2008年12月28日
仕事納め
2008年12月22日
偶然のプレゼント
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仕事でスッカリ忘れていたことや間違ったこと等、それがまずい結果になる前に、別な出来事がきっかけで未然に防げることがあります。そんな時、私は守ってくれている何かにありがとうと思います。すごい割合でこんなことが起きます。偶然はなくて物事は全て必然と考える人もいますね。偶然もそれを“偶然”とその人が思えば、偶然になるかもしれないし、キャッチしなければそのまま過ぎてゆくことなのかもしれません。今日は会社帰り、新宿駅で前職の上司に会いました。オヤジの視線を感じ目線をやると、ニヤッと笑っていました。その人は横浜ランドマークタワーを設計した人で優秀なんでしょうが、私にはユニークなおっさんです。よく職場の女性陣の手相を見ていました。それがまた当たっちゃうんです。東大大学院をいくつかの分野で出ていながら、目に見えない世界をマジで信じているのです。この世界は目に見えないことの方が多いと断言し、石の力を信じたりする人なのです。結婚のことは前に知らせていたのですが、今日会った時に、すごくすごく喜んでいました。「ブータン人なんて優しいに決ってるよ。みんなに話したけど、幸せに間違えないって言ってるよ」と。誰に話したのよって、突っ込みたくなるけど、何だか親のような喜びようで嬉しくなりました。「おすぎの性格じゃ、結婚なんて出来っこないって思ってたけどなぁ」。ほんの少しの間に言いたい放題でした。でも、心から喜んでいるのが伝わってきます。今日は他にも偶然がいくつかありました。偶然は神様のプレゼントなんだと私は思っています。(写真は“Free Tibet”を祈るキャンドル)
2008年12月21日
サギ
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えっ~本当、と思う内容でした。これが真実なら温暖化対策で苦労する必要はないですし、このエコロジーへ向う世界的な動きは、誰かが儲けるための策略にみんなが踊らされているのかもしれません。その後、いろいろ調べてみたら、その番組も真実ではないことも含まれていることが分かりました。ただ、これらはすべて人が調べたものをネットで検索しているだけなので、何が真実なのかは、わかりません。戦争をすればするほどブッシュの会社が儲かるような仕組みになっていますが、誰かが儲けるために世界規模で踊らされることがある時代です。
温暖化の原因が定かではないからといって、CO2を減らすことを緩めることは違っている気もします。温暖化は太陽活動も原因のだろうし、人間の出すCO2が原因でもあるでしょう。地球が何かおかしいしと感じているのは私だけではないと思います。地球に対して申し訳ないような気持ちを持っている人は多いと思います。原因がずばり“なに”とは言えないけど、地球に対する謙虚さはとても大切なのだと思います。
太陽の影響が地球の莫大な影響を与えますが、今のところはバランスが取られているので、生活が成り立っています。太陽がほんの少し変化することで、地球がなくなる可能性だってありえます。この絶妙なバランスに対し、なんと表現していいか分かりませんが、ただただ、ありがたいなぁと何かに祈りたくなるのです。(写真は白川郷の秘密の場)
2008年12月20日
自分との対話
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新聞やテレビでは今年を振り返える特集をしていますが、私の場合、たぶん生涯の中でも特別な年だったんじゃないかと思います。なぜかブータンに呼ばれるように行ったこと、そこで彼に出会い、昔から知り合いだったような感覚で結婚したこと、それと心の中心であるダライ・ラマ法王にお会いし、握手していただいたこと、などなど。年末で仕事を辞めるので、あと少しで仕事も終ります。その後の仕事はいまは決っていません。ブータンに行き、生活基盤を整えることが、今一番のプライオリティですね。生活はガラリと変わることになるでしょう。便利さを追求し、生活は“楽”の極みとも言える日本からの引越しで、不便なことが多いと思います。ただ、私は私の時間の使い方が狂っているように感じていたので、ブータンで人生における時間の使い道を、自分に適したものに軌道修正が出来るのではないかと思っています。衣食住がより良くなることを追求し、合理化や贅沢をしてきたけど、日本では当たり前のことが、ブータンでは困難なことが多いでしょう。でも、こういったことに時間や手間を掛けることを私は望んでいます。不器用なので自分をそういった環境に置かないと、丁寧に生きれないのだと思います。
2008年12月17日
負のスパイラル
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さて、ブータンはまたまた祭日だそうですよ。王様のお誕生日だそうです。まぁブータンはしょっちゅうお休みのように感じます。羨ましい・・・。師走なのでやはり忙しいですね。ブータンに行く前に友達に会ったりしているので11月から師走並みのしんどさです。この時期は忘年会もあって寝不足が続き、しかも寒いので風邪もなんとなくひいているので、千代の富士の引退時のように“体力の限界”という心境です。(写真は初夏の白川郷。今は雪におおわれて銀世界でしょうね。)
2008年12月7日
この灯を消さないように
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オリンピックを前に中国が勝手に自分の国だと言っているチベット本国で、つらい思いで生きている方々のインタビューした映画「恐怖を乗り越えて(LEAVING FEAR BEHIND)」を見ました。英語字幕ですが、リンク先でご覧になれます。これを撮影したチベット人は撮影後に拘束され、安否は不明です。印象的だったのはインタビューを受けた方々が顔を出す理由でした。その映像がダライ・ラマ法王の元に届けられるのなら、と危険を承知で、インタビューに応えていました。チベット本国でテレビニュースに映し出されるダライ・ラマ法王に対し、涙を流し、五体投地する姿に涙がこらえられませんでした。オリンピックを開催するには、オリンピック精神に沿うよう政治体制を改善することが条件だったので、何かしら問題解決の一歩となる期待もあった分、ラクパさん(ダライ・ラマ法王事務所代表)のお話にあったように、以前よりひどい状況になっていることにやりきれない思いがあります。また、期待をさせてしまったという責任も感じます。改善がないままオリンピック開催を許したのは世界です。もちろん一番悪いのは人権を無視している国です。
