2011年4月15日

始まり



思っていたより早く、ブロードバンドは手に入りました。テンちゃんが居るのでネットをワイアレスにしようと機材を日本から買っていったものの、私もタシさんもコンピューターに疎いので分からずに困りましたが、さすがブータン。色んな人が助けてくれました。なんせマニュアルが日本語なのでお手上げ。と思っていましたが、最後に登場した政府でシステムのお仕事をしているタシさんのお友達が、私のつたない英語で画面を確認しながら、あっという間に繋げてくれました。東京の家では有線だったので、ブータンの方が便利かも・・・?我が家はブータンでもアーバンライフという感じで、困るのは湯船がないことくらい。お湯は出るし、何といっても大家さんが素晴らしいです。もちろん停電はありますけどね。私が前回のブータンライフでキシと言われるノミに刺され、テンちゃんもきっと危ないなと思って、彼らの住み家と思われる床の溝を埋めてくれないか、提案したところ、全ての部屋の溝をパテで埋めてくれました。フロワーの色もきれいに塗り替えてくれました。私達が早く住めるように、家具も前のように配置をし、お布団までひいて待っていてくれました。一家総出で3日間かけて、準備したそうです。前に貸していた人が独身男性だったので、驚くほど汚く使っていたそうで、シャワールームの床は何センチもゴミが溜まっていたそう。何かと“テンちゃん”と少し変テコなイントネーションで声をかけに来てくれます。これまた、さすがブータンと思うのは、大家さん一家や、アパートの他の住人や親戚など、毎日、代わる代わる来客あって、片付けはなかなか進みませんでしたが、あと一ヶ所でブータンライフを快適に始められそうです。タシさんのパパであるお爺ちゃんは、自分を“メメ”(おじいちゃん)と呼ばせようと、一生懸命、テンちゃんにメメ・メメ言っていますがテンちゃんはお構いなし。けど、テレビの怖いシーンでお爺ちゃんのあぐらの上にちょこんと座ってテレビを見ていました。妹のリンジンは相変わらず可愛く、でも、すっかりOLさんになって、大人になっていました。タシさんの一番下の弟が実家のトンサから出てきて、今は美術の勉強をしています。彼も赤ちゃん好きで、ひんぱんに遊びに来て、テンちゃんにちょっかい出しています。こちらの男性は、まるで若い女の子のように赤ちゃんを可愛がりますね。テンちゃんはエマ(唐辛子)入りのおっぱいのせいか、よくクルクルとまわっています。日本の家族は寂しがってはいますが、現状を考えるとブータンに戻って良かったのかも・・・と言ってくれているので少し安心しました。これからパパとテンちゃんと3人で、チョルテンに行ってお祈りしてこようと思います。 (写真:妹のリンジンと弟のツェワン)

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