2014年1月4日

変わろうとするブータン


「ブータンってどんな国?」とよく聞かれ、仲が良い人には「明るい北朝鮮」と応えたりしていました。殺生は厳禁国なので粛清のようなことはありませんが、民主主義とは思えない面を多々感じます。何かと「それは国が認めない」とか、「あの人はBigだから」など。日本以上に権力社会でお金を持っている人が強く、権力を振りかざす人も、それに従いヘイコラする人を見ても、どうもブータンが民主主義国家とは思えない節を私は感じます。まだ民主化されて、そう時間が経っていないこともあるでしょう。ブータンがドラッグ天国であることを言うのは止めた方がいい、と周りに言われたことがあります。ブータンは国のイメージを大切にするので、例えば番組制作などで汚い部分や知られては困るようなことは国が許可をしません。昨年、ブータン女性がバンコク空港で、大量の覚せい剤を密輸し、捕まった為、そのニュースが世界に知られました。ドラッグ天国といっても、ハードドラッグではなく、それが問題で大きな事件が起きるようなことはなく、少しハイになる感じの軽いタイプのドラッグがブータンでは主流です。バンコクで発見された物はハードな物。捕まった女性曰く「インド人に運ぶように頼まれた」と。もちろんブータンで覚せい剤の精製はできませんので、インドから入って来たのでしょう。この覚せい剤のようなハードな物は、ブータンでは使われていないと思います。若者がはまっているドラッグはインドからの物で、インドとブータンはパスポートはなくとも、往来が自由です。ブータンは法律で、煙草の販売が禁止されているので、タバコがキャッチされることはありましたが、これまではドラッグの密輸で捕まる話はあまり聞かなかったので、チェックは緩かったのでしょうね。煙草は大きなニュースになるのに、ドラッグはニュースであまり見ることもなかったので、上の方にも常習者がいるのかな・・・と勝手に勘ぐったりしていました。ブータンの国際空港は大量の覚せい剤を、簡単にスルーさせてしまい、その甘さもあって、「ドラッグの問題はブータンの恥」だと思い始めたようです。それまでは隠していた問題を表に出すよう方針転換をしたように感じます。テレビで頻繁にドラッグの問題を扱っていたり、先月はドラッグ密輸、販売、利用者などの刑罰を重くするよう、たくさんの署名が政府に渡りました。やっとブータンも、この問題に本気で取り組み始めました。




 

2014年1月3日

2014年 今年も宜しくお願いします

ご無沙汰なブログです。ブータンは暦が違うので、新年を特にお祝いはしませんが、ブッダポイントと呼ばれるクエンセル・ポダンに初詣に行ってきました。ブータンは穏やかに時間が過ぎていきます。娯楽もそうありませんので、家族やご近所の方々と、お話したり、お茶を飲んだりしています。生産性はブータンにはありませんが、心の平和はたくさん得られると思います。
子どもは4歳になりました。今日からデイケア(幼稚園)に通っています。本当は旦那の実家であるトンサで、長い冬休みを過ごす予定でいましたが、水力発電のプロジェクトの為、実家の側を大型トラックが頻繁に往来し、砂ぼこりがひどく、行かない方がいいだろう、と判断しました。ご近所の子ども達と遊べるので問題はありませんが、親の方は3ヶ月間、少し大変です。ですので、デイケアに通わせることにしました。子どもは3人と少ないそうですが、フランスも子もいて、息子にとっては面白いようです。旦那はもっぱらタージ・タシホテルのガイドで忙しくしています。タージホテルにはインドの富裕層のお客様が泊っており、インド語が流暢でガイド歴も長いので、インド人に人気のガイドだそうです。1日も休みませんが、本人は楽しく仕事しているので、問題ありません。そんなこんなで、ブログはなかなか書けませんが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2013年5月7日

ご無沙汰なブログ

ブログの時代が終わりつつあるのか、すっかり忘れていました。ただ、ブログって色んな人が見ているんですよね。
ブータンブームは少し終息しつつあるようで、旅行の問い合わせも、少なくなってきました。というより、なくなりつつあります。旅行に来てもらいたいとは思いますが、正直、このままブームが終わり、元の状態に戻って欲しい、というのが本音です。かつて「ブータンってどこ?」と言われていましたが、国王夫妻の来日で、多くがブータンを知るようになりました。ブームになって、「行ってみたい」という人は増えましたが、むしろ「質の高い旅」を考えると、悪い影響が多かったと思います。日本は震災があって、旅行業は落ち込む一方。そんなときに「ブータン」は、旅行業にとって、光がさしたようだった、と聞きました。かつてブータンを扱う旅行社は数少なかったですが、今では、色んな会社がブータンを扱っています。日本では、ブータンマーケットが、雑な感じで育ってしまったように思えます。ブータンの現地旅行社に頼まなくても、日本の近くの旅行会社にいけば、気軽に行ける地になりました。団体旅行は増え、日本人の乗ったバスを見かけますが、ブータンの旅は、ハッキリいって、団体では良さを味わえないと思います。ブータンの旅の特色である、ガイドが旅の間、ずっと一緒に旅します。旅が終わる頃には、ガイドとドライバーとの別れがつらくなる程で、一緒に旅をした仲間のようです。ブータンの旅は、チベット仏教だけが魅力なのではなく、やはり人間が最大の魅力です。団体だと、どうしても関係は薄くなるでしょうし、レストランなど、トイレの数が多い訳ではなく、待ち時間が多いでしょう。個人旅行であれば、希望を言って、優先順位をつけながら、自分がしたいように旅が出来ます。高いお金を払っていますので、希望をかなえられるよう、ガイドは努力します。団体旅行で、実際に旅された方の感想を聞けば、少しづつ、ブータンへの旅行者は減っていくでしょう。そして数年経てば、また質の高い旅ができるブータンに戻るのではないか、というのが希望的観測です。団体であろうが個人旅行であろうが、国が決めた公定料金があるので、旅行代金は、さほど変わりません。バスで移動するような団体旅行ではなく、どうぞ個人旅行を選んでくださいね。

2013年3月4日

Free TIBET !!

すっかり春なブータンです。ピンクや赤、白い花があちこちで咲き始めました。6月の雨期まで、色んな花を楽しめそうです。
さて、今週の日曜に、チベット民族蜂起記念のデモが渋谷であります。苦しみ続けるチベット、抗議の焼身自殺者は100名を超えてしまいました。非暴力を貫くチベットの方々。自分を犠牲にして、中国へ、そして世界へ向け、訴えています。彼らの死を無駄にしてはいけないですね。
よろしければ、ぜひ、デモへご参加ください。

2013年1月20日

初雪

昨日、首都ティンプーで初雪でした。といっても、すぐにみぞれから雨に変わり、今日はまた、太陽がすぐそこに感じられる日差しです。初雪だとブータンはお休みになると聞いていましたが、昨日は土曜。あんまり支障なく良かったと思っていたら、月曜に振替休日だそうです。これっきしの雪で、わざわざ国を休みにするなんて、正直びっくり。雪がひどくて、仕事に影響があるから、休みにする・・・というなら理解できるんですけどね。基本的に仕事はしたくない国民なんだな、ってことが分かります。急いで取りたいお客さんのビザがあったのですが、1日待たなくては。日本だったら、損失が何億円って所でしょうが、ブータンはこれでいいんですね。
ブータンの銀行にいくらか預けていますが、びっくりするほど利率がよく、増えていきます。だから日本の貯蓄もブータンの銀行に・・・なんて思いますが、そうはいきません。ブータン現地通貨をドルに両替するのに、外国人は1ヶ月にいくら、と制限があるんですね。そこに目をつけたのはインド人。インドの企業がたくさんブータンに口座を作って、どんどん貯蓄を増やしていったそう。インドのルピーとブータンのヌルタムは等価で、ブータンではルビーが使えます。それも原因して、昨年4月にルピークライシス(金融危機)が起きたんですね。未だローンは停止されていて、車は買えない状況です。どこの車の会社も、売れる車がありません。HONDAはとっとと、退散してしまい、ショールームは家具屋に変身していました。SUZUKIは昨年、インド工場での事件があって、ブータンのSUZUKIのショールームは、牛乳の販売店に変身しています。なんだか、面白いですね。車が欲しくてずっと待っていましたが、どうも無理そうなので、中古車を探そうかとも思っています。ローンを組んで車は買ったけど、返済ができない人が結構いて、新車を手放す人がいます。本当はAT車がいいのですが、マニュアル車の練習をしなければ・・・。

2013年1月18日

お知らせ

親戚は伝統治療院の薬草の専門家です。その親戚がインセント(お香)を作っています。質の高い「ブータンのお香」を、日本で販売されたい会社の方は、ご連絡を下さい。送料や振込手数料はご負担いただきます。冬虫夏草のタブレットも扱っています。
申し訳ありませんが、個人へ販売はしません。それと、過度に儲けようとしている会社とは取引はしませんので、ご了承ください。

2013年1月15日

ブラック・マジック

警察の義弟は今、インド・コルカタの病院に入院中。どうやら近親婚が原因で身体に不具合があるようです。義母の弟である伯父は人の病気を治すヒーラー、シャーマンです。義弟はブラック・マジック(黒魔術)を掛けられていると伯父が読み、伯父はブラック・マジックの呪いによる病気は治せないので、専門の人に頼み、呪いを解くプジャをしてもらいました。祈りが佳境に入ると、鏡に呪いを掛けた人が現れ、そこにいた義弟の嫁と、もう一人の義弟は、すぐに誰か分かったそうです。入院中の義弟の予想していた人でした。そして、その呪いの紙の在りかが鏡に映り、言われた場所をかなり深く掘ると小さなパイプが見つかり、泥を避けたら、義弟への呪いが書かれていました。これを燃やし、それを封じるプジャをしてもらいました。少しこれで安心です。プジャの帰りに伯父さんと、マジックを解く専門の人が、私のことを観てくれた所、な・ん・と、私にもブラック・マジックが掛かっていると・・・。原因は旦那のタシで、タシの元彼女が、タシ・ファミリーに呪いを掛けていると分かりました。タシの両親、本人、妻である私、そして義妹のリンジンです。元カノは旦那にいつも「結婚して~」と言っていたそうです。別れた後も何度もやってくるので、義妹リンジンは何度もケンカしたとか…。義弟のプジャの翌日に、我が家でもプジャをしました。初めてのプジャで、しかもブラックマジックを解くプジャは、皆な初めて。伯父さんの指示に従い、色々用意した所に、マジックを解く専門の方が、助手と共にやってきました。軍人さんだけあって、動きがよく、マジックを解くための準備をしていました。机には方位が書かれた布や、何だかよく分からない動物の骸骨があり、目には光る石がはめ込まれ、たくさんの独鈷もあって、少し恐ろしい感じ。プジャが始まると、私はあまりのお香の煙たさで気持ち悪くなり、昼寝をする息子の所へ退散。サイコロを旦那が持って来て、祈って触れと。義妹はあまりの恐ろしさからか、手が動かせなくなり、解く人に、「トイレに行って祈って来なさい」と言われ、祈った後にサイコロを振りました。その後、昨日と同じように鏡に人が映り、旦那と義妹は、すぐにそれが元カノだと分かりました。義妹は民族衣装の柄や色までハッキリ映った鏡に、相当驚いていました。その後、呪いの紙が置いてある場所が鏡に映り、方位を読み、マジックを解く人と助手、旦那と義弟は車に乗って、紙を探した所、3ヶ所目にして、鏡と同じ風景の場所に、紙はありました。岩と岩の隙間の奥の方にその紙はあったそうです。タシはその紙が、マジックを解く人の袖口から出て来ないか、疑いながら見ていたそうですが、その紙の上には苔がむし、周りの土の状況からも、最近に仕掛けられたものではないと感じたそうです。紙が見つかり、庭で燃やし、封じる祈りをしてもらいました。実はその前2ヶ月くらい、私は股関節が刺したように痛く、生活にも支障をきたしていましたが、翌日、その痛みが消え、周りの筋肉痛だけ残っていました。しゃがむのが、あれほど痛かったのに、痛みはどこへ…。ブラック・マジックは針の穴の大きさくらいづつ、人を傷め、最終的には死に至るそうです。私は数年後、死んでいた、と言われましたが、痛みが消えたせいか、本当だったように思えます。身体の不調は、同じく針の穴くらいづつ、良くなっていくそうで、義妹も体中が痛いと言っていたので、少しづつよくなるかもしれません。タシは元カノを殺してやりたい、なんて言っていましたが、無視するのが一番ですね。マジックを解いたことを知られてしまうと、再び掛けられることもあるとか。まぁ、恐ろしい。マジックを解いてくれた方は、有名な人だそうで、ジェ・ケンポ(大僧正)に認められているそう。なんとジェ・ケンポはこれまでに27回、ブラック・マジックを掛けられて、すべて彼が解いたそうです。仏教界で一番偉くなると、そんなにも呪われなくてはいけないのか、と不思議に感じます。義弟曰く「なにがGNHの国だ。こんなに人を病気にさせ、殺そうとするなんて」と、憤慨していました。ブラック・マジックについては、映画で何度か観たことはあり、チベットだけの話だと思っていましたが、ここブータンもチベットカルチャーなんだな、と感じましたね。新年の驚く出来事でした。
(写真がアップ出来ず残念)

2013年1月12日

新年!!

