2009年3月27日

短命な訳

彼はツアー真っ只中、繁盛期はホテルが満員になるので車の中で寝袋を使って寝るそうです。ハードな仕事ですね。逆に空いている時期はホテルに泊まれて、お客さんによってはゴージャスなホテルに泊まる方もいるので、そんな時は楽しいそうです。寝袋だったので昨日は早々に起き、朝6時キッカリにSMS(携帯メール)をくれるのは勘弁してちょうだいね。
先日食べたエマ料理をまた食べたい気がしています…。恐ろしい。あれを食べ続けたら完璧に痔ですね。彼は食事する時に野菜をほとんど食べてくれません。ブータンの食文化はエマを使った料理と、それによってご飯が進み大量のお米を食べます。かつてはいろいろな野菜やお肉が手に入らなかったので、唐辛子でご飯が進むような食文化になっていったのかなぁと想像します。このエマ料理はバターも入り、塩分もきつめです。日本のお医者さんがこの食事状況を見たらレッドカードを突き出すでしょう。彼は野菜炒めなど、気持ち一口を義理で食べる程度で困りましたが、スープがとても好きなようなのでミネストローネや具だくさんのお味噌汁を作ることにし、野菜率は上げられました。しかし、妹はエマ以外が全く駄目ですね。しかも妹の方が彼よりエマ率が高い…。困ったものです。何か対策を考えねば。妹は今日もやってきました。トックパを作ってあげる…と、チベットのうどんだと思って楽しみにしていたら、インスタントラーメンでした。作っているのを見ていたら、袋の中の調味料はすべて入れた上、味見をして更に塩を小さじ一杯入れていました。お湯の量は少なめです。この子の舌はどうなちゃっているんでしょう。たまに頭痛がしたり、倒れちゃったりするのはメガネのせいではなく、もしかして高血圧ではないかと心配になってきました。
街には大勢の親戚がいるので、みんな紹介してくれると言っています。彼に妹が親戚めぐりをしてくれていると伝えたら、病気になるから連れていくな、と妹が言われてしまいました。彼はちょっと心配しすぎです。ブータンの家は決してキレイとは言えない所がたくさんありますが、家に行ったくらいで病気になりません。彼に楽しいから心配はいらないよ、と伝えるとお茶を出すカップをよく洗うよう妹は言われていました。ブータンは汚いのは苦手という方は、ちょっと難しいかもしれません。高級ホテルだけに滞在するなら大丈夫でしょうが、ゴミも多く、においも結構きつくて混沌としています。私は古い味のある家やにおいも、生きているって実感がアリアリなので好きです。彼は以前にイギリスに留学していて、日本にも来ているので、きれいな街を知っていて心配してくれているのでしょう。妹は小さな国、ブータンしか知らないので、私の生活や行動が面白いようで、“これはナニ”と聞いてきます。ドライヤーを始めて使ったそうで癖っ毛がいつもと違いサラッとして嬉しいとニコニコしています。豆を挽いたコーヒーをみて、これがコーヒー?と目を丸くしていました。自分の国ではインスタントコーヒーをコーヒーというんだ、と言っています。妹は自分のブログに書き込みがあり、それを読んでキャーキャー言っていました。私はマッサージに行くので妹が帰らないかな・・・と思っていましたが、一緒に行きたい、とついてきてしまいました。彼にマッサージ(1,500円)は月に一回と約束したのに、今月は2回目。今度は私がお兄ちゃんには内緒でね、と。弱みを握られ携帯代100円を支払う羽目となりました。2日連続でやられました。
(写真:ゴミ回収車に札幌市と。車もリユースです)

0 件のコメント: