2008年10月11日

ミス日本

ミスブータンが決まったようですよ。その基準はブータンらしいのでしょうか。コンテストという発想自体が西洋的な感じがするので、きっと同じような価値基準で決めるんでしょうね。こちらではミスコン廃止論も聞こえてきますが、ブータンではこれからが歴史が始まるようです。
さて、今日は私が知っている日本女性で最も美しい内野加奈子さんのお話を聞いてきました。昨年“ホクレア”(希望の星)という名のカヌーがハワイからミクロネシアを通り日本まで5ヶ月間の航海を成功させました。航海の出発地であったハワイ島でホクレアと彼女に初めて会った時の写真です。彼女は日本人初のホクレアクルーで海洋の調査研究する他、写真家でもあります。ホクレアは海図やコンパス、動力など一切使わずに、星や風、波や鳥など、ありとあらゆる自然のサインを五感で感じ、方角を定め航海します。自然を読む“伝統航海術”は師匠から弟子へ受け継がれます。このホクレアについては、ここで書ききれませんのでサイトを見てみてください。ホクレアの航海は単なる冒険ではありません。彼女はホクレアの航海を通し、古の叡智を現代へと繋げる様々なヒントを、自身の写真と素晴らしい感性で私たちに伝えてくれます。私はお話を聞きながら何度も涙がこみ上げ、ぐっと我慢しました。自然と人との関わり、人と人、宇宙と人、そして生きとし生けるものの存在意義など、たくさんのことをしなやかな語りで教えてくれます。私は同じ日本女性に、こんなにステキな人が居ることがとても誇らしく、嬉しくてなりません。かなちゃん、ありがとう。ミス日本という枠に、はまりきれませんね。

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