この灯を消さないようデモに参加しました。60人弱でしたが新宿駅周辺で大勢の人が居る場所だったので、何かしらインパクトは与えられたと思います。チベット国民が自国で生活できる日まで、この灯を消してはいけませんね。ちなみにブータンはサンスクリット語で「チベットの端っこ」を意味するそうです。
この灯を消さないようデモに参加しました。60人弱でしたが新宿駅周辺で大勢の人が居る場所だったので、何かしらインパクトは与えられたと思います。チベット国民が自国で生活できる日まで、この灯を消してはいけませんね。ちなみにブータンはサンスクリット語で「チベットの端っこ」を意味するそうです。
2008年12月5日
象さんもいるそうです
あの国には要注意ですよ、国王。スゴイと思ったニュースが、もう1つ。象が村の水道管を壊しちゃったそうで、村の人は困っています。日本同様、ブータンはこの時期、乾燥しているそうなので、象さんも喉が渇いちゃったんでしょうね。ブータンに行った時、牛や馬、猿などにご対面したが、象は思いも寄りませんでした。村人と上手く共存できるといいですね。
前に来年の皆既日食に触れましたが、ブータンではチベットと同じように皆既日食は不吉なこととして捉えられているとわかりました。昔の人はさぞ、太陽が消えていくことを恐れたでしょうね。そんな名残なのかなぁとも感じます。戦争が終ったと知らずにフィリピンのジャングルにいた小野田さんは、皆既日食の前まではひどい雨がずっと続き、辛い思いをしていたそうですが、皆既日食の後に晴れ、喜んでいるのも束の間、その後は日照りで悩んだというエピソードを聞きました。皆既日食は陰陽的に良いことと悪いことの両方をもたらしたりするのかもしれないですね。太陽と月の影響を地球が受けないはずないでしょう。結婚式を皆既日食に合わせてと考えていましたが、彼とよく話し合って決めようと思っています。彼はいま、実家でいろいろなお手伝いをしているそうです。仏事を行っており、日本のお彼岸の法要のような1日ではなく、1ヶ月近く続くそうです。家をあげての一大イベントですね。
2008年12月2日
とまどい
裁判員制度がいよいよ来年から始まり、早い人には既に通知が届いていますね。私はこの制度についてまだ納得ができていません。私が知り合いに“裁判員にはなりたくない”と話をしたら、人間失格と言われてしまいました。ブータンに行くので私は裁判員にはならないでしょうね。死刑制度についても人によって色々と意見がありますが、私は反対です。家族の苦しみを思えば、すぐに死でもって報いて欲しいと思う心情はわかります。ただ死んでしまったら、犯人に対してはそれで終ってしまいます。自分のやったことに気づき、罪の意識に一生苛まれて苦しんでもらうのが、一番つらいことだと思うのです。もちろん罪の意識に気づかないままの人もいるでしょうが・・・。死刑の制度自体を無くすのではなく、いつ死刑になるかは分からないという方がいいですね。私は極刑よりも生き地獄にした方がいいように思っています。宅間のように死にたいという希望を持って大量に殺害し、その上、死刑を執行すれば、彼らの思いのままだと思います。自分のやったことの罪の重さに気づくことこそ、最大の刑罰だと思います。もう10年以上前の映画ですが「デッドマン・ウォーキング」は死刑について考えさせられました。ショーン・ペンの演技が上手すぎます。
2008年11月28日
ヨガは禁止だそう
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今週末、チベット関連のイベントがあります。NYのお坊さんのお話、平和を歌うミュージシャン原田真二、そしてキャンドルアートのJUNEくんのコラボです。キャンドルJUNEくんは最初にお会いした時、驚きました。耳には大きな骨のようなピアス、そして服でおわれてない部分に見えるすごいタトゥ。しかし、彼の作品は繊細で、美と悲しみが混ざり合った彼の世界観が表現され、流行のキャンドルとは明らかに違っています。タトゥはカッコつけの意味合いというより、身体に自分の意思を刻んでいっているんですね。大切なことや忘れたくないことや、様々な世界の出来事に対する自己決意だそうです。前にお仕事で関わった時、とてもちゃんされていて、見た目と落ち着きのギャップに驚いたものでした。イベントは今週末です。無料ですので、ご都合ついたら
ぜひ、どうぞ。
2008年11月26日
歯科でウルル
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ブータンでのGNHの会議は終了したそうです。どんなだったんでしょうね。楽しみです。私の大好きな北山耕平氏のブログに「どうすれば幸福になれるのか」10項目が載っていました。楽しいのでシェアしちゃいます。
2008年11月24日
神話
「世界ふしぎ発見!」は私の好きな番組です。先日は日本の起源についてやっていました。私は高校の時、友人に「卑弥呼に似てるね」と言われたことがあります。卑弥呼の顔を知ってるんだろうか・・・と思ったものでした。皆それぞれ卑弥呼については勝手なイメージをもってるのでしょうね。卑弥呼は巫女の元祖と私は勝手に思っていますが、シャーマン(霊的)な能力を持っていたことは、きっと事実なんだろうと思います。秀でる力を持っていたからこそ、人々が支持し邪馬台国を作り上げることができたのだと思います。私のあだ名はミコなので、巫女との関係もあって友人は似てると思ったのかもしれませんね。記紀を真剣に読めばわかるのかもしれませんが、日本の起源については色々な説があり、どれも面白いですね。神話は記述ではなく伝述だったりするのでウソと思う人もいるかもしれませんが、卑弥呼については中国の文献「魏志倭人伝」の記述が真実の証となるでしょう。日本人の信仰の原点である神社にはたくさんの“神話”がありますね。信仰の対象となる神々が“神話”になって語られていますが、おとぎ話の類と思われがちだけど、真実であったり真実に近い話が神話になっているので、これらをひも解くと古代の謎が解けていきますね。