2012年4月4日

寂しい・・・

義妹が引越していきました。やっぱり涙・・・。家族は大勢で一緒に暮らすのが一番いいですね。うちのお古をたくさんもらっていったので、生活に困ることはないでしょうが、お湯はないし、場所も街から離れていて、ビルのてっぺんで階段が大変など、今までの暮らしとかなり違い、“sad”と言って毎日遊びに来ています。シャワーはうちで入ればいいし、好きな時に泊まりに来ればいいです。新居に合うカーテンがないので、ミシンでリメイクしてあげたら喜んでいました。ブータンはモノをとても大切にします。トイレの掃除道具を買い替えたら、お古はトンサの実家にと。こんなボロでも、と思うモノも喜こんでくれます。先日、ブータン首相の国連スピーチでは、国の70%に電気が届いていないそうです。幸せの国は貧困国でもありますが、貧困と幸せは比例しないように思います。首都に住む我が家はお風呂こそ若干の不便がありますが、日本の生活とそう変わりません。トンサの実家やタシさんの兄妹の話を聞くと、本当に貧困の国なんだと実感します。格差は広がっていくばかりです。首都ではルピーによる金融クライシスが起きていますが、電気のない地域に住む人々には、あまり関係ない話かもしれません。病院などでは必要な物が入ってこないと困りますね、インドはブータン銀行に、スイス銀行のようにブラックマネーに使われてもいたようです。インド人が大勢、この国で働いており、ブータンに口座を持っています。税金は徴収できないので、管理面で多くの問題を抱えています。現在は、色んな問題が起きますが、急速な近代化やそれに伴えない知識の乏しさ、計画性がない楽天的な人間性、そして近代化と共に膨らむ欲望など、要因でしょう。しかし、当のブータン人は危機感は持たずに、いつものままです。政府は車とアルコール、そしてジャンクフードの増税を検討していて、ルピークライシスに対するコメントは、2~3ヶ月で回復するという、これまたいかにもブータン的な感じ。パニックにはならないようにと…。
先日、タシさんのお客さん達とご飯を一緒にさせてもらいました。ブータンは本当に人気なんですね。すごいツアーで、入出国は陸路です。インド国境のサムドップ・ジョンカから入り、東西を大横断し、出国はプンツォリン。たぶん70歳を超えた方も多いと思われる男女18名で、クネクネの道を長いことバスに揺られ、体力的に皆さん、かなりハードと思います。日本のご年配の方は、パワフルですね。お菓子やタオルなど色んなものを下さいました。日本食を手に入れるのは難しいので本当にありがたいですね。みなさん、残りのブータンをエンジョイして、無事、帰国出来ますように…。


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