2012年4月16日

プジャのあと

ランチに大家さんのところから、きしめん風な物をいただきました。私の好物でいつも作ると持ってきてくれます。私用には唐辛子はほとんど入れず、味付けは塩・油・しょうが・山椒と、少しの一味唐辛子が入っています。テンちゃんも気にいったようです。麺類は何でも好きなので私と同じですね。今日はひさびさに日本人に驚かされました。義弟はいま無職で、学費をどうするかで日本語学校に行くか考えていて、入学に必要なレベルテストを受けなかったそうです。22歳ですから自分の責任でやりなさい、と言っています。テストを受けるお金がなかったのかもしれませんが、レベルチェック後、一番下のクラスになるようなら学費が無駄な勉強なので行かないと。お兄さんのタシと相談し、レベルチェックをしてみないと分からないので、次のテストを受けようかと話し合ったそうです。そんなこと私は知らず、日本人の先生からの電話で「テストがあったのに、受けに来なかった理由は何ですか?」「次回のテストは受けに来る予定ですか?」と。私が怒られているかのような口調で面喰いました。話がみえないから対応しようがないのに、早口で「次は来るんですか」と。ずいぶんと失礼な感じですね、と応対したら、そんなつもりはないと。そんなつもりじゃないから一方的なんですね。日本語を教えるのはコミュニケーションの手段です。先生は偉いのか知りませんが、こういった方は日本で働くのは難しいのかもしれませんね。日本語を教えることもですが、人間として何が大切なのかブータン人から学ぶことがいっぱいありそうですね。
昨日は妹の彼の家のプジャに呼ばれて行ってきました。法要ですが、特に私は何をする訳でもなく、ディナーをご馳走になっただけです。僧侶が数人、そして何人か男性がお手伝いをしていました。普段はのんびりなブータン男性も、プジャの時はキビキビ動いていたのでビックリしました。ドルマという人形みたいなのを読経の最後に外へ持っていきます。川に小さな船を流す、日本のお盆を思いだしました。紹介されても覚えられないくらい遠い関係の親戚が何人も来ていて、プジャそのものより、後の“打ち上げ”に、みな来ているようでした。その間、タシさんからは何度か電話があり“タッパに入れて肉を持って帰って来てくれ”とか、“8時に地震が来るとラマが言っている”とか、“弟とテンちゃんと3人でこれから映画を見に行くから帰りは10時です”とか、くだらないウソばかり。だったら自分も来ればいいのですが、風邪が続いています。いま、結構、風邪が流行っているようでアパートの住人が次々と風邪をひいています。ブータンの病院にはかかるのに勇気がいるので、とにかく食べ物で病気にならないよう、しっかり良い野菜をバランスよく食事するよう心掛けています。レトルトなどがほとんどなく、13食を自分で作るので飽きますが家族の健康は台所が基本ですね。うちの冷蔵庫は野菜の保存庫になっています。日本の野菜と違って、ダメになるのは早いですね。ブータン人は結構、肉が好きで、牛肉は干して使うのでビーフジャーキーみたいな味がします。先日、ブータンの牛肉でハンバーグを作り、みんな美味しいと言っていました。日本とは肉の味が全然違くて、匂いがキツイのでハンバーグなら食べられそうです。
(写真:上・うちもとうとう“干し肉”を始めました。下・玉ねぎは紫。皮むきをお手伝いが得意)

2 件のコメント:

灰色ウサギ さんのコメント...

日本語の先生ずいぶん上から目線ですね。
日本語を教えるのもブータン人の気質を良く知ってからやらないとだめですね。豪に行っては郷に従え。
私の友人も協力隊で日本語を教えていました。生徒と一緒に遊んだり、ゾンカ語で話したり、ブータン人の友人を作ることでいろいろ理解して、ブータン気質に合わせながら日本語教室を工夫していたようです。
休んでばかりいるから、全部出たら月謝を半分返すと言ったら、みな必死で来るようになったそうです。
テンちゃんの五体投地かわいい。

T&M さんのコメント...

たぶん、自分の状況を見えないんだと思いますね。友人によると、学校自体が赤字だそうで、そんなこともあってステレスフルなのかもしれないですね。
ご友人の方、素晴らしいですね。協力隊や他、ブータンにお越しの方で、素晴らしい人がたくさんいるので、日本人として嬉しくなります。
お金が絡むと動き出すブータン人、笑えますが、本当に貧困国なので、10円で大騒ぎですね。