2008年12月2日

とまどい

裁判員制度がいよいよ来年から始まり、早い人には既に通知が届いていますね。私はこの制度についてまだ納得ができていません。私が知り合いに“裁判員にはなりたくない”と話をしたら、人間失格と言われてしまいました。ブータンに行くので私は裁判員にはならないでしょうね。死刑制度についても人によって色々と意見がありますが、私は反対です。家族の苦しみを思えば、すぐに死でもって報いて欲しいと思う心情はわかります。ただ死んでしまったら、犯人に対してはそれで終ってしまいます。自分のやったことに気づき、罪の意識に一生苛まれて苦しんでもらうのが、一番つらいことだと思うのです。もちろん罪の意識に気づかないままの人もいるでしょうが・・・。死刑の制度自体を無くすのではなく、いつ死刑になるかは分からないという方がいいですね。私は極刑よりも生き地獄にした方がいいように思っています。宅間のように死にたいという希望を持って大量に殺害し、その上、死刑を執行すれば、彼らの思いのままだと思います。自分のやったことの罪の重さに気づくことこそ、最大の刑罰だと思います。もう10年以上前の映画ですが「デッドマン・ウォーキング」は死刑について考えさせられました。ショーン・ペンの演技が上手すぎます。

0 件のコメント: