2008年9月20日

小さくても尊敬します

まぁなんと可愛らしい小坊主さんでしょう。ブータンには小さな僧侶がたくさんいます。ひと家庭から、ひとりは仏門に入ると聞いたことがありますが、定かではありません。経済面から子どもが減ることは助かることです。しかし、その意味あいより、仏門に家族が入ることを尊いことだからだと思います。彼の妹さんも尼さんです。尼さんは誰が決めたの?と尋ねたところ、「本人の意志」と誇らしげに応えていました。写真のお坊さん達は、ブッダの生まれ変わりでないかと思う程、賢そうなお顔をしていらっしゃいますね。懸命にお経を暗記しています。あれれ~、一人だけ場違いな感じの子がいますよ。お経よりライダーキックがお似合いです。経文もボロボロで、緑のテープで補強されています。中でも一番小さいみたい。きっとお寺に居る意味も理解できない年齢でしょう。周りのお兄さん達は、この小坊主さんに注意を払っていました。自らの意志でここに居るはずはないですね。こんなにカワイイ小さな子を出家させた親御さんの気持ちはどんなでしょうか。おうちで毎日、彼のことを祈っているでしょうね。
僧侶のお仕事は私たち(衆生)の幸せを祈ってくれることです。他人の幸せのために、生きていてくれるありがたい方々です。一生をかけお勉強し、経文を唱え、困った時の相談にも持ってくれる素晴らしい存在です。こんなカワイイお坊さんが、私たちのために祈ってくれていると思うと、とても嬉しくなります。

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