2010年4月26日

大変だったけど

久々に救急車に乗っちゃいましたよ~。風邪も治りかけで咳が残っていて、いつもなら乗り切れるんだろうけど、産後は身体がいつもと違うんですね。咳込んでいるうちに気が遠くなるような頭痛…。その内、吐き気も加わって、頭の血管が切れたかと思いました。夜中にCT撮って「異常なし」で帰りました。久々に辛かったです。母乳だから薬を飲みたくなく、普段も薬は飲まずに乗り切るので、そのつもりでいたけど、テンちゃんママとして反省。テンちゃんゴメンネ~。大変だったけど、周りの優しさをと~っても感じ、嬉しくなりました。半泣き状態の私に救急隊の方が「いま病院と連絡とっているかなねぇ~」とか、「連絡取れたから大丈夫だよ~」、「もうすぐ着くからね~」と、状況を逐次報告しながら安心させて「大丈夫だよぉ~」と言ってくれるたびに、少し気持ちが落ち着きました。普段、病院にかかる時と違って、当直の女性の先生は病状や薬について、目をじっと見て説明してくれました。すごく優しい目をしていました。帰りのタクシーの運転手さんも、と~っても親切さんで、辛かったけど、優しさがいっぱいで良くなった今、またいい経験したなって思います。姉は厳しく「救急車呼ぶの、呼ばないの、どっち!」と相変わらず強い口調でしたが、適切で対応が早く、助かりました。テンちゃんを家で見てくれていました。夜中だったのに近所のおじさんがテンちゃんのミルクを買いに、あちこちの店を周ってくれ、粉ミルクと哺乳瓶まで買ってきてくれました。買っておかないとと思ったけど母乳にいっぱい出るので必要ないって思ってたけど、こんなこともあるし、用意してなくって反省。病院から家に戻ってきた時、いつものようにスヤスヤと寝ているテンちゃんをみて、周りの優しさに嬉しさと、反省しながら、ぐっすり寝て復活しました。

さて、震災への募金について、ジャスコなどの店頭で募金をしていますが、募金の送り先が駐日中国大使館なので、中国政府に渡ります。もちろんこうなると震災支援に使われません。四川地震の際、世界中から集まった義援金の80%は、政府の懐に入ってしまったそうです。募金については信頼ある所にお願いしますね。中国赤十字もダメです。気をつけて下さい。

(写真:すごい格好だね)

2010年4月23日

いまさら… & 「募金のお知らせ」

テンちゃんが生まれてから、ゆっくりとお風呂に入ったことがありませんでした。お風呂は一緒に入りますが、家族が協力してくれるので、用意ができたらテンちゃんを連れてきてもらい、済んだら家族に預けるという方法を取っているので、楽といえば楽です。お風呂の前におっぱいをあげるとよくないので、おっぱいの間隔があいてしまって、テンちゃんはお風呂から上がったらおっぱいが欲しくて仕方がありません。なので、私は1秒でも早くお風呂から出る状況だったので、湯船にゆったりと・・・なんて、ありえませんでした。で、今日気づいたんだけど、テンちゃんが寝入ってから、もう一回ゆっくり入ればいいだけのことでした。テンちゃんは一度寝てしまうと、ほとんど起きないので、こんなこと、なんで4ヶ月になる今まで、気づかなかったんだろう…。馬鹿すぎます。馬鹿ついでに3ヶ月の時に気づいたことがあります。テンちゃんが起きている時はなるべくお話したりしたいので、寝た時に家のことを一気に済まそうと、頭であれやって、これやってと、遊びながら考えておいて、「寝てくれている時間が勝負」という感じで洗濯やら掃除やら、やらなきゃいけないことをやっていましたが、母乳をあげるのも結構体力を使うようで、ヘトヘト×10でした。3ヶ月くらいして限界を感じテンちゃんが寝た時に、一緒にお昼寝したら、すごーっく楽になりました。昼寝なんてしてる時間はないって思ってたけど、した方が全然、体が楽だし、体が楽だと、心も楽だってことに気付きました。もっと早くに気づけばよかったと、その時もつくづく馬鹿だな~と思いました。

