2011年2月27日

ブータンがらみ

少し前になりますが、タシさんのお友達、日本のお嬢さんがお2人遊びに来てくれました。お2人がブータンを訪れた際、タシさんがガイドをし、それからメールでやり取りしたり、インドを旅された時にタシさんが出向いて、結婚祝いをいただいたりしていました。前回、彼が日本に来た時には東京観光に連れていって下さり、私はずっとお会いしたいと思っていましたが、やっと叶い、とっても素敵なお友達ができて嬉しいです。旅をされる際は、その地の言葉を覚えるそうで、タシさんとはゾンカ?やネパール語でお話もしていました。スゴッ。昨日はブータンの方と3月に結婚されるという方が会いに来てくれました。ブータン人と結婚するにあたり、お国違えば色々ありますので、不安もあるようでしたが、問題はあるのは当たり前なので、“こんなもんか”と達観する感じでいけば、いいのではないでしょうかぁ。タシさんのことをここに書いているのでブータン人がみんな彼のように“いい加減な遊び好き”って訳ではないと思うのですが、国民性は基本的に“今を楽しむ”ことが中心で、計画性とかはあまりなく、彼らの言語に日本人が大好きな“努力”や“忍耐”はないのかもしれませんよ。昨日からタシさんは、ブータン仲間のお宅へ泊りに行き、今日は日本ブータン友好協会の懇親会に参加するそうです。ブータン人はタダだそうで、喜んで民族衣装の“ゴ”を着るんだと出て行きました。東京近郊在住のブータン人に会えると思うので、きっと喜ぶことでしょうね。

(写真:市役所にて)

2011年2月22日

日常

タシさんは日曜に日本語教室のバスツアーに参加してきました。楽しみにしていたようで、朝食を食べたらすぐに、すっ飛んで行こうとして、母と姉からもらったお小遣いとジャケットを忘れ、飛び出していました。子どもと同じですね。テンちゃんに積み木を買ってあげましたが、なんだか物足りないようです。喜んでいるのはパパの方。どうやらテンちゃんは、ベビーベットや椅子を動かしたりする方が楽しいようです。先日、リンパの先生がいらした時、テンちゃんが片手で大きな椅子を動かしているのを見て、「おっぱいあげるのは相当疲れるぞ~」と思ったそうです。量は減ったとはいえ、本当に疲れてしかたがありませんね。先日は椅子に私が座った状態なのに、片手で動かしていましたよ。ヒー。お風呂の時間になると、私が呼び出し音を押すと、お風呂だと分かるみたいで、自分で服を脱ぎだします。子ども番組は一緒に歌って、踊っているので、色んな事が分かってきているみたいです。寝る時は添い寝していますが、気づくと私の上に乗っかって寝ようとします。最近、悪夢を見るのも重たいのが乗っかっているせいでしょう。ラッコじゃないんだから、私の上で寝るのはやめて~!!

2011年2月18日

NEWS

タシさんは加湿器の音を聞くと、トゥクパ(うどん)が食べたくなるそうです。クツクツと煮える音に似ているんでしょうね。この産経記事、ちょっと大げさな感じがするなぁ。これに限らず、最近は記事を鵜呑みにはしませんね。えらく小さな首都が変わっても、そこを離れればあんまり変わらないと思いますけどね。来日中のプリンセスは天皇陛下にお会いになったそうです。陛下の体調が心配ですね。それと、ブータンの領事館がいつのまにか出来ていて…。これも今秋にアントニオ猪木に似た国王の来日が予定されているからかもしれませんね。国王が来たら、ますますブータンは注目され、旅行者も増えるかもしれませんね。それに朗報があります。今年の5月からは週3便(月・木・金)、羽田から夜に出発すれば、翌朝にブータンに到着できるようになります。成田に比べると8時間も短縮され、バンコクで一泊する必要がなくなるんですね(JALANA、タイ航空)。けど、朗報の逆ですが、2012年からただせさえ高い公定料金(ブータンの旅行システム)が、200ドルから250ドルに値上がりするそうで…。一人旅だったら、プラスαがあるので、よっぽと余裕がないとブータンに旅は出来ませんね。まっ、色々ありますが、ブータンに戻ったら案内できる(友人に限り)と思うので、それまでブーチョ(ブータン貯金)をしててくださいね~。ブータンに戻るにあたって虫取り網を買いました。電気でショックを与える虫取りラケットを持っていましたが、大家さんがそれを見て青くなって、虫を殺しては絶対いけない・・・と言っていたので、ハエは楽しく捕まえて、お外に放つことにします。なので、虫とりカゴはいりません。

(写真:居ないと思ったら、洗濯機のところで発見。見つかっちゃった!)

2011年2月16日

面白すぎ

タシさんが「これ何?」とキューイフルーツに耳をあて振っていました。可笑しいですね。徹子の部屋を見て「この人は舌に問題があるね」って言ってます。もう、笑いは止まりません。昨日は雪がたくさん積もりましたね。テンちゃんは手をつけた時、すごく嫌な顔して、尻もちをついちゃった時には、手をつけないように上げていました。よっぽど冷たいのが嫌だったんでしょう。部屋の中にテンちゃんを置き、ガラス越しに雪合戦のように雪を当てたら、お腹抱えて笑っていました。よっぽど気にいったみたいです。いま、テンちゃんは何でもモノマネをします。電話の音も、同じ音程でマネしたり、玄関のカギを開けるのも、一回見ただけで開けられてビックリ。色々と分かっちゃうのかなぁ~と思いきや、引出しを開けて「ままぁ」と。私はそこにはいませんよ。モノマネ、テンちゃんを真似して、今度は私が寝る前にぐずってみました。でも、結構難しくって、眠さに負けて声なんて出ませんでした。夜中にチューチューとネズミかと思ったら、テンちゃんはおっぱいの夢を見て、エアおっぱいをしていました。春にはおっぱいも卒業かなぁ・・・。

ブータンでは雪が降ると一斉に休みになり、街では雪合戦が始まるので注意が必要だとタシさんが言っています。ほんまかいな。昨日、ブータンの友人からたくさんのエマ(唐辛子)が届き、お昼に早速、エマダチを作っていました。一ヶ月ぶりの刺激に、最初は美味しいと食べていたのに、食べ終わった頃にはシリアスな顔で「半分にしておけばよかった・・・」と反省していました。その後も頭痛がすると寝込んでいました。すっかり日本の胃になっていたようです。

(写真:上・お庭で、下・椅子に自分でよじ登ってテレビ鑑賞中)

2011年2月14日

春よ来い

日曜はあたたかで、近くの小金井公園は梅が満開でした。出店でタコ焼きを買いましたが、タシさんは吐きそうに・・・。タコ焼きは一人占めできました。テンちゃんは柔らな土の感触を楽しんで歩いていました。大道芸が出ていて、テンちゃんよりもタシパパが大喜び。大きな広場では子どもたちが凧揚げをしていて、タシさんは“ここはアーチェリーが出来る”と言っていましたが、禁止でしょうよ。

今日はテンちゃんを含め6人の赤ちゃん&ママが、うちでリンパマッサージのレクチャーを受けました。リンパとは・・・、流しておくことで色々と身体に有効的に作用します。タシさんとテンちゃんと3人でリンパを流すのは日課になりそうです。いま、夜11時、ベランダでタシさんは雪だるま(仏塔かな?)を作っています。風邪をひいても知らないよ。テンちゃんの服まで持ち出しました。果たして・・・。

2011年2月13日

雪景色

NHKの「無縁社会」をみて、タシさんが思い悩んでしまいました。一人暮らしをするおばあちゃんに身寄りがなく、もし自分が死んだ場合、誰にも気づいてもらえない…と心配していました。タシさんは「どうして子どもが助けないのか、子どもがいなくても親戚はいるだろうに…」と考え込んで、寝る前にも「そういうのはダメだ」言っていました。これまでは自分とブータンのこと以外に興味はゼロでしたが、日本や世界で起きていることにも、少しは目が向いたかもしれません。世界の様々な問題に関わることはできないけど、知るとことは重要です。彼も少しずつ勉強しているようです。さて、雪は寒いですが、お庭がきれいでした。タシさんは雪を喜んで吠えていましたが、その後、頭が痛いと寝込んでしまいました。彼はよく頭痛になりますが、きっと原因はタバコ。しかも、インドのきつ~いタバコを吸っています。あっ、いけない、ブータンは禁煙国だった…。YAMIの話ですね、ふふふ。日本に居る間に上手にタバコにさよならできるといいですね。テンちゃんは最近、自分が赤ちゃんであることに気づいてしまったかもしれません。赤ちゃん返りでしょうか?自分の思い通りにならないとエーンなんて泣いたりしています。寝る時も抱っこして~とグズグズたまに言うようになりました。けど、重たいので私は無理です。どうやらタシパパが最近、おんぶしてくれるので、その気持ち良さに目覚めてしまったかも…。昨日、テンちゃんはプラスティックのハンガーをバキッと真っ二つに折っていたのでビックリ。“待てぇ~”と追いかけると、自分も“まて~”と言いながら逃げています。今度は“逃げろ~”と言って追いかけることにします。

