2009年10月31日

三昧

昨日はギリギリに法王様のお出迎えに間に合い、昨年に引き続き握手をしていただきました。あれほど柔らかな手をしている人は他に知りません。これできっと安産に違いない、と勝手に思い込んでいます。在日のカワイイチベタンの女の子たちも民族衣装であるチュパを着てお出迎えしていました。ブータンの若い女の子ソックリですね。前職の関係会社のホテルだったので、懐かしい方々にも会えました。関係あるからではありませんが、実に素晴らしいホテルです。普通、追っかけのような人達は排除的に扱われますが、全く逆でお客様として素晴らしい対応をしてくれました。そして今日は朝8時に出発し、チベットハウスのお手伝いをして、法話開始の3時間前から「聖地チベット展」に真実の情報がもたらされるよう、主催者と文化庁に対する署名活動を会場の外でやりました。皆さん熱心に話を聞いて下さり、署名も徐々に集まってきています。法王さまの法話、本当に素晴らしかったです。追々書いていきたいと思いますが、ハッと気付かされました。最後に質問をいくつか受けられましたが、全く理不尽な被害にあった時(例えば愛する家族を殺されたり・・・・)そんな時に相手を憎んだり、恨んだりしてしまうという質問に対し、法王様は良く検証して、加害者側はそのような因を積むことになり(よくないカルマ)、気の毒なことをすることになる相手にこそ、慈悲と利他の心を持つ必要がある、とのお話でした。法王様のチベットと中国の問題にも同じように考えられているんでしょうね。今日は偶然にもお隣の席が、チベット僧でお医者様のバリー博士だったので、ご利益ありそうな感じでラッキーでした。これから頭の中を整理しながら、今日も幸せな眠りにつきます。明日は仏教と科学のお話なので、これもまた楽しみです。3日連続、法王様三昧で幸せです。

2009年10月29日

ふぞろいのリンゴ

ブータン新聞に赤ちゃんのワクチンに副作用があって2ヶ月でストップとありました。こういった面では、まだまだブータンは怖いですね。赤ちゃんのワクチン類は日本で済ませたいと思います。昨日は嬉しい便りがいくつか届きました。ありがとうございます。転覆した船から3名の帰還、ビックリですね。本当にヨカッタ。このニュースを見で、もしかしたら、えひめ丸だって、すぐに救助すれば、高校生たちは生きていたんじゃないかなぁと、悔やまれました。さて、今週末には法王様の講演があります。超わくわくです。これに向けた新たな支援の準備で少し大変なところもありましたが、チベットを思えば、そんなのどうでもいいことですね。出産前の最後の良い思い出になりそうです。上の写真は青森・岩木山の麓のリンゴです。私はつわりの時にリンゴだけしか食べることができず、妹のリンジンがいつもむいてくれました(つわりは軽い方だったようです)。日本のように甘いリンゴではありませんでしたが、いくつか種類があって、甘酸っぱく美味しいリンゴにあたった時は至福の喜びでした。木になるリンゴって赤ちゃんの頬っぺたみたいでカワイイですね。普段はそんなに食べないリンゴですが、つわりの時の印象があったようで、妹リンジンがお父さんやお兄さんに、私が無類のリンゴ好きだと話したようで、お父さんの所でとれたリンゴを送ってくれたり、日本に帰る時はダンボールに一箱、お土産としてくれました。そのまま食べるには甘酸っぱすぎるので、ジャムにしたりし、お世話になった方や近所の方におすそ分けしました。すごく評判が良くって、リンゴそのものの味というより、思いが詰まっていて、作る物って食べ物だけではないけど、人の気持ちが入るんだなぁとつくづく感じます。何をするにも喜んでもらえるように心をこめてやることが大切だなぁと、嬉しい便りからも感じ取りました。

2009年10月27日

支援って

東京もだいぶ寒くなってきましたが、ティンプーも朝晩は寒いようで最低気温が3度くらいだそうですよ。妊婦は低気圧の影響をここまで受けるのかっていうぐらい、大変でした。早く台風が去ってくれてよかったです。ランディさんの新刊を読んで水俣病の支援について書かれていて、ふむ、と思いました。

