2010年12月19日

大掃除

年末が近づき、掃除をして気持ち良く新年を迎えたいですよね。寒いけど窓磨き、換気扇、冷蔵庫を頑張ろうっと。お片しヘルプもやりますので、必要な方は遠慮なく仰ってくださいね。先日、自然育児友の会の会員の方から「大掃除の時期で長いこと読み返していない本を本棚で眠らせておくのは忍びないので育児に役立てば」と、自然食や自然を取り入れた健康の本をたくさん譲っていただきました。ブータンに帰るにあたり、少しづつ準備をしていますが、日本と比べると断然、食材が少なく、お料理が苦手な私にとって、家族が健康で美味しくいただける料理を作ることに不安がありました。送っていただいたたくさんの本を見ていたら、何だか出来る気がする…って感じてきました。遠くは九州の方からいただいた本で、ブータンにいるママ達にも見せてあげたいなって思います。こういう風に会ったこともない方から、とても大きなこころのプレゼントをいただけるって、幸せですね。先輩ママとして、相談にものって下さるとのことで、ご縁に感謝です。さて、お片づけをする中で、衣類や書籍は回す方法が結構ありますが、食材も必要とされている方の支援になるんですよ~。児童養護施設やホームレスの方々などに役立てられます。前の会社で大量な非常食用缶詰の消費期限が切れそうなので、ホームレスの方々に回そうと手配しましたが、総務部がクレームをつけ、それなら捨てた方がいいと言われた時、この会社に正直、居たくないと思いました。個人のお宅ではそんなにないと思いますが、カレンダーも使わない分、どうしていますか?これも色んな役立て方があります。前に勤めていた会社ではアフリカに送り、カレンダー兼、裏をノート代わりにしてもらっていました。企業のカレンダー配りってどうかなぁと感じるのですが、段ボールにして20箱くらい送っていましたよ。何年か前は年末年始、「派遣村」がありましたね。外で生活する人は寒いでしょうね。家の中だって寒いくらいです。私の中学の同級生もホームレスです。前に勤めていた時、朝、通勤で駅に行くと、布団をひいて寝ていることがよくありました。居ればオニギリなどあげていましたが、ある日、彼の定位置にカラーコーンが置かれてしまいました。それまでに同級生で話しあって、彼をどうしたらイイのか何度か話し合ったりしましたが、精神疾患もあり、家族が見守っていることもわかり、私たちも彼が駅にいることを通勤時に確認することしか出来ず、福祉の専門家の方にお願いしていました。しかし、カラーコーンで場所をふさがれ、彼は行き場を無くし、居なくなってしまいました。何ヶ月か後に、同級生が遠くの別の駅にいることを見つけ、変わらずホームレスでしたが、生きていたことに安堵したものです。タシパパが日本に来て、ホームレスにとても驚いていました。最近はブータンでも少しいるようですが、日本のように別世界に追いやられる感じではないですね。タシさんはブータンでは誰かしらが施しをくれると言い、新宿でホームレスを見るたびに、立ち止り、ハートを押さえていました。「私もホームレスです」と言っているのはダライ・ラマ法王。今回の『ビッグイシュー』は法王様特集ですよ。駅前などで、ホームレスの方々が立って300円で売っていますね。ビッグイシューはホームレスの方々の仕事を提供し自立を応援する事業です。法王様のお話、いつもと少し違う角度です。ぜひ、買って応援しましょうね~。

(写真:ハワイの友達からスーツのプレゼント。まだ歩けないテンちゃんに着せたら、くたびれたサラリーマンになってしまった)

2010年12月16日

1歳になりました!

