2012年4月25日

エール

義弟からブータンの嫌いな所は?と聞かれ、考えましたが虫(ノミ)くらい。ブータンのノミは、蚊の10倍くらいの痒さです。それ以外は全部好きだと応えたら、義弟は「でも、汚いでしょ?」と。「何が汚いの?すべてが美しい国じゃない」返せば「犬がたくさんいるし…」と。「日本では毎日、野良犬は殺してるのよ」と返したら、自国の美しさに気づいたようすです。新聞では農家の苦労話がありました。育てた野菜・米のすべてをワイルドアニマルに食べられてしまったそうです。ゾン(県)の農業担当に訴えても、相手にされず。次に野菜を作っている時に動物が来て、殺してしまったそう。それを誰かに報告され、相当額の罰金を支払わなくてはいけないと嘆いていました。農家は苦労も多く、休みなしで本当に大変です。お野菜を買う時、とにかく安い物を求めますが、その苦労も考え、大切に戴かないと・・・と思いますね。一緒に住む義弟も実家に居た頃は、毎晩外で動物がこないか見張り役だったそうです。動物が来たら叫んだり、石を投げたりして追い払ったそう。農家には頭が下がるばかりですね。
親友に赤ちゃんができたり、義兄弟に赤ちゃんが産まれたり妊娠したり、周りがベビームード満載なので、出産について、最近よく考えます。「心配」が一番に来ると思いますが、キリがないので、自分と赤ちゃんの力を信じ、後はお任せするしかないのかなぁと感じます。出産は自分が自然の一部であることをすごく感じ、まさに動物なんだと実感します。満月後の3日間は出産が多いと助産院で言っていました。月の満ち欠けに左右され、気圧の関係で、悪天候の日はお腹がバンバン張ります。そんな時、つらくもありますが、自分の中の自然に気づけば、怖いことはありませんね。母になるといのは、強くなければなくなります。なので、妊娠中の不安に打ち勝つ精神力が、強くなる最初の一歩なのでしょう。やれることはやり、あとは自分を信じ、大きなものに託すことが大切なんだと思います。赤ちゃんのことを一番に考え、食べ物を選び、石鹸やぬる物など身体に変な物は入れないようにし、よく動き、産み方も自分の善し悪しではなく、赤ちゃんにとってどういう産み方が良いかを考えれば、きっと満足したお産になるでしょう。健康なのに無痛分娩や帝王切開は母の都合。心は子どもにおけば、そんな馬鹿なこと考えられません。自然に産みたくても、帝王切開になったり、途中から変わったりすることはありますが、それは結果、一番よかった方法で、後悔は必要ないし、最善を尽くせば子に愛は通じると思います。陣痛は辛いけど、必ず休みが入るよう、神様は設定してくれました。冗談だって言い合えるくらい、休みの時は痛くありません。私はそこで、リポビタンDを助産婦さんに頂き、ファイト一発、という感じでテンちゃんを自分でキャッチしました。陣痛の合間には、自分の好きな物を飲めたり・食べられたりできるよう、準備しておくといいですね。私が痛みを逃すために捉まった助産婦さんは地方から来ていた方で300人くらい取り上げているけど、こんな素敵なお産は初めて、と仰っていました。研修に来ていた日赤の学生さんが、産後の処理をしてくれ、後日、部屋に訪れ、涙をためながら、初めてのお産介助の感動を伝えてくれました。出産って、キツイものですが、なるべく自然に近い状態で、自分の意思を通せる状況にしてもらえば、これほど幸せなことはない、と思います。あまり本は読まず、自分の勘、自分と子どもの力を信じ、産後は昼夜が逆転し、休む間もありませんので、楽しいことをいっぱいして、穏やかな気持ちで楽しんで下さい。物事の悪い面ばかりに目をやらず、良い面を探すと幸せな気分になりますよ~。体力は必須なので、とにかく歩いて下さい。頑張って~!!
(写真:赤ちゃんの持つ力はすごいよ)

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