「支援者というのは、時として、患者さん当事者をおいてきぼりにして自分が主役になってしまったりしますから」・・・・誰が悪いといのものでもないが、支援を目的としていると、だんだんと支援者の方が主役になっていく。支援する者は善であり正義であり、支援者はいつも正しくて、支援されるほうがへりくだっていなければならなくなる。これでは支援どころではない。だから、支援者は恐ろしいのだ。(「生きなおすのにもってこいの日」より)

私はチベットに限らずに色んな支援している人を知っています。ランディさんのいうように2通りいるな、と実感します。

2009年10月24日

あと少し

今週で9ヵ月目に入ります。そのせいか、だいぶお腹が張っています。動きがかなり緩慢になってきました。そろそろ色々準備を本格化しないといけないと思って、おむつとか見ていたら、結構高くてビックリ。なので、各社サンプルなどあるかと思って調べると、色々なプレゼントがあったので、5社で応募してみました。赤ちゃん関係の懸賞サイトを見つけたので、他にもいろいろ応募してみようと思います。お隣のお家の屋根にアオサギがまたまたやってきました。今日は2羽いたので、つがいないのかもしれませんね。余談ですが、よく“おしどり夫婦”って言いますけど、おしどりはすごく浮気者なんですよ

2009年10月23日

許せないこと

昨日はもやもやして、深く眠れませんでした。写真はペンキ氏(21歳)サキャ出身。こんなにカワイイ子が処刑されてしまいました。なぜ、今なのでしょう。見せしめなのでしょうか。誰が指示したのでしょうか。
楽監督が鳩山総理と岡田外務大臣宛ての意見書を作ってくれました。ぜひ、皆さんもお送り下さい。どうぞお願いします。

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鳩山由紀夫内閣総理大臣 殿
または
岡田克也外務大臣 殿

2009年10月20日火曜日早朝、チベットはラサで3人のチベット人、ロブサン・ギャルツェン(27歳、男)ロヤック(25歳、男)、ペンキ(21歳、女)、そして名前はまだ判明していないもう1人が、2008年3月にラサで起こった騒乱に関わった疑いで死刑にされたことを聞き、私は強い憤りを感じています。 チベット人に対する死刑執行は2003年以来のことであり、今回の死刑はチベット人が中国政府のチベット侵略について批判しようとすれば、中国政府が彼ら、彼女たちに罪をかぶせ、嫌がらせをし、黙らせようとする暴力的なキャンペーンが更に加速していることを意味しています。 ロブサン・ギャルツェンとロダックが2009年4月8日に死刑宣告をされて以来、中国政府が死刑執行を遂行しないよう、国際的なキャンペーンが行われていたところでした。他の二人の女性のチベット人の身元は不明だということですが、1人の女性は2009年4月に執行猶予付きの死刑宣告をされた20代前半の女性だと信じられています。 この4人は、基本的な人権を剥奪され、彼らの裁判は国際的司法標準から外れて行わました。国際的人権機関「ヒューマンライツウォッチ」は2009年3月に中国の司法制度は「チベット人が公正な裁判を受ける可能性をことごとく排除したものである」と発表しています。 日本政府外務省、そして鳩山内閣はこれらの事件に関して、まだ何も言及されていません。私は民主主義の日本の一国民として、チベットの人権問題の近況を深く憂慮しています。鳩山総理大臣、そして岡田外務大臣にこのようなひどい裁判判決や正義のあり方は許されないと、出来る限り強く、直ちに非難されるよう要請致します。 また、最後に、鳩山総理大臣が、中国政府からのプレッシャーに臆することなく、私たち国民の代表として、11月に来日予定のダライ・ラマ法王に公式に面会していただき、多くの日本人国民の抱えるチベットへの憂慮をきちんと伝え、一日も早くチベットに平和が取り戻されるために、中国政府がダライ・ラマ法王代表団との対話に真剣に取り組むよう、中国政府に強く申し出ることを要請します。


