逃げる、またはお金を支払って別れる人も多く、残念なことに大家さんのところのご家族も、2年以上付き合い、子どもが出来たら男性は逃げ腰で、また父親のいない子どもを産むことになりそうです。でも、赤ちゃんはすごく大切にするので、その点では少しホッとしています。

来週には義弟を連れ、里帰りします。弟のビザのリミットである3ヶ月間いますので、良かったら、遊びに来て下さい。弟は今時の若者とは違い、仏教をとても大切にして、なるべく良く生きようとしているのが分かります。成人までか成人近くになる程度まで田舎で育った人は本当に心が優しく豊かです。青年期に首都で育った人は、欲望の塊だったり、欲望のコントロールが出来ない人が多くいるので、かなり注意が必要です。弟は1年少し前まで、電気のない暮らしをしていたので、首都ティンプーを「大都会」と言っていますので、東京をどう感じるでしょうか。素朴な疑問で「昼ごはん・夜ごはんは立って食べるのか、座って食べるのか」と聞かれ、笑ってしまいました。しかも、なぜ朝ごはんは入らないのか…。きっと、テレビで立食パーティの模様でも見たのかと想像します。
 (写真:2歳になりました。幸せすぎる2年、妊娠中を入れるともっとか…)


2011年11月30日

バトンタッチで

昨日、義妹と甥っ子はトンサへ帰りました。義妹はストレートパーマをかけ、サラサラ揺れる髪になり喜んでいました。ブータンのストパは、かけた後、触ってはいけなくて、1週間は髪を洗えません。寝る時も気をつけてないといけないそうです。農家なので、長いサラサラの髪は邪魔になりそうですね。義妹も甥っ子も私とテンちゃんに会えてすごくハッピーと、何度も言って帰って行きました。お財布の中に、私の証明写真が入っていて、驚きましたが、旦那があげたらしく、大切にしてくれていて、ブータンって本当に素朴な幸せがあって、その素朴なことは、すご~く幸せと感じさせてくれますね。短い滞在でしたが、それにバトンタッチするように、昨夜遅くに、両親と伯父が我が家に到着しました。プンツォリン(インドとの国境近く)で、高僧によるティーチングがあるそうで、それに行くための経由地として、寄ってくれました。身体の弱いお母さんは案の定、車酔いでダウンです。少し身体を休めて、更にここから何時間も車に乗るので、お母さんは置いて入った方が良い気もしますが、ブータン人にとって、仏教のイベントは何よりも大事なんですね。
義弟は日本で言う所の高校三年生。今日から統一テストが始まり、2,000人だけが、唯一の国立大学へ進むことが出来ます。義弟はそれほど勉強が好きって感じでもないので、難しいですね。国王の出身高校では、テストを盗みに入った子たちがいて、学校の管理をしていた人は頭に相当殴られ重傷です。今の若者は問題がありますね。テレビやネットが解禁され、情報化社会で育った彼らには仏教の教えよりも、欲望の方が上回り、特に男の子の方は歯止めが効かないですね。就職難なのが一番の問題で、大学を出ていれば可能性はあるのでしょうが、将来は仕事につけないだろうと夢を持てないのはかわいそうなきもしますね。問題がたくさんある国ではあるので、仕事はいっぱいありそうな気もすますが、仕事を自分で作るっていう発想がブータン人にはないし、政府も仕事を作って与えるような余裕がないんですね。こういった面でこの国は貧困国なんだなぁと思います。
両親と伯父は明日、プンツォリンに行けるでしょうか。お母さんは夢で、「こっちへおいで」と黄泉の国へ案内されたと今、言っています。
(写真:左がおじいちゃん、右はおじいちゃんのお兄さん。かわいい帽子)