(写真:足が太)

さて、中国青海省の地震の件は、法王様が現地に赴きたいという意向を示され、そのために世界に支援して欲しいと仰っていましたが、やはり中国は跳ね退けました。国の威信が掛かる上海万博まであと1ヶ月という時期に、ゴタゴタしていられないという感じでしょうか。中国政府の救援者は高山病と情けない状況で、まわりのチベット僧が袈裟姿で救援をしていましたが、中国政府はチベット僧の排除命令を出しました。まったくヒドイ人達です。万博を延期するくらいの自体ですよね。パクリ万博みたいだし。万博って本当に必要なことなんでしょうかねぇ…。日本も散々やってきたけど、そんなお金あったら、世界の子どもたちのために何かした方がよっぽど良いのに。震災への義援金は中国政府に渡ったら、別のことに使われちゃうだろうから、できませんでしたが、ダラムサラで玉樹地震慈善委員会が発足され、募金活動が始まりました。どうぞご協力をお願いします。(振込先は以下)


三菱東京UFJ銀行  新宿通支店(店番 050) 普通預金 0001674

特定非営利活動法人 チベットハウスジャパン 募金活動

   代表 TSHOKO LHAKPA

2010年4月20日

泣き場

先週はちょっと風邪をひき、すご~く楽しみにしていたアースデイに行かれず、とほほ。赤ちゃんが居る時は無理はできませんね。薬が飲めないので長引いて体力を消耗します。昨日、助産院のサロンでの「お産を振り返る」に参加してきました。4名の参加でした。ほんと、お産は人それぞれなんですね。私は大変だったけど、すご~く楽しい体験だったので、楽しみに行きましたが、里帰りで病院で産んだ方のお話を聞いて驚きました。泣きながら辛かった体験を語っていました。思い描いていたお産とはかけ離れていたようで、今もまだ引きずっているようでしたが、ああいう場で話し、他の方の体験など聞くことによって少しづつ前向きになれるのかもしれませんね。私以外は皆さん泣かれ、出産・子育は大変だなぁと実感しました。そういえば先日の検診の時、産婦相談のところで、旦那さんがまったく協力してくれず、離婚したい…と滝の如く旦那さんの不満を言っていた方がいました。女性は話すことで救われますよね。泣ける場があるのは重要なことです。私の場合は泣きそうになったのは、タシさんの来日が犬事件で遅れると聞いた時、“え~”って思いましたが、あまりに珍事件だったので、泣くというより口がぽか~んって感じでしたね。でも、出産に立ち会ってもらわなくてよかったと、あとから感じたので、神の計らいとも感じました。産気づいた時に母と姉に助産院まで送ってもらいましたが、一人で産むから帰って、と頼みました。家族が心配している姿を見ると、こっちが気を使ってしまうので、助産院のプロに任せてよかったと思います。産んでから自分で家に電話した時、母は「えっ~、もう産まれちゃったのぉ」と言っていましたが、ホント順調に良いお産ができて良かったと思います。産後の処置をしてもらい、テンちゃんを抱っこして、休んでいた時、「あぁ、生まれてきてよかった(自分が)」という思いが湧きあがってきました。こんなことを感じさせてもらって、ほんと、感謝です。

(写真:今も思い出すと感動します。大きくなったね、テンちゃん)

2010年4月15日

苦しみのチベット

昨日は検診に行ってきました。問診の先生が「同級生にブータン人がいた」と、テンちゃんに英語で話しかけていました。母乳なのにスクスクだねぇと。歯が生えたといったら先生も「もう歯が生えたのぉ~!!」と。お注射では聞いたことないような雄叫びを上げていましたが、すぐ泣きやみました。他の赤ちゃんはフニャフニャと赤ちゃんぽかったけど、テンちゃんはパンパンって感じ…。赤ちゃんも色々で面白いです。さっきは寝ながら声を上げて笑っていました。どんな夢かなぁ?さて、今ブータンの首相が来日中だそう。明日には鳩山さんと会うそうです。少しは報道があるかな?