内閣総理大臣へはこちら
外務省へのこちら

2009年10月22日

少し先ではなく、だいぶ先も

夜空は雲が多くてオリオン座を探すのも大変なくらいです。なのでまだ流れ星は一個も見れていません。今日も曇りかなぁ…。すごく残念なことに昨年3月のチベット動乱の罪として、女性を含む4名を処刑したと情報が入りました。死刑になるようなことをする訳もなく…。簡単に人を殺す国はやはり怖いです。同じチベット仏教で、隣国であったブータンは幸せの国と言われ、片やチベットは長い苦悩におかれ、この違いは何なんでしょうと神様に聞きたいです。ただ、根本の人間性のようなところが変わらずにいるチベット人は本当にスゴイと思います。さて、日本は政権が代わって普天間基地のことをNOの声を挙げてみたら、米国は早く決めろと強い態度で出てきましたね。今までは言いなりになっていましたが、ちゃんと反論もするんですよ、日本人だって。世界が少しづつだけど動いているような気もします。頭の隅に“7世代先”を置いておくといいですね。前にブータンでゲストが農家に泊まった時、私達はホテルに泊まりました。すると、タシさんはどうして自分達だけ良い所に泊まって、ゲストが農家なんだ、可哀そうだ!と言いだし、電話して様子を聞こうかと、何度も言っていました。彼にとって電気もない農家での宿泊は生活をダウンさせるようなイメージがあるのでしょうね。あえて電気のない生活や農家に住む体験したい感覚は、彼には理解できないのですね。仕方がありません。日本人の望む心の安定とブータン人の望むものは違うんだろうなぁと思います。なので、これから子供のことでも彼と私の望むものは違うだろうなぁと思います。でも仲良くやっていけるとも感じています。ランディさんの新刊、面白そうですよ。

(写真:国王が被災地を訪問中)

2009年10月21日

賭け終了

お腹を見ていると、波打つので面白いです。中はやりたい放題のようです。それが急に止んだ時、眠りに入っているんでしょうか…。お腹の中がムニョムニョするこの感覚、タシさんにも教えてあげたいです。子供に名前をつけていただく関係で、昨日、性別を助産院で聞いてみました。やはり“男の子!”この激しさで女の子だったら、ちょっと恐ろしかったかも…。性別が判明すると実感も益々わいてきますが、実際、ブータンの首都ティンプーで育てるのはあまり東京と変わらない気がしますので、34歳になったらタシさんの実家に預けちゃった方が良いかなぁなんて思い始めています。小さい時は身体を動かして欲しいですしね。お爺ちゃんお婆ちゃんのそばで、ブータンの叡智もいただけるかもしれません。電気なしの農家で、たくさんの家族で育つのは良い気がします。って話を人にしたら、お母さんもついていかないと駄目よ、と。母は電気なしは無理かも。育児放棄じゃありませんよ。極力、子供には構わないように心掛けたいと思っています。ただでさえカワイイと度を越しちゃいそうなのでね。今日も気合入れてお星様の観察です。

2009年10月20日

現実

ワクチン接種が始まりましたね。昨日のニュースでは、夜間の病院で、9時に子供達が80人待ち状態でした。ほんと、すごく流行っているんですね。先日、人身売買について書きましたが、ブータンの新聞を少し読み返したら、2年前にNGOがブータンの女性2名をインドのコルカタにある売春宿から救った、とありました。インドの専門家とUNIFEM(国連婦人開発基金)は、ブータンでは今後真剣に人身売買の問題を取り組むべき必要があるとのこと。人身売買の犠牲となっているのは、南アジア(インド・ネパール・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・アフガニスタン・モルジブ・ブータン)を中心とする地域から約225000人にも及ぶそうです。ヒー、びっくりです。ブータンは関係ないと思っていましたが、さらわれちゃったんでしょうか…。ブータンの場合、人を売るというのはない気もします。(そう願う)