2011年11月28日

シンプルな幸せ

タシさんは9人兄弟で、妹が3人います。実家の両親と一緒に住み、農業をしている義妹がテンちゃんと私に会いたいと、息子を連れて会いに来てくれました。お米やお野菜、玉子など、トンサの両親からたくさんのお土産を貰いました。義妹は首都に来たことがありますが、甥っ子は初めてで、ティンプーに建物がいっぱいあることに驚いています。そして、初めてのテレビ・・・。ご飯を食べてアニメを見た時は、持っているお皿に目もくれず、くぎ付けでした。テンちゃんより体重が軽そうな9歳時ですが、良く食べます。タシさん曰く、農家の子どもはとても良く食べるそうです。しかもエマ(唐辛子)もガンガンです。昨日、靴を買ってあげたら、本当に喜んで、今日は朝一番にシューズケースを開けて、確認していました。遊びに来て、天国にいるような気分だと言ってくれ、嬉しいですね。義妹は今、ストレートパーマに行っています。田舎のトンサのお祭りで、ダンスをした時、みんなは髪が揺れるのに、自分は揺れない・・・とちょっと可愛らしい悩み。仕上がりが楽しみです。タシさんの兄妹の9入中、5人に会いました。まだ会っていないのは、実家で農業をする弟、ゲレフ(インドの近く)で農業をする弟、それと末妹は尼さんで、彼女は瞑想中で1年間、話をしてはいけないそうです。9人もいるとホント楽しいですね。ご飯の時など話が盛り上がって、兄妹ケンカもあったり、ウルサイくらいですが、家族仲良くって楽しいです。
(写真:お土産の玉子、テンちゃんと従兄弟。テンちゃんは最近、髪をいじって遊ばれてます)



2011年11月27日

B・ブーム


日本ではブータンブームが起きたそうで、どんな感じか分からないのが残念ですが、余波がありました。日本のテレビ局からの質問で、流行語の特集でブータンで今年、流行ったコトバは何かと・・・。特にコレと言ってないので困りましたが、何といっても今年は国王ご成婚につきますね。流行語なんて、もう年末も近し・・・です。テレビ登場は久々で、どなたか見たら、どんなだったか教えて下さい。この国はすごく魅力的で、住んでいる今なお、驚かされることが多々あります。驚きといっても、嫌なことは少なく、良い意味で衝撃的ですね。日本に居た時より、人間らしい生活が出来ている気がします。もちろん問題もありますが、それはそれで現実を観ますが、元々の人間性が、日本人とは違い、気遣いはいりません。山々に囲まれ、窓の外に目をやれば、緑がほとんどを占めます。もちろん首都なのでたくさん家がありますが、大きな建物もなく、ブータンは建築物の規制があって、仏教的なデザインで揃っていて、奇抜な感じの家はなく、景色にマッチしていて、機械的な感じがしませんね。標高が高く太陽が近いので、お日様をいつも気にしながら生活しています。日中は暑すぎるくらいの日差しで、陽が山に隠れた途端、気温がグッと下がります。庶民の台所のサブジ・バザールでは、形の悪い野菜がたくさん並んでいて、野菜の状態をひとつひとつ見ながら、量り売りで買い、ビニールではなく自分のエコバッグに直接入れます。私はたぶん人工的な機械的な感じが性に会わず、ブータンに居ると、自然に近いことや、自然を感じざるを得ないので、私は心地よくって、生きている実感や幸せと感じる喜びがたくさんあるんだと思います。離れて見て日本が素晴らし国だと分かりましたが、どうしても自然を感じるのが難しく、必要以上に気を使ってしまうので、私は疲れてしまい、幸せを実感できずにいたのかもしれません。ここに居たら何ものにもなる必要がなく、ただ心地いい自分でいればいいのです。自然を感じて生きることが、こんなに心地よく、幸福感と繋がっているとは思ってもみませんでした。自然がそうさせるのか、ブータン人がさせるのか分かりませんが、気遣いの疲れはなく、家族やご近所、友人達とくだらない話でゲラゲラ笑って、あっと言う間に年を取るのもいいかも…と思います。 
(写真:キング&クイーン。英国王室を見るとダイアナ妃を思い悲しくなってしまう・・・)

