2009年3月26日

自由

SONG FOR TIBET FROM JAPAN』が昨日発売されました。チベットの自由を支援するアルバムです。たくさんのアーチストが参加しています。音楽という重要な文化も消されようとしているチベット。音楽を自由に聴くことができる私たちにできる支援のひとつです。私の大好きなMONGOL800も参加しています。
さて昨晩、めずらしく遅く12時まで起きていたら、どこからか鐘の音がしてきました。除夜の鐘のようです。煩悩の108つではなく3度で終わりました。ブータン人の煩悩の数かもしれませんね。昨日は早くから妹がやってきて、シャワーを貸してくれと。今の家はお水がチョロチョロしか出ないそうで、お湯はもちろん出ません。“ここはあなたの家でもあるんだから好きなようにしてね”と言ったら喜んでいました。一緒に住めばいいのですが、彼が嫌がります。静かな空間がいいそうです。私と住む前までは、親戚の家を渡り歩いていたくせに、よく言いますね。いつか広い家に住んだ時、家族も親戚も、住みたい人は一緒に住めたらと私は思います。義妹の話を聞いていたら視力が相当悪く、メガネの度が合わずに頭痛やひどい時は倒れちゃったりするそうです。メガネは高くて買えないと言うのでビックリし、度の合ったメガネを早速作りに行きました。5,000円くらいでフレームと度入りレンズも作れました。これで勉強に身を入れて、と約束をしてもらおうとしたら、4月に入ったら、とのこと。相当勉強は嫌いそうです。私も大学はほとんど行かなかった方なので、よく気持ちはわかります。何かにつけお兄ちゃんには内緒でね、と言われます。よっぽどウルサイ兄なんでしょうね。彼は頻繁に妹へ電話しています。この妹だけではなく、いろんな兄弟・姉妹へ電話したり、掛かってきたりします。彼の携帯は休まる暇がありません。彼のお父さんからも毎日のように掛ってきて、それをいつもウルサク思っているようで、同じことを妹にしているんですね。彼の家族だけ特別なのかわかりませんが、家族の絆がすごく強いんだなぁと感じます。彼は5人いる男兄弟は放っておいて平気といいそうで、3人いる姉妹はとてもケアしています。尼さんの妹からも電話が掛ってきます。携帯は持っていませんが、やはり家族が恋しんでしょうね。彼を見ていて私の家族愛の薄さに反省しています。妹はメガネ屋の帰りに私が好きそうなお店にいくつか連れていってくれました。最後に私には必要ない靴屋さんに入りました。ブーツを試し履きしています。ずーっと欲しくて、何度もお店に通っていたようです。お兄ちゃんは買ってくれないと言っています。さすが妹です。私と同じ、おねだり上手でブーツを買わされました。
●シャモ(椎茸)ダツィの作り方●
生しいたけを適当なサイズカット(妹は手でちぎる)。唐辛子を縦に割り、たまねぎ・トマトはうすくスライス。これらにバターとチーズと塩、水を材料のかさ半分くらい入れ、15分くらい中火で煮こみできあがり。(ニンニクやショウガを足しても美味だそう)

4 件のコメント:

Makoto Sasa さんのコメント...

NYにいて、あまりにも自然が恋しいのか、ついついこのページに来てしまいます。いま、遅めのランチをとっています。読んでいると、時間の使い方について考えさせられます。プロジェクトが終わっても、山ほどやらなくてはならないことがあったり、次のプロジェクトについて妄想したり…世界に、ブータンやNYみたいな場所が今この瞬間に存在しているって、すごいことですねー。かわいい妹さんに是非ともよろしく。21歳か。あと3度くらい大恋愛の可能性が(絶対的に)あると思うけれど、ブータンでは1度目で結婚しないといけないのかな。

匿名 さんのコメント...

素敵な家族が一度にたくさん出来て良かったですね。かわいい妹くんのブログにもコメントしたいのですが、すらりと英文が書けないのが残念です。
ところで蕎麦粉の件ですが、こちらでは収穫後に石(ゴミ)取り、磨き(表皮の汚れを取る)した蕎麦の実が製粉所から送られてきます。店で石臼挽きした後も大きい殻を取り除くためにふるいにかけます。もしかしたら、じゃりじゃり感は大きな殻が入っているのか、もしくは石取りが出来ていないのか。
目の細かいふるいでふるってから十分に火を通して食べてみて。
先日、店主と河童橋に行ったのでのし棒を送ろうかと店主に言ったのだけど、ブータンにもあるだろうと言ってます。

T&M さんのコメント...

まったく違う生き方をしている人が時を同じにしていることの不思議を、この国に来てとても感じます。友人のメールがちょっと少ないなぁと思っていたら、日本は年度末でみんなテンテコマイだそうです。ここに期末の忙しさのようなものがあるのかわかりませんが、ブータンの人を見ていると、あんまり働きすぎなくても十分に人生楽しく生きていけるかも、と感じます。同じ野菜でも調理方法がまったくちがって、これもまた面白いことですね。
妹のリンちゃんは恋愛話になるとキャーキャー大騒ぎで日本の若い子と変わりません。先日、妊娠中の友人から聞いた話では、おばさんに連れて産婦人科へ来た若い子が妊娠しており、誰の子だがわからないと言っていたとか。離婚も結構あって、子持ちで2度目の結婚とか、日本より米国寄りな感じがします。

T&M さんのコメント...

では、蕎麦打ちにチャレンジしてみますか!十割蕎麦はさすがにボロボロになってしまうと思うので混ぜるのは中力粉だったかな?大き目のボールがあるので、棒を探してみますね。ブータンの蕎麦は延ばさず、トコロテンを押し出すような道具を使います。棒がなければ木を切って・・・、木を切るには国の許可が必要で一大プロジェクトになってしまいそうなのでう~ん、あった、クイックルワイパーの棒。菊もみとか、ヘソ出しとか、思い出しました。上手く打てるかな…。出張で蕎麦職人をよこして欲しいです。施設に行ってた頃が懐かしいね。ほんと、みんな最高に喜んでいたよね。