ブータンは今日が新年のロサルで、お粥を食べ祝い、親戚の家に行ってご馳走になりました。西暦の新年は、笑えることにCLUBで年を越しました。親戚のリンポチェ夫人が「街へ行こう」と。暇だったのか、お付き合いしました。「江南スタイル」で、かなり盛り上がりましたよ。たまにブータン・ソングも掛かって、ほのぼのした感じ。ぜひ、ブータンに来た際は、夜も遊んでみてくださいね。最近はネット環境が悪く、唯一あるブーロードバンド会社がシステムを変えたとかで、使えない日があったり…。日本なら損失何億円と大変なことになるでしょうが、ブータンなので問題なし。この国でシステムについて1番詳しいのではないか、という旦那の友人に助けてもらいました。クリスマスにタシさんがスマートフォンをくれたので、あちこちのCaféWi-Fiも出来たりします。ブータンって、不思議な所だけ進んでますね。

最近はガイドの質が落ちていると聞いていますが、今度はドライバーにも問題発生。お願いしていたドライバーが、走行距離を偽って、報告してきました。タシさんはずっと昔はドライバーもしていたので、都市間の走行距離は把握しています。ブータンでは車を手配した時、1キロいくらと決まっていて、距離でお金を支払います。ケチなタシさんは、その距離がオカシイことに気づき、ドライバーに確認したら、行っていない都市に行ったと・・・。一緒にいたガイドに確認したら、そんな所は行っていないと。これは問題ありと、オーナーであるドライバーのお姉さんに報告したら、またか、という感じで、2度と弟に車を貸さないと。常習犯だったのか、他で問題を起こしていたのかもしれませんね。最初は応じなかったものの、タシが顔が広く、ごまかしていたことが拡がったら不利になると気づいたのか、最後には謝っていました。ブータンの若い子に、ウソついて儲けようとする人が結構多いですね。

まっ、色々あるブータンですが、本当にここで生活できて、幸せですね。時間に追われないし、色々と余裕があるので、何をするにも満足感が大きいと感じます。次回は、年始にあった、とんでもないことを書きます。それでは、本年も宜しくお願いします!!
(写真はなぜか貼れない・・・)

2012年12月14日

お金に目がくらむ!?



ブータンに来て、日本にいた時よりもお金について考えることが多くなりました。貨幣価値が違うということもあるし、何しろ周りがいつもお金の話をしています。お金で欲しい物が手に入るようになって歴史が浅いブータンは、お金も怖さは知らないのか、様々な問題が起きていますね。

昨日は旦那の従兄弟が私に会いたいと、遠くから来てくれました。従兄弟の中でも一番年上で53歳。大家族なので兄妹・いとこの年齢幅がとても大きいですね。携帯会社の支店長を退職し、旅行会社を始めるので色々教えて欲しいとのこと。既に事務所を構え、2人雇い3台のPCを用意し、簡単ですがホームページも出来ていました。うちよりも既に立派なオフィスですね()。義妹が笑って「お金儲が好き」と彼を言ってました。働くのが趣味という彼は、携帯会社の支店長時代も朝4時に起き、タクシー運転手をしてから、会社に行っていたそうです。ひっきりなしに電話が掛かってきて、見ていると日本人のような働きっぷり。ブータン人にしては珍しいタイプに感じました。70歳まで一生懸命に働くんだそうです。意欲的に働く彼をみていると、同居している22歳の義弟がお爺さんに思えてしまいました。53歳のいとこの方が断然、生きていく意欲を感じました。義弟は最初から諦めている感じ・・・。今時のブータンの若者には夢がありませんね。

義妹は娘が産まれ、友人が保険に入っていると聞き、自分も慌てて結婚手続きをし、子どもに戸籍を作り、保険の手続きを。よく聞くと学資保険のようです。お金を支払ったのに領収証をくれなかったと怒っています。よくよく話を聞くと、友人は2年間、お金を支払い続けているのに、領収証も保険証書もないと。別の友人は支払い請求をしたら「すでにお金は渡している、忘れたのか」と言われたそう。そんな話を知ってい、何で保険契約するのか不思議ですが、そこはブータン。人を疑わないし、物事を知りません。RICB Royal Insurance Corporation of Bhutan Limitedのスタッフと言っているのも、ウソでしょう。確かめたのか、と聞いたら、確かめていないと・・・。義妹は今日、絶対にお金を返してもらう!と意気込んで行きましたが、さて、どうなるやら…。
(写真:桶から衣装ケースに発展した湯船)

2012年12月12日

3歳 おめでとう!


テンちゃんが11日で3歳になりました。家族と家族のようなアパートの方々と、ささやかなパーティをしました。ロウソクに火をつけたら、音がすると思ったのか、耳を押さえていたので笑えました。ケーキはBig Bakeryというパン屋さんで、注文。昨年は美味しかったんですが、今年は甘さ倍増で、ちょっと失敗。こっちのケーキはメチャ甘いですが、原因が分かった気がします。大勢で切り分けるので、1人の渡るケーキは薄さ1センチくらい。だからあれくらい甘くていい訳なんですね。3歳になって成長したかと思いきや、義妹の赤ちゃんがいま、一緒に住んでいるので、テンちゃんは赤ちゃん返りしたようで、私に抱きついてキス攻撃で参ります。来年3月から幼稚園行きを目指してますが、やってけるのか、毎日ついて行ってしまいそうでコワイ。警察官の義弟が近々、心臓手術をすることになり、あさってインドのコルカタへ。本人も相当参っているようで「生きてブータンには帰れない」なんて、弱気なことを言っています。薄給なのに大勢家族を養う義弟、とても良い子ですが、ブータン人なのに心配性。若い頃、13歳くらいからドマとタバコをやっていたので、身体を悪くしたのかもしれません。半額は政府が、半額は自己負担だそうです。首相の警備をしているので、首相にも相談したそうです。一緒に親戚が付き添いで行きますが、タシさんもツアーが終わったら、コルカタへ行く予定です。ちょっと心配ごとがありますが、祈るしか出来ません。

2012年12月6日

ここだけの話


12月の師走ですね。でも、ブータンなので、そんな感じはゼロです。お正月は特に祝うことはありません。日中はポカポカで、3時半くらいに陽が山の向こうに行く頃、急激に気温が下がります。石油ストーブを使ってましたが、新品なので不完全燃焼ということはないと思いますが、その内に目が痛くてどうしょもないので、ストーブは止め、パネルオイルヒーターを使っています。電気をかなり使うようで、電気代は高くつきます。冬は2倍はしますね。調べたら石油ストーブは身体に害が大きいようなので、止めて正解でした。

テンちゃんはもうすぐ3歳。なかなか言葉が難しい感じのテンちゃん。私があくびをして涙を流したら、「あめ」と。キュンと親バカしています。いちごの絵を見て「strawberry」とナイスな発音。彼の頭はどうなっているのでしょうね。可能であれば、春からは幼稚園にと思って、色々と見にいきました。どこも人数が多すぎるので、今なら幼稚園を経営すれば儲かるでしょうね()

ブータンは相変わらずで、毎週火曜のNo Car Day12月からいきなりなくなり、月に1回だけに。ルールをコロコロ替えられるのが、ブータンの良さ?でもあります。学校が冬休みに入る頃で、3月まで長い冬休みです。その代わり、夏休みは短いですね。就職難は続き、若者はゴロゴロ…。ツイッターにはあまり書けませんが、ドラッグの問題は想像以上に深刻で、親戚も今、リハビリ施設にいます。笑えますが、ブータンってまだまだ独裁国家的な所もあって、自由にモノは言ったら、お咎めが・・・。不思議ですね。私が日本に帰省している間、ロイヤル内で発砲殺人事件があったそうですが、決してニュースにはなりません。コソコソです。建築ラッシュのバブルなティンプーは、金融危機でローンは停止になりましたが、すでに建築中の場合は、引き続きローンは可能で、新規は難しいそうです。これでバブルは崩壊し、いま建築中のビルがすべて出来上がったら、需要と供給が逆転し、土地や家賃は下落して、ビルオーナーはローン返済が厳しくなるんじゃないかな、と思っています。12年後でしょうか…。2020年にはジグミ・ティンレイ首相が海外支援から卒業といっているので、訳の分かんない気持ちが悪くなるような発展の仕方に歯止めが掛かり、自分達の力で国を作らざるを得ないので、職も増えて、いいんじゃないでしょうか。あとはインドからのドラッグ持ち込みをどうやって阻止するか、ですね。
(写真:お鼻にカエル)

2012年10月15日

ホームシック!?


9月中旬から日本に帰省しています。またまたブータンのキシ(ノミ)にやられ、自分だけならどうにか我慢できたかもしれませんが、テンちゃんがやられ、対策を講じても毎日、指される個所が増え、皮膚を休ませないととんでもないな、と思って、バンコクに1週間、しばしバカンス・・・と思っていたら、バンコクまで来たのなら、またブータンに戻って、虫にやられるとキツイので、そのまま日本に里帰り。だから、何も持って来てないので、秋の日本を未だビーチサンダルで過ごしています。帰国後は台風の影響とブータンへのホームシック!?で、体調を崩しました。姉にカッピング(吸い玉)をやってもらったら、背中から肩が、紫色の丸がたくさん。血行はかなり良くなったと思いますが、背中は入れ墨状態、大阪市長には嫌われそうです。先日、虫対策に買った「ポイズン リムーバー」も同じで、痕が少し残りますが、効果あるようで蚊にさされた後、早めにスポイトで吸い取って、その後にキンカン塗っておくと、痒くありません。というか、ブータンの虫に刺された時の痒さに比べたら、蚊はカワイイもんですね。皮膚科の先生曰く、「ブータンのノミ、凄すぎて想像つかない」と言われてしまいました。ノミにもポイズン・リムーバーが効果有ると良いんですが…。年々、刺されていく内に強くなっていくそうで、まだまだブータンは自然が残っているということで、仕方がないですね。バルサンのような物は郵送はできないけど、自分で持って行く分には可能なので、トランクに忍ばせで119日に帰る予定です。それまではしばし、親孝行で孫を可愛がって貰おうと…。が、しかし、テンちゃんが、とんでもない怪獣に変身しております。ブータンの子には反抗期がないと聞きましたが、テンちゃんは自分の思い通りにならないと暴れまくり、その暴れ方が、逆に可愛くて仕方がありません。「よぉ~し!」と気合いを入れて悪さします。よぉ~しと、お煎餅を靴箱に入れたり、よぉ~しと言って、障子2枚ぬき。疲れますが、カワイイです。
(写真:先日は久々にチベットのデモに参加)

2012年8月10日

プロパガンダじゃん

先日の中国とブータンの首脳会談は、噂によれば、予定外で中国側からの突然の申し出だったとか…。昨日の報道で中国との国境に関する話し合いが本日行われるとのこと。その映像が、あまりに友好関係を築こうとしている積極的な感じで、驚くほど中国が柔らかい路線を出しています。で、ほんと、自分の馬鹿さの呆れますが、いまさら気づいた。中国の狙いは、こんな小国ではなく、世界中から叩かれている「チベット問題」に対する対策であって、ブータンは「チベット仏教」が残る世界唯一の国。しかも、世界から注目される人気国。友好関係を築きたい理由、それは、中国はチベット仏教を認めていると見せかけるための中国の「プロパガンダ」なんですね。中国の宣伝用に、この国を使おうとしてる訳です。チベットは資源がドッサリ。ブータンなんか目もくれず、中国が良い国であると見せようとする広告になる国。そっか・・・、そういう作戦なのか…。

2012年8月1日

産まれました(私でないよ)


