2009年11月30日

もう師走です

明日はもう師走ですね。産み月になります。怖いような楽しみなような…。母の友人達も楽しみにしてくれて“だいぶおりてきた”と口ぐちに言っていました。でも、まだ動きまわっているので、もう少し掛かりそうですね。出産近くなると、あまり動かなくなるそうです。明日にはベッドなどのレンタル品が届く予定。法王様の写真も用意しました。用意万全です。タシさんはアーチェリーの練習もあれば、日本への準備もあり、トンサの両親がティンプーに会いに来てくれているそうなので、そんなこともあって忙しい様子です。実家はトンサといっても、そこから南にインドの方へ下りたところにお家はあります。そこは国立公園の中です。なので、去年トラに牛が食べられちゃったのも、わかりますね。先日、チベット支援の同志の方が、子どもたちに靴をプレゼントするというお話があり、私も参加させていただきました。チベット子供村(TCV)へ200足お靴をお贈りしました。新品はタグが付いていると販売品と間違われ関税がかけられてしまう可能性があるので、タグなどを全部取る必要があります。それをボランティアさんにお手伝い頂き、発送していただきました。結局、私は作業のお手伝いは出来ませんでしたが、姉も少し手伝ってくれました。チベット暦のお正月(ロサル)には届くでしょうか…。子どもの名前ロセルとロサルが似ていて、いつも間違えちゃいます。

(写真:右から首相の警備をしている弟のカルマ、私、お母さん、いたずら好きなインドのお寺にいる弟のカルマ、そしてカルマの先輩の僧侶)

2009年11月27日

姉妹提携:ブータンと白川村の小中学校

毎日新聞の地方版(岐阜)に何とも嬉しいニュースです。友達の住む白川村は私も大好きな場所です。悲しみから生まれたものだけど、ちょっぴり涙しました。

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世界遺産の合掌集落がある白川村の3小中学校とヒマラヤ山脈のふもとに位置するブータン王国の2小中学校との間で姉妹提携がまとまり、26日、白川村へ提携合意書が届けられた。同村の学校が海外の学校と姉妹提携したのは初めて。当面は絵画や写真、作文を交換する交流が主となる。同村の成原茂教育長は「将来は山の学校同士の人的交流に発展させたい」と夢を膨らませている。

姉妹提携を結んだのは白川村立白川中(生徒66人)、同白川小(児童106人)、同平瀬小(児童30人)。相手校はチュカ中学校と、ドゥゲル小学校。

ブータンで日本政府の無償資金協力による学校施設の建設などに携わる大日本土木(本社・東京)が橋渡しをした。同社によると、昨年2月、学校建設のためブータンに出張していた社員の名和芳隆さん(岐阜市出身)が現地で急死。ブータン政府は手厚い葬儀を現地で行ってくれたという。同社が「厚意に報いたい」と模索していた折、ブータン側から「日本の学校と交流したい」と話があった。岐阜発祥の同社が、山間地という共通点がある白川村教委に打診したところ、とんとん拍子に話が進んだという。

10月初め、同社顧問の安田洋一郎さん(岐阜本店勤務)と加藤信悟さん(東京・海外支店営業部長)が白川村3校の提携合意書と、児童生徒の作品を持ってブータンを訪れ、11月2日付で提携合意書に調印。この日、白川中学校で、安田さんと加藤さんが3校長に合意書を手渡した。

2009年11月26日

ありがたや、ありがたや

今日は車のチャイルドシートやプレイマットなど、いただきました。2歳のリナちゃんとママが遊びに来てくれました。女の子なのに家中を駆け巡ってました。階段の昇り降りを何度も繰り返して、もう産まれちゃうんじゃないかと思うほど動いて、ヘトヘトです。赤ちゃんの用意している物をたくさん見た後“あかちゃんは?”と。私はお腹を指差し“ここだよ!”と見せたら、すごく驚いた顔をしていました。その後、“お母さんの所へ行く”と一目散に飛んで行き、抱きついていました。あとでよくよく考えたら、きっと赤ずきんちゃんのように、私が赤ちゃんを食べちゃって、お腹の中に入っていると思ったんだろうな…。だから急にお母さんに甘えたんだろうなぁと思ったら、おかしくって、カワイイです。