万両の実が鈴なりです。お正月も近いですね。おかげさまでテンちゃんは11日に1歳を迎えました。1歳の感激は他のママ達も同様、ウルウルですね。お餅担ぎはせず、実家でお祝いをしました。ハッピーバースデイの歌にテンちゃんも大はしゃぎで喜んでいました。私の手作りケーキは断念し、ご近所の方に作っていただきました。クリームを少しあげてみると、初めての砂糖の甘さにウェって顔をしていましたよ。姉からは歌のプレゼント。なぜか“津軽海峡冬景色”。私も家族もみな、テンちゃんのおかげで人生が何倍も楽しくなったようです。テンちゃんよ、我が家に来てくれ、ありがとう!ブータンのタシパパとは電話で話し、テンちゃんは声でわかった様子でした。ブータンはかなり寒いそうです。トンサの実家でプジャ(祈祷)が始まるので、タシさんは準備に忙しいとのこと。1ヶ月くらいは続くそうなので、僧侶も家も大変ですね。でもブータン人は慣れっこなのでしょう。私やテンちゃんについても祈願してくれるそうなのでありがたいですね。先日、ダライ・ラマ法王事務所に用があって行ったら「0歳でチベットのことに参加しましたね」と、なぜか法王事務所なのにピカチュのぬいぐるみをいただきました。ピカチュとアンパンマンはどうも受け入れ難く、私が好きなミッフィー以外のキャラクターは禁止にしていましたが、ありがたくただきました。テンちゃんは風邪をひき、今はハスキーボイスの赤ちゃんです。
(写真:生クリームを味わう)

2010年12月9日

師走

今年はこれまでに経験したことがない日々の流れ方でしたね。早かったようでもあり、遅かったようでもあり。テンちゃんの成長ぶりをみると確実に1年は経っているんだと感じます。あんなに小さかった赤ちゃんが...。どこへ行っても「しっかりしている」と言われます。大人になってもしっかりして欲しいですが、どちらかというともうすでに「ちゃっかり」って感じです。人見知りが全然なく、バスの中でもどこでもニコニコしてますよ。赤ちゃんは柔らかくて、そっ~と扱わないといけないものだと思っていましたが、それはほんのわずか。今のテンちゃんには自分の力を全て出してもかなわないくらい力があるので大変です。着替えだけでもクタクタで、実家では母と姉が2人でもかなわないほど。柔道をやったらオリンピックは確実ですね。ブータン代表ですけど...。12月はクリスマスやお誕生日もあって、ケーキ率が高くなり、もう一年経つし、私はおっぱいに影響がないんだと思っていたら、いま大変なことになっています。乳腺炎のようです。トホホ。治療のできるお友達にやってもらって少し楽になったのですが、そう簡単には治らなそうです。葛根湯やゴボウ種を飲んだりしていますが、一度なると野菜だけの食生活にして一週間くらい掛かるんですよねぇ。詰まりは簡単に取れそうもないので、プロの手を借り、明日は助産院に行くことになりそうです。

昨日はお釈迦様が悟った日、成道会でした。テンちゃんと一緒にお参りしてきました。釈尊は「奇なるかな。奇なるかな。一切衆生ことごとくみな、如来の智慧・徳相を具有す。ただ妄想・執着あるを以ての故に証得せず」とつぶやいたそうです。簡単に言うと「この世のあらゆるいのちは、仏と同じで智慧と慈悲を具えて光り輝いている。ただ怒りや貪り、愚かさといった煩悩や執着のため、その尊い自分の本質、心の宝に気づけずにいるだけである。」

今年はテンちゃんのためにも心穏やかに過ごそうと努力しました。けど、以前より生に対する執着が強くなった気がします。子を守りたいという意識からだと思いますが、いつかは自分も子どもも、すべてのいのちあるものは無くなる存在であることを忘れず、今を存分に生きたいと思います。しかも、楽しくね。

(写真:テレビ近すぎ。何だか生意気な態度。よく見ると笑ってるし

2010年12月4日

わかった気がする

今日は久々に新宿でのデモ「自由への道~チベット」に行ってきました。昨日だったら、風でチベット国旗ごと飛ばされてたかも。今日はデモ日和となりました。これまでデモには何度も参加していますが、変わりましたねぇ。驚くほどに…。前はデモを見る人達の反応はハッキリいって冷ややかでした。しかし、今回は冷ややか度が激減し、関心を持っている人が明らかに多くなりました。シュプレヒコールで「中国はチベット弾圧をやめろ~」、「中国はただちに拷問をやめろ~」などアピールして歩きます。周りが同意している感じがとてもよく伝わってきました。明らかに尖閣諸島のことで、世論が変わったんだと思います。京王プラザ付近で複雑そうな表情をした人達は中国人なのでしょう。少し気の毒に思えました。情報がコントロールされているので、人民はチベットの真実を知らされていないのでしょう。新宿伊勢丹前を通るコースで、人も多く、いいアピールになったと思います。最後は大久保に行き、韓国の方々がとても興味を持って見ていました。チベットのことは世界中からの圧力が必要なので、今日は良いデモコースだったと思います。テンちゃんはあんなに大きなコールにも関わらず、ぐっすりと眠っていました。デモに参加されていた方から「テンちゃん?」と聞かれビックリ。ブログで写真を見ているのでわかったそうです。何だか面白いですね。