昨晩は星空を見過ぎて、首が痛いです。

2009年10月19日

関係のバランス

ど根性ガエルではひろしのTシャツから飛び出しそうなピョン吉ですね。今、お腹の中がそんな感じです。まるで一本背負いされそうな勢いです。皆が“触らせて”と言いますね。お腹を触ってもらう機会なんて他にないので、面白いです。知り合いの小学生の子供は2学期が始まってから、新インフルエンザによる学級閉鎖で、ほとんど学校には行っていないそうです。久しぶりに学校があって行ってみたら、午前中で急遽終わりになってしまったり…。勉強がまったく進んでいないので、お母さんは心配していました。ただ、子供にとっては、“へへへ”と勉強しないで済むのでラッキー、くらいにしか思っていないかもしれませんね。私は勉強大嫌いだったので、そんな子供の気持ちはよくわかります。どうしても自分の子供のこととなると、お母さんは目の色が変わってしまいますね。母と子のバランスのとれた人は聞かないと子供の話はしませんが、依存が多目だと自身と子供との境界みたいのがあいまいになって、どうしても子供の話が多くなりますね。子供とはまったく別の所でも自分を持ち続けたいですね。現代人はどう生きれば都合よく生きられるのかを教育として受けなくとも、自然と身に着く世の中になっていると思います。要領がよくなって、合理的にはなってきています。ただその分、想像性や他を考える思いやりの心など、右脳的なことが益々小さくなっていると思います。バランスとれた人間になるために、どれだけ右脳的な教育ができるかを国全体で考える時だと思いますね。今日の晩、10時以降から23日まで、オリオン座流星群が観れるんだそうですよ。肉眼でガンガンに観れるそうです。宇宙に夢を抱けるってすごく素敵ですね。

(写真:タシさんのいとこの子供たち)

2009年10月18日

映画観賞

まったく胎教らしきことをしていません。っていうか、胎教ってなに?って感じですね。赤ん坊よ、すまぬ。こんなにお腹が大きいのに、やはり出てくるまでは実感しないのかもしれません。やらなけばいけないことがある時に限って、脱線してしまう人生です。映画を3作品も観てしまいました。昨年公開された「闇の子供たち」は胎教にかなり悪しです。原作は梁石日で、ノンフィクションではないそうですが、近いことは起きているんだろうな、と思います。作り方がハッキリ言ってヘタでテーマが良いだけに残念な気もします。臓器移植法の問題は医学が発達した分、お金の有る人達は得をして、そうでない人は損をする仕組みになるだろうと想像できますね。インドでは臓器売買で稼ぐ村があるといいます。この映画はタイでしたが、親の立場になって考えることができました。お金のある心臓病の日本人の子供が臓器移植をするためにタイに行き、タイの買春宿の体が良さめの子供の生きたままの心臓をお金で買って移植します。日本の子供のために殺されちゃう訳です。現実にお金のために売られる子供達が世界中にいます。ブータンに行くようになり、タイにも前より興味を持つようになりました。空港などで長い待ち時間、人の観察をしているとあきらかに怪しいと思われる人がいますね。西洋の人がとても目立ちます。日本人も大勢いるんでしょうね。私は日本に帰って携帯を持つようになり、たまにニュースなどチェックします。そんな時、ミスタッチだと思いますが、望んでいないようなサイトに簡単に繋がります。世界的にみて日本は異常だと思います。日本は立派な先進国ではありますが、品位がない国ですね。他に「DMC」と「悲夢」を観ました。DMCは音楽があるので漫画より映画の方が良く、馬鹿さ加減が最高でした。「悲夢」は、さすが監督がキム・ギトクですね。美しく狂った内容でした。いつも音楽がいいです。それとオダジョーはやはりキレイ。最近、日本の俳優の演技力が上がってきましたね。松山ケンイチもまぁまぁ。小栗旬は小中学校の後輩で応援しています。ただ日本の作品は内容がくだらないのが多いです。関係ないけど、体育系学校の後輩が器械体操で銀メダルです。やったー。

2009年10月16日

まつりごと

パソコンが戻ってきました。やはり快適です。日本は毎日、楽しくなってきていますね。別に民主党を応援している訳ではありませんが、こんなに動きがあって、それが馬鹿みたいなことだったり、逆に今までどうなっていたのよ、というものだったりしています。まだ政権が変わって間もないけど、もう少し様子を見るべきが、今の時点で借金をしようとすることには、断固声を上げるべきでしょうかねぇ…。声を上げると少し反応する政権なので、そういった意味では面白いですね。

さて、ブータンの震災について、寄付のお申し出など有難うございます。来週中には送金しますので、寄付される場合はご一報下さいね。JICA1000万円相当の援助物資を送りました。冬までに家が出来るはずありませんので、これからが辛い生活になるかもしれません。

ブータンは今までにない大雨が降ったりしているそうです。「ティッピング・ポイント(そこを超えるとそれまでにはなかったような急激な変化を起こすポイント)」という言葉があるそうです。目先のことや、個々の思いはぞれぞれあるけれど、7世代あとの子供達のことを考えることが重要なんだそうです。持続可能な社会のために国も人も動かないと、ティッピング・ポイントが来てしまったら、それこそ取り返しはつかないと思います。