2009年11月25日

巣篭もり

みんなドキドキして待っている、と言ってくれます。ありがとうございます。まだですよ~!迫ってくると妊婦は巣籠もりのようなことをやりだすらしいのですが、私もみんなに連絡し忘れたことはないかな、とか、周りを整理整頓をし始めています。助産院では歩く量がまだ足りないとのことだったので、日に2回に分けて歩いています。紅葉がほんとキレイですね。落ち葉のじゅうたんがほんわかで気持ち良いです。雨の日は気圧の影響でお腹が張りますが、晴れていればいくらでも歩くことができますよ。タシパパは忙しいといいながらも、来月2日にアーチェリーの試合があるそうで、早朝から練習の日々だそうですよ。日本に来てもアーチェリーが出来る場所が近くにありますが、距離が違うのでどうでしょうね。やってみないとわかりませんが、弓の固さ、張り具合がだいぶ日本とブータンでは違うようです。日本には弓道もあるので、体験させてあげたいです。運動大好きなので日本では色々できるところがあるのでよかったです。私の大好きなバッティングセンターにも連れていってあげたいと思います。

法王様は日本からそのままタワンに行かれ、その後ローマで国際チベット議員会議に出席され、その後、インドのデリー大学での会議に出席され、その後またインドでの会議に出席され、やっとダラム・サラにお戻りになられました。そして、その後ダラム・サラでロシアグループ向けのティーチングをされているそうです。法王様にとって、すべての時間が利他なんですね。素晴らしい、そして少し反省の私です。

2009年11月24日

お相撲さんと同じ腹

千代大海は引退ですかねぇ…。まだまだ若いから行けると思いますが、ちょっとチヤホヤな感じだったので、根性ないかなぁ。ここの所、夜あまり眠れません。昨日も3時ごろ、ふとイエメンの日本人誘拐が気になって、考えてしまい、寝れなくなってしまいました。けど、朝の6時のニュースで解放されていたので、すごくホッとして寝ました。国に良いことをしていても殺されちゃったりもするのでね。ブータンにもJICAや国連やNGOの関係で多くの日本の方がいます。もちろんお給料はいただいて働いてはいますが、国が違う場所で仕事をすることはスゴク大変なことだと思います。まったく違った価値観や文化なので、苦労も多いでしょう。ブータンはそれほど危険ではありませんが、今回拉致されてしまったような中東など、命は掛かっていても、それでも海外の発展のために行くという気持ちはすごいことだなぁと思います。ブータンのJICAの方も、前の職場であったアフリカやフィリピンなど、危険がある地域では移動は家族もすべて車だったそうです。日本は平和だなぁとつくづく思います。そして海外でいろんな仕事をしてくれている大勢の皆さんにありがとうと思います。今日は助産院で入院や子どものために準備するものなど、教えていただきました。夜、頻繁に起きてしまうのは、そういう風に妊婦はなっているそうです。産んでから3時間おきに授乳しなくてはいけないので、その準備をもう身体が始めていて、ほんの少しの音でも赤ちゃんのサインだと思って起きてしまうそうですよ。面白かったのは陣痛を痛みとして捉えず、“開く”と思って、“もっと来い”と思ってみて!と。いろんな方法を実験しているの助産院なので、感想を聞かせてねと。といっても、そんな余裕あるかなぁ。どんどん来いと挑んだお母さんの方が安産だったとか・・・。

(写真:ちょっとデザインがユニークで素敵な民族衣装“キラ”)

2009年11月23日

人形みたい

タシさんに上の写真を送ったら、人形みたいでso funnyと。フーフーしています。低気圧だとお腹がはるので雨の日は横になると楽です。先日、助産院のお教室「MAGIWA」がありました。臨月の妊婦さん5人と助産婦さん達が“お産に勝つ”という意味も込め、かつ丼を皆で食べました。当日はどの助産婦さんに当たるか分からないので、お願いしますという気持ちを持ちながらお話を伺いました。最低2人は助産婦さんが付いてくれ、必ず1人はそばにいて体に触れていてくれすそうです。内1人の助産婦さん、矢島床子さんはこれまで3,000人をとりあげています。何をしてもいいと言ってくれます。羊水もおしっこも口に入って飲んできたそうです。そばにいてくれるだけで安心な存在ですね。人によっては5時間の人もいれば、50時間の人もいるので、助産婦さんの存在は心強いですね。前に病院で出産した経産婦さんによれば、他の方達と同時になってしまったりして、皆してナースコールを押していたそうです。一人ぼっちの思いをした方々が多くて、それが嫌で次には助産院を選んだ、という話でした。皆さんの出産経験を聞けるのは貴重ですね。MAGIWAでは出産のイメージを膨らますために4つの産む体勢パターンを助産婦さん達が見せてくれました。水中以外がだいたいこの4パターンが多いそうです。上向きや横、椅子のようなものに上半身を置く体制や、場合によっては立って産む人もいるそうです。今回の参加者で水中出産の希望の方は1人だけでした。皆で椅子に寄りかかってを実際に練習し、呼吸方法を助産婦さんの言うようにやってみました。長い時間掛かる場合は途中にお風呂に入ったり、近所の坂を登ったりもするそうです。さて、何時間掛かるでしょうか…。考えたら眠れなくなるので案ずるより産むがやすしであることを願っています。