まったく見たことがない虫を発見。新種の虫かと調べたら、普通にいる虫でした。埃にしか見えないくて、埃が移動しているので、最初はビックリ。新種でなくてガックリ。日々忙しいとツイッターとFBで終り、ブログの時代は終わったのか・・・とも思うけど、別に期限がある訳でないので、たまにはね。ブータンには慣れ、なんて思ったましたが、タマゴの食あたりを私1人お越し、あまりの痛さに、ブータンの病院で初めての治療。義妹の旦那のお姉さんが看護婦さんなので相談すると、食中毒の場合は、すぐに注射した方がいいと。救急に掛かりました。お医者さんは米国の先生で、とても丁寧でホッ。注射しで、薬を一回飲んだら、それ以降は全く痛くありませんでした。ブータンの薬は強いと聞いていましたが、まさしく。タマゴは採れた日が分からないので、売っている人に聞くしかありませんが、その人が採った訳ではないので、たいてい「フレッシュ」と応えますね。サブジマーケットで売っているのは新鮮ですが、街の店ではいつのか分からずおいてあるので、怖いですね。プジャ(法要)などで人のお宅にお邪魔する際など、そういった店のタマゴを大量にプレゼントしたりもします。ブータンではタマゴの販売は常温保存です。まだまだ難しい問題がありますね。さて、最近考えるのは日本のこと。ブータンは幸せな所で、これといった大きな問題はなく、貧困国ですが、心が充足しています。日本の報道やFBをみると、本当に悲しくなりますね。大規模なデモは、NHKを始め報道がコントロールされ、地方では、このニュースを知らない人もいるとか。今年は子どもたちの川崎病が増え、セシウムとの関係がどうなっているのかもしれないそうです。福島の子ども達は既に体調が悪化しているとのこと。こんな報道は東京新聞と赤旗だけ…。電力が足りていることも、原発か稼働し始めた後に報道されています。まだ、電力が足りないと思っている人もいるとか。教授がデモの際に「たかが電力で命を危険に」みたいな、あげ足取りの報道はあるそうですが、ものすごく慎重な人の発言の一部を、コントロールし、報道は原発稼働・民主首脳の政府寄り。知事選では原発推進の知事が当選する始末。この問題は時間がかかるでしょうが、諦めてはダメですね。あと何年かすれば、ガンは増え、かわいそうな子ども達が大勢いることになるでしょう。次の選挙は本当に難しい。こんな政権嫌だけど、自民党で反原発は河野太郎オンリー。ブータンは物事がトップの意向で決まり、あっという間に国を動かせるけど、日本はそうは行きませんね。ブータンは生きていることが安心です。これって絶対必要。自然現象は仕方がない面があるけど、人が関わって安心できない環境は嫌でたまりませんよ。あっ、義妹に先月25日女の子が産まれました。会社に行かず、歩かないで家でゴロゴロしていたので、全然、産気づく気配はなく、予定日を1週間過ぎ、陣痛促進剤で。前日まで子どもは養子に出すなんて言っていたのに、絶対に出さないと言ってます。アパートの水が出ないらしく、苦労しています。なので、こっちへおいでと言っていますが、旦那付きだときにくいのかもしれませんね。産休2ヶ月でどうなるか、少し心配です。
(写真:テンちゃんトイレ訓練。犬のように部屋をマーキングする日々。失敗か!パンツマン・ポーズ。ボディビルのつもり。)



2012年6月29日

目に見えないものが(ウォンディポダン・ゾン火災)

先日も書きましたがウォンディポダン・ゾンの全焼について。電気的なショートが原因とは分かっていても、どうしてこういうことが起きたのか、意味を考えました。報道では、大切なものは救出できたように言っていて事実とは違うので、国は損失を隠したいんだなぁと感じます。トンドルも焼けてしまったとか。国の甘さ、防火対策なしについては大いに反省し、再建よりも先に、他のゾンに目を向けた方が良い気もしますが、先を考えることが苦手なブータン人、そういった考えは全然出ていないようですね。これだけの火災で死者ゼロで、煙を吸った2人も酷くはないそうなので、本当に守られているように感じます。でも、なぜ火事なのか。信じるか信じないかはそれぞれですが、私はこのゾンを作ったシャブドゥンやチベット仏教の警告のような気がしてなりません。火災の3日前にブータンのジグミ・ティンレイ首相は、中国の温家宝と仲良く握手。そして、中国側によれば、ティンレイ首相は「両国の政府首脳が初めて会談したのは重要な歴史的意義がある」と応じ、「ブータンは『一つの中国』政策を支持する」ことを確認した、との報道。「一つの中国」とはチベット政策のことを指していますね。
中国はチベット仏教が大嫌い。中国側が首相会談を持ちだしたとしたら、それは下心いっぱいで、かなりやばいです。国連にブータンは加盟していたとはいえ、国境はなんだか曖昧で、年々、ブータン国土は中国の言い分によって小さくなってますね。このブログを見る人は、ほどんどの人が知っていると思いますが、チベットはブータン人口70万人の倍くらい、すでに虐殺されていて、チベットの僧院95%は破壊され、仏像や経典など貴重なものは略奪され、たくさんの経典は焼かれ、ダライ・ラマの写真を持っていただけで逮捕・監獄・拷問の国です。ブータンという国を作ったチベット僧のシャブドゥンは、ゾンを各地に作りました。今回燃え尽きたゾンも、その一つ。私はウォンディポダンの火災と、ティンレイ首相の動きが、まったく別の物だと思えません。頭の良い首相なので、絶対に分かっているはずですし、首相アドバイザーで、首相の親戚にもなったペマ・ギャルポ氏は、だれよりもチベットの苦しみを分かっているはず(元ダライラマ・法王事務所のトップ)。普通の国なら国交を持ち、仲良くした方がいいですが、中国は人権を無視して、その中国と仲良くしようとする行為は、人権無視を認めたことになります。同じ顔をしている、ブータンの多くのルーツでもあるチベット人が、気軽に殺され、今なお、反人道的な扱いを受けているのに、仲良くしては絶対にいけません。仲良くし、今、国交を持つことになれば、人権無視を認めたこととイコールです。中国は歴史もあって、文化も素晴らしく、中国残留孤児を殺さずに育ててくれて素晴らしい国。でも、トップたちは半端でなく酷い人達です。国民を騙し続け、抵抗すれば、すぐ刑務所で、場合によっては「ないもの」にされちゃいます。火災に一番早くに到着した第4代国王は気づいたでしょうね。

2012年6月27日

急いで下さい

ウォンディ・ポダン・ゾンというブータンでは、と~っても重要な建物が全焼しました。ゾンは行政と寺院の合体したところで、日本の政教分離とは真逆な感じで、国のすべてとも言える場所です。昨年の震災でダメージがあり、修復している最中でした。原因は電気系統のショートか漏電みたいです。ブータンだから仕方がない面もあるかもしれませんが、でも、あまりに重要な場所なので、全焼は国に問題があると思います。高い場所で風が強く吹く場所なので、火のまわりも早かったんだと思います。被害が大きい割に、死者はなく、2名が煙を吸ったそうですが、それほど酷い状況ではないので、そういう点ではさすがに守られているという気もします。首相がブータンを不在にすると大きなことがあるので、タシさんと「今度も何かあるかもよ」とNYで国連のパン・ギムンと会談しているニュースを見ながら話していました。大地震に金融危機、そしてゾン全焼です。首相はパワーを持っていると感じますが、首相不在時は、現国王だけでだと、見えないパワーが足りないのかもしれません(こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、正直な所。)希望を抱かせるために、再建の話が多いですが、今、急いでやるべきことは、それではありません。ブータンの人は、危機管理はゼロに近いので、火事について、バターランプなど気を付けはしますが、いざ火事になった場合を想像する人はいないように思えます。消火器は見たことないし、テレビのCMで消火ボールみたいな宣伝をしていますが、実物は見たことありません。ゾンは行政の資料はもちろんですが、寺院ですので、仏像や経典など、国家財産の宝庫です。建物は再建できても、経典などは古く、チベットから来た貴重なものが多いでしょう。チベタンは中国に、仏像や経典などの大切なものを、奪われ、こわされているのに、何もない状態で火事とはいえ、消滅させるのは、チベタンに申し訳なさ過ぎます。チベット仏教は国だけではなく、世界の宝と言えるかもしれません。全てのゾンに対し、早く防火対策をして欲しいです。火事を起きてしまった場合に、初期の段階で消火できることが大切です。それまで、見栄えは悪くとも、水をはったバケツをあちこちに配置して欲しいです。貧困国ではありますが、必要な所にはお金を掛けなくてはいけませんね。国王は、今こそ力を発揮して下さい。タイの大きな別荘を売ったっていいじゃないですか。前に勤めていた会社で、同じ部署に消防庁出身の方がいました。やはり火に対してはスペシャリストでした。日本にはそんな人が結構いると思うので、日本とブータンを状況は違いますが、防火の技術面で、日本に支援を要請すれば良いと思います。一般の家でも、火事が起きた場合にどうすればいいのか、基本的な知識を広めて欲しいですね。地震がきたら、机の下に避難すると、最近、知ったブータン人なので、防火については知識はゼロに近いです。諸行無常を一番理解している国ではありますが、責任と言う面で近代化をはかなければいけませんね。

2012年6月23日

また次の世で


おととい大家さんのお母さん(アンゲ・・・おばあちゃん)が亡くなりました。1ヶ月ちょっとの間、ツライ日々でしたが、やっと楽になったと思います。かなり具合が悪かった時は、断固として病院に行かないと、3日間くらい家族を始め、色んな人が説得し、病院に行き、そこでは点滴の針が入らずかなり苦労したそうです。退院後、食事はほぼできず、寝たきりの状態でしたが、一時的に良くなり、ソファまで歩き、そこに寝転んでテレビを見れる状況でしたが、その後、また悪くなりました。心臓と腎臓が悪く、オシッコが出にくくなり、水が体中にたまって、手足もパンパンでマッサージも出来ないほどでした。日に何度もアンゲの部屋に行き、何もできる訳ではないけど、そこで大家さんと話したり、他にお見舞いに来ている人と話したり、アンゲのそばにはいつも誰かがいる状況でした。大家さんは毎日私に「どうすればいいのか・・・。」と、私も「水が溜まっているから、薬で出すしかないと思うから病院に行くか、それがダメならお医者に来てもらえないか」と。でも、大家さんは「病院に行っても針が入らないし、医者には何もできない」と。毎日同じ会話でをしていましたが、こうやって、家族も周りも死を受け入れていくしかないんだと、アンゲが亡くなった今、気づきました。日本の病院だったら、きっとすぐに治せる状況だったと思いますが、アンゲは絶対に病院に行きたくなかったので、アンゲ自身も、家族も、少しづつ身体が弱って死んでいくことを受け入れていたんだと思います。ここ1週間は重篤な状況だと、たくさんの人が見舞いに来て、毎日のようにプジャ(祈祷)がありました。夜通しのプジャもあり、階下の私達の家には、いつも何か音が聞こえる状況でした。10日くらい前にガーデンのシンボルツリーであったプラムの木が、たくさんの実を付けたまま、根本から折れました。ブータンでは不吉なことだそうで、誰もがアンゲの死を予感しました。亡くなった日も、1時間くらい前に私は顔を見て、息苦しそうで、苦しまずに往かせてあげる方法は無いのか…と、答えのないことを考えていた時、一番上の階に住む先生が、手でサインし「come」と。アンゲの部屋に行くと、僧侶がお経を唱え、部屋には入りきれない程の人が手を合わせていました。私の顔を見て家族が中に来いと入れてもらい、私も祈りました。そして、ある時までお経が唱えられると、さっと皆外へ。悲しくて仕方がありませんが、苦しみから解放されたと思うと、少しホッとした心境にもなります。最後にアンゲに触れたかったけど、女性は死者にふれてはいけないそうです。その後、男性によりアンゲはお風呂できれいにしてもらい、棺に入れるため、身体を折り曲げた状態ですが、直接は見えないようになっています。昨日は棺が造られ、日曜までアパートの入り口に置いてあります。
大きな声でシャウトするアンゲは、大変な人でもありましたが、誰もが心優しさからそうなるのを分かってます。昔は大酒の飲みで、ドマもするし、身体に悪いことばかりしていたアンゲ。斜め前の家が大臣の家でしたが、大臣とは対等に言い合うアンゲでした。うちの旦那もたまに怒られたりしていましたが、ガミガミ婆さんは必要ですね。標高が高い場所、アパートの4階まであがるのは、かなりしんどく、外に出るのも少なくなったのも、身体を弱める原因だったかもしれません。
昨日も今日も訪問客がいっぱいです。日曜の火葬まで日があるので、アンゲに扇風機で風をあてています。プジャは続くので、僧侶のためや訪問客のために、みんなして料理を作ったり、亡くなる時は寂しさいっぱいでしたが、みんな助け合いなあがら、アンゲを送ろうとしています。アンゲは残された家族が困らないよう、プジャのためにかなりのお金を用意しておいたそうです。大家さんのところの赤ん坊は風呂に入れて貰える時間がないので、私がお風呂に入れています。久々の新生児でドキドキしますが、もうすぐ義妹も出産なので、経験できて良かったです。ブータン人は生まれ変わりを信じる割に、死者をえらく怖がるので、ビックリしました。特に女性は怖がります。家族がふさけて、アンゲが来るかも・・・と言いますが、話したいから私が嬉しいというと、逆にビックリされました。一緒に往こうと誘われるのが怖いとか。アンゲがくれた花がピンクに可愛くさいています。アンゲの部屋に行くと、いつもベッドの脇に座れ、といって、言葉はほとんど通じなかったけど、すごく楽しかったです。アンゲ、ありがとう。
(写真:色んな所に連れていってくれました。)


