2012年5月27日


日本に比べれば全然でしょうが、暑くなってきました。ティンプーは半袖でいいくらいです。日中に日傘なしで出かけたら、その後に頭痛がします。太陽がすぐそこなので陽差しが強いです。室内は窓を開ければ済みますので、クラーや扇風機は要りません。オフィスでは扇風機を使っている人もいますね。男性の民族衣装「ゴ」はさすがに夏は暑そうです。見ている方が暑くなります。先日、お土産やさんで一番儲かっているであろう店に行ったら、クーラーが付いていました。ブータンでクーラーは珍しいですね。ブータンに来て窓にガラスがないのに、とても驚きました。ハワイなどでは見かけたことがありますが、ここは常夏でなありません。たぶん、私の衝撃、第一弾だったと思います。これで私の価値の枠をとっぱらいました。きっとブータンはもっとすごいぞ、と。本当に驚くことが多いのですが、これは私が小さいだけのこと。驚きはするけど、すーっと受け入れることがブータンに暮らすにはいいかと思っています。勉強になることだらけの国ですのでね。周りのおかげで腹立つことも全くないし、幸せをたくさん頂いていますね。
暑くなりハエも多くなってきました。大家さんとの共作「フライ・キャッチャー」は、なかなか進みません。でも、これもブータンですね。うちは網戸をしているので、たまにしかハエは入ってきませんが、窓もなければ、ハエにとっては天国ですね。ハエ以外の虫、とくにキシと言われるノミにも注意が必要です。これさえなければ、ここは天国。本当にここは幸せの国だと感じます。あくせく働かないので、家族との時間がいっぱいあって、アパートも、大きな家族のようで、行き来が自由で、子ども達もアパートのどこかで、遊んでいます。今は大家さんのおばあちゃんが、かなり容態がよく心配ですが、ここのところはプジャ(祈祷)が続いています。産まれて間もない赤ちゃんは名前を高僧につけていただき、少し大きくなったのが目に見えて分かります。義妹は大きなお腹を抱え、フーフー言いながらも仕事に通っています。夜勤はありませんが、出産ギリギリまでは休みは貰えないそうです。トンサの両親は具合が良くなく、トンサでもプジャが続いています。首都ティンプーの病院に近々来るようですが、農作業が忙しい時期なので、それがひと段落したら来るとか。本当に働き者の両親です。ゲレフというインド国境近くに住む義弟の子ども2人が深刻な病気で、そこで見るのは難しいとのことで、チランに向かっているとか。そこでも難しい場合は、ティンプーに来ます。病気になるとこの国は辛いですね。医師は180人しかいないそうです。なので病気でない状態というのが、幸せなことだとつくづく思います。
旦那は先日、僧侶と祈りの旗を片付けに行きました。自分の中のbad mindを無くしたいと、手伝ったそうです。あとから聞いて驚いたのは、僧侶はエリート僧院の先生でしたが、終わった後にはビール、そして彼女も居るんだそうです。ブータンの僧侶は変わりつつありますね。旗を片付ける作業を旦那が友人に話したら、おととい、自分もやりたいと電話があり、2人では大変だから他を探したら・・・。30分後に7人が集まったそうです。平日の昼間に、bad mindと思っている人が一気に集まり笑えました。アン・ラッキーなことが続くのは、自分の心が悪いから、と思っているそうで、中には、いつも女性にお金を持って逃げられる、というにには笑っちゃいました。今日はそのメンバーとタシ・チョゾンへ祈りに行きました。女性も加わったそうですが、bad mind メンバーだということは、内緒で最後に言うんだ、と喜んで出て行きました。bad mind ばかり集まって、batにならないといいですね。
来月10日からExplorerの皆さんがブータンに来ます。農家に3泊もします。さぁ、どうなるやら。楽しみです。

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