“神話”が楽しいのは、人間や文化、宇宙などの起源を超自然的なものとして捉え、神聖な真実として礎となり、何千年も前のことが、今もなお私たちに綿々と受け継がれ、生き続けているということでしょう。これだけ進んだ世の中になっても説明ができないようなことっていっぱいあるけど、神話を用いれば真実として説明できますね。アマテラスについては色んな説がありますが、卑弥呼だったという説に興味があります。霊力があった実存する人間を神格化することはあると思います。この説だと伊勢神宮の内宮(写真)は天照大神=卑弥呼を祀っていることになります。外宮は卑弥呼のあとを継いで大和朝廷の礎を築いたトヨである説があります。トヨは元伊勢といわれる籠神社から移ったそうです。卑弥呼(天照大神)は太陽神で、トヨ(豊受大神宮)は月神です。日本の初めは女性の王が国を築き上げたと考えるとワクワクしますね。昨日は勤労感謝の日でしたが、元々は新嘗祭(収穫に感謝)する神事です。天文学的に卑弥呼の時代にも皆既日食があったとわかっていますが、この時代の人々は日食をかなり恐れたことでしょう。私はブータンに行って時間ができたら、日本の神話をたくさん読みたいと思っています。超自然的なことに対する畏敬はチベット仏教を土台に土着信仰も合わさったブータン仏教に共通するものがあるんじゃないかなぁと思っています。ちょっとマニアックですね。今日、ブータンではGNHの国際会議が行われているので報告を楽しみにしています。
2008年11月22日
魂の自由
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私は他と感覚が違うなぁと感じることが多々あります。驚かれることがあったりすると、自分で変テコリンなのかなぁと思ったりします。これを不安になったりはしないけど、私って変テコ過ぎかなぁ・・・て思って考えることがあります。そんな時に“魂は自由”と思うと、ふと力が抜けてラクになります。私は生れてからずっと今住んでいる家に住んでいます。長年住んでいるにも関わらず、家に居て落ち着くことはなく、なぜかこの場は“仮”という気持ちが強くあって、私の居場所がここではないと感じていました。こんな話しをすると、同じような感覚がある友達もいます。そんな感覚もあって、ブータンに行くことが楽しみでもあるのです。
写真はハワイ島にあるチベット寺院です。私はこの聖地がとても気に入っています。空気がキラキラ光っているのが見える素敵な場所で、行くたびにふるさとに戻った感覚になります。魂がしっくり行く場ってあるんでしょうね。
2008年11月20日
末っ子な香り
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2008年11月19日
先進国とは
今日、ふと彼が来日したら、日本をどう思うだろうかと想像してみました。ブータンと日本の違いは圧倒的に緑の量でしょう。ブータンを旅していると目に飛びこんでくるのは、みどり・ミドリ・緑です。日本では緑はたまに登場し、直線的な構造物がほとんどですね。人間は直線的なものより、自然のような曲線の方が受け入れやすいかなぁと思います。人間自身が全てのパーツは曲線がほとんどで直線はないのでね。今年制定されてブータン憲法では国土の60%が森林で覆われていなければならないそうです。いまは70%を超えていて木を1本切るのにお国の許可が必要だそうなので、こういった意味でもブータンは“先進国”ですね。
2008年11月18日
ご縁とはなにをいうのか
2008年11月12日
とってもブータン
行くことになったせいなのか、わからないけど、ブータンがらみの話題が舞い込んでくるようになりました。最近は雑誌やテレビで取り上げられるようになったこともあるでしょうし、今年がブータンにとって特別な年というのも、その理由でしょうか・・・。新国王への戴冠式がつい先日行われ、今年の3月には選挙が行われ、絶対君主制から立憲君主制になり、今年はブータンの歴史が塗り替わる特別な年なんですね。そんな時期にブータンとのご縁を持つことになり、不思議な感じがしています。ブータンのことをもっと知りたいと思った方におススメするのは「現代ブータンを知るための60章」です。前国王時代の内容ではありますが、お国事情がとてもよくわかりますし、著者のニュートラルな感性がイイですね。ブータンではたくさんマツタケが取れるそうで、ブータン人は食べないので、移住した折には日本へ輸出し、マツタケ御殿でも建てるか・・・と、たくらみましたが、この本を読み断念しました。マツタケのピークは7月なので、夏の日本では売れませんしね。
ダライ・ラマ法王がインドへ亡命後、ブータンはすぐに支持する国をインドに決め、中国との通商をたったそうです。ブータンにはいま、1,500人の亡命チベット人が住んでいます。日本に80人位います。ブータンには思った以上にチベタンが居るとわかり、ブータンへ行くことが、より一層楽しみになってきました。仲間がいるようで嬉しいです。本の中で他に印象的だったのは、JICAの農業専門家によれば「ブータンで日本の10分の1でも農薬を使えば、食料自給率は100%になる、しかし、宗教上の理由から農民は虫を殺すのを嫌がる」そうです。また1999年に衛星テレビとインターネットを解禁させた第4代国王は「情報の量と欲望は比例する」とのご発言。極端な近代化にならないよう、国王をはじめとするリーダー達は、智慧をもって国民を見守っているんですね。日本の政治家の皆さん、互いの欠点を突き合ってる場合じゃありませんよ。
2008年11月10日
ルネッサンス
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先日、テレビでカナダのクィーン・シャーロット島に住んでいたハイダ族についての番組をやっていました。ハイダ族は 1 万年前からこの島に住んでいたとそうですが、 18 世紀に始まったヨーロッパ人の入植で、伝染病が流行り人口が激減したそうです。ハイダ族にとって魂の象徴とも言えるトーテムポールを入植者は乱暴に切り刻み、世界中の博物館などに売ってしまったそうです。世界遺産に登録される村では散らばってしまった先祖の魂を取り戻し、トーテムポールを大切に、消えかかった文化の復興に力をいれています。儀式での歌を聴いていると私は不思議と涙が出てきました。ハイダ族は日本人と同じ血を持っているので、魂が震える感覚が同じなのかもしれませんね。ちょっと小さいですが、上の図は遺伝子解析で見た「人類の移動と民族の分化」です。東アフリカで人類は起こり、中央アジアへ渡り、世界中に拡って行ったという仮説が多いですね。こうみるとチベットやブータンの人は日本人の元となる同じ種から分かれていっていますね。だからブータン人は日本人は顔が似てるんですね。中国には同じ種と別の種が入っているから、中国人よりもブータン人の方が顔が似ているんでしょうね。