2012年6月1日

覚醒の地

 
近くのバラ園が満開です。近くを通るとバラの香りが漂ってきます。欲しい気もしますが、基本的に切り花も殺生につながるので、ここではあまりしませんね。ミニバラも可愛く咲き始めたので、コッソリといただいちゃうことにしましょう。日々、後悔なく生きたいと思っても、そうはいかないのが人生ですね。昨年、今年と尊敬して大好きだった方が亡くなり、子育ての大変さを理由に会いにいかなかったことを、今も後悔しています。したって仕方がないけど、そうやって何度も思いだし、涙して偲んでいます。ここにいると、みんなが自分の気持ちを大切にしているので、自分も同じように生きることができますが、日本ではどうも「迷惑をかけるのではないか」が先立って、やらないことを選んでしまいがちです。人の命は自分も含め、いつ終わるか分からないので、思ったら行動した方がいいですね。といっても独善的でない限り、後悔するのは人間の性ですね。ブータンに来ると多くの人が郷愁を覚え、ここが好きになるようです。それは個々が持っているブータン的な価値観や、ここに生きる人の生き方が、心地良いと感じる力を持っていて、それがブータンに来ること、ブータンを知ることで開花するんだと思っています。私もそうで、最初はほとんど知らず、五木寛之と養老孟司の本だけの知識で、あれよあれよと結婚し、幸せな国ブータンの幸せなところとその要因、幸せでないところとその要因を知り、生きること、死ぬこと、そして仏教の本質である縁(因果)を常に考えるようになりました。生死一如だからこそ、ここで生きることは、自己の理想へ近づくように生きられるような気がしています。大学院で仏教の死生学を研究しましたが、一生が研究だなぁと感じますね。大きなものに委ねて生きることを日本だと許されない感がありますが、ここでは尽力して、あとはお任せしていいので、後悔が少なくてすみます。本当に周りのおかげで有り難いですね。私の場合は環境の影響を受けやすいので、良い環境にいられることは重要だなぁと思います。義弟に「お姉さんは怖いものがないのか?」と聞かれ、考えて見ましたが、自然の脅威など怖いけど、人間が怖いとは感じませんね。権力社会のブータンで、義弟はその地位に怖さを感じているようで、ただ人間として、その生き方はあまりよくないので、「国王だって、高僧だって、すべて同じ人間。素晴らしい人は尊敬すればいいのであって、人間に大きい・小さいはない」と言ってみましたが、権力社会にどっぶりな環境で育っているので、彼の場合はなかなか、そういう感じにはいかないようです。ダライ・ラマ法王がいつもおっしゃるのは、自分もあなたがたと何も変わらない人間で、特別なことができる訳ではない、と。智慧を持つことがどれだけ大切かを法王様自身が体現して教えてくださったいるように思います。智慧は本だけではなく、生きる場から多く学べるなって感じます。ブータンに来て、たくさんに智慧が拡がり、そして日本・ブータン・世界がより良くなればいいなって感じます。ブータンにはその力があり、それを感じることを潜在的に多くが持っていると思っています。
(写真:いたずらで服をちらかされ。桶のお風呂。)

2012年5月28日

番組案内

フジテレビで今晩(28日)11時~、「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」がありますよ。3週連続だそうです。さて、実際はどんな所だったんでしょうね。
(写真:第4代国王と異母兄弟のインドの方だそうです。ブータンはすごいなぁ。)

2012年5月27日


日本に比べれば全然でしょうが、暑くなってきました。ティンプーは半袖でいいくらいです。日中に日傘なしで出かけたら、その後に頭痛がします。太陽がすぐそこなので陽差しが強いです。室内は窓を開ければ済みますので、クラーや扇風機は要りません。オフィスでは扇風機を使っている人もいますね。男性の民族衣装「ゴ」はさすがに夏は暑そうです。見ている方が暑くなります。先日、お土産やさんで一番儲かっているであろう店に行ったら、クーラーが付いていました。ブータンでクーラーは珍しいですね。ブータンに来て窓にガラスがないのに、とても驚きました。ハワイなどでは見かけたことがありますが、ここは常夏でなありません。たぶん、私の衝撃、第一弾だったと思います。これで私の価値の枠をとっぱらいました。きっとブータンはもっとすごいぞ、と。本当に驚くことが多いのですが、これは私が小さいだけのこと。驚きはするけど、すーっと受け入れることがブータンに暮らすにはいいかと思っています。勉強になることだらけの国ですのでね。周りのおかげで腹立つことも全くないし、幸せをたくさん頂いていますね。
暑くなりハエも多くなってきました。大家さんとの共作「フライ・キャッチャー」は、なかなか進みません。でも、これもブータンですね。うちは網戸をしているので、たまにしかハエは入ってきませんが、窓もなければ、ハエにとっては天国ですね。ハエ以外の虫、とくにキシと言われるノミにも注意が必要です。これさえなければ、ここは天国。本当にここは幸せの国だと感じます。あくせく働かないので、家族との時間がいっぱいあって、アパートも、大きな家族のようで、行き来が自由で、子ども達もアパートのどこかで、遊んでいます。今は大家さんのおばあちゃんが、かなり容態がよく心配ですが、ここのところはプジャ(祈祷)が続いています。産まれて間もない赤ちゃんは名前を高僧につけていただき、少し大きくなったのが目に見えて分かります。義妹は大きなお腹を抱え、フーフー言いながらも仕事に通っています。夜勤はありませんが、出産ギリギリまでは休みは貰えないそうです。トンサの両親は具合が良くなく、トンサでもプジャが続いています。首都ティンプーの病院に近々来るようですが、農作業が忙しい時期なので、それがひと段落したら来るとか。本当に働き者の両親です。ゲレフというインド国境近くに住む義弟の子ども2人が深刻な病気で、そこで見るのは難しいとのことで、チランに向かっているとか。そこでも難しい場合は、ティンプーに来ます。病気になるとこの国は辛いですね。医師は180人しかいないそうです。なので病気でない状態というのが、幸せなことだとつくづく思います。
旦那は先日、僧侶と祈りの旗を片付けに行きました。自分の中のbad mindを無くしたいと、手伝ったそうです。あとから聞いて驚いたのは、僧侶はエリート僧院の先生でしたが、終わった後にはビール、そして彼女も居るんだそうです。ブータンの僧侶は変わりつつありますね。旗を片付ける作業を旦那が友人に話したら、おととい、自分もやりたいと電話があり、2人では大変だから他を探したら・・・。30分後に7人が集まったそうです。平日の昼間に、bad mindと思っている人が一気に集まり笑えました。アン・ラッキーなことが続くのは、自分の心が悪いから、と思っているそうで、中には、いつも女性にお金を持って逃げられる、というにには笑っちゃいました。今日はそのメンバーとタシ・チョゾンへ祈りに行きました。女性も加わったそうですが、bad mind メンバーだということは、内緒で最後に言うんだ、と喜んで出て行きました。bad mind ばかり集まって、batにならないといいですね。
来月10日からExplorerの皆さんがブータンに来ます。農家に3泊もします。さぁ、どうなるやら。楽しみです。

2012年5月23日

愛って

旦那の実家は昨年から電気が通るようになり、ネットさえ繋がれば、実家のトンサで暮らせたら、学ぶことも多いかと思ってましたが、もうネットは繋がるんだそうです。やったー!実家の両親は農業をしていて、町から車で1時間くらい離れているんので、自然に近い暮らしですね。ネットができれば仕事は可能。昨日、旦那に話したら、NOだそう。タイミングを見計らって、忘れた頃に再度、話してみますか…。お爺ちゃんお婆ちゃんと、農業や自然の厳しさを体感しながら育っていけば、人間として知っておいて欲しいことは、学べるでしょうし、年寄りが近くにいるのはいいですね。旦那は仕事があるので首都ディンプーで、少し離れていても同じ国だし大丈夫と思っていましたが、子どもと離れて暮らすのは耐えられないと。私も逆の立場だったら同じなので、さすがに今回は反論できず。でも、ティンプーの首都は価値観がバカっぽく移ってきている気もして、ここは親がしっかりするしかないな、と踏ん張り所です。自分の子どもが特別可愛いと思うのは当たり前ですが、自分の子は特別な子と思うのは危険ですね。勉強の出来が悪いとか、落ち着きに欠けたり、動きが激しかったり、単に学習障害であるのに認めたくないので特別扱いしてしまいます。これほど不幸なことはないなって思います。特別かどうかは子どもが大きくなり自分で判断することであって、ありのままの自分は受け入れてもらえず「特別な子」という冠を付けられてしまいます。姉はヨガの指導で、数多くの親子を見てきていますが、子を特別な子としたがる親は、現実を直視するのが苦手で、アイデンティティの不確立、プライドが高いんだとか。結果、可愛い子どもを特別な子という枠内で捉えるようになり、特別でない自分の子は認めないんだそうです。普通だったり、出来が悪かったとしても、ありのままを客観視できるようになり、ステップアップできるんですね。母の愛は情が濃くなり過ぎると歪みが出ますね。出来が悪くて何が悪い、と思えた時、良い意味で価値が崩れ、新たな関係性が生れ、幸せを育むことに繋がるんだと感じます。日本の多くの問題は子を否定する親、子を特別な子扱いする親から生み出されていると感じます。ありのままに生きていれば、自然と幸せに繋がるんだと思います。
(写真:特別に可愛いと思うことと、特別な子とは全く違いますね)

2012年5月22日

ありがとうございました

ブータンで旅行会社をしていると、面白いと思えることが多々あります。これだけ観光に力をいれているのに、国際線唯一のDrukairはチケットを取るのに窓口に行かなくてはならず、しかもその窓口は6つしかなく、少人数の旅行のチケット受付は1ヶ所なので、毎日が長蛇の列になります。しかも、システムが止まったり、用紙の入れ替えで時間が掛かったりと、まぁブータン人同士なので、どうにかなっているのでしょうね。そんな中、やっとこさチケットの予約ができたのに、お客さんからの返答がなかなかで、チケットを失ってしまうことも。これを水の泡っていうんでしょうね。
昨日は好対照な報告が同時期に入ってきました。やっと子どもを授かった友人からの出産報告。初産だと私達に年齢ではかなり高齢出産になるので、無事産まれ、よかったよかった…。そして、もうひとつは尊敬する大好きな方の訃報。病気を知っていたので、メールが届いた時、ドキッとして、あぁやっぱり…。涙が自然とあふれ、今日は泣き通しでした。旦那は電話の調子で私がオカシイと思ったのか、明日は美味しい物を食べに行こうと。日本に居れば、その方を知っている人同志で偲び、悲しみを分かち合えますが、ここでは無理。海外に住むことをマイナスだと思ったことはありませんでしたが、さすがに1人で辛いですね。ここでは49日すれば生まれ変わると信じているので、私もそうは思いたいけど、やはりブータン人のようにはいきません。ブータンに行きたいとずっと仰っていて、私の産前からとても気に掛けていただき、テンちゃんの誕生後も京都からわざわざ、家まで来て下さいました。このブログでテンジンの成長を楽しみにしてくださっていました。もっともっと会っておきたかった。本当に素晴らしい方で、教職後は様々な活動をして、アジアの国に眼科医と一緒に白内障の手術をする社会貢献をされたり。人間が素晴らしかったです。ああいう人になりたいと思う方でした。人生は少し短かったですが、あんなに輝き、素晴らしく生き、穏やかで、謙虚で、本当に知り合えたことが今は嬉しく、有難うございました、と遠くブータンから冥福をお祈りしたいと思います。
(写真:公園に行く準備ができました)

