2008年10月1日

これからのゆくへ

もしメールがなかったら、彼と結婚に至っていただろうか・・・。日本人同士でも、こんな風に考える人はいると思います。もちろん私の場合はメールがなくても結婚していたでしょう(ほんまかいな)。ブータンは1974年まで鎖国に近い状態にあり、衛星テレビやインターネットの解禁は1999年だそうです。なので海外情報が国民に入るようになって、まだ10年経っていないんですね。彼が夢中になってテレビを見る原因がなんとなくわかりました。テレビが大好きで、いつも見ながらゲラゲラ笑ってます。ティンプーの町では日本と変わらず、携帯電話を持つ人の姿を見かけます。お坊さんも普通に携帯を使っていたので、ちょっと驚きました(写真)。彼のお父さんに何か欲しい物はないか聞いた所、やはり携帯でした。民族衣装に携帯がなぜかミスマッチに思えてしまいます。ブータンでネットを使った時は、ダイアル回線のせいだと思いますが、とっても遅く、繋がったり繋がらなかったりと、気ままな猫のような回線でした。最初に彼に出会った時、携帯番号を聞かれましたが、私は持っていないので“ない”と応えていましたが、何度も何度も聞かれたので、持ってるのに教えてくれないと勘違いしたのかもしれませんね。今は週に1回くらい、スカイプを使って彼の携帯にかけています。携帯に繋がらなかったことは今までなく、繋がらないような場所へ行く時は、事前に教えてくれます。仕事で地方に行く時はメールができないこともありますが、普段は日に何度かメールが届きます。メールがパタッとない時は大概、ネットワークが繋がらないことが原因のようです。まだまだ環境は整っていないようですが、携帯もメールもできる国なので、情報は何でも手に入れることができます。独自の文化をかたくなに守り続けたブータンは、弥が上にも入ってくる情報や西洋の文化をどう受け入れ、どう進んでいくのか。国自体が過渡期にあるのかもしれませんね。
[おまけ] もうすぐミスブータンが決るようですよ(名前をクリック)。

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