2009年11月18日

着々と

今日のコボちゃんを読んで、妊婦は虫歯になりやすいと初めて知りました。コボちゃんのママが妊婦になったので、結構、参考になっています。おととい位から、胃がつかえて胸やけがします。赤ちゃんが成長して、胃が圧迫されて働きが悪くなるからだそうです。明日は病院での最後の検診でOKが出れば助産院で産むことができます。ここで問題があれば、助産院では難しく、病院で産むことになります。貧血の対策はしてきましたが、体重が増え過ぎなので、これが問題かもしれませんね。新型インフルエンザのワクチンは、妊婦優先とは言われていますが、どの産婦人科もワクチンが足りず、12月に入ってからになりそうです。色々と電話して、もう途中で嫌になっちゃいましたよ。一般病院でワクチンはあるのに、妊婦には打ってはいけない…とか、現場は大混乱ですね。タシさんは日本行きの準備にようやく入ったようです。インドにある日本大使館でビザを取る必要があります。ブータンの大使館を通じてお願いしています。短期ビザは書類さえキチンと揃っていれば、比較的簡単に取れます。しかし、日本に長期滞在するためには日本の入国管理局の手続きとなり、これは申込みから受理までに3ヶ月ほど掛かってしまいます。必要な書類を揃えるのも、やや大変ですね。偽装結婚などもあるようなので、結婚に至るまでの馴れ初めや、ツーショット写真など提出する必要があります。面白いですね。ブータンの飛行機は国営のDruk Airで、2機ある飛行機を回していますが、1機がいま故障中だそうで、まだ観光シーズンなのに1機で回すのは大変ですね。ブータンの私達のアパートを人に貸していますが、タシさんが昨日尋ねたところ、えらく汚くなっていたそうでガックリきていました。そんなの掃除すれば済むだけなのに、キレイ好きなタシさんはツライ様子で、悪いけど笑っちゃいました。タシさんは感覚がブータン人というより日本人的ですね。これからタシさんの実家、トンサに行って、私とTenzin Loselクンのプジャをする準備で更に忙しくなるそうです。

(写真:とってもカワイイお靴をいただきました。)

2009年11月17日

よくぞ言ってくれました、オバマ大統領!

オバマ大統領と胡錦涛国家主席と会談後の記者会見、NHKでもやっていましたね。オバマ大統領はチベット地域に対する中国の主権を米国は認めるとした上で「チベット問題を解決するためにダライ・ラマ14世の特使と中国政府の協議を早期再開すべきだ」と発言してくれました。それに対し胡錦涛は「両国の国情は違う。内政不干渉の原則のもとで対話を続ける」と。できれば、胡錦涛に「Yes, I can」と言って欲しかった・・・、有り得ないか。この記者会見の模様を中国人民がみたらヤバいので、インターネットなどに制限を加え、国民は見れないようになっているそうです。そこまでするか・・・。オバマ大統領に対してはノーベル平和賞の責任は果たしてくれたと思うし、昨日の学生達とのミーティングでも、すごく良い話をしてくれたと思います。ただ、胡錦涛は対話を続けると言ってるけど、一方的にダライ・ラマが悪の中枢的な発言ばかりですね。どうすればいいんでしょうかねぇ…。非常識で厚顔無恥と言われようが、頑なになるだけ。国民も可哀そうですよね。本当の自由はなく、ネットなどは国に閲覧され、盗聴だって当たり前。本当に気の毒な国で、国を司る者も人民も皆なが可哀そう。

今日はお天気がいまいちですが、しし座流星群が明日の夜に観えるそうですよ。低気圧だとややお腹がはりますが、今回は1時間に3050個の流星を観測できるそうなので明日こそ、晴れるといいな。

(写真:法王様がたぶんヒマラヤを越えた子供達をハグしているところ)