ブータンの予備知識を読んでいますが、暴動やクーデターの心配はないけど、若い子で悪い子がいるので注意とありました。観光により西洋人が入ってきて、大麻を若い子達に教えたそうです。大麻はブータンでは、野草でそこいらにありますので、まったく余計なことをしてくれますね。日本神道でも仏教でも大麻は使われ大切なものでもありますが、それとは意味が違います。最近、日本でも大麻があちこちで騒がれていますね。常習性はないそうです。ただ、大麻と精神病の発病率が高いそうなので、やはり怖いですね。
2008年11月8日
こころからのお祝い
2008年11月6日
全てを吹き飛ばす笑顔
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今日は待ちに待ったダライ・ラマ法王の講演会がありました。来日後のテレビ取材や記者会見ではチベット問題がメインでしたので、法王はとても厳しい表情をされ、その言葉の陰に「どうにか手を貸して欲しい」という懇願の思いが、ひしひしと伝わってきました。それに対して効果的な対策を講じられず、多くの人が、もどかしさを感じていたでしょう。チベットがそんな状況にも関わらず、さすが法王さまです。心に平和をつくることが出来るから、あんなに明るく可愛らしく居られ、お話を聞きにきた皆の心さえも、同じ思いにさせることができるんですね。今日のお話で印象的だったのは、あるネガティブな感情が浮かんだ時の対処として、まったく逆の感情を育むことだと仰っていました。仏教の根本真理である因果(原因があり、結果がある)を根底に物事をよく検証し、正しい判断を下すことが大切だとも仰っていました。いきなりの登場でびっくりさせた石井慧選手の悩みに対しても、状況をよく調べよく考えて自分自身で結果を出すことが大切だと仰っていました。言葉を忘れないように小さいノートに懸命にメモしてたそうですよ。かわいいですね。今日もミーハー心が湧いてしまい、石井選手とがっちり握手してきました。力強さになぜか私もやる気が出てきました。
2008年11月4日
重要な時
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2008年11月3日
人生最良の日
2008年11月2日
私の財産
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2008年10月30日
身体性の叡智
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私は彼といるとたまに、のんびりしていて、考えが甘いよなぁ~と感じることもあるのですが、味方によってはこれも良いことだなぁと感じるようになりました。合理性や結果の良し悪しばかりを気にするクセがつき、自分で自分を苦しめることがありますね。仏教の教え“中道”は、対立し矛盾する二つの極端な概念に偏らない自由を意味します。自分が苦しいなって感じる時には、どうも極端になっている場合が多いように思いますね。今日、ボスと“身体性”について少しお話しました。どうも最近は自分のことだけしか考えられない人が多いように思えます。もう日本の風景になっていまいましたが、救急車が来ようがみんな平然と信号を渡ります。その場を早く走りさろうとか、止まって車を行かせようとか一切しないのです。走るのが恥ずかしいからでもないようです。救急車も事故を起こさないようにゆっくり交差点に入るのですが、けたたましいサイレンは、もう意味をなくしてしまいました。一秒でも早く病院に着かせてあげたいと思いはそこにはありません。自分のことだけしか見えない人が増えてしまっているんですね。自分は自分、他者は存在さえしない状況になってきています。これらの要因として、身体性の欠如があると感じます。自分の中に他者があり、他者の中に自分があるという、身体性の持つ叡智が失われつつあると感じました。
明日の早朝、いよいよダライ・ラマ法王が到着されます。最近、なんども夢に登場されてる状況ですので、ドキドキです。法王さまからのお智慧を、皆さんとシェアできればと思っています。
2008年10月28日
2008年10月27日
与えられたものは大切に
私は整理整頓の達人です。これは小さい頃からパパさんに、こっぴどく教育を受けた影響です。お部屋を片づける時にいつも考えてしまうのが“いただき物”ですね。私の場合、きっとずっと使わないだろう・・・とか、タイプでないなと思った物は、いさぎよく人に譲っちゃたり、バザーに出したりしちゃいます。部屋のどこかで日の目を見ずにしまい込まれるより、必要な人の所で大切にされた方が幸せだと思っています。もちろん頂いた人や物は忘れないし、お返しをする時は好みとか、欲しがっていた物とか、結構考えます。あげて満足するのではなく、相手をどう満足させられるかが勝負所です。自分の気に入った物に囲まれていたいと思うし、その方が快適で幸せですから。与えられた中で、最も大切にしたいのは“からだ”ですね。自分の意志で生まれた訳ではなので、与えられたものだと思います。さすが“Made in 神様”だけあって、うまく出来ていて、おろそかにしたり方向が違っていたりすると、サインを送ってくれます。ただ、そのサインに気づくかが、生きる上でのポイントのようですよ。私もいま、手が痛くてコーヒーカップさえ持つのに響きます。このサインをちゃんと受け取り、大切にしたいと思います。ストレスなどで私の小さな脳みそをシェアされるのは嫌なので、それに打ち勝つ必殺技は“妄想”に限りますね。孟宗竹のようにグングンと妄想して、“楽しい”が締める脳の割合を拡げるようにしています。私は電車の中で笑いがこらえられず、よく危ない人になっていますよ。高校生時代のあだ名“あぶ”はまだ健在ですね。(写真はMt. Jomolhari・・・クリミーでおいしそう)
2008年10月24日
仲間は世界中にいます
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2008年10月21日
視力回復術