2012年5月20日

お金があると無くすもの


たまにブログの存在を忘れます。商売繁盛ってことですね。ブータンの旅は値段が高くつくので、1生に1回のブータン旅行になるかもしれないと思います。最初で最後、と思うと、自分で言うのは変だけど、ものすごく丁寧にお客さんに対応したいと思っているので、どんな要望であっても、出来る限りやりたいですね。そんなにお客さんが来ている訳ではないんだけど、一投入魂という感じです。
今日から「肉なし月」が始まりました。肉屋は閉まっています。昨日までに皆、ストックしようと肉を買っているので、実際は食べるので意味がないと思うかもしれないけど、いつもよりは断然、減ってしまうし、こうして肉を食べられることを考えることになるので、少しは意味があるのかなぁと思いますね。モモ(チベット餃子)のお店では、肉の入るものは提供できないと、一応、貼り紙していますが…。
昨日は雨が結構降り、最近は雨が多いので、雨期に突入したかなぁとも思えます。旦那は昨晩、ロイヤルがメインのdinnerでパロに居ましたが、帰りの道が雨によって石が落ち、道路が封鎖されたそうです。しかし、ラッキーにロイヤルが一緒だったので、インドの軍隊がすぐにやってきて、石をどけてくれたとか。さすが()。シュワリンというホテルのdinnerもロイヤルが絡むと全部、タダだったそうです。ラッキーですね。
この国は権力社会で、お金持ちの人は偉ぶっていて、品がないなって感じますが、どうしてそうなのか、わかりました。日本のロイヤルと違って、この国は王制が出来、わずか100年。王制の走りも、力とお金がある豪族が占めてきて、国が成り立っているんですね。わずかな歴史でもあるので、未だその豪族の名残りが土地を占め、価格を吊り上げ、お金持ちは偉い人、という構造になっているからなんですね。そういう人は威張りますので、なぜかその家族、奥さんが同じような振る舞いで、偉くなったと勘違いし、人間の品がないんだとわかりました。上下関係の激しい権力社会は、決して良い国だとは思えませんが、この国は上下の下の方々が、心がとても豊かなので、救われるんですね。
さてさて、今年も不要になった靴を必要な方へ贈るプロジェクトがあります。65日に集めますので、日本からご協力いただける場合、526日まで日本を発送して下さい。申し訳ありませんが送料はご負担下さい(結構、掛かります)。また、靴と一緒にご不要になった服やタオルなどありましたら同封下さい。お世話する人のいない病棟等にお持ちします。
送り先
BHUTAN RETREAT  
PO Box 1534, Thimphu, BHUTAN
Tel:+975-2-327841
Mobile:+975-1749-1531

2012年5月9日

生死、共にあり


アパートの大家さんのお母さん(アンゲ)が固形物を食べると吐血する状況で、その度に輸血をしていましたが、もう輸血は嫌だと、病院行きを拒み続け、どんどんと弱っていきました。先日、調子がよく話せるから来てと言われ、行ってみると、「今日辺りに死ぬ気がする」とアンゲ。その時は大丈夫よ、と笑っていましたが、やはり貧血がひどいのか、呼吸も荒くなり、酸素マスクをずっとするようになり、ときどき意識が遠のく状態です。家族や親戚も集まり、アパートも家族のような付き合いなので、みんながアンゲに「病院へ行こう」と説得したけどダメで、その夜はアパートの男性陣はいつ病院に行くか分からないので、旦那も含め、夜中まで待機していました。病院に行くまでが辛いのと、輸血の針がうまく入らず、痛いのだと思います。アンゲの娘である大家さんは、シッキムで何万回と五体投地をする行をしていましたが、アンゲ自ら電話し、やっとティンプーに到着しました。そんな中、アンゲの世話をしていた姪っ子が、反対側の部屋で男の子を昨日、出産しました。アンゲが心配するといけないので、雄叫びをあげずに静かに産み、生まれたことをアンゲは知りません。予定日より2週間早く、助産婦も居ない中、ブータンの女性達はたくましく、うちに「体重計ある?さっき、産まれたの」と、もうビックリたまげました。赤ん坊の父親は、妊娠が分かるとそそくさ逃げ、結局、裁判で6万円程度のお金だけ支払い、もう関係はありません。産婦は父親の居ない2人目の子を産みました。最初の子は、僧侶にさせましたが、仕事もなく子どもを女一人で育てて行くのは難しく、学校の副校長をしている大家さんの弟夫婦が、親として育てて行くことにするそうです。同じアパートに住んでいるので、子どもは皆で育てる感じですね。ブータンでは、子どもが多い家や少ない家は、親戚同士で養子にさせたりすることがあります。子どもに罪はないので、私も出来る限り、仲良く子育てを手伝っていきたいですね。
ひょんなことから、タシさんの会社に新たな仕事の依頼がありました。最近のブータンブームで、テレビなどで取り上げられることが増えていますが、マスコミのコーディネートのお話でした。日本に里帰りした際、たくさんブータン関連の番組を見ましたが、正直、なんだかなぁと感じるものばかり。前にドキュメンタリー制作に関わっていたこともありますが、どうもミーハーが苦手なので、どうしようか久々に迷いましたが、タシさんは「やっていきたい」と言っているので、贅沢言える立場ではないけど、内容によって選ばせてもらおうかと思っています。本業(旅行会社)を疎かには絶対にしないよう、コントロールが必要ですね。ドキュメンタリーを基本に、タレントが出てくるようなのはお断りしたいと思っています。出て行く物の責任を持てないのが大きな難点で、それが本当にブータンにとって、日本にとって、人間にとって、地球にとって良い物かどうか、深く考え判断していきたいなって思っています。国王夫妻の来日で良い面もありますが、深さと言う面でどうも納得いかない感があり、ブータンに住む日本人を取り上げたいという雑誌やテレビの取材は断ってきました。マスコミも色々な人がいるので、この辺りは自分の経験知や勘をフル稼働させ、無理なくやっていこうかと思っているところです。
(写真:玉ねぎムむきむきのお手伝いが得意)

2012年5月3日

どう関わるか

先日、日本人のお友達が遊びに来た時、テンちゃんはお昼寝中で「昼寝から起きる時にテンちゃんはあんまり泣かない」なんて話をしていたら、寝室で音が・・・。急いでドアを開けたら、鏡台を開けて、メイクアップの最中でした。ほっぺにファンデーションをベタベタと。将来はオカマちゃんかな。友人と「子どもは可愛い、可愛くて仕方ない」と親バカなこと話してましたが、これほど可愛く思えるのは、やはり高齢出産が故なのか、それとも大勢の育児なので、余裕があるからなのでしょうか。
前から少し不思議だなぁと感じていたのですが、ブータンやチベット、ラダックなどチベット文化圏が好きな人って多いですよね。たぶん、自然や文化を大切にして残っていたり、チベット仏教を尊んでいたり、理由は多々あると思います。でも、なんといっても最大の魅力は“人”なんだと思います。日本を始めとする先進国は、ギスギスでストレスいっぱいで、彼らの生き様に癒されているんだと思います。もちろん問題もあるでしょうが、彼らの生き方に学ぶべきことは多いですよね。ただ最近のブータン・ブームもしかりですが、カルトQ的な、どれだけ“知っているか”に価値を置き過ぎているような気もしています。頭でっかちな日本人は、どうしても「知っていること」がスゴイことであって、それがゆえ、大切な面を見逃してしまうように思えてなりません。mixiのブータン関連をのぞくと、知識の自慢大会のようで、投稿する気が薄れます。知識でなく、感じたことを大切にできるといいのになぁと、思います。ブータンについても、それほど特別扱いしなくていいのになって感じます。色んな面でユニークで魅力がありますが、ブータンにいたり、住んだりすると何かが変わるとか、そんなんではなくって、色んなことに気づかされるということだと思います。結局は自分というベースがどうあるかであって、ブータン人が優しくしてくれるので、それにフアフアしちゃっているのはもったいないし、ブータン人と関わることで、彼らの持つ魅力で感じたことを、今度は自分が周りに与えていければ、本当にブータンやチベット文化圏の彼らと良い関係を築くことになるんじゃないかないぁと思います。うわべだけな感じとか、自分さえよければいいとか、利益になることだけ夢中になるとか、そんなんではなくって、本当にブータンの無邪気さとか、利他心とか、落ち着きとか、オープンマインドとか、そんなことを感じられたら、ブータンと本当に素敵な関わりができているんじゃないかな、と勝手に思っています。
(写真:親バカ最高!)

2012年5月1日

ご命日に


今日は建国の父と言われるシャブドゥンの命日で各地で法要が行われました。仏教的に意味が深い日に、良いことをすれば、それが何倍のもなり、悪いことをすれば、それも何倍の意味にもなるそうです。ブータンの仏教は都合が良いなぁと感じることがありますね。経典が入ったマニ車は一回転させるとお経を読んだことになるとか、祈りの旗が旗めけば、同じように祈りになります。少し合理的というか、都合がよくって、なんだか可愛らし感じもします。でも、良いことを積極的にしよう、と思うことはいいことですよね。今日、旦那は仕事でプナカ・ゾンへ。王妃にお客様を紹介できたそうです。国王の警備をする親戚によると、最近の多くの問題に、国王はお怒り気味だそう。今月20日頃から確か「肉なし月」に入りますが、その前は肉屋がラッシュでみんな買い込みはしますが。中には本当に食べないという人もいるし、食べる量も少なくなり、日頃、命を戴くということを忘れがちなので、戒めとして良いことじゃないかなって感じます。先日、初めてブータンのお魚をいただきました。釣りのライセンスを持つ人が、近くの川から釣ってきて、スープでいただきました。やっぱり泥臭かった・・・。ブータンに来て、周りで殺生をする人が初めてだったので、味よりも、そっちに少し驚きました。義弟は生涯に渡って「肉・魚・卵を食べることを断つ」とデチェンポダンに行って誓う予定でしたが、色々邪魔が入りました。まずは私。熱がでました。そしてお母さんから連絡があり、「もし、知らず料理に入っている肉を食べてしまった場合、即死するから。その行はしてはダメ」と。昨日は肉が最後だからと、いっぱい食べていましたが無意味になりました。仏教的に菜食にするなら、僧侶になればいいのに、と勧めると、それは絶対嫌だそうで、可愛い子をテレビいで探しています。彼は過去に動物を2匹殺したことがあり、それをとても悔いていて、毎日お経を唱えています。今日は具合がイマイチだというのに、それを聞きつけ、ブータン人のママ友ら4人の来客が・・・。病気の時には放っておいて欲しい気もしますが、気持ちですね。義妹・義弟がお客さんにおもてなしをしてくれ、助かりました。昨日は大家さんのお婆ちゃんの容態がよくなく、「意識が今あって呼んでいる」というので、言ってみると、息絶え絶えで「もう死ぬようなきがする」と。泣きそうになりましたが、大家さんの行が終わるまでは、とにかく頑張って生きて欲しい。昨日はそんなことを考えて寝たら、頭がパンパンになって、自分が具合悪くなりました。大家さんがもし間に合わなかったら…、と余計なお世話で連絡したい気もしますが、何万回と五体投地する行を完成させることが、大家さんにとっても、お婆ちゃんにとっても良いことなんだと、言い聞かせて寝てます。
(写真:家から西の眺め。朝は良い天気ですが、午後には風が強くふきます。)