2009年11月16日

雑多

オバマ大統領は中国に着いて、いよいよですね。天皇陛下への挨拶について米国で問題になっているようですが、敬意を払ってとても素敵な姿だなぁと私は思いましたが、角度を変えれば逆なんですね。それにしても、やっぱりカッコイイ。先日のオバマ大統領への緊急集会について、いくつかに取り上げてくれています(PJ NEWSチベット亡命政府ラジオフリーアジア、そしてロシアの新聞)。さて、ブータンは最高気温が15度くらいで、最低気温が5度くらいなので日本よりは寒いですね。タシさんは観光シーズン真っ只中で、すごく忙しいようです。ちゃんと日本に来れるかな?ビザに必要な書類は全部揃ったので、下りるのを待つばかりです。毎年行われているGNHの国際会議は、20日からブラジルで開催されるので、ティンレイ首相が向かったそうですよ。昨年のブータンでの会議には日本人も多く参加がありました。関西大学の開発学が専門の草郷先生がスピーカーとして参加されると書いてあります。それにしても世界中から参加があるので、GNHが本当に注目されているんだなぁと実感しますね。

新聞によればブータンでは最近、6ヶ月程の産休を勧めるようにしているそうです。乳幼児の死亡率が高いので、母乳で育てることにより、これを減少させようという対策なんですね。私も勿論、母乳で育てたいと思いますが、果たしてちゃんと出るんでしょうか…。食べ物の影響も大きいそうで、助産院では乳製品は控えるように言われています。お芋類が効果アリだとか。それにしてもこんなにお腹が大きくて、よくテレビで太り過ぎで身動きが取れない人とかやってますが、その心境が分かってきました。カエルみたいになってますよ。

(写真:なつかしきタシパパ)

2009年11月15日

感謝

今朝、お洗濯をしながら、これから産まれてくる子供は私が産むんだけど、私のものではないな、とふと思いました。もちろん子供に対する責任は重大ですね。けど、命を私が作り出すなんておこがましいというか、これは授かりものなのだと、感じました。私自身でさえも、この身体は授かりものだと、つくづく感じました。私は一人だけど、いまはお腹の薄皮一枚先に明らかに人間がいます。相変わらず好き放題にやっていますね。一人、人が産まれるってスゴク大変で、こんなことを私の母は3回もやったんだ、と思って、まったく母を見る目が変わりました。そして世の中の母である人々への見方も全く変わってしまいました。命を産むということのすごさと、命は脈々と続いてきているという事実、奇跡というか、私は生かされて存在であり、何だか有り難くって・・・。話は纏まりませんが、ありがとうございます。

2009年11月13日

Yes, we can !!

Welcome to Japan !!
やはり、カッコイイですね。チベット問題に言及していただくよう、オバマ大統領への嘆願書、ちゃんと渡ったかな?ノーベル平和賞をもらっているんだから、彼には絶対に責任があると思います。Yes, he can!それにしても時間のない中、ここまで出来たのは素晴らしいと思います。チベサポの皆さん、有難うございます!(写真はねこみみさん、オバマポスターは8陣デザインさん)

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気になる、というか、法王様が他国を訪問することにさえ、文句?
リンカーンが黒人奴隷制度から解放したことと同じように、中国は50年前にチベットの農奴政策を解放したのだ、というあまりにくだらない主張に閉口です。

中国国際放送局 「外国政府要員のダライラマ会見に強く反対

中国外務省の秦剛報道官は12日、北京で開かれた定例記者会見で「中国はダライラマが他国を訪問することと、外国政府要員がいかなる名目と形であれダライラマと接触することに強く反対する。これは中国の一貫した立場だ」と強調しました。
秦剛報道官は「ダライラマは旧チベットの封建農奴制のトップであり、祖国を分裂させ、中国領土の保全を破壊しようとしている。中国は国の主権と領土保全問題における立場を、いかなるほかの国の政府要員より深く理解してくれるよう、アメリカのオバマ大統領に求める」と述べました。
秦剛報道官は、また「オバマ大統領はアメリカ史上初の黒人大統領として、リンカーン元大統領が率いた黒人奴隷制度廃止運動の意義をよく理解できるに違いない。つまり、ダライラマが統治した旧チベットでは暗い農奴制度が実施された。中国が1959年に農奴制度を廃止したのは、人類の人権事業の巨大な進歩である。これはリンカーン元大統領がアメリカの黒人奴隷制度を廃止したことと同じ性格のものだ」と述べました。