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業務連絡
日本の子どもたちの間でも人気の高い一輪車。番組では、カナダのマウンテン・ユニサイクリストがヒマラヤの秘境、ブータン王国の横断に挑みます。マウンテン・ユニサイクリングは、特殊な一輪車を用いてオフロードサイクリングに挑むスポーツです。ブータンの険しい山岳地帯を一輪車で駆け抜ける姿は、スリル満点!また、旅の途中、地元の人たちと交流することで、ブータンの文化や人々の暮らしを体験します。マウンテン・ユニサイクリングという新しいスポーツとブータンの魅力を存分に伝える番組です。
2008年10月19日
あだ名はあぶちゃん
最近、皆さんが結婚の祝福をしてくれます。今日は久しぶりに高校の同級生と会いました。仲良し12人のうち遠い所に住む友達を除き、8人が集ってくれました。みんなと最後に会ってから2~3年は経過してると思いますが、不思議ですね。話していると会わなかった期間なんか無かったような感覚に陥ります。毎日一緒に楽しく過ごした、あの時期に戻ってしまいます。違うのは結婚している友人の子ども話しが出る時くらいかなぁ。子供の成長はとても早く、この時ばかりは時の早さを感じます。子供達の成長はとても楽しみなことで、嬉しいことです。言葉に遠慮がいらず、ゲラゲラと笑い合える友達はとても大切な存在ですね。その友人達もやはり彼に会いたいと言ってくれます。来年1月に来日しますので、どうぞ楽しみにしてて下さいね。それまでに英語を勉強しておいてくださいね!当たり前のことだけでど、同級生は同じように年を重ねていくので、なんだかとてもホッとします。おばあちゃんなるまで、仲良くしてね!どうもありがとう。(あぶより)
2008年10月17日
ストライク
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2008年10月16日
サスティナはインドの神様!?
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昨日、会社帰りのバスが発車したとたん、強風のクーラーが・・・。なんで今頃?フリージングバスの中で、みんな風の出口を横に向けたりしていまいた。バスが止まった時に運転手さんにクーラーは寒いです、と思わず言ってしまいました。窓を開ければいいのにね。環境のことを考えながら生きている人は一部のような気がします。最近“サステイナブル”という言葉を耳にします。サスティナはインドっぽい言葉の響きですが“持続可能な”という意味だそうです。この訳にピンと感じる方はいるのかなぁ。“地球が地球であり続けるために”だと、長いでしょうか。言葉だけの環境対策は意味がありませんね。ブータンではお買い物の時には大きなカゴを持参します。物を買ってもビニールには入れてもらえません。これは環境保護のために国がプラスティックバッグを禁止しているからだそう。日本も最近こそマイバックも増えましたが、国で禁止しちゃうって方法もありますね。慣れれば大丈夫ですよ、きっと。
2008年10月15日
循環しない物のゆくへ
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さて、ブータンで禁止されているもので驚いたのは“煙草”です。入国の際にうるさく聞かれました。2004年に環境保護と仏教的な意味合いなどから、世界初の禁煙国となり販売が禁止されたそうです。けれど、町では日本の学生さんみたく隠れて吸っているのを何度か見かけました。なので、それ程までに厳しい感じてもないのかもしれませんね。喫煙者にとってニコチンパッチもない国で、禁煙はかなりキツイでしょう。
ブータンの町を歩いていると、あちこちに赤いものが落ちています。これは昔ながらの風習“ドマ”です。ドマは熱帯産の果実で、これに石灰粉をつけ、ヤシ科であるビンロウジュの葉っぱに包み、ガムのように噛みます。日本では嗅いだことのない匂いを発するので気になる方もいるでしょう。口の中が真っ赤になるので最初は驚きました。刺激があるので、よくペッペと唾をはいていて、シンガポールなら皆な罰金刑です。友好の証として、私もドマを何度か勧められましたが、さすがにまだ噛む勇気はありません。ドマは植物なので、通りに捨てても自然に還ってゆくのですが、町には結構ゴミも落ちています。煙草禁止も王様の意見が大きそうなので、ドマ以外の“ポイ捨て禁止”も考えて欲しいですね。たぶん、以前は自然に還ってゆくものしかゴミとして出なかったのだと思いますが、最近は自然に還らない商品が入るようになり、ゴミへのルールが追いついていないのかなぁと感じました。商店のあるゴチャゴチャした所に王様はいらっしゃらないと思うので、町の汚さはご存知ないのかもしれませんね。
2008年10月14日
ちょっとした思いつき
2008年10月13日
美の伝承
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文化も環境も人の努力なしでは守りきれないのだと感じます。美しさとは人を含む様々なものを大切にし、畏敬の念もあって綿々と続くのだと思います。だからこそ文化は無くしてはいけないのだと感じました。私はブータンに行ってもブータン文化と同じくらい、日本文化を大切にしたいと思いましたよ。
2008年10月12日
美しさに魅せられて
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女性の衣装“キラ”は一枚の大きな織り布で出来ています。まず薄めのブラウスを着て、その上にキラをぐるっと体に巻き、両肩部分を専用の留め金で留めます。腰に伊達締めに似たベルトを巻き、場合によってはその上にジャケットを羽織ります。これが昔ながらの着方です。キラはロングのジャンパースカートのような感じです。最近は体全体を巻くのではなく、腰から裾までに簡略化したロングスカートタイプの“ハーフキラ”を着ている方も多いようです。ハーフだと、だいぶ軽くて動きやすいです。私も奮発して写真のハーフキラを買いました。キラは手織とインド製の機械織りがあり、材質、細工の細かさによって値段はピンキリです。染織はブータンの伝承文化で母から子へと受け継がれていきます。天然の草木で染められた糸を紡ぎ、何日も掛け機織し、一枚のキラが出来上がります。日本の着物と同じように着方やTPOなどのルールがたくさんあるようですが、その辺はまだわかりません。化学染料や機械折りのキラはお手頃で日常には良いとおもいますが、植物染めの質の良いキラは、まるで美術作品を見ているようです。ブータンの女性はみんなこのキラを着てアイデンティティを持ち続けているんですね。