先日、産後の心理について書きましたが、マツケンの奥さんのこともあったりして、最近ずっとこのことが頭にありました。少し分かってきた気がします。多くの人が産後ブルーになるそうですが、これも何かしらの意味があってのことだろうと思っていました。子どもを育てて行くにあたり、こだわりを持ったり、プライドを固持していると、周り回って子どもに影響を及ぼしますね。子どものためなら恥も外聞も捨て、行動できるかが、ブルーになるかならないか、なのかと感じます。一人で頑張ろうと固くなったり、必要なのに助けを求めなかったり…。パーフェクトな良いママを目指す結果、弊害が子どもに行くんだなぁと思います。子どもにとって一番大切なのは、ママが心も身体も元気でいること。心の柔軟性はブルーに大きく関わって来るんだろうと感じます。ホルモンの影響でブルーになりやすくなる訳は、子どもをこれからしっかりと守っていくために、プライドを含めた自欲を滅し、受け入れることのできる、大きくてやわらかな母性を築くため、与えられたホルモン機能なんだなぁ、と自分なりにわかってきました。意味ないことなんてないんだな。

(写真:撮影はねこみみさん。撮影技術が素晴らしく芸術のよう。伊勢丹前はすごい人)

2010年12月2日

嬉し泣き

ブータン人の中でFacebookが流行っているみたいです。大家さん一家、それぞれ皆なからメッセージが届きますが、返事するのも大変ですね。大家さんからはとてもステキなメールをいただきました。私がブータンに帰るにあたって、家族で私をヘルプするから安心して、と。なんだか涙がでますね。会いたいのタシさんより、大家さんかも・・・。タシさん、ごめん!ウソだよ。タシパパは今度日本に来た時には、日本語を少し話せるように勉強して、アルバイトをすると言っていたのに、案の定、友達が邪魔して勉強は全然していないと。まぁ、なんて意思の弱いパパだこと。テンちゃんに会いたいのは山々でしょうが、年に2回も来日してプラプラしているパパとテンちゃんの2人の面倒は見きれないので、今回の来日はパスです。ブータンには「働かざる者食うべからず」とか、「時は金なり」なんて考えないんだろうなぁ。旦那には驚かされますが、まっ、これぞ Bhutan なんでしょう。でも、少し憧れます、こういう考え方も。タシさんが以前、働かずにノンビリしていて、気持ちが嫌にならないか聞いてみたら、「どうして?」と。そういう機会があるなら、そうした方が人間らしいかも…とも思います。

最近は引越したので助産院のサロンまで歩いてすぐに行けます。テンちゃんと同じくらいの他の赤ちゃんを見るのも幸せです。赤ちゃんをみながら、たあいもない話をしていますが、私の故郷のような場所で大好きです。帰り、助産院の前で助産婦さん達がちょうど出てきて、お世話になった方々が優しくって、嬉しくなりました。少しだけでした背中をさすってもらって、あれからもうすぐ1年経つなぁと、感慨深くなりました。

さて、12月は世界人権週間があります。それに合わせ、新宿でチベットの人権を訴えるデモがあります。新宿のど真ん中で、青空の元、チベット国旗をたなびかせ、大きな声で自由を叫ぶのは、気持ちがいいですよ。師走で忙しい時期ですが、是非ご参加あれ~!!

(写真:母と姉はテンちゃんの頭に色々のせたがります)


『自由への道―チベット


■ 日時:12月4日(土) 12:00開始(雨天決行)

■ 集合場所:新宿区柏木公園(新宿駅西口徒歩5分)

■ 主催:2010チベット人権デモ実行委員会

■予定時間:

12:00 集会開始

12:30 デモ行進出発

13:30 到着、解散

■コース(予定)

柏木公園→新宿大ガード西左折 →新宿郵便局前→甲州街道左折→新宿駅南口前→明治通り →伊勢丹脇→新宿七丁目交差点左折 →大久保公園解散