2009年11月12日

なぜ、そこまで強欲になるのだろうか

明日の集会は仕事で残念ながら行かれないと、わざわざお返事をいただき、ありがとうございます。急ですし平日なので、もちろん無理は承知ですので、お気になさらずに。この問題を気にかけていて下さるだけで、嬉しいです。さて、法王様は日本からインドに戻られ、住まいのダラム・サラではなく、そのままタワン(インド東北端アナチャル・プラデッシュ州にある標高3,500m)に行かれました。このタワンはインドではありますが、ブータンのすぐ右、そしてラサ(中国が牛耳っている)すぐ下に位置します。なので中国とインドの関係が、このことで問題になっています。この地は50年前、法王がインドに亡命した際に最初に立ち寄った街で、400年の歴史を誇る巨大なゲルク派の僧院があります。インドは自国の一部として主張していますが、中国軍が62年の中印国境紛争で中国軍がラインを超え、このタワンを含む州を一時占領し、現在も領有を主張しています。なので、中国は今回の法王訪問に断固反対をしていますが、インド側は「ダライ・ラマはインド国内、どこへでも行くことが出来る」と言っています。タワンの人々は法王様を大歓迎し、ブータンからも多くの人が訪れているそうです。ブータンの国土は九州の1.1倍と聞いていましたが、現在では0.9倍だそうです。なぜかと言えば、中国側に国土を取られてしまったからです。国王と中国が話し合いをして、そうなったといいますが、相手国は強欲でルールなんかない国ですね。

2009年11月11日

緊急集会の開催

チベット問題の早期解決を嘆願する緊急集会


アメリカ合衆国バラク・オバマ大統領のこの度の訪中では、中国胡錦涛総書記をはじめ、中国政府首脳陣との会談が予定されています。

この首脳会談では米中経済の発展を主軸に友好関係を強固にしてゆこうとするものです。

チベット問題の早期解決を願うチベット・サポーターズ・イン・ジャパンと在日チベット人コミュニティは、ノーベル平和賞を受賞されるオバマ大統領に心から敬意を表するとともに、米中首脳会談においてチベット問題について言及していただきたく、嘆願書を米国大使館経由にてオバマ大統領にお送りしました。

この度の緊急集会では、嘆願書がオバマ大統領に確実に届くことを祈念し、アピールを行うものです。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。


日時:11月13日(金) 集合/13:00、開始/13:30、解散/14:30

場所:明治公園(東京都新宿区霞ヶ丘町) アクセス/JR「千駄ヶ谷」駅下車 徒歩3分、地下鉄大江戸線「国立競技場」駅下車 徒歩2

スローガン:

Predident Obama, Welcome to JAPAN.

Please don’t forget Human Rights and TIBET !!


  集会では、手紙の内容を読み上げるとともに、シュプレヒコールを行います。

この模様は、チベットニュースを伝えるphayul.comや、各メディアを通じて情報発信されます。チベット旗やプラカードをお持ちの方は、ご持参のうえ、お集りください。

なお、13日はオバマ大統領訪日にあたり、厳戒警備が行われておりますので沿道行進は行いません。あしからずご了承ください。


*チベット・サポーターズ・イン・ジャパンは、チベットを支援する有志により結成されました。

連絡先/龍村ゆかり 050-5527―4577 yukari.ta-ra@ezweb.ne.jp

久保 隆  090-3317-0011

2009年11月10日

山菜

そこは運動場ではありませんよ、お腹の中です。“ロセル”という意味は“インテリジェンス”だそうです。知性・・・両親に遠いものなので、全てお見通しなのでしょうか。食欲の秋でもあって、勝手に体重が増えていきますが、とても貴重な物をいただきました。ブータンの山菜図鑑です。信州大学の研究者の方々が、ブータンにおける伝統野菜について、調査・研究されています。山菜は薬にもなるんですね。図鑑を見るとワラビだけでも色んな種類があります。どこで採れるか、体にどんな効果があるのかなども書かれ、オールカラーの素晴らしい物なので、タシさんも観たらビックリでしょう。エマダチはチーズに唐辛子を入れるブータンの代表的な料理ですが、私が美味しいと感じたのは、シイタケのエマダチと、ワラビのエマダチでした。ジャガイモよりも味が浸み込んで、山菜はすごく美味しかったです。私がエマに開眼してしまった原因でもあります。こうして日本の大学がブータンの山の食べられる植物を研究してくれることで、ブータン人の食も拡がるし、これまでの伝統を更に残すことにも繋がりますね。昨晩は珍しく夢を観ました。ブータンの家で、部屋の模様替えをして、新生活の準備をしていました。ちょっと気が早かったです。(写真:YouTubeより拝借。法王様は袈裟だけでなく、エプロンもお似合いです)