2008年10月11日
ミス日本
ミスブータンが決まったようですよ。その基準はブータンらしいのでしょうか。コンテストという発想自体が西洋的な感じがするので、きっと同じような価値基準で決めるんでしょうね。こちらではミスコン廃止論も聞こえてきますが、ブータンではこれからが歴史が始まるようです。
さて、今日は私が知っている日本女性で最も美しい内野加奈子さんのお話を聞いてきました。昨年“ホクレア”(希望の星)という名のカヌーがハワイからミクロネシアを通り日本まで5ヶ月間の航海を成功させました。航海の出発地であったハワイ島でホクレアと彼女に初めて会った時の写真です。彼女は日本人初のホクレアクルーで海洋の調査研究する他、写真家でもあります。ホクレアは海図やコンパス、動力など一切使わずに、星や風、波や鳥など、ありとあらゆる自然のサインを五感で感じ、方角を定め航海します。自然を読む“伝統航海術”は師匠から弟子へ受け継がれます。このホクレアについては、ここで書ききれませんので本やサイトを見てみてください。ホクレアの航海は単なる冒険ではありません。彼女はホクレアの航海を通し、古の叡智を現代へと繋げる様々なヒントを、自身の写真と素晴らしい感性で私たちに伝えてくれます。私はお話を聞きながら何度も涙がこみ上げ、ぐっと我慢しました。自然と人との関わり、人と人、宇宙と人、そして生きとし生けるものの存在意義など、たくさんのことをしなやかな語りで教えてくれます。私は同じ日本女性に、こんなにステキな人が居ることがとても誇らしく、嬉しくてなりません。かなちゃん、ありがとう。ミス日本という枠に、はまりきれませんね。
さて、今日は私が知っている日本女性で最も美しい内野加奈子さんのお話を聞いてきました。昨年“ホクレア”(希望の星)という名のカヌーがハワイからミクロネシアを通り日本まで5ヶ月間の航海を成功させました。航海の出発地であったハワイ島でホクレアと彼女に初めて会った時の写真です。彼女は日本人初のホクレアクルーで海洋の調査研究する他、写真家でもあります。ホクレアは海図やコンパス、動力など一切使わずに、星や風、波や鳥など、ありとあらゆる自然のサインを五感で感じ、方角を定め航海します。自然を読む“伝統航海術”は師匠から弟子へ受け継がれます。このホクレアについては、ここで書ききれませんので本やサイトを見てみてください。ホクレアの航海は単なる冒険ではありません。彼女はホクレアの航海を通し、古の叡智を現代へと繋げる様々なヒントを、自身の写真と素晴らしい感性で私たちに伝えてくれます。私はお話を聞きながら何度も涙がこみ上げ、ぐっと我慢しました。自然と人との関わり、人と人、宇宙と人、そして生きとし生けるものの存在意義など、たくさんのことをしなやかな語りで教えてくれます。私は同じ日本女性に、こんなにステキな人が居ることがとても誇らしく、嬉しくてなりません。かなちゃん、ありがとう。ミス日本という枠に、はまりきれませんね。
2008年10月10日
前世でなにが起こったか
ダライ・ラマ法王は今朝、手術をされたそうです。一日も早い、ご回復をお祈りいたします(写真は4月10日の会見時)。さて、宗教には色々とありますが、何がポイントで人は宗教を決るのでしょうか。ブータンは国教がチベット仏教ですので、生まれながらにしてほとんどが仏教徒ですね。いま日本の場合は、生まれながらに○○教という方は少ないかもしれません。自分が色々知っていく上で宗教を選ぶ人が多いように感じます。日本では宗教団体が悪いことをしている影響もあって、特定の宗教を持たない人も多いですね。小さい頃から特に何かを信じなさい、とは言われてこなかったのでキリスト教も勉強したりしました。しかし、私は教会に入ると言いようのない恐怖感に襲われます。東京でも、ニューヨークでも、長崎でも、ハワイでも、どこであっても教会に入ると、とにかく何か怖いのです。先日、仕事中に聞いていたCDでグレゴリオ聖歌が流れた時も同じ感覚になり、上司に「こういう歌を聞くと、言いようのない恐怖感が沸いて来るんですよ」と、何気なく話したら「それは前世で何かあったのね」と言われ、合点がいきました。前世とかってハッキリ言ってよく分かりませんが、妙に納得してしまいました。前世を見る番組がブームで、世間や特に若い女の子が振り回されている感があり、何でも“前世が原因”にしちゃうのは、どうかと思うのですが、前世に何かあった・・・、というような考え自体は、前向きであれば別にいいのかなぁと思います。前世が何者だったかを深く追求することは無意味な気がします。私は仏教が好きで、色々勉強しています。好きに理由はありません。なので、これは前世の縁かなぁとも思います。
占いには気持ちが弱っていると振り回されちゃうこともあるので、あくまでも人生の参考なんだと思います。と言っておきながら、若かりし25歳の頃、銀座の父に見てもらったことがあります。36歳からおばあちゃんになるまで、ずっ~と幸せと言われ、なんで36歳なんだろうと疑問を持ちながらも、良いことなので何となく頭の片隅にありました。本当に36歳の時、大きな出来事があったので、そんなことってあるんだなぁと思いました。幸せかどうかは、おばあちゃんになってみないとわかりませんが、ほぼ当たっているような気もします。
私がブータンに行ったら、彼は結婚式をしたいそうで、その時期はお坊さんに占ってもらうそうです。ブータン流ってことで、それには従おうと思っています。足元はしっかりしておいて、占いを通して、大きなものに委ねることは、感謝の表れのひとつでもあるのかなぁと思っています。
2008年10月8日
読書の秋