(写真:上・マトリョーシカ風、下・ベランダでテンちゃんの日干し)

2011年2月10日

ことば

タシさんから「いよいよ」とか「やっぱり」の意味を聞かれて困っちゃいました。勉強は進んでいいるようです。ブータン人は5ヶ国語くらい話せる人が多いですが、日本語はまったく別のようですね。日本語の勉強に拍車がかかるよう、どんな仕事があるか、ハローワークに行ってみましたが、アウト~!タシさんはパスポートの切り替えで誕生日を変えてしまったので、外国人登録証が発行が4月になるため、これがないと紹介できないそうです。残念そうにしていましたが、担当の方が「日本語は書けなくていいから、会話ができないと紹介は難しい、だから頑張って!」と言われ、タシさんも理解したようです。他の方法で探せばあるかもしれませんが、日本語が通じずにトラブルがあった場合、私はテンちゃんの育児で精一杯なので手伝えません。なので、自分で全部を解決できるよう、ある程度は日本語が話せるようになって欲しいので、登録証ができる頃まで2カ月間、今の勢いに乗って勉強すれば、かなり進むかなぁと目論んでいますが、どんなもんでしょう。

昨日はハワイ関連のお友達と、テンちゃんとお友達になりたいと、赤ちゃん連れのご夫婦が遊びに来てくれました。だいたい同じ月齢で、はにかんだような表情がカワイイ男の子でした。テンちゃんの力強さに皆さん驚いていましたが、魔の2歳がやって来るのが末恐ろしいです。ふすまを開け、一目散に仏壇に行き、お鈴を鳴らすのが楽しいらしく、リンリンと叩いて手を合わせていたのでビックリしました。何を祈ったのでしょうね。今日はブータン仲間が遊びに来てくれ、タシさんも知っている人だったので、久々にゾンカを話していましたが、母国語なのに少し忘れちゃったそうです。言葉って環境が大きいですね。結婚をしてブータン人が日本に住む場合、相手の家族との関係は重要だなぁと感じます。私がタシさんに文句を言っても、家族がフォローしてくれ、姉は日本の常識をちょっとうるさい位に教えてくれます。日本のごはんは箸で食べるの~、と半ば強制でしたが、とても上手になってきました。母からは「遠い国から来たんだから優しくしてあげなさい」と言われて日々反省します。

(写真:再掲かな。リンパマッサージの先生に携帯の待ち受けを聞かれ、見せたら爆笑。5ヶ月の頃)

2011年2月6日

風邪の対処

ジャパネットたかたのコマーシャルを見て、タシさんが笑っています。ブータン人にも社長のヘンテコな口調が分かるのでしょう。さて、軽いのですがタシさんとテンちゃんは風邪をひいています。良く寝て養生するしかないと思って「寝てた方がいいよ」とタシさんに言ったら「どうして?」と。日本では家族や友達に風邪をうつさないように、風邪の時はジッとして早めに治すんだよ、と教えたら、ブータンと違うと驚いていました。風邪の時は外で友達と遊んでるうちに治るのだそうです。さすがブータン人です。楽しさで風邪を忘れる方法ですね。驚くのはこっちですよ。タシさんは「日本はこんなにきれいなのに、どうして皆な病気なのぉ?」と。どこへ行ってもマスクをしている人が多いですし、インフルエンザのニュースを見て、そう思ったのでしょう。予防のためにマスクをしているのかもしれませんが、冬は風邪が怖いですね。多分、ブータンの人は頑丈なんだと思います。あきらかに日本より汚いので、抗体が出来て、抵抗力が備わっているのだと思います。日本は清潔すぎて、免疫力は弱まるばかりですね。赤ちゃんが風邪をひくと、とてもかわいそうですが、それは逆で、ひどくならない程度に風邪をたくさんひいておくと、抗体ができるので、その後大きくなるにつれ、風邪をひきにくい身体が作られるそうです。それを知って少し安心しました。テンちゃんは鼻タレですが、すこぶる元気なので、これくらいの風邪は大歓迎なんですね。病院の待合室で、まわりはグターっとかわいそうな状態なのに、テンちゃんはケハケハ笑い元気すぎて恐縮しちゃいました。でも。インフルエンザは怖いので、2月は家遊びをしたいと思います。薬で眠いタシさんは「日本語で夢を見た!」といっていますが、果たして本当かなぁ…。