2011年11月25日

いたずら小坊主

国王と王妃は、なんと今はイギリス。一気に世界にブータンを広める時ですね。きっと、日がいいのでしょう。ブータンは仏教的に日がいいか、チェックの上、スケジュールを決めたりします。そういえば、国王の結婚相手も、僧侶によって相性が観られ、決まったそうですよ。以前の国王の彼女とは、仏教的に合わなかったとか・・・。どこまで本当か分かりませんが、前の彼女は気が強く、自分のフェイスブックに国王との写真をいっぱい載せちゃっているそうです。その人と結婚しなくて良かったかも…。前カノは王妃の従姉妹だそうです。ブータンは世界が狭く、娯楽も多くはないので、噂は大好きです。こっちで働く日本の独身者が、以前に誰と付き合っていたか、なんて知れ渡っています。ブータン人は結構、好き嫌いが激しく、うちに来るブータン人がみんな、いつも同じ日本人について、すごく言うので、よっぽどなんだと思いますが、私は特に外国人なので、噂の的にならないように気をつける必要がありそうです。
さて、大家さんの弟のところに、いま、少年僧が泊まりに来ています。足が悪く、手術をしたので、しばらくここに居るそうです。この少年僧が、かなりのイタズラ坊主で笑えます。やることがなくて、つまらないから、うちの弟に外へ連れ出してくれと、ベランダ越しにお願いしています。お医者さんに歩かないように言われているので、彼には外出禁止令が出ています。先日、家の人がみな出かけた時、留守番の彼はもちろん外へ飛び出し遊んでいました。家の人達が帰って来るのを見て、猛ダッシュで先に戻ってきたのを、うちの弟が見かけて爆笑していました。10歳のくせに、ドマを食べます。ドマは煙草の代わりのようなもので、刺激があり、お酒のようにゆっくり酔うのではなく、一気にガツンと来ます。お隣の家が干している牛肉を、さっと取って、しゃぶっていたり、弟に彼女が欲しいから、誰か良い子を連れてきてくれ、とか頼んでいます。いたずらっ子を絵にかいたような顔の小坊主です。もうしばらくは、ここに居るようなので、次に何をしでかすか・・・。ふふふ。僧侶の生活は彼にとって、キツイかもしれませんね。
(写真:最近、家の周りに子牛がうろつくようになりました。下の家の子ども達が喜んで世話をしています)

2011年11月24日

幸せの国 ブータン

NHKワールドを見て、オウム事件を妹と弟に説明しました。「どうして?」と聞かれてたけど、答えられず・・・。死刑の前になぜ事件を起こしたのか、どうしてオウムに入ったのか、その理由をちゃんと教えて欲しいです。洗脳されていたから…では、済まない問題です。日本の社会を作る一員として、そして被害者への償いのためにも知りたい!
ブータン国王は経由先のタイで美人首相にお見舞いを伝えていました。ぬかりないですね。日本はプチブータンブームで、水をさすつもりはないけど、ここのところ感じていることをいくつか…。ブータンが「幸せの国」であることの元になっていることとして大いに「チベット」が関係していると思っています。ブータンはかつてチベットと戦争をし、民族的にはチベット族の流れがたくさんいます。同じチベット仏教国で、ブータンと比べて巨大なチベットが、中国に侵略され、民族も文化も、そして宗教も踏みにじられ、中国によりジェノサイドをされつつあると感じます。チベットだけではなく、シッキム国もインドに吸収され、第3代国王妃はシッキム王家の流れで、ルーツが無くなり、ブータンの行く末を危惧した第3代国王、及び第4代国王は、小国ブータンが亡国にならないよう、あらゆる方法でブータンを世界に知らしめ、防御してきたのだと想像します。民族衣装を着ることで文化を守り、民族意識を高め、また、外国からの侵入者を防げます。民族衣装の着用は国を守ることに通じます。GNHという指針は行き詰った観のある経済優先の先進国にセンセーショナルなアピールです。GNHがあって幸せなのではなく、幸せでない部分があるからこそ、また、幸せを守り続けるためにもGNHが必要な訳です。公用語として母国語以外に英語を取り入れ、海外とのコミュニケーションが容易にし、小国は海外や国連の力が絶対に必要です。教育に英語を取り入れた目的は国際人になるためだけではないと思います。今回の国王夫妻の訪日は計算通りの大成功ですね。評判になったスピーチも国王自身で作る訳はありませんが、だからといって嘘を言ってはいません。この国は賢きリーダーがいっぱいいます。これらを導いているのはやはり先代の第4代国王でしょうね。日本人が知ったらビックリする程、多額な支援を日本はブータンにしています。だからといって、来日した国王は日本にヘイコラするのではなく、褒め殺しかと思えるほど日本の良さを教えてくれ、日本はそんな国だったのかと思い出させてくれました。とても丁寧な口調でしたが強調していたのは「対等な」関係です。支援を望むのではなく、対等な友好関係をアピールしていました。こういったところがブータン人はすごいと思います。誇り高き民族で、良い意味でプライドが高いんですね。
現実のブータンは幸せだけではもちろんなく、大きな問題としてはあげられるのは、多くの若者が仕事につけず、そんな中で悪さ(飲酒・ドラッグなど)をしたりします。ブータンではお酒の問題も大きくあり、お酒が暴力に繋がっているため、酒税の値上げが議論されています。他にはニュースで目にするのがレイプで、結構頻度は多いですね。ただ、これらの問題は日本に比べ、人口比もありますが、たわいもないレベルでしょう。日本で頻繁に起こる信じられないような異質な事件はありません(通り魔とか、子どもを殺すとか)。被害があった人には申し訳ないけど、単純な事件ばかりです。ブータン人は自国の置かれた立場を知るよしもありません。既に2割近くを中国にここ数年で取られているそうです、同じチベット仏教徒であるチベット人たちが現在進行形で、ひどい状況下にあることも知りません。ブータン国王は日本に国賓として招かれ、多くの報道がありましたが、ダライ・ラマ法王もチベットの皇ですので、国賓であったら、どれほど救われる人がいるのかと思うと残念ですね。ブータン人は第4代国王が優しく、多くのチベット難民を受け入れていると誇りに思っていますが、チベットの現実を知らないのです。就職難で将来に不安を抱え、ドラッグで遊ぶ若者は、もっと外に目をやるといいですね。自分達がどれだけ幸せなのか知らず、自分のことだけしか考えない若者たちは、仏教の教えにも反すると思います。せっかく英語が話せても、外国で不法就労するためのに英語教育を取り入れたのではないと思います。自分達のことだけを考えてるのでは、ブータンは発展しません。かつての豪族は不動産により更にリッチになり、ラッキーなことに海外に行けた人は、ビザが切れてもオーバーステイして稼ぎ、ブータンにビルを建てています。国営銀行なので海外送金により、不法就労を国も把握していますが、国にお金が入るのは良いことなので黙認しています。仏教が尊ばれ、絶対的な権威を持っていますが、形を重視するだけではなく、若者の悩みや現代の問題にも、仏教者がもっと近づいてくれるとより良いと思います。国が仏教に力を注いでいるのは、簡単にやられてしまう国であるからこそ、仏の力を借り、祈る必要があるからですね。国が王政で安定する近年まで、ブータンは戦いが続き、多くの血を流しました。殺生が最大悪の仏教だからこそ、王家の祖先がしてきた殺生のためにも、仏教に力を入れているのも確かでしょう。
ダラダラ書きましたが、幸せの国も色んな背景があり、知恵と力のある賢きリーダーがいたから、小国ブータンは有名になり、「幸せの国」と言われる今があるんですね。なんだかんだ言っても、この国が正しく・幸せであることは「仏教」というバックボーンなしに語れないと思っています。
(写真:この時期は野鳥マニアの朝が忙しいです)

