2011年5月6日

人生を観る


タシさんがツアーで、よくよく考えたら、テンちゃんと2人だけの生活は今回がほぼ初めて。日本では、ほとんど実家に居たので、手伝いの手があって、今回初めて背中にテンを背負いながら家事をして、知らぬ間にクークー寝てました。今更ながら、子育てって大変ですね。タシさんにはツアーが終わったら、速効帰ってきて~と、電話しましたよ。昨日はこどもの日。そんなことスッカリ忘れ、夜にスカイプでスウェーデンに住む友人と話しながら、そういえば昨年は実家で大きな鯉のぼりが泳いでいたなぁ~と。でも、ポールを立てるのがすごく大変だったので、今年はやらずに済んでホッとしています。お父さん、せっかく買ってくれたのに、ごめんね。ブータンは、あちこちに祈りの旗がはためいているので、どさくさにまぎれ、ここで泳がせちゃえば良かったかなぁ…。さて、昨日はテンちゃんのバースヒストリーというモノを作っていただきました。生れた日・時間で、人生を読む占いに似たようなモノです。ブータン人ならみんなするそうで、例えば、この年は良くない・・・なんて時はプジャ(祈祷・法要)をしたりします。観てくれたのは大家さんの親戚の方で、テンちゃんは、健康で長生きでお金持ち、だそう。まぁ、ほんまかいなって思えるほど良いことづくめですね。前世は何と“牛”だったとか。だから、私は牛肉が嫌いなんでしょうかぁ。親の誕生年も関わり、私の要素は“鉄”、タシさんとテンちゃんは“水”だそうです。ゾンカで書かれているので、これを英訳し、ブータンの紙に印刷して、ラミネートをして大切にとっておくそうです。観てくれた方は、ビックリするぐらいの大きなおじさんで、タシさん曰く、会ったのは初めてだけど、有名な方らしく、例えばアーチェリーの大会の前などに、プジャ(祈祷)して貰ったりするそうです。それにしても、本当にプジャだらけで、昨日も朝も早くからプジャで、“鬼は外”みたいな感じで穀物をバターで作った人間の代わりのようなモノに投げました。テンちゃんは最初は太鼓とラッパの音でビックリしていましたが、自分もみんなのマネして穀物を投げ、そこにおやつのザウが入っていたので、知らぬ間に口に入れたりしちゃっていました。とにかく健康であれば嬉しいです。
(写真:おじさん、ジャイアント馬場並みで写真に入りきらず)

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