★告知の協力★

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プラン・ジャパンからのお知らせ
報告会「タイの女の子たちとエイズ」 11月29日(日)開催
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「私には親友はいません。小学校では、友だちからよく“お前の親はエイズにかかっている”とからかわれました。おばあちゃんは、これは私の運命だと言います」 (両親をエイズで失った少女、14歳)
HIV感染者、推計50万人。毎年、少なくとも1万人が新たにHIVに感染し、エイズで親を失った17歳以下の子どもは約35万2,000人いると言われるタイ。中でもHIVとエイズの影響を受けやすいのが女の子たちです。
この報告会では、アジア地域統括事務所HIV/エイズ アドバイザーのラビパ・バンナキット職員が、彼女たちの直面する問題を映像を交えつつご紹介し、今後の解決策を探ります。(日本語通訳つき)
交流会とあわせて、ぜひご参加ください。

◆プラン・ジャパン報告会「タイの女の子たちとエイズ」◆
~男の子より女の子のほうが“HIVとエイズ”に弱いわけは?~

【日 時】  2009年11月29日(日)  14:30~16:30
【場 所】  JICA地球ひろば 3階講堂

【定 員】  225人(参加費無料)
※交流会(先着100人まで)は、16:45~18:45に 1階カフェ・フロンティアにて行います。飲食費(実費)3,000円を各自ご負担いただきます。
【お申し込み】 なるべく、11月20日(金)までにお申込みください。当日のお申し込みでも大丈夫です。
プラン・ジャパン イベント担当
E-mail: event@plan-japan.org / TEL: 03-5481-0030
※お申し込みの際には以下の項目をお知らせください。
(1) 氏名
(2) SP番号(※支援者の場合)
(3) 参加イベント(エイズ報告会)
(4) 参加人数
(5) 交流会の出欠
(6) この企画をどのようにして知りましたか(メール案内等)
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■発行元:財団法人 日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)
ホームページ www.plan-japan.org
154-8545 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 11F
TEL 03-5481-0030 FAX 03-5481-6200

2009年11月8日

お知らせ

2つほど、お知らせがあります。ひとつはチベットの真実を撮った映画のために、拘束されているチベタンを救うためのオバマ大統領宛ての署名です。お名前とメルアド、住まい(日本の方は一番下のその他を選ぶ)と郵便番号を入れるだけで、簡単です。署名は数が集まれば、効果は必ずありますので、ぜひご協力下さい。

それと、このブログは私の関係者が見ているので、ほとんど東京近郊に住んでいると思いますが、31年間ダラム・サラでチベットタンカ(仏画)を画かれてきた馬場崎研二さんの個展を京都で開催しています。1110日まで開催中です。京都にお友達などいたら、ぜひ、ご紹介くださいね。

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オバマ大統領への嘆願署名


中国により2008年に平和的に表現の自由を行使した結果、逮捕されたチベット人映画制作者ドンドゥプ・ワンチェンの釈放を求める要請をしていただきたく、手紙を差し上げます。


ドンドゥプ・ワンチェン(中国語ピンイン表記Dunzhu Wangqin;中国語名 当知項欠)はチベットで2008年3月26日に北京五輪やダライラマ、チベットにおける中国政府の政策等について一般チベット人のインタビューを撮影し、逮捕されてました。


先日、獄中にあるドンドゥプ・ワンチェンによって書かれた手紙を、密かに(国外に)持ち出されたものを、 彼の家族が受け取り、それによって彼の裁判が開始されたことがわかりました。


「私の裁判はすでに始まっている。


知らせたい良いニュースは何もない。


刑期が何年になるかまだ判らない。」


もし有罪判決が出されれば、ドンドゥプ・ワンチェンは重刑を受けることになるかもしれません。国際社会の度重なる要請にも関わらず中国政府はドンドゥプ・ワンチェンの裁判に際し第3者の傍聴を許可しませんでした。重ねて、彼の家族が弁護を依頼した北京の弁護士との接見も禁止されており、ドンドゥプ・ワンチェンに対する司法処置について心配がよせられています。


今回の訪中がドンドゥプ・ワンチェンを救うために大変重要な時期と重なったことで、中国首脳陣に対して、(彼を救出するために)必要な圧力を行使する機会に恵まれた大統領に、以下のようにお願いいたします。