2012年4月30日


前にも書きましたGNHはチベット仏教無くして、実践は難しいと感じます。掲げることはできても、ブータンが実践できるのは個々のベースにビジョンがありますね。生きとし生けるものの命を大切にし、輪廻を信じているので、少しでも良く生きようとし、生き方に一本筋が通っています。揺るぎないビジョンがあるんですね。ダライ・ラマ法王のお話を聞かせていただき、いつも最初に仰るのが「すべての命は幸せになりたいと思っている」です。日本は輪廻転生も確信がなく、フワフワなので死生観もハッキリせず、怖さもあってか「死」を忌み嫌い、環境が「死」を意識させてくれません。死を意識してこそ、生が活きてくるんですね。介護の勉強してた時、上智のデーケン先生から「死の準備教育」を教えてもらい、それはカトリックがベースでした。私にキリスト教は難しく感じられましたが、人それぞれに合った死の受け入れがあると思います。日本は死も意識しないけど、同じように「幸せ」も意識しなさすぎるし、意識させない環境だと感じます。この2つは肝心なことです。とにかく忙しい(忙しいという字は、心をなくすと書きますね)。何のために仕事をしているのかと問えば、家族や自分のため、でしょうが、では、なぜ家族や自分のためにしているのか…と自答すれば、幸せのためではないでしょうか。仏教は物事に要因があって結果がある、必ず理由があり、何かあった場合は「検証」が大切で、科学的な面もあります。日本は「幸せになる」という明確なビジョンなく、生きている人が多いように感じます。仕事でやりがいを持ちバリバリ働くことも一見、幸せのようで、その時は満足かもしれないけど、家族や身体など、何かを犠牲にしていたら、それは本当の幸せではないと思います。リタイヤした時、虚しさを感じる方もいるでしょう。「ああ幸せだった」と死ねたらいいですよね。死後についてブータン人は明確なので、そのために今、良いことをし、祈りながら日々生きます。まず「私の幸せはなんですか?」と自問することが、最初の一歩のような気がします。生きにくい日本ですが、環境と自身の思考の2つの要因で、人は幸せか不幸かを感じると思います。環境を良くするのは、自分のためなんですよね。私はいつ死んでも良い、と思って生きるようにしています。ただ、子どもが産まれてからは難しいですが、でも、人は自死以外、いつ死ぬか分かりません。環境はとても大事。これほど大きな不安を抱かせる原発は無い方が良いし、原発には被爆が伴い、残念ながら今後、多くが病気となって苦しむのは確実です。自分の幸せを深く考えれば、家族・友達・地域・社会・国・地球が幸せであることを望むことになりますね。私も前は終電に乗って帰るような仕事で、やりがいもあって、それなりに楽しかったですが、週末はヘトヘトで親友に滅多に会えず。友人も休日出勤も多く、病気になりながらも頑張っているので、メールも控えました。返事を出すのに時間と労力を使わせるのは忍びなく、滅多に連絡いしないようしました。みんなどんどん身体を壊し、ギリギリな状態で仕事をし、辞めたら次がないから…と。ほどよく、仕事・身体・家族・友人とバランスよく出来る環境が幸せを作ると思います。極端はよくないですね。
最近は世界に残された秘境のように称賛されるブータンですが、そういった角度だけで見ない方がいいですね。ブータンと日本の違いをよく書いていますが、ブータンがダメとか日本のここが良くないとか、そういったレベルではなく、究極、生かされている命をどう生きるかという観点で、ブータン&日本、そして世界の素晴らしいと思うことを共有できたら、そして自分の記憶用とてしズラズラとしています。ブータンとの縁で人生の旅がどうなるか楽しみ。
(写真:ブータンに戻って来る時、飛行機が同じだった日本の方から、写真を送っていただきました。元気過ぎて大変)

2012年4月27日

違い

僧侶の義弟が遊びに来ました。従兄弟の僧侶も一緒です。平日の昼間っから、何でこんなに集まれるの?ってくらいのブータンですが、ワイワイと(義弟2人、義妹と彼、僧侶2人)。普段はインド・デリーにある、白い方のカルマパ(2人いて白と黒と呼ばれています)の僧院にいます。これからマレーシア・香港などに行くことになるので、パスポートの更新に帰ってきたそうでうす。ベランダがエンジ色に染まりました。僧侶は下着以外、エンジ色の物を着けると決まっています。前に来た尼僧の義妹はエンジ色のジャケットを買うため、20か所くらいの店を周りました。仏教国で僧侶だらけの国なので、全てエンジ店を大きくやれば、間違えなく流行りそうです。町に小さな店がありますが、尼僧用が足りませんね。大家さんの息子さんで、イケメンのティンレイはインドの大学を卒業し、昨年、こっちに戻って来ましたが、仕事はなく、よくよく考え、僧侶になる道を選びました。韓国俳優のようなお顔で、身長も高く、もてるだろうなぁ…と思っていたので、本当にビックリです。きっと良い僧侶になってくれるでしょう。義弟の僧侶は、金周りの良い僧院だけあって、携帯やデジカメ、さまざまなハイテクを持っていて、なんだかなぁ…と思ってましたが、義妹がトイレの芳香剤を使おうとした時「それは虫を殺さないか?」と真剣に言っている姿に、少し安堵。ちゃんと僧侶なんですね。ここブータンに住み、日本と全く違うのが、“生き物を殺す”ことについてです。旦那のタシが日本に居る時、しらす干しを見て「いのちがいっぱい」と言ったのに最初は笑えましたが、命の捉え方が全く違うのです。うちでは、よくNHKワールドを見ていますが、漁師さんが魚を捕るシーンなど見ると、家族や大家さん一家は「ザイー」と声をあげます。命を奪っていることに対し、いけない、そんなに命を取ったら、来世は・・・という意味の感嘆です。ブータン人も肉は食べますが、断然に量は少なく、鶏肉の場合は大きくない箇所は骨までバリバリ食べます。日本とブータンでは生命として捉える幅が大きく違うので、尊ぶモノに断然に差がつきますね。「生きとし生けるものすべてが幸せに生きる」。素晴らしい価値観だと思います。同じ仏教思想でも、死生観はブータンと日本は違います。ブータン人は死後の生まれ変わりを信じ、次の世も“人間”に生まれたいと考えているので、蚊やハエなど、命あるもの全てを殺さないように生きます。殺生をすれば人間界には行けないと考えています。死んだ後、49日で転生するので、死の受け止め方があっさりしています。日本は輪廻の思想はあって、なんとなく信じるような信じないようなで明確でないので、49日を過ぎても供養をするんですね。普段は必死な感じを見せないブータン人も“殺さない”ことに対しては驚くほど真剣です。大家さん一家と共同制作のハエを外にリリースするための“フライ・キャッチャー”を今年の夏に販売しようと思っていますよ。(まだ材料がそろってないしぃ…)
(写真:このかわい子ちゃんは誰でしょう?ヒントは来日しましたよ~。全然変わってないですね。)

2012年4月25日

エール

義弟からブータンの嫌いな所は?と聞かれ、考えましたが虫(ノミ)くらい。ブータンのノミは、蚊の10倍くらいの痒さです。それ以外は全部好きだと応えたら、義弟は「でも、汚いでしょ?」と。「何が汚いの?すべてが美しい国じゃない」返せば「犬がたくさんいるし…」と。「日本では毎日、野良犬は殺してるのよ」と返したら、自国の美しさに気づいたようすです。新聞では農家の苦労話がありました。育てた野菜・米のすべてをワイルドアニマルに食べられてしまったそうです。ゾン(県)の農業担当に訴えても、相手にされず。次に野菜を作っている時に動物が来て、殺してしまったそう。それを誰かに報告され、相当額の罰金を支払わなくてはいけないと嘆いていました。農家は苦労も多く、休みなしで本当に大変です。お野菜を買う時、とにかく安い物を求めますが、その苦労も考え、大切に戴かないと・・・と思いますね。一緒に住む義弟も実家に居た頃は、毎晩外で動物がこないか見張り役だったそうです。動物が来たら叫んだり、石を投げたりして追い払ったそう。農家には頭が下がるばかりですね。
親友に赤ちゃんができたり、義兄弟に赤ちゃんが産まれたり妊娠したり、周りがベビームード満載なので、出産について、最近よく考えます。「心配」が一番に来ると思いますが、キリがないので、自分と赤ちゃんの力を信じ、後はお任せするしかないのかなぁと感じます。出産は自分が自然の一部であることをすごく感じ、まさに動物なんだと実感します。満月後の3日間は出産が多いと助産院で言っていました。月の満ち欠けに左右され、気圧の関係で、悪天候の日はお腹がバンバン張ります。そんな時、つらくもありますが、自分の中の自然に気づけば、怖いことはありませんね。母になるといのは、強くなければなくなります。なので、妊娠中の不安に打ち勝つ精神力が、強くなる最初の一歩なのでしょう。やれることはやり、あとは自分を信じ、大きなものに託すことが大切なんだと思います。赤ちゃんのことを一番に考え、食べ物を選び、石鹸やぬる物など身体に変な物は入れないようにし、よく動き、産み方も自分の善し悪しではなく、赤ちゃんにとってどういう産み方が良いかを考えれば、きっと満足したお産になるでしょう。健康なのに無痛分娩や帝王切開は母の都合。心は子どもにおけば、そんな馬鹿なこと考えられません。自然に産みたくても、帝王切開になったり、途中から変わったりすることはありますが、それは結果、一番よかった方法で、後悔は必要ないし、最善を尽くせば子に愛は通じると思います。陣痛は辛いけど、必ず休みが入るよう、神様は設定してくれました。冗談だって言い合えるくらい、休みの時は痛くありません。私はそこで、リポビタンDを助産婦さんに頂き、ファイト一発、という感じでテンちゃんを自分でキャッチしました。陣痛の合間には、自分の好きな物を飲めたり・食べられたりできるよう、準備しておくといいですね。私が痛みを逃すために捉まった助産婦さんは地方から来ていた方で300人くらい取り上げているけど、こんな素敵なお産は初めて、と仰っていました。研修に来ていた日赤の学生さんが、産後の処理をしてくれ、後日、部屋に訪れ、涙をためながら、初めてのお産介助の感動を伝えてくれました。出産って、キツイものですが、なるべく自然に近い状態で、自分の意思を通せる状況にしてもらえば、これほど幸せなことはない、と思います。あまり本は読まず、自分の勘、自分と子どもの力を信じ、産後は昼夜が逆転し、休む間もありませんので、楽しいことをいっぱいして、穏やかな気持ちで楽しんで下さい。物事の悪い面ばかりに目をやらず、良い面を探すと幸せな気分になりますよ~。体力は必須なので、とにかく歩いて下さい。頑張って~!!
(写真:赤ちゃんの持つ力はすごいよ)

2012年4月24日

母の愛は

私は出産前にあまり知識がなく、みんなが普通に出産していると思っていましたが、後から普通分娩がこの時代、大変なことだと知りました。出産にはママも努力が必要で、それなりの身体が必要だと聞き、とにかく出産日まで毎日歩きました。ブータンに居る時は、メモリアル・チョルテンをグルグル1時間。無事生まれますように、と毎日祈りながらのエクササイズです。ブータンのおトイレの和式が多いので、これは妊婦にとってかなり良いそうです。昔は床を雑巾掛けしたり、知らず知らずの間に出産に必要な筋肉が鍛えられたんですね。明日香医院の大野先生は初産婦は3時間あるくよう指導があるそうです。今、思い出しても出産が私の人生経験で、一番素晴らしい体験だったと思います。義妹は出産を怖がっていますが、案ずるより産むがやすしですね。いまティンプー病院の新生児医療には日本の女医さんがいるので、いざという時には安心です。
昨日はこれまたブータンに驚き。ミス・ブータンの評判を前に書いたら、ある方がミス・ブータンのママに連絡し、ママが家に電話を掛けてきました。くだらない人間もいるもんだと笑っちゃいました。名前は公開していないのに知ってたのですぐに分かりました。ブログはどんな人が見ているか知る機能があり、これまた驚いたことに結構、見てるんですね。トップは日本でしたが意外に2番目がブータンでした。英語が得意でない私にママはゆっくりお話してくれたので、言っていることは理解できました。何で書いたのか?と。私はブータンの日常を綴っていて、何を書くのも自由だし、読む側もどうとるかは自由なんですよ~、と。ブータン人の感想をそのまま書いていて、こういったママとのお話なども、日本人に異文化で信じられないことだから書くつもりです、と。私の英語はハチャメチャで通じてないでしょうね。ステージママと同じ心理なんでしょうね。美とは内から発するもの。来日した王妃は、真の美しさを持った方ですね。歪んだ愛情は不幸を生みます。権力でどうにかしたかったのでしょうか。「それで?」と私が聞くと、「ただ話したかっただけ」と。何かを守りたかったか、落ち度を悔いてるのでしょうか。この電話をもらい、過去を封じ込もうと母がお願いしまくった、ということが本当だったんだのだと察し、逆に驚きました。この国は度を超えた権力者が多いですね。まだまだ自由ではない国で、発言にも統制が掛かり、権力で片そうとするのは、豪族が纏めてきた名残りでしょうか。第4代国王のような素晴らしい知性と権力が両方存在する不思議な国です。ステージママが何するか分かりませんが、それがブータンなんですね。過度に期待すれば子は犠牲となり、歪は必ず出ます。ブータンは保守的な面があると同時に急速な近代化で、特に親世代の価値が智慧を離れ、物質主義へシフトし、問題が浮上するのでしょう。親は自分の子、可愛さに周りが見えなくなり、そんな親を見てまた子も同じようになりますね。大人になりきれないエゴの強い親を持つのは気の毒でなりません。近代化で真の価値を見失わないよう、律しながら、しなやかなに強く生きる智慧を身につける必要がありそうです。母は大きな海でありたいですね。近代化の歪んだ価値から子を守ることが重要そうです。私は出産のことを思い出すとたまらない幸福感に満たされ、生きてることへの感謝がわいてきます。さて、今、一番観たい映画26日にあり、でも、ここはブータン…。ちょうどチェルノブイリから26年目を迎えるそう。事故当時の子どもたちは、元気なのでしょうか。私も何度かベラルーシの子どもに寄付しましたが、その後はよく知りません。先日、FBで福島で咲き誇る桜の下に放射能の防護服を着た人達の写真を見て、美しさと恐ろしさで急に悲しみが込み上げました。何があろうと自然は関係なく、毎年きれいな花を咲かせます。放射能の恐ろ​しさは自然と違い、何年後に出てくるか分かりません。病気はあとづけでやってきます。地震や津波は自然で避けよう​がないけど、放射能は人が作るもの。津波とは別に同じくらい恐ろ​しいことがやってくるのは確かですね。人の智慧が問われます。
昨日から、にわか日本語教室を5人で開催中。結局、冗談ばかりで、全然進んでない気もしますが、少しでも上達すればいいのですけど…。
(写真:こんにちは、赤ちゃん。出産は最高よ、心配せず。どこに生を享けるのか・・・。考えたらキリがないですね。)