ドキュメンタリー映画を作る会社にいるので職場にはさまざまな本があります。読みたい本ばかりなのですが、なかなか時間が取れません。かなり前に刊行され読みたいなぁと思っていた本があったので借りてきました。坂本教授が監修した「非戦」です。まだほんのわずかしか進んでいませんがグサグサ突き刺さります。9.11を始めとするさまざま戦いと、その原因について書かれています。環境のこともですが、こういった世界の現実を前にすると、個人はあまりにも小さく、手に負えないのことがほとんどなので、その感情を昇華できず「世の中なんてそんなもんさ」と皮肉屋さんになり、どこかワサワサだけが残ります。けど、それもしばらくすれば忘れてしまうのがほとんどですね。以前、NGO&外務省&経団連からなるJPFに小学生に交じってお話しを聞いたことがあります。子どもから、ボク達は何をすればいいですか?との質問に、スタッフの方は、戦争や災害などの支援に直接関わることも大切だけど、みんながみんな直接関わることは出来ないので、まずは世界で何が起きているのかをきちんと知ることが大切です、と仰っていました。ほんと、そう思います。現実にひしがれてしまうこともありますが知るからこそ、考えることが出来るんだなぁと思います。また、ダライ・ラマ法王の講演会では、あるお母さんから「ひどい事件ばかり多く起きていて、それを子どもにどう説明すればいいのでしょうか」と相談がありました。「悲しい事件も多いけど、素晴らしこともいっぱいあることを忘れてはいけません。マスコミは素晴らしいことも、もっと報道するように」と仰っていました。(来月6日にダライ・ラマ法王講演会あり)
悲しみは悲しみを増幅させ、憎しみは憎しみを増幅させ、喜びは喜びを増幅させ、幸せは幸せを増幅させるとつくづく思います。世界の現実に目を向けると同時に、ブータンの地でささやかな幸せを作っていきたいと思っていますよ。
2008年10月7日
新たな経験
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今日はじめて英会話というものに通ってみました。先生の言ってることはわかるのですが、どうしても日本語が出ちゃうのです。こりゃぁ、かなり手ごわそう。意気消沈ぎみに帰りの電車の中で、この人は英語は話せるのかなぁ・・・、この人は話せそうだなぁ・・・と、くだらない想像し、そんな自分がおかしくって、これからの人生を考えるとあまりにお粗末すぎて、返って開き直ってしまいました。若いうちは暗記力もあって、どうにかすれば覚えられましたが、最近は名前が思い出せないなど、忘れることの方が多く、あまり頭を使っていないので、脳が退化してるだろうなぁと感じていました。これからちょっとづつですが、単語などを覚える必要があるので、ボケ防止になりそうです。小坊主さんも一生懸命、お経を暗記していますね。この年になって初めて体験することがたくさんあると思うと、何だかとてもワクワクします。
2008年10月6日
幸せに包まれて
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はじめての日本
2008年10月5日
驚きの王様
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2008年10月3日
Roasted Earth
2008年10月1日
これからのゆくへ
もしメールがなかったら、彼と結婚に至っていただろうか・・・。日本人同士でも、こんな風に考える人はいると思います。もちろん私の場合はメールがなくても結婚していたでしょう(ほんまかいな)。ブータンは1974年まで鎖国に近い状態にあり、衛星テレビやインターネットの解禁は1999年だそうです。なので海外情報が国民に入るようになって、まだ10年経っていないんですね。彼が夢中になってテレビを見る原因がなんとなくわかりました。テレビが大好きで、いつも見ながらゲラゲラ笑ってます。ティンプーの町では日本と変わらず、携帯電話を持つ人の姿を見かけます。お坊さんも普通に携帯を使っていたので、ちょっと驚きました(写真)。彼のお父さんに何か欲しい物はないか聞いた所、やはり携帯でした。民族衣装に携帯がなぜかミスマッチに思えてしまいます。ブータンでネットを使った時は、ダイアル回線のせいだと思いますが、とっても遅く、繋がったり繋がらなかったりと、気ままな猫のような回線でした。最初に彼に出会った時、携帯番号を聞かれましたが、私は持っていないので“ない”と応えていましたが、何度も何度も聞かれたので、持ってるのに教えてくれないと勘違いしたのかもしれませんね。今は週に1回くらい、スカイプを使って彼の携帯にかけています。携帯に繋がらなかったことは今までなく、繋がらないような場所へ行く時は、事前に教えてくれます。仕事で地方に行く時はメールができないこともありますが、普段は日に何度かメールが届きます。メールがパタッとない時は大概、ネットワークが繋がらないことが原因のようです。まだまだ環境は整っていないようですが、携帯もメールもできる国なので、情報は何でも手に入れることができます。独自の文化をかたくなに守り続けたブータンは、弥が上にも入ってくる情報や西洋の文化をどう受け入れ、どう進んでいくのか。国自体が過渡期にあるのかもしれませんね。
[おまけ] もうすぐミスブータンが決るようですよ(名前をクリック)。
2008年9月30日
至難の業なのか
ブータンでおうちを手に入れるのはどうやら至難の業のようです。彼によれば住宅情報は週一回発行される新聞に掲載されます。詳細は書かれてないので、電話をして値段や場所などを聞くそうです。新聞への掲載件数が少なく、首都のティンプーは元来、家を建てるに適した平地が極端に少なく、おまけに都市化の集中もあって、家探しに苦労をしています。宅地開発やインフラは首都でさえ、まだ先のようです。そんな事情もあって価格は高騰するばかりです。家の情報があっても適した大きさがなかなか登場してくれません。彼が写真を送ってきてくれた家は3階建で、9部屋もあって、お掃除が大変そうですし、そんなに部屋があっても使い途がありませんね。私は家を探すにあたって条件を設けています。金額はもちろんですが、どんな場所にあるかということを気にしています。周りに急激な坂がないこと、それと川がないことです。地球温暖化の影響でヒマラヤの雪が融けはじめています。東京に居れば地球が温まっていることを肌身に感じますよね。
週一回の新聞情報にみんなが飛びついているような状況なので、このままだとずーっと家は難しそうなので、ここで作戦を変更。土地を買って家を建てる計画を考えています。「ブータンに住み、様子を把握してから家を考えても遅くはないのでは・・・」と、先人からのお智慧もいただきました。まずはアパートなどを借り、実際ブータンで生活をして、住宅事情など観察しながら、2人でおうち計画を立てていこうと思っています。すべて事の運びはブータンタイムです。お家が見えてくるのはだいぶ先になりそうですね。でも、それもまた楽しみ!