-国連の世界人権宣言で保証される表現の自由を平和的に行使したのみの”犯罪”に問われているドンドゥプ・ワンチェン の即時釈放 。


-ドンドゥプ・ワンチェンの起訴内容と裁判の状態を含む、全ての情報の公開。


-ドンドゥプ・ワンチェン の裁判に傍聴人を許可するとこと、彼の裁判が中国の憲法に守られた公開された完全な裁判であることを保証する。そして彼の選んだ弁護士の弁護が受けられるよう保証する。

2009年11月7日

命名

久しぶりに大家さんと電話でお話しました。お婆ちゃんが入院中だとのことで、元気がありませんでした。9日間も入院しているらしく、とても心配です。私が今出来ることは、お祈りするしかありません。家族みんなが私がいなくて寂しいと言っているそうです。私も気持ちは同じです。タシさんの方はツアーが終わったと思いきや、次々に新しいお客様を迎えて、またノンストップで仕事のようです。不況ですので、お客様がいるのは良いことですね。さて、心待ちにしていた子供の名前をいただくことができました。テンジン・ロセルです。これまでに仮称でテンジンと呼んだりしていたので、見事当たりました。意味としてはテンジンが“仏教を司るもの”で、ロセルは“智慧”という意味だそうです。智慧のない親にピッタリのお名前をいただきました。漢字に当てはめると、テンジンはどうにかなりそうですが、ロセルは思いつきません。良い漢字が思いついたら、ぜひ教えて下さいね。法王様は今日のお昼、インドへお戻りになりました。素晴らしい智慧を日本にたくさん残していただき、有難うございます。心より御礼申し上げ、これからもチベットのために私をお役立て下さいとお祈りしました。

2009年11月6日

親の誓い

法王様はなんとハードなスケジュールなのでしょう。会見では「沖縄は戦争で非常に悲しい体験をされてきた。悲しい歴史を、平和な世界をつくろうという決意に変えてほしい」、「個人が平和を大切にすれば、百や千の慈悲深い家庭が生まれ、それを土台に平和な社会、世界平和が実現する」とお話されたそうです。上のお写真はパユルの記事ですが、空の鳥を示しながら「ラサを思い出す」と記者たちに話されたそう。そして「祈りを捧げている時に、私はラサで聞き覚えのある、またインドでもよく聞くある鳥の鳴き声を聞いた。この鳥はみんなに馴染みの鳥であるが、心に平安を増し、互いの意見を尊重し合うという人間の能力と知性はすべての人類に共通のものだということを知らせてくれる」「私たちはみんなすばらしい近しい関係を作り出す能力を持っているのだ」と仰ったそうです。実は今日も追っかけしてきました。カタを用意していったのですが、あまりに場違いな感じがしたので、それを持ちながら手を合せてお祈りしました。その手を包んで下さり、最高の微笑みをいただきました。チベットの問題が早く解決することを祈りますが、お腹の子はチベットのためになる人に育てようと思います。

2009年11月4日

徐々に準備中

少し寒いですが、日中はお外が気持ちいいですね。シジュウカラが可愛く鳴いています。私が一番好きな鳥です。今日は赤ちゃんのために買い揃えたものをお洗濯しました。ちっちゃくて笑っちゃいますよ。昨日の松山での法王講演会も素晴らしいお話だったそうです。日本で初めて本格的なチベットの仏塔(チョルテン)が建立されたとか。お寺が山ほどある、お遍路の地にピッタリですね。明日はいよいよ沖縄での講演です。たくさんの魂が悲しく散った地ですので、法王様が沖縄に行くことはすごく意義深いことになるでしょう。さて、そんなこんなで旦那タシさんの来日準備が後手後手になり、ビザの件で色々ありましたが、どうにかなりそうです。インドにお坊さんの弟がいるので、赤ちゃんと私のプジャをしてから、その足で日本に来るそうです。1210日に来日しますが、その前に産まれちゃったらごめんね、タシさん。トンサの実家でも12月はプジャの時期らしく、お祈りしてくれすそうです。ありがたいです。ブータンから何か欲しい物がある方は、早めに連絡くださいね~!!