チベット自治州で大地震が起きてしまいました。JPF(自然災害などに対し敏速に支援を実施する国際人道支援システム)からのメールでは「入域許可等でNGOが現地に入って活動するのは極めて難しいと思われます。よって、現地点ではJPFとして出動の判断を保留し、今後の中国政府の対応、他の国際機関の動向も含めさらなる情報を収集するなかで、あらためて出動の可否を判断したいと思っております」支援するのに入域許可を待つなんて…。報道は中国側の映像なので、きっとテレビの前だけで救助してるんだろうなぁ。支援のために義援金を送ったところで国が別に使っちゃいそうだし。

(写真:アンパンマン?いや、テンちゃんです)

2010年4月13日

かしこみかしこみ


タイも仏教国だけど、仏教の捉え方が違うのでしょうか。赤 対 黄の闘いはどちらが勝っても繰り返されているようです。根本を解決するため国王が入っての対話が必要そうですね。ブータンへの入国はバンコクかインドからになるので、観光にも影響がでるかもしれませんね。日本はホント治安がいいですね。さて遅くなりましたが、昨日、お宮参りに行きました。テンちゃんのお誕生日から方位を観て、良い方向の神社へ、雨でしたが大安ということで行ってきました。母曰く“雨は「雨降って地固まる」からいいのよ”と。えらくポジティブです。神社での神事は初めての経験だったので、とても面白かったです。テンちゃんの健康をひたすらお願いしました。うって変わって夏のようにあたたかい今日は、助産院のサロンの歌の会に行ってきました。まだネンネの赤ちゃんの会で、11組の赤ちゃん&ママが参加し、お部屋は満員でした。春の歌を4曲歌い、あとはママ達とたくさん交流をしてきました。お野菜たっぷりで母乳に良いランチも食べました。離乳食の話で盛り上がりましたが、56ヶ月くらいで離乳食を始めるといわれていますが、もっと遅い方がいいそうです。腸がしっかり出来あがってない状態で離乳食を始めてしまうとアレルギーになったりしてしまうそうです。よ~く様子を見て、離乳食を始めようと思います。テンちゃんは相変わらずニコニコで泣きもせず楽しんでいたようです。帰り際、一人のお母さんが泣いていました。きっと育児が大変なんでしょうね。スタッフの方とじっくりお話していました。少しでも和らぐといいのですが…。歌の会には8ヶ月の赤ちゃんが多く来ていましたが、テンちゃんが赤ちゃんの中で一番大きかった…。手が痛い訳です。おとといで4ヶ月、8キロになりました。明日はいよいよ検診と初めてのお注射です。泣くかな?

(写真:雨だったのでイイ写真が撮れなかった…。改めて写真は撮りにいきます。テンちゃんごめんね、ごめんね~)

2010年4月8日

シャイ

先日、父が買った鯉のぼり。買って満足して揚げていませんでしたが、再び里帰りしていた父が帰って来て早々に「佐賀は鯉のぼりだらけだった…」と。急いでうちも揚げることにし、2日掛かりでようやく揚がりました。この組み立てが難しくって、マニュアルは単なる“ヒント”と言う感じで、想像力をフルに使って組み立てました。田舎の方では誰かしら組み立て方を知っていて、手伝ってくれるのかもしれませんね。父と姉と私の3人の知恵でも、最後の部品の付け方がわからず、購入元に電話してアドバイスを受け、やっとこさ、お空に鯉が泳ぎ始めました。日本では田舎の方に行くと、この時期だけ、鯉のぼりが見れますよね。ブータンでは年中、旗が立っています。祈りを込めるという点では共通しているかも。出世旗の方には家紋と名前まで入っちゃってます。テンちゃんを連れて来て4人で眺めていたら、姉が「出世旗とか、こういうの揚げるところに限って、出世しないんだよねぇ~」と。みんなして大笑いしていたら、テンちゃんも笑っていました。♪屋根よりひ~くい 鯉のぼり~♪、見ていると気持ちいいです。さて、そんなこともあってか、テンちゃんはとてもご機嫌で、お風呂ではキャッキャッと楽しんでおりました。テンちゃんって笑う時に少し恥ずかしがるような仕草をします。姉が抱っこして、私がテンちゃんに笑いかけると、姉の胸に隠れるような感じで、ハニカミが始まりました。親なんだから、恥ずかしがらないで…と思いましたが、よく考えるとタシパパも、半端でなく恥ずかしがり屋さんなんですよね。顔だけではなく、シャイなところもパパそっくりです。

(写真:桜が散り始めました。爺とテンちゃん。靴下が半ぬげ)

2010年4月6日

2人の秘密

やっと春らしい陽気になりましたね。今日はテンちゃん連れてご近所をお散歩しました。テンちゃんはなかなか桜の方には目がいかず、周りをキョロキョロと見ていました。まぁよく首が動いて、フクロウのようにくるっと一回転しちゃいそうな勢いでした。色んなことに興味があるんでしょうね。先日、ベビーサインについて、私が覚えられないと思って諦めましたが、よく考えれば、テンちゃんとコミュニケーションが出来ればいいので、2人でサインを作っちゃえばいいんですよね。赤ちゃん同志でサインを使ってコミュニケーションを取る必要はないので、私とテンちゃんにとって、必要なことだけ、分かりやすいサインを考案し、試してみたいと思います。うふふ、楽しみ。

(写真:上・うちとお隣の桜、下・桜のトンネル)

2010年4月4日

桜を見て思うこと

今日は少し寒い日でしたが、お友達と小金井公園にお花見に行ってきました。青空ではありませんでしたが、数の多さでしょうか、やはり見事な美しさ。そして、その下での宴会もまたお見事でした。日本人はホントお花見が大好きですね。日本の美しさをお見せしたいと、来日しているジェツン・ペマ女史をお誘いしてのお花見は、今まで会ったことのないチベタンが大勢来ていました。モンゴルの方もいらしたようですね。

あと残り一週間となりましたが、江戸東京博物館でモンゴルの至宝展をやっています。これって、上野の森美術館で行われてた「聖地チベット展」と同様、プロパガンダなんですよ~。他の国の文化や宝、それだけではなく命まで奪う国が、今この現在も、堂々と国力を増し続けています。自国の民さえだまし続け、嘘に塗り固められた国。どうすれば、人を殺さない、文化を奪わない、国民を真に大切な国になるのでしょうか…。日本は本当に幸せな国だなって思います。ただ幸せでなない国や人が大勢いることも忘れてはいけませんね。

(写真:アマラ(チベットのお母さんと呼ばれています)に抱っこしてもらいました)

2010年4月1日

気づき

ブータンでもこんな風はなかったですよ。洗濯物を取り込んでいたら、ふわっと身体が浮くような感じるほどの強さです。うちの近辺の桜はまだ満開ではありません。週末のお花見が楽しみですね。先日、NYから来日中の素敵なゲストがテンちゃんに会いに来てくれました。テンちゃんが産まれ、変わったことなどお話しました。やはり人生が大きく変化しましたね。ほぼ自分のことだけ考えて生きていましたが、今は頭の中のほとんどをテンちゃんが占めています。自分の変化にビックリです。赤ちゃんのいるお母さんなら同じような気持ちでしょうね。それと、私の中で大きく変化したのは死についてです。仏教を学んでいたこともあって死も生も一如と思っていたけど、急に死ぬことが怖くなりました。仏教では苦は執着から生じると教えますが、情が湧かないなんて今の私には出来ません。だからこそ、仏教は生涯学び続ける必要があるんでしょうね。最近、テンちゃんは歯が気になるのか、ペコちゃんのように舌を出しています。夜、寝るときに12回、グズグズするようにもなりました。歯の影響があるのかは分かりませんが、少しづつ彼の世界も広がっているのでしょう。先日、友人と“ベビーサイン”の講習会に参加してきました。赤ちゃんの何かを読み取って、コミュニケーションが出来るのかと思っていたのですが、全く違い、赤ちゃんにサインを覚えさせることが先でした。100語くらいあって、まるで手話のようです。赤ちゃんに覚えさせる前に、私が覚えられないことに気づき、諦めました。
(写真:うつ伏せの練習中)