2008年9月27日

虎さん、また何でそんな所に

これはタクツァン僧院というお寺です。なんでまだこんなに険しいところに建てちゃったんでしょう。8世紀、ブータンに仏教を広めたグル・リンポチェが、虎の背中に乗ってチベットから飛んできて、この場所で瞑想をしたんだそう。ブータン人が一番信仰するのが、このグル・リンポチェです。タクツァンとはタイガーネスト(虎の穴)の意味で、ここはブータン仏教最大の聖地だそうです。一度、この僧院は不審火で全焼し、後に再建され今のようになっています。
平らな所を歩くには何とも感じませんが、タクツァン僧院に向う山道はヒーヒーでした。最初は何でこんなにしんどいか分からず、だいぶ老けこんだもんだと落ち込み気味に歩いていましたが、そっか、ここは標高が高いからしんどいんだ、と気づいてからは気持ちを切り替え、のんびり楽しく10歩進んでは休み、その繰り返しで途中にあるCafeを目指しました。荷物はもちろん彼が持ってくれていますが、私はCafeで力尽きました。写真はCafeから見える僧院の眺めです。彼が申し訳なさそうに、これより先は今日は止めておこうと。オフコースですよ。私はこのCafeで瞑想とお祈りをすることにしました。ここまでは歩きではなく、お馬さんに乗って来ることもできるようです。馬の背はかなり目線が高くなります。ガタガタの道を乗っていくにはかなりの勇気が必要です。虎の背中に乗って一気に行ってみたい気もしますが、またがるのに別の勇気がいりそうです。

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