2011年11月20日

ありがたい




ブータン国王&王妃の訪日が終わり、反響をみると短期間に多くの気づきを日本にもたらしたように感じます。ブータンを知らない人は、日本人に顔がソックリなのでビックリしたでしょうね。これもあって親しみやすかったかもしれません。国王は何度も祈りを捧げていましたね。福島でのプジャは日本人として「ありがとう」という気持ちで写真を見ると胸がいっぱいになります。ブータンでは祈りは普通のことですが、日本でこの姿勢に驚いたのではないでしょうか。手を合わせる姿は、祈りでもあり、感謝でもあり、思いが一番通じる姿勢で、謙虚さの現れでもありますね。多分、日本人の根っこの部分は、同じような姿勢を持っていると思います。いまは、どこかに忘れてきてしまった遠い記憶のようです。ブータンはかつての日本の良さ、美徳を今も持ち続けていると感じます。なので、色んな部分で共感できましたね。人間らしいというか、日本の皇族は環境的に国民と交わって普通に話したりは出来ないので気の毒です。現れ方がだいぶ違い、皇族と言えども普通でしたね。京都で傘を僧侶にそっとかけ、話題になりましたが、ごく普通のこと。王妃は銀座ブラして、ユニクロでウルトラライトダウンとヒートテックを買ったそうで、寒いブータンにはナイスなお買い物でした。スピーチも良かったですね。慶応だけではもったいない気もするので…。
携帯電話を例に挙げ、科学技術の発展が私たちの生活を目覚ましく変えたことを強調する一方で、そうした変化のペースに対応することの難しさについても触れ、経済格差や環境破壊などの世界的な課題を指摘。こうした課題を解決するための鍵は、基本的な人間としての価値観、すなわち、「人に対するあわれみ、正義感、そして誠実さを大切にすること」。「あなたが人生を振り返ったときに、後悔なく満たされていて幸せであることを祈ります」と。
色んな問題が起こって、経済優先で心を考えずにいた日本に、今回の訪日は色んな気づきを与えてくれたような気がします。ブータンは幸せの国で祈りの国です。仏教がすべてのベースにあるので、揺るぎがなく、優しく、正しく、幸せを実感できる国です。小さい国で貧困ですが、驚くほど豊かな国です。こんなシチュエーションの日本に、国賓級のVIPはなかなか来てくれないでしょうね。ホント、よく来てくれました。きっと、前国王も「よくやった」と国王を褒められるんじゃないかなぁ。
国会演説の全文