テレビ番組が変わる時期で、上地クンがカワイイので「ギネ」を見ました。産婦人科の話ですが、見ていたらすごく怖くなってしまいました。思わず夜中起きてしまったり。まんまと番組の狙い通りになってます。なので、今はただひたすら歩くしかないな、と思っています。お腹の中とは、皮一枚はさんでハイタッチが出来そうなくらいです。111日の法王様講演会のチケットがまだまだありますので、ぜひ、ご参加ください。登壇する田坂広志さんもとても素敵な方ですよ。別件ですが、ブータンについて面白いコラム見つけました。

(写真:金木犀。最高に幸せな季節です)

2009年10月13日

病める日本

パソコンを修理に出しているので、やや情報に疎くなってしまいますが、昔、と言っても数年前ですが、それに比べればまだいい方ですね。さて、最近は想像を絶するような事件が起こって、それが普通のこととしてさり気なく流れて行ったり、若い子たちとの世代間のギャップもあって、人間がよく分かんないと思うことが多くあります。ただ、そんなことについて考えたらキリがなく、進まなくなるので考えないようにしています。関わらないで済むようにしているので、被害はありませんしね。怪ういものに近寄らないに越したことはないと思いますが、最近は心が病んでいるのに一見は普通にしているし、場合によっては逆にすごく良い人だったりして、でも、何かオカシイと直感的には感じとっていて、それがよくわからないので自分の方がオカシイのかなぁと思っちゃったりもします。そんな関わりから負のスパイラルにはまってしまっている人が増えてきました。冷静になって、よく状況が見ていないと、感情が先走って、戦いみたいになっちゃったり。心を病んだ人とまともに受けて戦ったりしていると、良い結果には絶対にならない。病んでいる人って境目がすごくわかりにくいし、なぜか、そういう人の味方になって、共依存的に支配されちゃう人とかいます。身体を使わない頭でっかちなタイプが病んでしまう傾向にあるようです。巻き込まれないように諦観しないといけませんね。人を否定するのは嫌だし、戦って憎しみのような感情が沸いて、そんな自分も嫌になったりしちゃうけど、情に流されることなく、自分に自信を持って物事を冷静に見て諦観し、距離を置くことで道は拓けると思います。健全になるように祈るしかないですね。でも日本は病んでいる人、多すぎです。今年の自殺者数は半端でなく多いそうです。天に昇れない人の影響が出ているのでしょうかねぇ・・・。

2009年10月9日

世界中のこどもが幸せになりますように

ここのところ災害が多いですね。日本の台風一過も各地で被害を出しました。この世の中にはつらく悲しい思いをしている人がたくさんいるのは、心が痛いです。普通に生きていられることに感謝です。かなり時間が経ちましたが、ブータンの災害も義援金の募集を始めました。国王の福祉基金です。ただ米ドルで送金の場合、手数料が4,000円近く掛かりますのでご留意ください。もしよろしければ、私の方で取りまとめて一括してお送りしますので、ご寄付希望の方はメールをください。締切を10月18日までとさせていただきます。
そのほか、サモア地震津波緊急募金はこちら。スマトラ沖地震被害緊急支援はこちら。寄付については自己責任でお願いしますね。