2008年9月29日
もってこいの日
今日は健康診断でした。これほど不健康なものはありませんよね。前日9時から水さえ飲めず、空っぽな胃にハミガキ粉を解いたような液を大量に飲むんですから。しかもゲップ禁止。レントゲン機械の上で、あっち向いたりこっち向いたり。最後には頭が体より下になって、これじゃあタイムショックです。下剤を飲んで早く出さないとだめなので、今日は仕事が辛かった。
さて、ブータンでは医療費が無料だそう。でもなんとなく程度が想像ができるので、今のうちに治せるところは治しておきたいと思っています。前にブータンでサラダは見なかったと書きましたが、熱を加えない料理よろしくないようですよ。年間わずかですがA型肝炎の感染リスクがある地域になっています。なのでブータンにお越しの際、お水はミネラルウォーターを飲んでくださいね。水はブータンの言葉ゾンカで“チュ”といいます。川は○○チュ(○○は地名など)です。覚えやすい単語ですね。山から流れ出る水を上手く使い、頭を洗っていたり、お洗濯していたりする光景をみかけます。私も夏に頭を洗ってみたいです。うちのパパさんは大雨の日、外でシャンプーして、天然シャワーを楽しんでいたところ、脇にある車庫に雷が落ち、すっ飛んで家に逃げ込んできました。天然シャワーに興奮しちゃうのは“血”なんですね。
人は100%死ぬ存在です。自死でない限り、その日はいつ来るわかりませんね。その日まで健康的に楽しく生きたいです。インディアンの古老が言う“今日は死ぬのにもってこいの日”をいつも心に、時間の無駄しないよう瞬間をベストにしたいと思っています。やりたいことはやり、嫌なことも解決のために最善を尽くします。よく「自由に生きてていいね」と言われるけど自由に生きるも枠をもうけるのも自分次第でのでね。“考えは無限大”という方が人生楽しいです。
人は100%死ぬ存在です。自死でない限り、その日はいつ来るわかりませんね。その日まで健康的に楽しく生きたいです。インディアンの古老が言う“今日は死ぬのにもってこいの日”をいつも心に、時間の無駄しないよう瞬間をベストにしたいと思っています。やりたいことはやり、嫌なことも解決のために最善を尽くします。よく「自由に生きてていいね」と言われるけど自由に生きるも枠をもうけるのも自分次第でのでね。“考えは無限大”という方が人生楽しいです。
2008年9月28日
どうやって・・・
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タクツァン僧院を眺めるCafeでランチをして、下山することになったはいいもの、登りと同じくらい下りに苦労しました。土が乾燥しているのでツルツルと滑ってしまいそうで、体重を彼にほぼ預け下ってきました。小学校の高尾山遠足で、下山する時に6回滑りころんだ程、坂を下りるのが苦手なんですね。こう書いているとスゴイ険しい山なんだろうと思われるかもしれませんが、Cafeには欧米からおばあちゃんも来ていましたので、ご安心を。
それにしてもどうやってあの建物を建てたんでしょうかねぇ。ブータンを旅していると山の斜面のあっちこっちに家が建っています。どれも似た感じのブータン調の建物で、山によく合い絵になる風景です。「どうやってあんな所に家を建てたんだろう・・・」、彼曰く「簡単だよ。回りに材料になる木がいっぱいあるでしょ」と。木は下から運んだのではなく、その場の木を切り、乾燥させ、製材し、建てるんだとわかりました。日本でも内装に木を使い、ナチュラルテーストにしている家もありますが、ブータンの場合は、日本のように建材がすべて揃う訳ではないので、普通にナチュラルテーストになるようです。下の写真はホテルのレストランです。それにしても、タクツァン僧院の周りは岩だらけなので、やはり下から木を運んだのでしょう。いや、もしや虎が運んだのかも。
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2008年9月27日
虎さん、また何でそんな所に
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平らな所を歩くには何とも感じませんが、タクツァン僧院に向う山道はヒーヒーでした。最初は何でこんなにしんどいか分からず、だいぶ老けこんだもんだと落ち込み気味に歩いていましたが、そっか、ここは標高が高いからしんどいんだ、と気づいてからは気持ちを切り替え、のんびり楽しく10歩進んでは休み、その繰り返しで途中にあるCafeを目指しました。荷物はもちろん彼が持ってくれていますが、私はCafeで力尽きました。写真はCafeから見える僧院の眺めです。彼が申し訳なさそうに、これより先は今日は止めておこうと。オフコースですよ。私はこのCafeで瞑想とお祈りをすることにしました。ここまでは歩きではなく、お馬さんに乗って来ることもできるようです。馬の背はかなり目線が高くなります。ガタガタの道を乗っていくにはかなりの勇気が必要です。虎の背中に乗って一気に行ってみたい気もしますが、またがるのに別の勇気がいりそうです。
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