2012年4月23日

ベビーラッシュ

こんなくだらないブログ見ている人はいるんだろうか・・・と思いますが、スウェーデンの友人が楽しみにしていると。友人用に消息情報だと思って書いており、馬鹿みたいな内容なので、聞き流すよう、見流して下さい。知り合い以外にも見ている可能性はあるのかと思ったので、ちょっと宣伝。
ブータンに来たいと思っても、なかなか高くて行けないな、という人も多いでしょう。狙いは78月です。公定料金もハイシーズンより$50安く、航空券は30OFF。ざっとですが56日で1人旅なら$1,9453人以上は$1,745。日本の旅行社はブータンの旅だとお金が取れるそうなので、価格設定が高いですよね。ぜひ、一度、自分の目でブータンを確認しに来て下さい。色んなことが、超・面白く、また、人生を考えさせられることが多い国です。「Bhutan Retreat」で検索してくださいね。
昨日は旦那がガンテから車で帰って来る時、前から来たバイクを止めたそう。道がクネクネしていて狭く危ないと思ったそうで、止めちゃったバイクは国王で驚いたと。レザースーツでかっこよかったそうです。警備は後ろについていて分からなかったと言ってます。国王、ごめんなさいね。安全運転でお願いします!
義妹はもうすぐ妊娠7ヶ月。なのに最近まで兄(私の旦那)に妊娠を聞かれても、してないと。ちゃんと結婚するまで妊娠するな、ときつく言われていたので恐くて言えなかったそうです。彼と同居を始め、準備は整いました。夜勤も今月で終り、来月から日中だけの仕事で、産休は2ヶ月と短めです。おととい、タシさんから「干し肉とバターは用意できてるのか」と。さすがに7ヶ月になると大きなお腹で隠せません。義妹は兄の言葉にホッとしたそうです。ブータンは結婚手続きや出生届など緩やかで、同棲を始めたら結婚していることと、ほぼ同じ。手続きは面倒なのでなかなかしない人もいます。また、子どもが産まれたら、日本は2週間以内に届け出が必要ですが、ブータンは特になく、子どもの名前も僧侶に決めてもらうことがほとんどなので、最初は“baby”と呼ばれ、名前をいただくまで、何ヶ月も“名なし”は珍しないですね。育てにくそうな気もしますが、それがブータンです。私の場合は、生まれる前に名前を付けていただいたので、お腹に向かって声が掛けやすかったですね。ブータンでは性別は病院で教えてくれません。教えたら、インドにいって堕胎してしまう人がいるからだそう。殺生をしない国なので中絶もだめなんですね。虫さえ殺さない国なので、殺人率は少ないように思えます。たまにナイフでブスって話しを聞きますが、猟奇的や変質的な殺害は聞かないですね。
(写真:昨日はガラップ・リンポチェによるワム。祝福のこと)

2012年4月21日

民主主義


義弟の子どもが産まれました。3人目の男の子です。パパは女の子を期待していたようで・・・少しがっくり。ブータンの病院に入院すると、家族が食事を持って行きます。一応、病院でも出るようですが、まずいそうです。うちでも、旦那と義弟2人が大騒ぎしながら、牛肉スープやおかずを作って、日に3度、届けていました。私はブータンのしきたり、妊婦に何を与えていいか知らないので蚊帳の外。バターたっぷりの肉スープは、母乳が出なくなりそうな気がします。けど、これがブータンの文化なんですね。産婦はしばらくエマ(唐辛子)は控えないといけませんが、つらいそうです。
GNHが内外に先行し、実質が伴っていなかったブータンは、バブルはじけて、彼らの辞書にはなかった“反省”をしています。危機に気づきいて改革が始まりました。純粋な分、何にでも興味を示すブータン人はドラッグに関しても、日本人のとは違って手軽な感じです。職を持てないでゴロゴロした若者達が、格差社会で置いてきぼりになって、ドラッグにハマっています。若い男の子でドラッグをやったことない人の方が少ないんじゃないかと思えます。職がなければ生きていけないのが人間ですね。国は取り締まりを強化すると言いますが、仕事を作ることも必要ですね。妹の彼は政府主催のビジネスクラスに行っていますが、チャンスを貰える人はごくわずか。ここに通ったところで、発想がプアなので仕事はできないでしょう。こういった面で海外支援があるといいな、と感じます。家を訪ねに来る、物乞いの子どもも多くなりました。あまりの早い近代化に犠牲となっているのは若い人達のような気がしてなりません。彼らだけが悪いんではないと思います。元来、今を楽しむのが上手なブータン人。格差社会で成金になった人達は品がなく、金持ち学校に通うけど、エンジョイすることに熱心で、教師が叱ると「金、出してやってる」と反論するそうです。先日は親が先生をぶん殴り、歯を折ったとか。今の子ども達の問題は、親世代の責任です。ただ、その親も急速な近代化・格差社会のゆがみに戸惑い、ブータンが大切にしていたスピリットを、物やお金で忘れつつあるのでしょうね。国王が首都の学校を訪れ、勉強に励みように毎年お話をしますが、最後に国王から「要望はないか?」の問いかけに「結婚を祝う歌が歌いたい」と。さすがの国王もお怒りになったそうです。バカにされた原因は国王にもあると思います。人気を得よう親しみやすく国民に近づき過ぎたので、軽く見られたのでしょうね。
ブータン人は対等という感覚を持つ人が少ない気がします。何かと「あの人は偉い・あの人はダショー・あれはロイヤル・あそこはお金持ち、など」。人間に優先順位をつけるのが得意です。まだ真の民主化はされてないんですね。政府家であれ、対等であるべきで、尊敬はあっても、権力ですべてを治めるブータンです。この価値から抜け出せた時、第4代国王が望んだ民主主義国家となるのでしょう。若者たちが自分を信じ、考える力を身につける教育が一番必要なんですね。
(写真:ダライ・ラマ法王が最近、祝福したホクレア号。写真は5年前のカワイハエ)

2012年4月20日

いよいよです

ブータンだから時間がかかるだろうな、と思いながら運転免許証を申請してみたら、すぐに貰えました。次は車・・・と、その足でトヨタに行ってみましたが、輸入車は政府からの輸入ライセンスが止められていて、再開はわからないそうです。“今ここにある在庫はどう?”と言われたものの、日差しが強く車内がアチチチ~なので、赤い車は見るに耐えません。帰りにarmy色の新車が停まっていて、タシさんが軍隊の新車じゃない、とのぞいて見ると、第4代国王夫人?でも、ナンバープレートがBHUTANではありません。第4代国王の王妃は4人で姉妹ですが、もう1人姉妹はいて、でも、国王とは結婚しなかったそうです。「フリー」とタシさんが言ってましたが、国王が結婚をこの人だけ望まなかったというのは考えにくいので、彼女は自由な身でいたかったんでしょうね。日本もそうですが、ロイヤルはいつでも注目されるので疲れるでしょうね。よっぽどの精神力がないと何かに負けてしまいそうです。
さて、ブータンはゴミのポイ捨てにシンガポールのような罰金制度が始まりました。お店の前などのゴミはオーナーの責任になるそうで「捨てないで」とお店の人が言っています。ゴミの街、ティンプーは生まれ変わるでしょうか?ペナルティについて国営放送BBSでやっていて、でも、国民が知ったのは1週間くらい前。さすがブータンです。番組では「今回だけ見逃して!次からはやりません」といったことは通じず、必ず罰金は支払わなければならない、と。貧困国といっても過言ではないブータンですが、罰金額が高いので、効き目はあるかもしれません。お金が掛かるとなればブータン人だって本気だしますよ。この方法以外は考えられなかったので、上手く行くといいですね。ゴミ出しもルールが変わり、日本のように物によって収集が違くなります。これまではプラスティックも全部一緒にしている人が多く、収集車のスタッフが、分けてくれていました。いい加減なゴミ出しでしたが、ゴミは資源にもなるということを学ぶ時が来たようです。昨年から街には可愛いゴミ箱が置かれたり、里帰りからブータンに戻った時、街がキレイ・・・と感じたのですが、これは日本人スタッフが活躍しているんだと思います。12年で帰る、キャリアアップのためのブータンではなく、真からブータンを考え・悩んでいるんじゃないかな、と話はわずかでしたが、感じました。
昨年の国王夫妻来日でブータンがブームになり、さぞ旅行会社は繁盛しているでしょう、と聞かれますが、返ってお客さんは来なくなってる気がします。ブームが来る前は、日本の旅行社でブータンを取り扱うようところが少なかったので、現地旅行会社に直接、申込みがありましたが、今は多くの日本旅行社でツアーがあるので、気軽にブータンに行けるようになったんでしょうね。質の良い旅行をしたいなら、ガイドを選んだ方がいいですね。高いお金払うんですから、それなりの旅にしないともったいないです。
この国の人達はコミュニケーションが、日本人よりはるかに上手いと感じます。考えを押し付けることをブータン人は絶対にしませんし、強い否定もしません。チベット仏教の“すべての生命に仏をみる”が小さな頃から身についていて、他を尊重します。ブータン人は我(エゴ)が強くないですね。この国は「幸せの国」と言われますが、幸せの国は個々の人格から成り立っているんですね。たまにここに住んでいて、天国のように思えて怖いことがあります。
(写真:お水あげが日課)

2012年4月16日

プジャのあと

ランチに大家さんのところから、きしめん風な物をいただきました。私の好物でいつも作ると持ってきてくれます。私用には唐辛子はほとんど入れず、味付けは塩・油・しょうが・山椒と、少しの一味唐辛子が入っています。テンちゃんも気にいったようです。麺類は何でも好きなので私と同じですね。今日はひさびさに日本人に驚かされました。義弟はいま無職で、学費をどうするかで日本語学校に行くか考えていて、入学に必要なレベルテストを受けなかったそうです。22歳ですから自分の責任でやりなさい、と言っています。テストを受けるお金がなかったのかもしれませんが、レベルチェック後、一番下のクラスになるようなら学費が無駄な勉強なので行かないと。お兄さんのタシと相談し、レベルチェックをしてみないと分からないので、次のテストを受けようかと話し合ったそうです。そんなこと私は知らず、日本人の先生からの電話で「テストがあったのに、受けに来なかった理由は何ですか?」「次回のテストは受けに来る予定ですか?」と。私が怒られているかのような口調で面喰いました。話がみえないから対応しようがないのに、早口で「次は来るんですか」と。ずいぶんと失礼な感じですね、と応対したら、そんなつもりはないと。そんなつもりじゃないから一方的なんですね。日本語を教えるのはコミュニケーションの手段です。先生は偉いのか知りませんが、こういった方は日本で働くのは難しいのかもしれませんね。日本語を教えることもですが、人間として何が大切なのかブータン人から学ぶことがいっぱいありそうですね。
昨日は妹の彼の家のプジャに呼ばれて行ってきました。法要ですが、特に私は何をする訳でもなく、ディナーをご馳走になっただけです。僧侶が数人、そして何人か男性がお手伝いをしていました。普段はのんびりなブータン男性も、プジャの時はキビキビ動いていたのでビックリしました。ドルマという人形みたいなのを読経の最後に外へ持っていきます。川に小さな船を流す、日本のお盆を思いだしました。紹介されても覚えられないくらい遠い関係の親戚が何人も来ていて、プジャそのものより、後の“打ち上げ”に、みな来ているようでした。その間、タシさんからは何度か電話があり“タッパに入れて肉を持って帰って来てくれ”とか、“8時に地震が来るとラマが言っている”とか、“弟とテンちゃんと3人でこれから映画を見に行くから帰りは10時です”とか、くだらないウソばかり。だったら自分も来ればいいのですが、風邪が続いています。いま、結構、風邪が流行っているようでアパートの住人が次々と風邪をひいています。ブータンの病院にはかかるのに勇気がいるので、とにかく食べ物で病気にならないよう、しっかり良い野菜をバランスよく食事するよう心掛けています。レトルトなどがほとんどなく、13食を自分で作るので飽きますが家族の健康は台所が基本ですね。うちの冷蔵庫は野菜の保存庫になっています。日本の野菜と違って、ダメになるのは早いですね。ブータン人は結構、肉が好きで、牛肉は干して使うのでビーフジャーキーみたいな味がします。先日、ブータンの牛肉でハンバーグを作り、みんな美味しいと言っていました。日本とは肉の味が全然違くて、匂いがキツイのでハンバーグなら食べられそうです。
(写真:上・うちもとうとう“干し肉”を始めました。下・玉ねぎは紫。皮むきをお手伝いが得意)