2009年10月8日

チベットの魅力

私の人生で一番嬉しかったことはダライ・ラマ法王を知ったことだと断言できます。もちろん他にも嬉しいことはあるけど、次元が違う喜びです。法王様の発した言葉で、オカシイと思ったことはないし、すべてが深く、優しさにあふれています。どんな状況においてもユーモアを忘れず、その場にいる人々を心底幸せにする力を持っています。なので、法王様が観音菩薩の生まれ変わり、活仏といわれても納得してしまいます。チベットのこれまではとても悲しい出来事だけど、この法王様がいたから、暴力的になることなく、国を追われてもチベット人達が文化を守り続けて来れたんですね。チベット人が母国に居れないことは可哀そうなことだけど、亡命して世界中にチベット人が居るということは、大きなことだと思います。彼らは明らかに日本人とは違います。顔はよく似ていたいりするけど、困難の中にも彼ら独特のユーモアや優しさ、非暴力や穏やかさがあります。日本人にはあまり見ない独特な魅力です。ブータン人も同じチベット仏教なので、同じような感じですが、ブータン人は世界には散らばっていません。なので、困難なことではあるけど、チベット人が世界にいることは、外国人に与える影響は大きいと思います。チベットのことを知ると素晴らしい文化や穏やかな民族性など、ファンにならざるを得ません。たぶん、人間として一番美しい姿を見ることができるからだと感じます。今週末のTBS世界遺産」はポタラ宮の特集だそうです。たぶん、上野でやっている展覧会への宣伝的な意味があるのでしょう。ポタラ宮にあった宝物は、すべて中国に取られてしまっているので、空っぽだと聞いたことがあります。ただ、動かせないものはそのままあるのかと想像します。なので、どんなにチベット文化が素晴らしいかを確認できるのかなぁとも感じます。

今回の法王様の訪米でオバマは会談をしないことを表明しました。信念を言わなくなったら政治家もおしまいという気もしますが、状況を考えると今は仕方がないですね。現在、米国では法王様に会わないオバマに、すごい批判が起きているそうです。ただ年内には会うと言っているのでそれに期待したいですね。法王様は今月末には来日され、直接お話しを聞くことができます。

(音楽:最近ハマっている。胎教には疑問があるけど、どうもラップ系が今は気持ちいい)

2009年10月7日

自然現象

大きい台風が来ていますね。最近の自然現象の規模拡大化は、地球温暖化と関係があると言われていますね。龍村監督は言います。「今、母なる星GAIAは悪性の肺炎に苦しんでいます。過激化する天候異変は、自らの力で病を癒そうとするGAIAの巨大な自然治癒力の現れです」と。今日は台風の気圧の関係だと思いますが、お腹がかなり張ってい驚いています。台風の時はお産が多くなるそうですよ。

NHKで柔道の生みの親、嘉納治五郎について特集していました。まぁ素晴らしい人で驚きました。オリンピックを戦争前に日本に誘致しようと画策し、東京での開催が決まっていたそうです。しかし、戦争に突入してしまいました。柔道が生まれる前、嘉納は東大に通うインテリ青年でひ弱だったけど、強くなりたいという思いから柔術の先生の所に行きました。そこでの教え方は体で体得させるので、ただ投げられるばかり。そこで嘉納は先生がどうやって体を投げるのかなど、関節が動く人形を使って、筋肉や骨の動きなどを研究し、論理的に武術を捉えます。スポーツって体だけでなく、頭も使わないと本当には強くなれないし、また心もすごく重要だなって思います。オリンピックを最初に始めたクーベルタンも、スポーツを通して世界の平和を目指すというもので、嘉納も柔道をもって互いを高め合うといことを目的にしたもので、ただ単に勝つだけのためではないんですね。私がオリンピック競技で一番好きなのは柔道です。子供が男の子だったら柔道でも何でもいいので、武道をやって欲しいですね。タシさんも私も運動神経は良いので、きっと運動は好きな子になると思います。そんなパパは“I am Gandhi”という意味不明のメールをくれました。ガンジーの誕生日だったからでしょうかねぇ…。

(写真:大家さんがプジャで焚く木を探しているところ)

2009年10月5日

GNHって

ブータンのGNHを私は分かっているようで、なんとなくしか分かっていません。なので、GNH研究会に参加させてもらっています。その集まりが先日あり、参加してきました。社会人もいれば、学生もいるし、元JICAブータン所長もいたり、楽しいお話を聞くことができます。整理するとGNHのコンセプトは、「国民が幸福を実感できる社会環境整備」で、4つの指標で精査します。1.持続可能かつ公正な社会経済発展 2.環境の保全 3.文化の保全と促進 4.良い統治(政治) です。幸福を実感できる・・・というのは、幸福感は人によって違うものだから、とても難しいことだなぁと感じます。例えば同じ条件を与えられたとして、ブータン人は大満足しても、日本人は不満に思うこともあるでしょう。その差ってなにかなぁと思う時、大きなものとして仏教的価値観と情報量があると思います。日本は仏教国といいますが、形だけという気がしています。妊婦ということもあって遠出を出来る限り控えていますが、たまに電車に乗った際に9割方、妊婦に席を譲ってくれませんね。情報の数が多ければ多いだけ、欲望は拡大していくと思います。元々持っている情報量の差が欲の大きさに比例すると思うので、日本人の方が欲望が明らかに大きいと思います。欲望が達成されないと不満足感が増すと思います。ブータンにいると確かにみんなほのぼのしていて、幸せそうにしています。なので、その波動のせいか、こっちまで幸せになってきます。幸せとは数値にできないし、何が要因とはハッキリは言えないけど、複合的になんとなく幸せというのが、幸せの定義なのでしょうね。幸せな人は益々幸せになり、そうでない人は益々そうでなくなる気がします。なぜかは分かりませんが、それは真理のように思えます。GNH研で同じ班になった大学生2人が尊敬できる人がいない、と言っていました。完璧な人間なんていない、というのは年を取ることで分かることなんでしょうかねぇ・・・。完璧好きは苦労しますね。

