2009年1月29日

視点を変えて見ると

普通に東京で生活していると気づかないのですが、街を歩く人も、レストラン等どこでも、知らず知らずに“早さ”を目指しているようですよ。同じことをするにも“早い”に越したことはないと、意識しなくとも身についてしまっているのだと思います。彼の速度で一緒に歩きながら道行く人を観察していると、ゆっくり歩いているのはお年寄りで、ほとんどの人がスピーディです。小走りで行く人も多く、女の人が走る姿に彼は驚いていました。日本の感想を聞いてみたところ、とても街がキレイで、お店の店員の対応がとても良いそうです。"いらっしゃいませ~"には、感動していました。サービスという観念がブータンと日本では違うのかもしれませんね。ただ、どこへ行っても“busy”を連発していましたね。彼が作った替え歌には超笑えました。リズムがないので面白さは通じないと思いますが、こんな感じ。♪Busy busy busy all Japanese busy, Peace peace peace peaceful Bhutanese♪ レストランの厨房をのぞいたり、店員さんがお皿を急いで片し、次のお客さんを案内したり、そんなサマを見て“フゥ”と、感心というか、若干ため息交じりの声をあげていましたよ。しばらく彼のテンポで合わせていたので、今ひとりで街を歩いていると、何だかまわりの早さにすっかりついていけなくなってしました。ブータンに行って心地よかったのは、無理をしないスピードだったように思います。人それぞれのテンポがあると思いますが、私は仕事に関しては何をやるにも“急ぎ”をモットーにしていたので、ちょっと無理もあったのかなぁと思っています。こういった性格形成は父の影響かなぁと思います。“急げ”が口ぐせで、何をするにも急いでやらないと気がすまないタイプで、ついていこうとしていましたが、私自身は彼のスピードが心地良いのだと思います。(写真はブータンの動物園でビックリ!)

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