先月16日に帰ってきて、あっという間に1ヶ月経ちそうです。テンちゃんは魔の2歳児に入り、そして義弟は日本語が一切分からないので、日本の生活を教えたり、日本語の指導もあって、2人子どもを抱えているような・・・。テンちゃんはこっちに来て、すぐに結膜炎になりました。ブータンのアパートで7人が罹患した結膜炎と思い、速攻で眼科に行きました。アパートの人達は次々に移り、お岩さんのようになり一ヶ月間くらい治りませんでした。移らないように気をつけましたが、帰国前日に大家さん一家が夕食にご招待してくれたので、それで移ったのでしょうね。でも、さすが日本。目薬で2日間でスッカリ治りました。こういった面でブータンはやはり遅れているんですね。医療は無料ですが、病気になるとブータンではキツイことになるので、しっかり管理しないといけないな、と今回のことが教訓になりました。
テンちゃんと義弟を連れ、多摩動物園に行った時、テンちゃんは寒かったせいか、ほとんどベビーカーで寝ていましたが、義弟の反応は面白かったです。柵がしてあるのに「かまないか?」と何度聞かれたことか。ライオンやトラに喜んでました。ワニも見たかったそうですが居ませんでした。年末、義弟に紹介と思って、初めて紅白歌合戦をちゃんと見ました。ユーミンが熱唱していたので驚きました。義弟は松田聖子と神田沙也加を親子とは信じず、姉妹だと言い張っていました。25歳にしか見えないと、聖子ちゃんに聞かせてあげたいです。
日本に帰り驚いたのは、しつけの違いですね。ブータンでは悪いことをしたら、バチッと叩いておしまいですが、日本は細やかですよね。ただ、ダメなことが多くて、子どもにしてみれば窮屈なことも多いかも。三つ子の魂百まで、というので、小さいときにキチンとしつけることが大切なのかもれませんが、おおらかなブータンと対照的なので、つくづく日本はスゴイ国だなぁと思います。子どもをしつける目的は、どう育って欲しいか、将来どんな人間になって欲しいかだと思いますが、ブータンは「優しい」で、日本は「賢い」が目的なのかもしれませんね。日本ではバカでは困る訳です。生き抜くため、勝ち残るための人間にしなくてはいけませんね。私には日本的に2歳でキチンとできるようにするようなしつけは出来ませんし、やりたいとも思いません。むしろ強迫的にも見えてしまいます。お菓子をきちんとお友達と分け合えるとか、食事は親と一緒でなければとか・・・。あまり神経質にならず、子どもと居れる喜びを味わおうと思います。
落ち着いたら友達に「遊びに来て~」とメールしようかと思っていましたが、落ち着くなんて無理そうです。なので、良かったらメール下さい。世の中、ブータンブームで、私もブータンの日本人妻として紹介したいと女性誌やテレビなどの申込みがありましたが、ミーハーはお断りです。ヨン様ブーム的なブータン・ブームは早く静まって欲しいですね。タシは旅行会社なので反響は嬉しいですが、短い行程でアチコチ周るような希望で、本当にブータンの良さを知るには無理があります。とりあえずブームに乗った感じでブータンに来るのは残念な気もしています。せめて5日くらいは滞在して欲しいですね。こんな感じで忙しいので、会える日程をいくつか連絡下さい。こっちからせずにゴメンナサイ。最後になりましたが、今年も宜しくお願いします!
(写真:自転車に夢中です)