2009年8月18日

伝統的なお風呂

家の近所にドトールがあります。ここは都会ではないので、この店は老人が集まる憩いの場になっています。母が今日、友達とお茶しに行きました。帰ってからお母さんは“緑茶テラ”を飲んで美味しかったと言っています。きっと、それは抹茶ラテでは…。お店の人がいつもそれを頼むと笑顔になるそうです。笑いをこらえきれなかったのでしょう。

帰国前の旅で、ゲストは農家ステイでドツォを体験しました。私も初めてみましたが、ビックリしました。何時間も前から大きな石を火の中で熱くして、ヒマラヤからのお水をためた浴槽に入れます。浴槽は仕切られていて、石に直接体は当たりません。石を何個も入れていくうちに、ちょうどいい湯加減になった時に入ります。お湯には薬草が入れられていました。電気のない村、ポプジカだったので、お風呂もロウソクをいくつかつけて入ります。ゲスト曰く、最高だったと大感激でした。石焼きをしてくれた男性もその喜びの姿を見て喜んでいました。その後、農家で働く女性陣にも、せっかくのお湯なので、お風呂に入れと勧めていました。私はお腹が大きくって、暗いので入りたい気持ちもありましたが、今回は見送ったので、いつかぜひ入ってみたいですね。実家はお風呂も改装されて、指一本で、希望の温度に勝手にしてくれます。ブータン人もビックリでしょう。早くて快適ですが、お風呂への思いは対極にあるような感じがしています。家のあちこちでピーピーなるようになりました。ご飯もガスで自分で焚いてくれます。色々考えたり、手間を掛けたりすることが、新しい家ではしなくて済みます。でも、これってちょっと怖いです。ご飯を炊くにも、お風呂に入るにも、懸命に何かをする方が、その後の気持ちが違うのはいうまでもありません。

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