2009年11月3日

教育の大切さ

ブータンのサッカーチームの監督は日本の方です。その方のブログを読んでいて、笑っちゃいました。ナショナルチームの練習だというのに、草サッカーチームが先にグラウンドを使っていて、選手たちはその周りで練習したとか…。さすが愛すべきブータンです。さて、法王様効果でお腹の調子がとてもよくなりました。もう産まれるんじゃないか、と思えるほど、歩くのもヒーヒーでしたが、だいぶ落ち着いてきて、今は走れそうな気分です。法王は心を養う教育がどれだけ大切かを何度も仰いました。ブータンでは余震が続いて、更に家屋の被害が発生しているそうです。日本も寒くなってきましたが、ブータンは首都でも最低気温は0℃で、地方は零下です。被災者が暖を取れる状況であることを祈るばかりです。ブータンの新聞に「学校教育」について書かれていました。多くの親たちは、子供の教育に投資しようと加熱しています。「インドとの国際プレミア学校展」が開催され、18校のインド寄宿学校の情報が提供されたとか。参加した親のほとんどは、インドの寄宿学校で学んでいるか、既に子供がインドに留学しています。ブータンは特にダージリンとカリンポンといったインドでの寄宿学校と深い歴史があって、閣僚、上級官僚、政治家や実業家はこういった学校で12年間を過ごしていると、書かれていました教育を受けられない子供がまだたくさんいるのに、お金が有る人とない人とで教育を受けられる機会が違うという悲しき現実がブータンにはあるんですね。大人達が作り出す悪ですね。チベットの子供達はインドにあるチベット難民の教育機関TCV(チベット子供村)で学校に通います。ここには親が中国に殺されたりした子や、小さな体でヒマラヤを超えてきた子供達などが大勢います。TCVで育った子供達はとても心優しく育ちます。法王様の妹さんであるジェツン・ペマさんが運営するTCVではモンテッソーリ教育を基本にしているそうです。親と離れて寂しいとか考える暇もないくらい、とにかく身体を動かせるそうです。この夏にジェツン・ペマさんの講演がありましたが、私はブータンに居たため参加できませんでしたが、姉にこの時の話をよく聞きたいと思います。法王は「心の平和を築くこと」と、智慧(空の理解と悟り)、そして心の教育の重要性を強く仰っていました。今日、 法王様は四国で講演されました。四国はお遍路の地でお寺がたくさんありますね。素晴らしい地に法王様がいらっしゃったことをきっと地元の人も、法王様も喜んでいることでしょう。(写真は引き続き、ねこみみさん撮影)

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