2008年11月6日

全てを吹き飛ばす笑顔

今日は待ちに待ったダライ・ラマ法王の講演会がありました。来日後のテレビ取材や記者会見ではチベット問題がメインでしたので、法王はとても厳しい表情をされ、その言葉の陰に「どうにか手を貸して欲しい」という懇願の思いが、ひしひしと伝わってきました。それに対して効果的な対策を講じられず、多くの人が、もどかしさを感じていたでしょう。チベットがそんな状況にも関わらず、さすが法王さまです。心に平和をつくることが出来るから、あんなに明るく可愛らしく居られ、お話を聞きにきた皆の心さえも、同じ思いにさせることができるんですね。今日のお話で印象的だったのは、あるネガティブな感情が浮かんだ時の対処として、まったく逆の感情を育むことだと仰っていました。仏教の根本真理である因果(原因があり、結果がある)を根底に物事をよく検証し、正しい判断を下すことが大切だとも仰っていました。いきなりの登場でびっくりさせた石井慧選手の悩みに対しても、状況をよく調べよく考えて自分自身で結果を出すことが大切だと仰っていました。言葉を忘れないように小さいノートに懸命にメモしてたそうですよ。かわいいですね。今日もミーハー心が湧いてしまい、石井選手とがっちり握手してきました。力強さになぜか私もやる気が出てきました。

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