2009年10月3日

踊り

ブラジルに開催が決まりましたね。ヨカッタです。あの盛り上がりよう、日本では有りえませんね。だいぶ先ですが、開会式や閉会式がカーニバル状態になりそうですね。きっと、閉会式は1日で終わってくれないかもしれませんよ。まだまだ貧困な国だそうなので、経済が潤ってくれることを願いたいですね。今日は検診日でした。赤ちゃんは1.5㎏で順調だそうです。私もちょっと太り気味以外は大丈夫のようです。今日は母とお散歩しましたが、途中の公園でブランコに乗りたいと母が言い出し、二人でブランブラン楽しみました。身体がふわ~っとなるので、ブランコは昔から大好きです。きっと赤ちゃんも楽しかったんじゃないかな。最近、お腹の中は阿波踊りを踊っている感じです。先生にあまりに動くのですが・・・と聞いてみましたが、元気な証拠だそうで問題はないそうです。

さて、ハワイにお住まいの方々に朗報です。「地球交響曲 第四番」の上映会が日本語・英語の両方で行われます。
●10月22日(木)午後6時半より(英語版) ハワイ沖縄センター   

●10月25日(日)午前11時より(日本語版) 午後3時より(英語版) ハワイ大学アーキテクチャ・オーディトリアム

2009年10月2日

オリンピック

あと1時間後にはオリンピックの開催地が決まります。どうか日本になりませんように・・・。本当に経済がオリンピックで潤うのであれば、リオになるといいですね。それにしても、やっぱりオバマはカッコイイです。世界が苦しんでいる今、馬鹿みたいに盛り上がって、招致するためにヘイコラしているのはオカシイです。石原さんは好きな方だけど。招致スタッフの中には友達もいるし、JOCは前の仕事などでも関わってきていたけど、オリンピックするお金があるなら、もっともっと必要なことに使う方が、断然良いと思います。前回の北京オリンピックはひどいものでしたね。人権を無視するような国をIOCは許しましたし…。各スポーツに世界大会があるので、それで十分です。スポーツは大好きだけど、オリンピックには反対です。

(写真:ブータン)

2009年10月1日

世界が揺れる

サモアに続き、スマトラでの大地震。どこだって地震は嫌だけど、貧困な国に被害があるのは見ていて辛いです。出来ることと言えば義援金を送るくらい。そんなことを考えていたらうUNHCRから電話がありました。支援をしているお礼とスーダンの状況報告などでありましたが、本当にこうやってみんなに電話しているのでしょうか。オレオレ詐欺の新しいバージョン?なんで思ったりしました。明日、確認してみようと思います。今日は中国の建国から60年。天安門広場では大規模な軍事パレードが行われましたね。見ていてゾッとします。現在のことでなないみたい。ものすごい数の人々が、一糸乱れぬ行進しています。アメリカまで届いちゃうミサイルなど、こんな自慢して喜ぶ人民たち…。価値観の根本が違っているので彼らと分かり合うのは難しい。異文化を受け入れたいけど、自由がなかったり、畏敬の念がなかったり…。そんな人生はやっぱい違うと思います。モラルなしに人の物も奪って平気のへ。それと、今日から難民映画祭が始まったそうです。どれも見たい内容です。遠くにいて出来ないこともあるけど、出来れば支援のお金を送りたいし、それが出来なくても“真実を知る”ことが重要ですね。