(ちょっと宣伝:旅行会社をやっています。ブータンに行ってみたいなって思った方。どこよりも安いと思いますので、遠慮なくお問い合わせ下さいね。ブータン・リトリートで検索して下さい!)

 

2011年11月12日

極端な感じ


今日のブータンはどんよりしているので、ネットの繋がりがあまりよくありません。天気に左右されるなんて、さすが自然な国ですね。黄葉は進んでいます。曇りでなければ、日中は部屋にいるとポカポカ。窓際は暑いくらいです。陽が入らない部屋は寒いので、標高が高い分、太陽は大事です。タシパパはまだ観光シーズンが続いているので、シンガポールの女性5人組のツアーに出ています。フリーランスのガイドもしていて、今回はABCツアーの仕事。お客さんが既に到着しているのに、ホテルがほとんど決まっていない状況で、タシはかなり怒りながらも自分でホテルを探してスケジュールを変更したりしてました。人気のある会社はとにかくブータンにお客さんを来さますが、管理がしきれていないようです。今年の5月からブータン・リトリートをタシは始めましたが、日本人だけで5人の方が、旅行が良くなかったと耳にし、とても残念に思います。ブータンは高額の旅行なので、ツマラナイ旅はして欲しくないですね。ブータンの素敵をいっぱい発見してもらって、思い出に残る素晴らしい旅になると良いなって思います。
さて、ダライ・ラマ法王様の原発による発言があちこちで聞かれますが、法王様は原発が良いとも悪いとも言ってませんし、仏教者であるので、それを意見する立場でもなく、いつもいっているのは「すべてのいのちの大切さ」です。日本の原発の状況について知る由もないし、原発反対の人は法王に「原発はよくない」と言って欲しかったんだと思いますが、それは宗教者の立場として発言するものでもないですね。そこをどうしても法王に原発反対と言わせようとするのは仏教的ではありません。もちろん私も原発反対だけど、「ダライ・ラマ法王が反対といっているんだから、原発はよくない・・・」みたいな構造は違いますね。法王は「よく検証するよう」にと言ってますし、普段、法王様が対話する科学者達の多くは原発推進の人かもしれません。日本の詳しい原発のことなんて分かるはずないし、法王は仏教者ですね。原発問題で抜けているのは倫理的な議論ですが、法王の力を借りるのではなく、日本人自らの力で解決する問題だと思います。
(写真:友達が撮ったナイスショット)

新しいブロガーでの試し

2011年11月9日

宗教って・・・



ブータンはチベット仏教国です。仏教のために生きているような人がいっぱいいます。ただ仏教が権威的な風にも感じます。尊ぶことは重要ですが、あまりに尊び過ぎて、形に重きを置きすぎているようです。現代の問題に仏教がもっと関わったら良いのになぁと感じます。若者は就職が難しく、みな将来に不安を抱え、お酒やドラッグに走ったり、問題を多く起こしています。そんな現代の問題に、ブータンの仏教者が智慧を説いてくれるといいのになぁと感じます。「良いことをして、悪いことをしないように・・・」では、漠然としていて分かりません。もっと仏教者と市民が対話が必要です。お布施(寄付)はいいことだけど「寄付すればいい」というのは何だか金がモノを言う世界と一緒のような気がします。

先日、日本で法話や慰霊供養をして下さったダライ・ラマ法王は、日本からインドではなく、そのままモンゴルに行かれたそうです。世界で一番、多忙なお年寄りではないでしょうか…。年齢的にもお身体も万全とはいえないと思いますが、世界中に智慧を説かれ、そしてチベットのことを世界に知らしめていっしゃいます。現在、法王は政治的な立場からは退かれ、若い首相が誕生したおかげで、中国やコキントウ、毛沢東などを名指しし言及されています。政治的な地位に居た時は発言できなかったけど、バンバンと中国の悪さを言っていたで、もっともっと報道して欲しいです。モンゴルは同じチベット仏教徒がほとんどの国なので、法王を大歓迎しているでしょう。そして、中国に責められる同じ境遇でもあります。


来日の目的の一つであった東日本大震災の慰霊や被災者と共に悲しみを分かち合うために福島へ行かれましたが、お寺で法王のお話が聞けるのは「檀家さんだけ」と厳しく限定され、席は空席が目立ったそうです。お寺の外には法王のお話を聞きたい方々で、いっぱいいたというのは、まったく日本らしいですね。法王はそれを即座に理解し、お寺の話しの途中で「外へ行きたくなった…」と、外に出てお話され、海に向かって読経されたそうです。さすがです。法王の存在そのものが癒しであり、慰霊なのを理解していないが日本の仏教者ですね。檀家だけが癒されれば良いのでしょうか…。どうして日本の仏教者は「仏教」を本当に理解していないのか、考えてみました。


日本では人生の締めくくりのお葬式は仏教で、仏教者は多いけど、本当の意味では仏教的には生きていませんね。ブータンは国教としての仏教なので、国の支援があり、お布施や檀家がなくてもやっていけます。日本はお寺や僧侶に対し、国の支援(税金以外)はありませんので、各お寺が檀家を拡大し、お布施で生きて行くしかありません。なので、日本のお寺は「会社」と同じで経営が必要なんですね。そうなると檀家(株主)が重要で、他はどうでもいい存在。なんと悲しい仕組みでしょう。日本の仏教者が本当に仏教を理解して、昔のようにお寺や僧侶が精神的・物理的に困った人を本当に助けてくれる場になるといいですね。


ブータンが幸せであるのは、仏教が根幹にあるからだと私は断言できます。「幸せ」をもっと意識し、日々、生きることが大切だと思います。


(写真:コンビニをのぞかれる法王。お店を見るのは大好きだそうですが、欲しくても1日考えると、たいてい買わないで済むそうです。権威的ではなく、すごく近い存在に感じます。)



2011年11月6日

Don't worry. Never give up.



チベット人の焼身自殺が続き、気分がずっと沈みます。しかも、僧侶たちです。チベット仏教徒にとって、自殺がどれだけ悪いことかを知っている人達です。彼らには他に方法がないのです。私にできることは何だろうと思いますが、署名活動を案内するくらいしか浮かびません。焼け焦げていく写真も目をそらさずに見ます。せめて、私の中に強く記憶させなくてはと思います。


ダライ・ラマ法王はいま、日本にいらして東北被災地を慰霊され、明日インドに戻ります。この写真をみて、涙が止まりませんでした。こんなにかわいい子を残して逝った両親は無念ですね。私は3.11後があまりにつらくて日本を逃げてきました。産後1年少しの私には耐えられませんでした。卑怯だなぁと思います。ちゃんと悲しみにも向き合おうと思います。法王様は講演で質問に応え、「この地球には約70億人の人間が居るが、それぞれ皆悩みや心配事を抱えいる。悩みや心配事が無い人間は1人も居ない。だから、今の自分を心配する必要もないし、諦める必要もない」と。

2011年11月5日

被災地へのダライ・ラマ法王のお言葉


決してあきらめないで




決してあきらめないでください


どのような困難にぶつかろうと


決してあきらめないでください


よりよい心を育み


思いやり深いひとであれ


身近な友人のことだけではなく全ての命を慈しみなさい


心の平安を保ち、世界平和のために行動しなさい


平和を得るために尽くしなさい


もう一度言いましょう


決してあきらめないでください


どのような状況におかれようとも


あなたのまわりで何が起ころうと


決してあきらめないでください






尊い人生




毎日、あなたが目を覚ましたとき、考えてみてください


今日も目覚めることのできるしあわせを


わたしは生きている


わたしには尊い人生がある


決して無駄にすまい


自分の持つエネルギーのすべてを


よりよい自分を育むために使おう


心を大きく広げ


生きとし生けるものすべての命を助けるため


悟りを得る努力をしよう


あたたかな気持ちで他者と向き合おう


怒りや悪意を持つのではなく


精一杯、他者のしあわせのために尽くそう