2009年7月1日

ブータン映画

昼間は大家さんのクッキー作りを手伝ったりしています。2日にはブータンで一番崇められているお坊さんのお誕生日で祝日だそうで、近くのラカンで大きなイベントがあるので、そこでクッキーを販売します。家族総出で息子たちも手伝いながらやっています。クッキーの包装はビニールを端っこを軽くロウソクの火で焼くと封ができます。クッキーの味はそんなに甘くないドーナツとリッツを足して割ったような味です。フライにしますがそれに時間を要します。明日も1日中作るそうです。で、昨日の夜は気晴らしに大家さん一家と映画を見に行きました。席に寄って値段は違うようですが240円くらいでした。映画の途中で係の人が、新幹線の車掌さんのように、チケットを確認しにきました。赤ちゃんも一緒に行きましたが、最初は音が気になったようでちゃんと座って見ていましたが、やはりほとんど寝ていましたね。ブータン人は案の定、映画を見る時もベラベラ話して、黙っては観ません。ポップコーンを始め色んなお菓子や飲み物がまわって来ました。現地語でしたがストーリーは把握できました。ミュージカル風で、やたらと歌と踊りが長くあります。脈略もなく踊りにはバックダンサーがつき、全員が素人って感じなのでかなり笑えます。撮影地もこれまた脈略がなく、例えば恋人同士が携帯で話をする時、男性の背景はヒマラヤのような山々、女性はティンプーの街を見下ろす眺めが良いところだったり、デートの場所は私もほとんど知っている観光スポット的な場所なので身近な感じがします。背景に人が走っていたり、ゴミが飛んで来たりしてもご愛敬ですね。穏やかな国のイメージがありますが、暴力シーンが結構多く、特に男性が女性を殴るDVのシーンは子供もたくさん見に来ているので、どうかなぁと思いました。お坊さんたちも大勢見に来ていましたよ。ストーリーは小学4年生が5人集まって作ったような感じで、私の生涯で一番くだらない内容でした。逆によくもあんなストーリーを描けるなって感じで感心しました。この国は想像するということが苦手かもしれませんね。費用もないし、技術力もないのは分かりますが、あれに満足するブータン人ってスゴイなぁと、映画を観て、私ってスゴイ国に居るんだと実感した次第です。

(写真:先日、見に行った龍のタマゴ)

3 件のコメント:

Makoto Sasa さんのコメント...

腐った、大きなパンかと思いました。写真。
ブータン映画ばかりだと、タイヘンですねえ。ボリウッドは映画館で見れるのですか?

T&M さんのコメント...

ボリウッドは映画館では見れませんが、テレビでたくさんやっていますよ。ブータン映画のダンスシーンは、ボリウッドを真似しているつもりなんでしょうが、私の方がうまいと思えるくらい、ダンスはヘタッピな感じです。ブータン人はボリウッドが大好きですよ!

匿名 さんのコメント...

近々友人がブータン旅行する予定。私もブータンに興味を持ち始めたところです。ブータンが舞台になっているお勧め映画ありますか?ブータン人が出てくる「アヒルと鴨とコインロッカー」では瑛太がブータン留学生を好演していて好きな映画の一つです。