2011年2月3日

お国柄違えば(結婚手続き)

タシさんがいきなり、私のおでこに、ゆで卵をゴチンと。イテテテテ…。やった本人もビックリしていました。ブータンの卵は栄養状態から殻が薄く、簡単におでこで割れます。日本の卵の良さを知らなかったのでしょう。自分でやっても、かなり痛がっていましたよ~。さて、先日ブータンの方との結婚について書いた所、他からも同じように手続きなどを教えて欲しいと連絡がありました。もしかしたら、他にもいらっしゃるかもしれませんね。あくまでも私の場合の手続きになりますが、ご紹介しますね。



最近手続きされた方の情報では、まったく方法が変わったとのことなので、ご自身で確認を!

●必要な物 (英訳版を自分で作成し添付)

・戸籍謄本

・婚姻要件具備証明書(独身証明書)

・パスポートコピー(日本はIDカードがないので、パスポートがその代わり)

・親の結婚承諾書(パスポートナンバーと自筆の署名)

・親のパスポートコピー


●方法

高等裁判所にゾンカでの結婚申込書と上記資料を提出。その後の面接は民族衣装着用。面接でいくつかの質問(仕事内容や兄妹の有無、兄妹の仕事内容など)に応える。高等裁判所は抱えている件数が多いため、その後、相手の出身ゾンの地方裁判所にて手続き。手続期間は4日間だったが、人によっては2週間くらい掛かったりまちまち。結婚証明書は英訳版付きで2通作成してもらう(証明書には誕生日を必ず入れてもらう)。日本の役所へは、この証明書と日本語訳、相手のパスポートやIDカードのコピーを添付し、提出する。

(収入印紙をたくさん使います。写真も必要ですので、多めに持っていくといいですね。地方裁判所での書類には証人が必要で、ゾンのスタッフに証人になってもらった。お礼を後からお持ちしました。)

幸せは自分でつくるもの。皆さん、幸あれ!!

2011年2月1日

驚き

昨日は4ヶ月の男の子が遊びに来てくれました。テンちゃんも自分より小さいと分かるのか、優しくなでなでしてました。若いお母さんですが、やはり3ヶ月まではすごく大変だったそう。こればかりは経験しないと分からない辛さかもしれませんね。休憩時間なしで、おっぱいばかりですから…。先日は助産院が同じ仲間が遊びに来てくれました。それぞれ個性があって、ママから離れない子もいれば、食べることに夢中な子、大人の様子をジーッと観察する子やマイペースな子。みんな一緒に大きくなって同級生はママも赤ちゃんも成長が楽しみです。テンちゃんは先日、結膜炎になり眼科にかかりました。面白いことに、受付で結膜炎の疑いがあると分かった途端、受付嬢はゴム手袋をはめ、待合席を別に用意するので移動して欲しいと言われ、みんなの真ん中にポツンと丸椅子を置かれ、そっちに移ったら、さっきまで座っていた椅子をスタッフがシュッシュと消毒を始めました。感染症ではありますが、あまりに面白くて、タシさんはテンちゃんをdanger person (危険人物)だと言っていました。今は目薬ですっかり良くなりました。

先日、ブータンの方と結婚を考えているので、手続きやブータンでの生活について教えて欲しいとこのブログを読んだ方から連絡があり、お会いしました。実は今回で、こういったことは確か5人目です。ブータンが注目されるようになってなのか、結婚する方が増えていますね。私にとっては仲間が増えることは嬉しいことです。色々な不安を持つとは思いますが、日本人と結婚したって不安は持つものですし、ブータンでの暮らしぶりは明らかに不便になるでしょうが、ブータン人の素朴であたたかな人間性に、たくさんの気づきや喜びを貰えると思いますよ。ブータン人との結婚は驚きの連続で、どんなことに驚いたか聞かれましたが、一番すごいなぁと感じるのは自尊感情の高さですね。人にもよるのかもしれませんが、タシさんと居るとブータン人ってスゴイって思うことが多々あります。

(写真:親バカ特集)