2012年4月15日

風の国は・・・

義弟から、トンサの実家で買う物は塩と肉だけ、と聞いてすごいなぁと。色んな野菜やお米を作っています。油も自家製だそうです。使わない野菜は売ったり、あげたりもしています。トンサでは最近、電気が通るようになり、だいぶ生活は楽になったそうです。ブータンと言えども、首都ティンプーの暮らしは、野菜が手に入らないことや停電などの不安もありますが、トンサの両親は何があっても、たくましく生き残っていけるでしょうね。
最近、ブータンはすごいことになっていますが、うちは相変わらずで、趣味は何?と聞かれれば、いまは白髪抜きぐらいです。A型としては規律を乱す白い主張が許せないんですね。毎日、同じような日々ですが、朝、起きた時と、夜、寝る時に“幸せだなぁ”と実感します。海外で暮らすと生活がスムーズではない分、生きることへのありがたみをガンガンに感じるんでしょうね。ブータンに居ると、環境のせいと思いますが、丁寧に生きることができます。そんなブータンはバブルがはじけ、国が改革をはじめたようです。国連からやっと戻ったジグミ・ティンレイ首相がおととい、国営放送BBSで国民へメッセージを送りました。ゾンカで英語でないので、正確ではないかもしれませんが、ざっとこんな感じです。

ブータンの開発は海外の支援で行われている。ブータンの利益の半分は海外、特にインドへ流れている。店で売られているものはインドからの物が多く、生活のほとんどがインド産を占めている。最近は安いインド産の野菜をブータン人が買い、ブータンの農家は野菜を作っても売れないとかと心配もしている。ブータンの農家もケミカルな物を使うようになり、農家はそれを詳しく知らずに使っており、それらを食べているブータン人の身体は弱くなってきている。今回のルピークライシス(金融危機)は、政府も銀行もたくさんのmistakeをした。ローン制度も詳しく調べず、お金をかしたりしていたので、これからは審査など、管理をきちんとする。インドに電力を売っているため、充分、国に資金はある。5月からインドの野菜はすべてストップするようする。今年から冬でも野菜を取れるよう、政府が農家にビニールを提供する。薬については大きな問題がある。インドからブータンに薬が届いた後、病院まかせで管理がされておらず、大まかな方法で、患者が薬で良くなっていないため管理を徹底していく。国連会議に出席し、無駄なお金を使っていると考える人もいるかもしれないが、参加には理由がある。国連には多く国が参加しており、アメリカや日本などの大国がブータンのGNHに興味を示し、ブータンは小さな国であるが、世界から注目されている。GNHで間違ったことをやってはいけないし、発言も慎重になりプレッシャーも大きい。最後に、決してセルフィッシュ(利己主義)であってはいけません。

以上。最後は政治家やリーダーに向けての発言でしょうね。そして、今日知ったのは、ゴミを放棄した場合、罰金制が始まるそうです。ブータンはとてもいい国なのに、ゴミだらけ・・・。それが改善されれば、本当に素晴らしい国になりますね。近年になってプラスティック系の物がブータンに入るようになり、その前までは自然に還るものしかなかったため、捨てても問題ありませんでしたが、今は違い、ゴミがずっと残っています。どんな人格者でもポイ捨てをしてしまうのは、小さな時からの習慣なんでしょうね。捨てるのは良くないことだと分かっていて、ブータン人は止められません。ペナルティ制以外、考えられなかったので、良い対策だと思いますよ。しかも、びっくりするような罰金額です。インド産の野菜を止めることやゴミ放棄も、すぐにバッチりいかなそうな国民ですが、良い方向に行くことは間違えないでしょう。ブータンはリーダーの決断力が素敵だなって思います。
(写真:スタンディング・ブッダがタイより贈られました。公園の横にあります)

2012年4月12日

ウソ


昨日はお隣の家で映画の撮影をしていました。少しで終わるかと思ったら、1日中やっていました。最近、お隣の家には、ロイヤルファミリーが毎日来ています。ロイヤルは車のナンバープレートがブータンなので、すぐに分かります。刺青をしたブータンにしては大胆な女性が目当てだと、大家さん一家は言っていました。ロイヤルだとデートもバレバレですね。義弟は撮影が好きな女優ではなかったので、かわいくないとか、ブーブー文句を言ってました。お角違いです。男優は初代ミス・ブータンのご主人で、テレビでみるままでした。日本だと芸能人はテレビで見るのとだいぶ違うのですが、ブータンの芸能人は、テレビと同じなのは何ででしょうね。小さな国なので、芸能人はゴロゴロいます。初代ミス・ブータンはあんまりキレイではなく、ブータンでも人気がありません。AV女優の経歴があるのでブータンではもってのほか。本人がミスに選ばれる前にAVについて黙って欲しいと何人かにメールしたので、それが転送され、ブータンで周知のこととなりました。みんな小声で「恥ずかしい人だ」と言います。まだまだ保守的な面もある国です。日本でいう財閥のような、お金持ちのお嬢さんなのでミスに選ばれたのでしょうね。
前にブータン人のウソに触れましたが、日本人と違って、ブータン人の方が気軽にウソをつく気がします。ウソをついたら地獄・・・みたいな感じはなく、ウソに躊躇がない感じです。ブータンではジョークが交じったりしているので、ウソが気軽ですね。でも、今日は私もウソをつきました。シッキムで仏教の行をしている大家さんから電話があり、元気?問題はない?などひと通り話し、「母は元気?」と聞かれてしまいました。おばあちゃんは、ここのところ何度も吐血し、毎日病院で輸血をしています。とっさに英語が分からないフリをしましたが、繰り返し聞かれ、「ヤーヤー」と応えました。おばあちゃんは自分が死んでもチミさんに連絡をしてはいけないと言っていました。なので、大家さん一家はおばあちゃんの状況を話していません。きっとおばあちゃんも大家さんが戻って来るまでは頑張ってくれるんじゃないかと思います。そんな状況なので、普段は快適なアパートの水があまり出なかったり、犬がばらまいてしまったゴミが汚いままだったり、大家さん一家はおばあちゃんの世話やプジャ(祈祷)で余裕がないので、我が家がゴミ処理をしたり、先日は義弟が水のコントロールをしに山に行ってきました。早く良くなりますように…。
(写真:撮影中。チューリップが咲きました)

2012年4月11日

かわいすぎ

待ちに待った旦那の妹に会うことができました。トンサからの道がブロックされていたので、インドの方に周って来たので、かなり疲れたそうです。ブータン人は恥ずかしがり屋が多いのですが、この妹は目を合わせるのも恥ずかしいようで、私が色々質問しても、応えは他の兄妹にしていました。一番聞きたかったのは、どうして尼さんになったのか。ちゃんとした応えはきけなかったけど、姉のリンジンを見て、学校を出ても仕事を得るのは難しく、色々と人生を悩む姿を見て、仏教の勉強をしたいと思ったそうです。瞑想をしている時は本当に幸せで、終わった今は勉強をたくさんする必要があるので、少しストレスに感じているそうです。上の写真はちゃんと撮れなかったですが、かなりの美人でIDカードのロングヘアーの姿は本当に美しく、兄妹の誰もが、髪があった頃は美人で男性が取り合うぐらいもてた、と言っています。昔は短気だったそうですが、修行や瞑想をして、それはなくなったとのこと。彼女のおかげで、昨日はチベット人のリンポチェに会うことができました。ブータンに招待され来たリンポチェで、ホテルについた時、お茶と甘いご飯を出すセレモニーがあり、そこにも参加させてもらえました。今日はまた別のリンポチェがいらっしゃるそうで、会わせてくれるそうです。最近はリンポチェずいています。リンポチェに会ったり、ワム(ブレッシング・祝福)してもらうことが、どれだけすごいことなのか、私にはまだ理解が出来ていませんが、周りの方々の態度をみていると、きっとすごいことなんだろうと、ありがたいな、と思っています。昨日は妹のショッピングに付き合い、もう一人の妹リンジンと、警察官の弟と一緒に、サンダル・シーツ・靴・ジャケットを買うのに、何箇所も店を回りました。尼さんの場合は、服の色がエンジか赤と決まっているので探すのが大変でした。昨日は他にも従姉妹の尼さんに会ったり、買い物から帰ったら、別の従姉妹が遊びに来ていたりで、ブータンに住み、一気に家族と親戚が増え、たかが買い物で大騒ぎする彼らに、縁あって一緒に居れることが、とても嬉しく、それだけでも結婚してよかったなぁと感じます。私自身は家族関係が薄い方だったので、ブータンの濃い家族仲は面白く、助け合う生き方が素敵だなって思います。
(写真:左の尼さんが末妹)

2012年4月9日

悲しみ

サブジマーケット(野菜市場)に行こうとした時、すぐ横のラカンの様子がいつもと違い、中に入ってみると、リンポチェがいらっしゃいました。尼さんが気をきかして、リンポチェに通してくれ、ワム(ブレッシング・祝福)をしてくれました。このリンポチェのお父様が昨年末に亡くなり、先日、プジャで使う大量の道具を用意するのを手伝ったので、きっと、その縁で繋げてもらえたのかも。ありがたいですね。
旦那は9人兄弟の長男で、まだ会っていない兄妹がいます。19歳の末妹は尼僧でチベットのリンポチェの僧院にいます。昨年はメディテーションで1年間、誰とも話さなかったそうです。瞑想の最中、家族の死後について見たとか・・・。彼女がもうすぐ首都ティンプーにやってきます。ほか、残るは2人です。いつ会えるでしょうか・・・。
昨日は悲しい出来事がありました。昼過ぎからティンプー川の向こうで山火事が発生し、その消火のために向かったトラックが山から横転し、2人が亡くなりました。昨年の国王ご成婚の際と似たような事故で、トラックの荷台に23人載っていたそうです。ブレーキの故障が原因と言われてますが、どう考えても載せ過ぎです。ブータンではバスの代わりに、トラックの後ろに乗ることがあります。軍隊やスクールバスとして、そういう使い方をしていますが、やはり危ないですね。ただでさえ危ない走りなので、人数は守らないといけません。山火事は多くのティンプー市民が見ています。悲しい煙を上げ続け、夜の今は、火の手がどこなのか、赤々とハッキリ見えます。雨が降りますように・・・。
(写真:家から撮影。手前はメモリアル・チョルテン)

2012年4月6日

運命?

おとといは元気だったアンゲ(大家さん家のおばあちゃん)がたくさんの血を吐き、病院で輸血をしています。早くよくなりますように。ちょうどプジャの最中だったので、何か関係があるのでしょうか…。義妹もお腹が痛いと会社を早退してきて、病院に行く前にご飯を食べるというので急いで用意し食べ終わったら、お腹の痛みは消えていました。昼食抜きで仕事していたそうで、きっとお腹の赤ちゃんが栄養を欲していたのでしょう。ルピーの金融クライシスは政府によると23ヶ月で回復するので、パニックにならないようにと。原因についてや詳しい対策などなく、シンプルで楽天的な政府見解でしたが、ブータンはこれでいいんでしょうね。被害がないことを祈るばかりです。大家さんのところにプジャをしに来ているのは僧侶ではなくスィパと言われる人で、生まれた年月日と時間から、その人の人生や前世や次の生まれ変わりなどを読むことが出来る人です。義弟によると、逆に病気にさせたりする力も持っているそうですが、普通は使いません。前にテンちゃんの生まれからライフヒストリーを作ってもらいました。その方が、たまに家に来ます。ライフヒストリーを読みながら、テンちゃんは8歳から3年間は病気になる可能性があるので、プジャ(法要・祈祷)をするようにとか、持っておいた方がいい仏像の種類など、教えてくれます。牛のように寝て、トラのように起きるんだそうです。義弟曰く、テンちゃんは寝たら起きないから牛で、起きる時は泣きもせずにむくっと起きるのでトラなのだと。ありがたいことにテンちゃんは運勢レベルでは一番良い運を持っているそうで、来世も人間に生まれ変わると決まっているそうです。占いみたいな感じですが、良いことは信じることにしちゃいます。私も見て欲しい気もしますが、恐ろしい気もするので、やめておきます。生まれにより運が決まっていて、国王はそれがあまり良くないので、何かと国をあげプジャをするんだそうですよ。
(写真:メモリアル・チョルテンに行くと五体投地をするテンちゃん)