2009年11月3日

教育の大切さ

ブータンのサッカーチームの監督は日本の方です。その方のブログを読んでいて、笑っちゃいました。ナショナルチームの練習だというのに、草サッカーチームが先にグラウンドを使っていて、選手たちはその周りで練習したとか…。さすが愛すべきブータンです。さて、法王様効果でお腹の調子がとてもよくなりました。もう産まれるんじゃないか、と思えるほど、歩くのもヒーヒーでしたが、だいぶ落ち着いてきて、今は走れそうな気分です。法王は心を養う教育がどれだけ大切かを何度も仰いました。ブータンでは余震が続いて、更に家屋の被害が発生しているそうです。日本も寒くなってきましたが、ブータンは首都でも最低気温は0℃で、地方は零下です。被災者が暖を取れる状況であることを祈るばかりです。ブータンの新聞に「学校教育」について書かれていました。多くの親たちは、子供の教育に投資しようと加熱しています。「インドとの国際プレミア学校展」が開催され、18校のインド寄宿学校の情報が提供されたとか。参加した親のほとんどは、インドの寄宿学校で学んでいるか、既に子供がインドに留学しています。ブータンは特にダージリンとカリンポンといったインドでの寄宿学校と深い歴史があって、閣僚、上級官僚、政治家や実業家はこういった学校で12年間を過ごしていると、書かれていました教育を受けられない子供がまだたくさんいるのに、お金が有る人とない人とで教育を受けられる機会が違うという悲しき現実がブータンにはあるんですね。大人達が作り出す悪ですね。チベットの子供達はインドにあるチベット難民の教育機関TCV(チベット子供村)で学校に通います。ここには親が中国に殺されたりした子や、小さな体でヒマラヤを超えてきた子供達などが大勢います。TCVで育った子供達はとても心優しく育ちます。法王様の妹さんであるジェツン・ペマさんが運営するTCVではモンテッソーリ教育を基本にしているそうです。親と離れて寂しいとか考える暇もないくらい、とにかく身体を動かせるそうです。この夏にジェツン・ペマさんの講演がありましたが、私はブータンに居たため参加できませんでしたが、姉にこの時の話をよく聞きたいと思います。法王は「心の平和を築くこと」と、智慧(空の理解と悟り)、そして心の教育の重要性を強く仰っていました。今日、 法王様は四国で講演されました。四国はお遍路の地でお寺がたくさんありますね。素晴らしい地に法王様がいらっしゃったことをきっと地元の人も、法王様も喜んでいることでしょう。(写真は引き続き、ねこみみさん撮影)

2009年11月2日

一如

昨日はダライ・ラマ法王来日公演「地球の未来への対話」に参加しました。正直、企画会社の采配が良くなかったので残念でした。法王様は何ごともよく検証しなさい、と仰いますが、色々と検証できそうな講演会でしたね。登壇者の田坂広志さんが仰った“病は福音なり”という言葉が印象に残りました。この“病”とは病気のことだけではありません。通訳者がご年配者(写真の後ろの方)のせいか、うまく通訳しきれなかったりしましたが、法王様は何度もその通訳者の頬をなでようとされ、じっと見つめられて応援されていました。初日の法話は素晴らしかったです。自分と他人とを区別して考えることは当たり前ですが、これを考察することが様々な問題を解決する糸口なのだと教えて頂きました。もちろん自分と他人は違いますが、これをどう認識するかで、問題の見え方が変わってくるのだと分かりました。仏教では自分というものは、空なんですね。自分で自分を作ろうと思って出来た訳ではありませんよね。人間は小さな細胞の塊だけれど、この細胞はずっと同じ状態ではなく、常に生まれ、死んでいっています。何か問題がある場合、存在は空が真理であり、相手の心と私に区別がないと理解することがポイントなんですね。問題の根本には、自分が自分であるとい自我(エゴ)があるんだなぁと分かりました。そこで嫌いだとか、あの人は悪いとか、意見の違いにより、対立などが生まれてくるんですね。私と他の境はない、相手の心にも私を置いて一如で見れば、その問題や対立などの要因が、スーッとなくなるんですね。法王様のお話は人生観が変わるような衝撃でした。争いや意見の相違は、私自身が作りだしているもので、自分と他人の差を無くしていくことこそ、慈悲と利他を実行できる秘訣なんだと、素晴らしいことを教えていただきました。(写真撮影は、ねこみみさん)法王様はお会いすると案外と身長が高いのですが、昨日も、登壇者の方々にすごく深い御礼をされ、普段、多くの人に会う時も、目線をかなり低くされて腰を落とされるので、背中がきっと曲がってしまっているんだろうなぁと感じます。法王様に会う時は、誰もが腰を低くします。そしてそれ以上に低くなる法王のお姿に涙がでてきます。